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関東近郊で冬でも登れる低山11選!冬登山の初心者でも登りやすい山はココ!

冬の登山時期が近くなりました。初心者の人達は、どんな計画を立てているでしょうか。関東近郊の初心者の人達に、冬でも登山できる低山を選んでみました。初心者に限らずベテランでも楽しめる関東の低山です。この記事を参考に冬の低山に登山してはいかがでしょうか。
更新: 2021年2月6日
kawana yukio
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冬の関東近郊で登山できる低山とは

低山の定義はどんな物なのでしょうか。多くの登山関係者などに確認してみると、1000m付近にその堺があるようです。1000m以下を低山として、この記事を進めますが、関東と言っても一都六県もあり、かなり広範囲となります。

当然、各都県ごとに低山の事情も変わっているはずです。初めに各都県の低山状況をチェックしてから、おすすめ低山の紹介をしたいと思います。

東京都の低山状況

東京都の山は奥多摩方面に集中しています。神奈川県・山梨県・埼玉県との県境に多くあり、1000m以上の山も当然ありますが、低山も多く初心者でも簡単に登れ、ハイキング・トレッキングコースもきちんと整備されている山が多いです。
 

雪も降りますが薄く積もった程度なら、積雪時期に初心者が冬でも登れる山が多くあります。都心からの交通の便も良く、時間に制約ある人でも日帰り登山が簡単にできる山もあります。

神奈川県の低山状況

神奈川県は、開けている都市部が多いように感じますが、海辺部の他は、山に囲まれています。奥多摩・丹沢山系に属する山も多く。初心者でも日帰り登山ができる山も多くあり、ハイキング・トレッキングコースが整備されている山も多くあります。
 

冬の積雪も多い山もありますが、積雪時期でも登れる山・低山も数多くあります。一般道・高速道路や鉄道網も整備されているので登山のアクセスが良いや低山が多くあります。アクセス時間が読めるので首都圏から日帰り登山を楽しむ人も多くいます。

千葉県の低山状況

千葉県は低山王国といわれる県です。それも当然で、1000mなどの山は無く最高でも300m級の山です。標高だけをみると低い感じがしますが、麓からダラダラ登る感じではなく、麓からいきなり頂上を目指す山が多く、急峻な山が多いです。
 

千葉県は、安房・上総・下総の3つに分けられるのですが、山は安房・上総に集中しています。ハイキング・トレッキングコースが整備されており、いつの時期でも短時間の日帰りで登れます。雪がめったに積もることはなく、初心者が冬でも登れる山ばかりです。

埼玉県の低山状況

埼玉県は、1000m以上の山は沢山ありますが、1000m以下の低山当然沢山あります。山としては、山梨県・長野県・東京都奥多摩との堺に多くあります。登山道は整備されている山は、初心者の日帰り登山ができる山も多くあります。

積雪時期に深く積もる山もありますが、山を選べば積雪がある冬でも登れる山も多くあります。短時間での登山もできる山もあります。基本的にハイキング・トレッキングコースの整備された山であれば、初心者の登山は可能です。

群馬県の低山状況

群馬県は、埼玉県に隣接する平野部を除くと、その他の県との境界線付近はすべて山岳部となっている県です。高山の名山は数多く存在する県ですが、低山も多く存在し、地元の人達が大切に守っている低山が多いです。
 

初心者でも日帰り登山ができる山も多くあり、ハイキング・トレッキングコースが整備されていたり、地元の人達が使っている道も使用できます。雪の多い地域ですが、積雪時期でも雪の少ない地域があり、冬でも登れる山も数多くあります。登山のときは、交通アクセス時間を良く考える必要があります。

栃木県の低山状況

栃木県は、各市町村まんべんなく山があるような県です。群馬県・福島県堺付近には有名高山が沢山あります。当然、低山もまんべんなくあり、登山者達のためにハイキング・トレッキングコースが整備されている低山も多くあります。
 

積雪時期は群馬県・福島県寄りの山系雪が積もりますが、中央部から茨城県よりにある低山は、それほど心配はありません。単独の低山も多く、初心者が冬でも登れる山が多いです。時間的にも短時間で登山できる低山もあります。

茨城県の低山状況

茨城県も千葉県と同じで、低山王国と言えます。百名山名山であり有名な筑波山でも、標高876mなのです。高山は八溝山の1022mだけです。茨城県の低山はハイキング・トレッキングコースが整備されている山も多く、冬時期には雪も多くなく,初心者が冬でも登れる山も多いといえます。

当然、短時間で登山ができ、日帰り登山ができる山も多くあります。交通アクセスの悪い所もありますので、きちんと調べて行く必要があります。

冬登山・関東のおすすめ低山:1

東京都:高尾山

高尾山は、東京都八王子市にある標高599mの山です。都民に良く知られた山であり、遠足やハイキング・トレッキングに利用されている山です。ハイキング・トレッキングコースが良く整備されており、登山者が大変多いのが特徴の低山です。

時期を問わずに、初心者が登ることができます。交通アクセスも非常に良く、麓からケーブルカーで山頂を目指す事ができます。当然、徒歩の登山道もあり、日帰り登山も容易にできます。山頂付近に売店などもあり、かなり開けた大人気の山です。


冬時期の高尾山登山

山頂ケーブルカー駅そばに案内所やハイキング・トレッキングコースの案内看板をあり、初心者には心強い山となっています。

冬には積雪する事はありますが、2月に最深積雪12cmほどとなりますが、初心者でも歩ける登山道です。日帰り登山も余裕あるコース設定で、冬でも登れる山で、尾根を縦走するコースもあります。冬の積雪時期であっても、大変登山者が多い山なので、冬登山初心者でも比較的な安心感が生まれる山が、高尾山です。

冬登山・関東のおすすめ低山:2

神奈川県:大平山

大平山は、神奈川県鎌倉市にある山です。鎌倉市の最高峰の山で、標高159,4mの低山です。横浜市栄区上郷町と接してもいて、横浜市最高峰の山でもあります。鎌倉市を囲むような山並みの鎌倉アルプスの最高峰で、ハイキング・トレッキングコースも整備され、四季を通して登山者が絶えません。

冬時期の大平山登山

鎌倉市は、めったに雪の降る地域ではありませんので、大平山は日帰り登山が初心者が冬でも登れる山です。鎌倉アルプスのハイキングコース(天園ハイキングコース)を使えば、日帰り登山も簡単で、北鎌倉駅の近くの建長寺そばに登山口(案内有り)から登り、鎌倉駅近くの瑞泉寺に出てきます。その中間点に大平山はあります。

景色のきれいなコースですが、冬は凍り付いている箇所もありますので、注意してください。

冬登山・関東のおすすめ低山:3

千葉県:鋸山(のこぎりやま)

鋸山は、千葉県の富津市と鋸南町の堺にあり、すぐ脇は東京湾です。標高329,4mの千葉県民に知られている山です。古くから房州石を切り出す山で、鎌倉の鶴岡八幡宮の基礎石などに使用したのが有名です。アクセスは比較的良く、JR内房線保田駅からすぐに登山口に行け、館山道鋸南保田インターより30分もかかりません。

 

麓からのロープウェイもあり、昔の石切場や日本寺が観光地と人気があります。ハイキング・トレッキングコースも何本も整備され、日帰り登山の低山です。

冬時期の鋸山登山

ここの地域は、年に数えるほどしか雪は降らず、降っての積もりません。数年に一度くらい、薄く積もりすぐ消えてしまいます。初心者に限らず、冬でも登れる山なのですが、寒い朝など凍りついている場合があり、観光登山道を外れ、昔の石切出しの道や一般的な登山道を登る登山者は、地面に石・岩が多いので、氷で滑らないように注意してください。

冬は空気が澄んでおり、浦賀水道・東京湾が青く見え、三浦半島や丹沢山系や富士山が、パノラマ的に広がる絶景が、展望台から望めます。

冬登山・関東のおすすめ低山:4

千葉県:伊予ヶ岳

伊予ヶ岳は、富山町平久里にある、標高337mの低山です。房総のマッターホルンと言われて親しまれている山です。山体は岩で出来ており、山頂に近ずくほど岩が露出しています。簡単に登山でき、日帰り登山に最適な低山です。県道89号線沿いを走ると、その山体がすぐに目に入る低山です。

冬時期の伊予ヶ岳登山

伊予ヶ岳の周辺はめったに雪がふりませんので、初心者が冬でも登れる山です。登山道は整備されており、短時間で登れるため、日帰り登山も余裕です。山腹の東屋までは簡単に登山できます。そこから先は、岩場やロープ場があるので、凍結に注意してください。

冬登山・関東のおすすめ低山:5

埼玉県:宝登山

宝登山(ほどさん)は、長瀞町にある標高497,1mの低山です。山頂にはロウバイ園や小動物園などがあり、埼玉県民に人気の低山です。長瀞ハイキングコースにも組み込まれていますが、山麓からロープウェイも通っています。山頂には宝登山神社があります。秩父鉄道長瀞駅より、シャトルバスが運行されているほど、人気の低山です。


冬時期の宝登山登山

宝登山は、冬時期の1月・2月に雪が降る場合があります。最深積雪10cmほどの雪です。初心者でも慎重に登山道を登れば、頂上まで行けます。帰りはロープウェイ使用も一考です。この山は、冬時期が一番登山者が多くなっており、それだけの絶景なのです。

冬登山・関東のおすすめ低山:6

埼玉県:堂平山

堂平山は、小川町・ときがわ町・東秩父村に接している、標高875,8mの低山です。山頂に天文台(ときがわ町星と緑の創造センター)があり、埼玉県民に人気の低山です。小川町からのコースとときがわ町からのコースがあります。ときがわ町のコースは車道であり、頂上まで車でも行けます。頂上は開けており、360度見渡せる絶景です。

冬時期の堂平山登山

冬の堂平山は、1月・2月に最深積雪10cm程度の雪がある場合があります。雪道が苦手な初心者は、ときがわ町コースの車道沿いに登ると良いでしょう。小川町のコースは、駅よりバスで白石車庫バス停を下車すると、案内看板があり、それに沿って歩けば、冬の雪道でも2時間あれば山頂に着けます。

初心者でも案内看板通り、ゆっくり慎重に歩けば、山頂に到着できる雪道です。

冬登山・関東のおすすめ低山:7

群馬県:茶臼山

茶臼山は、桐生市南部の広沢町三丁目に位置する標高294mの低山です。低山ではありますが、ぐんま百名山に選定されており、地元の人達から愛されている山です。

脇に渡良瀬川が流れ、桐生市しから太田市に跨る茶臼山丘陵の最高峰で、広沢町三丁目を通る国道50号線沿いに、一木口・大雄院口・姥沢口・宝珠院口があり、県道332号線沿いには籾山峠口など多くの登山口があります。

冬時期の茶臼山登山

茶臼山は、多くの登山口があるので、バリエーションルートも多く取れる山ですが、初心者の冬登山でも問題ありません。この地域は、冬でもあまり雪の降らない地域です。短時間で登山できる山ですので、いろいろなルートを使っても日帰り登山ができる山です。冬は岩場の日陰が凍り付いている場合がありますので、注意して登山してください。

冬登山・関東のおすすめ低山:8

栃木県:毘沙門山

栃木県日光市にある毘沙門山は、日光市瀬尾・倉ヶ崎地区にある市民のハイキング・トレッキングの山として親しまれている低山です。隣の茶臼山と合わせて日帰り縦走登山する人も多くいます。

 

縦走に合わせ、県道245号線・国道121号線に看板が設置されていますが、毘沙門山は国道121号線沿いの登山口が、早く登頂できます。駐車場もありますが、バスだと本数がありません。

冬時期の毘沙門山登山

冬登山・関東のおすすめ低山:9

栃木県:岩山

栃木県の岩山は、鹿沼市日吉町にある標高328mの低山です。低山ではありますが、栃木百名山に選定されており、栃木県民に親しまれている山です。鹿沼市の日吉町に入れば目に付く山で、日吉神社が登山口となっています。

岩山ハイキングコースの道標もしっかりあり、簡単に登山ができます。初心者でも比較的短時間に山頂までたどり着け、日帰り登山に最適です。登山口から入ると途中から登山道が何本も別れますが、親切な道標があり、迷うことなく山頂にたどり着けます。


冬時期の岩山登山

岩山の鹿沼市地域は、冬でもあまり雪の降らない地域です。冬に降っても、積雪量がほとんど無いのが通常です。低山標高もあり冬でも登れる山なのですが、岩が主体の山ですので、寒い朝や日陰は凍り付いている場合があります。そのことに初心者は注意してください。日中の日の当たっている岩などは問題ありません。
 

短時間で登れる山ですが、鎖場・ハシゴ場が多くあり、自信の無い初心者は回避するルートもあります。全部きついルートを選択すると心地良い疲れをもたらす低山です。

冬登山・関東のおすすめ低山:10

茨城県:鶏足山

鶏足山は、茨城県城里町と栃木県茂木町の堺にある、標高430mの低山で、茨城県の100名山に選定されてもいます。城里町上赤沢地区からのアクセスとなり、国道50号線金井信号に案内看板があります。非常に良く整備され,駐車場には案内地図もあります。日帰り登山に最適の山で、非常に風光明媚な山頂です。

冬時期の鶏足山登山

冬時期の鶏足山付近は、冬の1月・2月に雪が降る場合があります。その場合の最深積雪は平均7cmほどで、ハイキングコースが良く整備されているため、初心者が冬でも登れる低山となっています。冬は空気が澄んでいるので、日光連山・筑波山などが良く見え、富士山や浅間山まで見える時もあります。雪溶けのぬかるみには注意が必要です。

冬登山・関東のおすすめ低山:11

茨城県:筑波山

茨城県の筑波山は、つくば市の北にあり、一部は石岡市・桜川市に跨る位置にあります。日本百名山などにも選定されている山ですが、標高は877mであり、れっきとした低山です。茨城県を代表する山で、周囲は水郷筑波国定公園となっており、西に富士・東に筑波と称されるほど、きれいな山体をしています。

山体は台形をしており、頂点の両端は男体山・女体山と呼ばれ、山頂に筑波山神社があります。山全体が神社であり、山裾から山頂に登るケーブルカー・ロープウェイの2路線があります。

冬時期の筑波山登山

筑波山は、ハイキング・トレッキングコースが整備されている山です。初心者の日帰りも簡単に行えます。行きは歩きで、帰りはロープウェイ・ケーブルカーを使用するなど、計画によっていろいろな方法をとる事ができます。

冬季に雪は降りますが積雪量は最積雪期の2月で、平均7cmほどで登山道はもっと少なくなります。冬は空気が澄んでいて、関東平野や条件が良ければ東京のスカイツリーが見えたりします。初心に限らず一般の登山者が、一年中登山する山です。

関東近郊・冬登山のおすすめ低山のまとめ

関東地方には、たくさんの低山が存在します。関東一都六県の低山は、初心者が冬でも登れる山も数多くあります。冬時期に積雪があっても、時間的に見ても日帰り登山ができる山まであるのです。

関東地方の山に登ってみたい初心者の方は、きちんとした考えと装備があれば、誰でも登山ができるのです。今回、各都県の冬でも登れる代表的低山を紹介しましたので、初心者の方は記事を参考にして、冬の登山をしてみてはいかがでしょうか。