平湯キャンプ場はどこにある?
岐阜県の奥飛騨温泉郷の平湯温泉
戦国時代の真っ只中、戦国武将に白猿が温泉を教えたことに由来する、奥飛騨温泉郷の平湯温泉です。ここは霊山として古来より崇拝されてきた乗鞍岳の山麓で、標高1,300メートルという高原地帯に位置します。平湯キャンプ場自体が広範に及ぶ中部国立公園の敷地の中です。
白樺林の中にあるキャンプ場
奥飛騨の山々に豪快に取り囲まれた平湯の小盆地には、幾つもの人気温泉が軒を連ねています。そのすぐお隣に、目指す平湯キャンプ場が寄り添っています。周囲の一帯は白々とした白樺の森林が覆っているのも、平湯温泉郷の魅力のひとつです。
平湯キャンプ場のアクセス
車でのアクセス
長野自動車道松本インターからは、飛騨の山越えをして西へ向かっている国道158号と、安房峠道路を通ります。平湯キャンプ場までは、1時間ちょっとです。西側の飛騨高山中心街方面からも、国道158号で東へ1時間程度の道のりとなります。
鉄道・バスでのアクセス
距離的にちょっと遠くの新宿駅前バスタより、平湯温泉行きの高速バスで訪れることは簡単です。高速バスシュトライナー号で、目指す平湯温泉バスターミナルまで4時間半程度で結びます。もしJR松本駅および飛騨駅前のバスターミナルからなら、濃飛バスに乗って平湯温泉まで60分を要します。
平湯キャンプ場の駐車場
300台収容の駐車場
悠々ゆったり駐車スペースならキャンパーも安心ですが、平湯キャンプ場は全体で収容台数300までに対応しているとのことです。オートサイト内部に200台を収容できるのと合わせて、別格な広さを持っています。
バイク駐車専用エリアも
乗り付けたバイクの駐車スペースがなくて困惑するといった不幸が無いのが、平湯キャンプ場の良さです。広めの駐車場では、バイク駐車専用エリアも用意されているためです。
平湯キャンプ場の利用の基本
開始~終了の期間
例年のように平湯キャンプ場では、雪解けも進んだ4月の中旬からキャンパーの受け入れが幕開けします。敷地内のオートキャンプ、バンガローなど全ての宿泊施設は同様です。2017年と同様に2018年のキャンプ場終了日も、寒さが押し迫ってくる11月の半ばです。
オートサイト予約について
芽吹きの春季~色づきの秋季にかけて、通常モードをこなす平湯キャンプ場のオートサイトは、予約不要なことでも知られます。確実に予約を取るのは、夏休みの混雑状況が増してくる時期です。朝から夕方までの間に電話かFAXで問い合わせてください。
オートサイトのバイクは予約必要なし
思い付きで道具を背負い、のらりくらり平湯キャンプ場オートサイトまでバイクで宿泊に訪れるとしても、予約の必要性は全然ありません。バイクにまたがり直にやってきて、敷地の奥までも乗り込めるのです。これもオートサイトの奥行きがあるキャンプ場だからこその理由です。
平湯キャンプ場の予約連絡先
所在地 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768-36
電話 0578-89-2610
FAX 0578-89-2130
予約受付時間 9:00~18:30
平湯キャンプ場の料金
格安料金
自由裁量な意識の高い奥飛騨平湯のオートサイトは、首都圏のキャンプ場と比較してもかなり格安設定です。混雑する時期でも、車の駐車料金もそれほど高額化しません。しかもバイクならば1日たった300円と、激安なのでなにも負担がありません。(※2018/10/25現在の料金です。)
オートサイトの料金
大人 700円
子供(3歳~中学生)500円
車駐車料金 1,000円
車駐車料金(夏の繁忙期)1,500円
バイク駐車料金 300円
バンガロー・常設テント料金
Aタイプ(水場・定員8名)5,800円
Bタイプ(水場・WC・定員6名)7,800円
常設テント 2,500円
※駐車料金別途支払い
平湯キャンプ場のオートサイト
25,000平方mのオートサイト
鬱蒼とした乗鞍の山林の白樺が映える、平湯キャンプ場のオートサイト。ここは実に25,000平方メートルもの面積を持つ、かなり広々な土地です。自動車ならば200台まで入るとのことで、飛騨の周辺キャンプ場と比較しもそれなりの規模を持った施設です。
区画割りなし
決まりごとに束縛されず、区画割りナシのフリーサイトなこと。これは平湯キャンプ場の利用者が、割と指摘している良さです。混雑期でもフリーサイト内であればどこに設営しても構わないので、口コミでも自由な過ごし方が半端ないと評判上々です。
ペットも可能
大小構わず犬種も猫種も問わず、ペットを連れてきてokなのが平湯キャンプ場のオートサイトの嬉しさです。ただし他の人やペットに配慮して、敷地を駆け回るような放し飼い状態は禁止です。安全に配慮して、テント内でも屋外でも紐で結わえ付けることが求められます。
オートサイトの基本情報
収容能力 自動車200台
チェックイン 午前8時
チェックアウト 正午12時
水場、トイレあり
ペット可能
平湯キャンプ場はオートサイトはバイク歓迎
バイク専用の入口から入場する仕組み
疾風の如くバイクでオートサイトを利用するなら、正面ゲート右側のバイク専用出入り口を利用します。これによって車とバイクで入口が混雑することや、無駄な事故の発生を防いでいます。バイクを優遇した設備の使いやすさが、バイク利用者の口コミの評価を高めてきました。
傾斜地に注意
自由なので何処にバイクをとめても構いませんが、一つだけ口コミで気になるのは、傾斜の危険な場所があるとの情報が出ていることです。バイクで乗り入れた時、誤って滑り落ちたり駐車して倒れてしまう危険性もはらんでいます。乗り入れ時には、できるだけ安定する地面を選ぶ必要があります。
混雑する時期はバイク乗り入れ制限
重低音なバイクに跨るキャンパーで、平湯キャンプ場で混雑を見せる時期。それはゴールデンウィーク、夏休み期間の7~8月下旬、9~10月の3連休の頃です。この時期は混雑を予期して、オートサイトまでの乗り入れを禁じ、駐車場停めが指定されます。乗り入れるなら混雑期は避けるのがおすすめです。
平湯キャンプ場のバンガロー
2種類のバンガロー
こじんまりなサイズ感なログハウス風仕様のバンガローが、平湯キャンプ場の森のなかに溶け込んでいます。ここではAとBの若干異なるタイプのバンガローがあり、定員はそれぞれ6~8名です。その日の目的、人数、気分によって気になる建物が選べます。
バンガローの特徴
チラリと内部を見渡せば板壁に畳敷きの質素な構造。バンガローA・Bとも水場を含むキッチン、一体式テーブル、ベランダ、ロフトが付いています。A棟はトイレが付属していないため、平湯キャンプ場の屋外トイレを使用します。バンガローは基本としてペット禁止なので間違えてはいけません。
バンガローの基本情報
バンガローA 6畳+ロフト3畳、水場、椅子一体式テーブル、WC無し
バンガローB 5畳+ロフト2畳、水場、椅子一体式テーブル、WCあり
チェックイン 午後2時
チェックアウト 午前10時
ペット禁止
平湯キャンプ場の常設テントエリア
常設テント
無骨な台形状の箱型で、緑と黄の色使いをした大型常設テント。これが平湯キャンプ場の真ん中付近の森の中に設営されています。自力でテント設営する時間が惜しかったり面倒だったり、またはちょっとテントやバンガローとも違う1日を過ごしたいなら、選びたいのがここです。
常設テントの設備
手作り感ある椅子一体型の木のテーブルが、テントの近くに置かれていて、屋外の白樺の森林にかこまれてのバーベキューが思いのままです。基本的に設備はテントのみの質素さで、キャンプ同様の生活となります。ここ常設テントはバンガロー同様に、ペットが入ることはできません。
常設テントの基本情報
椅子一体式テーブル付き
チェックイン 午後14時
チェックアウト午前10時
ペット禁止
平湯キャンプ場管理事務所のサービス
管理事務所の売店
食器やキャンプのBBQ用品や食べ物が足りずとも、平湯キャンプ場の管理事務所に寄ればすんなり入手です。必須な薪や木炭やガス缶、飲み物にアイスにお菓子まで、森のコンビニのような品揃えがあります。ただし夏休み期間は混雑と売り切れが予想されるので、売店購入より持参がおすすめです。
管理事務所のシャワー
もうあっという間に徒歩で行けてしまう平湯温泉だけど、行くのが面倒な場合があったとしても心配いりません。そんな時でも平湯キャンプ場の管理事務所内に併設されているシャワーが使えます。このシャワーは管理事務所のドアが開いている時ならいつでも使えます。1回あたり料金は300円です。
コインランドリー
瞬時に炭まみれも泥まみれも珍しくないアウトドアでは、衣服の洗濯に迫られることもあります。平湯キャンプ場ならば、洗濯と乾燥もできるコインランドリーも設置されているから重宝します。場所は管理事務所の外側で、24時間いつでも利用可能です。
製氷機
夏が迫る高原にも氷があったら、平湯キャンプ場でのビールの冷え具合も向上して嬉しいことです。平湯キャンプ場では管理事務所の横手に製氷の自動販売機が置かれているから、氷がない問題は解消されます。しかし真夏には製氷機前は混雑することが予想されます。
平湯キャンプ場の温泉施設
ひらゆの森
正面の独特な唐草模様に純和風の趣を見せるひらゆの森は、平湯温泉郷で口コミの人気も高い天然温泉です。平湯キャンプ場からは、ちょっと散策して10分もかからぬ距離にあります。キャンプ中や帰り際に、評判うなぎのぼりな平湯温泉のお湯に立ち寄ることをおすすめします。
ひらゆの森の温泉施設
白樺と岩に囲まれている、日帰り入浴できる露天風呂の数は16を数えます。森林浴しながらの温泉浴できるとは、まさに平湯の森のことです。内湯はレトロチックな大浴場に、貸切の鉄鍋型という珍しいお風呂までもあります。湯上がりにはお食事の利用もおすすめです。
ペット温泉
まさか高名な露天風呂でワンちゃんがおっさんの如くにくつろいでいるなど、普通の温泉じゃ想像もつきません。しかしひらゆの森ではそれが現実で、愛犬がお湯で過ごせるとして評判のペットの露天風呂まで用意しています。これも勿論平湯の天然温泉という、犬にも贅沢なお風呂です。
キャンプ利用者なら割引き
耳寄りな情報ですが、管理事務所にて手続きを行った時には、ひらゆの森の入浴券をもらえます。これは平湯キャンプ場だけで行っている特典です。入浴料金が20%引きになることもあり、口コミでもお湯に入りたくなってしまうと評判です。
ひらゆの森情報
所在地 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯763-1
電話 0578-89-3338
露天風呂16(男湯7・女湯9)、内湯2、ペット温泉
レストラン・カフェ・宿泊施設あり
食料調達におすすめなお店
Aコープ奥ひだ
高原川の流れている奥日飛騨温泉郷にあるAコープ奥ひだは、平湯キャンプ場がおすすめしているスーパーです。ここはキャンプ場から10分程度で到着するお店で、生鮮食品からお肉まで、バーベキュー食材は余すところなく取り揃えています。
Aコープ奥ひだ情報
所在地 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷村上25
電話 0578-89-2071
フレッシュフーズカシキ
新鮮キャラを絵に描いたフレッシュフーズカシキのほうも、高原川のそばに出店しているローカルなスーパーです。平湯キャンプ場から10分で行けるので、キャンパーからも口コミでおすすめの声が聞こえます。飛騨牛はじめとして精肉の品揃えが良いとの評判です。
フレッシュフーズカシキ情報
所在地 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷栃尾322-1
電話 0578-89-2660
かかし庵(ひらゆの森)
地元奥飛騨の新鮮な野菜を入手するなら、ひらゆの森の敷地に出店しているかかし庵の朝市も注目どころです。口コミで評判なのは、新鮮とれたてのトマトをはじめとした野菜が激安価格で提供されているから。ここでバーベキューの野菜を揃えてもいいのです。
食事におすすめなお店
あんき屋
モダンな合掌造り的な三角屋根が目立つあんき屋は、真冬の名所となる平湯温泉スキー場と、キャンプ場に接しているお食事どころ。口コミでも話題なあんき屋名物が、飛騨牛朴葉みそ定食です。店長のおすすめという宮川伊吹ラーメンや、特大ミックスピザも評判の高い料理です。
もみの木(ひらゆの森)
混雑を見せるひらゆの森のなかに出店しているもみの木は、温泉ついでにお食事したさがこみ上げる推薦のお店です。カウンター席から森を眺めながら登場するおすすめメニューには、飛騨牛ロース定食や手打ち盛りそばなど、飛騨の味覚いっぱいな料理があります。
喫茶室こもれび(ひらゆの森)
こもれびはひらゆの森エントランスロビー内にある喫茶店です。全体にガラスで覆われて森の姿を見ながら、ウッドな質感いっぱいのカウンター席でカフェタイムができます。おすすめなのはビールとも相性のよい、揚げパンや飛騨牛まんです。
アルプス街道平湯
北方の賑やかな平湯温泉街へとちょっと足を伸ばすと、ひときわ口コミで評判となっているアルプス街道平湯があります。ここは行楽客で混雑するバスターミナルに併設された大型施設。レストランでは飛騨牛のステーキ定食や朴葉みそ定食が人気です。館内のパノラマ温泉で疲れを取るも自在です。
平湯キャンプ場周辺観光
平湯大ネズコ
大ネズコの木は樹齢1,000年という、奥飛騨を代表する立派な巨樹です。林野庁の森の巨人たち100選にも含まれているほど評判です。平湯キャンプ場から徒歩数百メートルの場所に生えていて、幹周りは7.6m,樹高は23mに達するほどです。キャンプ中に巨樹まで散策してみませんか。
平湯民俗館
立派な合掌造りの古民家がシンボルな平湯民俗館は、平湯温泉郷でおすすめな名所です。合掌造りの旧高桑家住宅と、それに並ぶ入り母屋造の旧豊坂家住宅は、それぞれ江戸時代の建物です。伝統家屋の居酒屋禄次でごはんを食べたり、平湯の湯と呼ばれる温泉に入ることもできます。
笠ヶ岳展望
食事処として人気のあんき屋の駐車場は、知る人ぞ知る北アルプスを代表する名峰笠ヶ岳を望む展望所となります。笠ヶ岳は笠をかぶったような三角形が特徴で、その標高2,898の中腹からてっぺんまで、ここから綺麗に眺められるとして、口コミでもちょっとした話題です。
平湯大滝
水量豊かに大迫力で流れ降る平湯大滝は、日本の滝百選や地元の飛騨三大名瀑としても名のある姿です。落差は64m、幅は6mと大層立派な滝は春は新緑、秋は紅葉の中で平湯キャンプ場を訪れた人を感動させます。冬の2月を迎えれば平湯大滝氷結祭りで、氷結した滝がライトで浮かび上がります。
平湯キャンプ場いってみよう
バイク乗り入れもバンガローも
実のある休暇には奥飛騨平湯キャンプ場が格段におすすめと言われる理由、それがはっきりとしました。利用者の口コミで評判が高まる、オートサイトやバンガローがあるためです。秋はぬくぬく温まれる平湯温泉やグルメにと、平穏なキャンプはのんびりを追究できそうな予感がしませんか。
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