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コルディリネとは
コルディリネは、観葉植物としても庭の植栽としても人気の樹木です。コルディリネには樹高や葉色、性質にも種類があり、どの種類のコルディリネも南国のような趣を感じさせてくれますね。
葉がしっかりとしていて扱いやすく、比較的育てやすい樹木になります。コルディリネの育て方や枯れる原因、増やし方や切り戻しでの剪定方法を合わせて、ご紹介していきたいと思います。
コルディリネ詳細情報
コルディリネの育て方や鉢植えの寄せ植えなどの前に、コルディリネの詳細情報についてチェックして行きましょう。観葉植物としても人気のコルディリネなので、もともと観葉植物として大きく育ててきた人にもぜひチェックしてもらいたいですね。
科名属名
コルディリネの科名属名は、キジカクシ科コルジリネ属です。
学名
コルディリネは、「Cordyline」が学名となっています。
和名別名
コルディリネを和名でいうと、「千年木」といいます。あまり呼ばれていませんが、樹木表記などの際にはこちらを使用することもあります。
分類
分類は、観葉植物と庭の中高木になっています。観葉植物としても使用できますし、その後に庭に植え付けることもできると思います。
樹高
幼苗から高木まで、種類によっても樹高に差がありますが約40cmから7mにも成長します。寒冷地ではあまり大きくならないので、庭のシンボルツリーやウエルカムツリーとして植栽する場合もあります。
原産国
コルディリネは、オーストラリアやニュージーランドが原産国で、主に乾燥した地域や岩場などの水はけのよい場所に自生していた樹木になります。
コルディリネの種類
コルディリネには、様々な葉色をした美しい種類が多くあります。観葉植物として、主に花よりもその美しいラインや葉色を楽しむんですね。ここでは、コルディリネの種類について詳しくご紹介して行きたいと思います。好みのコルディリネを見つけて楽しめるとよいですね。
コルディリネオーストラリスレッドスター
コルディリネといえば、このオーストラリスの種類をよく思い浮かべるのではないでしょうか?オーストラリスの種類は、葉が太く大きくて大きく葉が広がるのが特徴的です。
その中でも濃い赤茶色の葉っぱに、深い赤の斑入りの種類がこのレッドスターです。オーストラリアやニュージーランドが原産で、通年通して常緑の美しい種類です。
コルディリネオーストラリスターベイダズラー
同じくオーストラリスの種類で、緑色の葉にクリームの斑入りが人気の明るく見える種類のコルディリネです。耐寒性が強く、-5℃程度までなら戸外でも越冬が可能です。また、暑さにも強く寒冷から中間地の地域では、夏場の西日にも耐えるので西側への植栽にも向いています。
黄色を連想するため、金運のために西側に植栽するのも良いのではないでしょうか?
コルディリネストリクタ
コルディリネの中でも、より観葉植物として室内のグリーンインテリアに人気の種類です。コルディリネの中では幹が太く、観葉植物の中でも耐寒性・耐暑性が高いほうなので室内でコルディリネを楽しみたい人に向いていると思います。日陰にも耐え、みずみずしいフレッシュな種類のコルディリネですね。
コルディリネの育て方
①植え方
コルディリネの戸外での植え方について、紹介していきます。
植え付け時期
冬の寒さに極端に弱いため、暖かい時期から熱い時期の5月から10月初旬までに植え付けるようにしましょう。
用土
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コルディリネの好む用土は、水はけがよい土質です。逆に、水持ちがよすぎるとすぐに根腐れになって枯れることがあるので観葉植物専用培養土などを使用するとよいと思います。
サボテン用などの、排水性のよい土を選ぶようにしましょう。自分で配合する場合は、赤玉土と鹿沼土を半々にして土作りを行います。腐葉土やたい肥などは入れないようにしましょう。
場所
よく日の当たる場所から、午前中を中心に日が当たる半日陰に植え付けます。夏の西日に直接当たってしまうと葉焼けをおこして枯れることがあるので、西側には植え付けないほうがよいと思います。
鉢植えでは、日の当たる場所に移動することができますが、地植えの場合は移動ができないので良く日光に当たれる場所・明るい半日陰に植えると良いでしょう。
②植え替え
植え替えは、地植えの場合はあまり必要ありません。鉢植えのコルディリネは、定期的に植え替えを行う必要があるようです。植え替えの時期と植え替え方法について、みていきましょう。
植え替え時期
コルディリネは本来は大型の観葉植物としての扱いをするため、良く根が伸び成長する種類の植物です。大きくなるにしたがって良く根が伸び、小さな鉢植えでは根が回りきってしまって根腐れをおこすことがあります。
根腐れが原因で枯れることもあるので、2年から3年を目安に、今の鉢よりも1回りほど大ききな鉢に植え替えましょう。
植え替え方法
コルディリネの葉が変色したり、下葉が落葉する場合はすぐに植え替えを行いましょう。乾いた状態の土のコルディリネを、鉢から引き抜くと良く根が回っていることが確認できます。
根についている古い土を3分の1程度落とし、古い根や細く絡まっている根はカットして綺麗にしておきましょう。新しい用土に植え替え、よく水やりをして、なるべく日陰で養生しておきます。
植え替え後は自然な落葉がありますが、しばらくすると新葉が出てくるので、安心してくださいね。
③水やり
暖かい気候を好むコルディリネは、水やりのタイミングが重要です。枯れることがないように、しっかり水やり方法についてチェックしておきましょう。
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地植えの場合も鉢植えの場合も、「葉水」は重要です。葉水というのは、葉っぱからの乾燥を防いで肉厚な葉っぱからの蒸散を保護する役割があります。
また、室内の場合は葉っぱにほこりがたまりやすいので、葉水をすることによって葉っぱの汚れを落とし、光合成しやすいきれいいな葉っぱにする役目があります。
地植え・鉢植えで室内で栽培していても、乾燥によるハダニ・外からのアブラムシで葉っぱが傷み枯れることもあるので、特に夏場の乾燥した時期は、葉水が重要です。葉水の方法は、霧吹きで葉に水をかける・シャワーで葉の上から水やりをする方法があります。
夏場の水やり
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夏場は、暑さに強い分たくさんの水を必要とします。そのため、毎日土の表面の水分をチェックしておくとよいでしょう。乾燥しているようだったら、たっぷりと水やりをしてあげましょう。
鉢植えの場合は、鉢底に水が溜まって腐ったり汚れないように受け皿も清潔にしておくとよいですね。根腐れをおこさないように、水やりのしすぎにも注意します。
冬場の水やり
冬季も常緑ですが、根は活動が鈍くなってっきます。特に気温が10℃を下回ってくると休眠期のような状態に入り始めます。
秋には水やりの頻度を少なくして、徐々に冬になるに従って水やりの量や回数を減らしていきましょう。コルジリネを乾燥させることによって、耐寒性を高めることができますよ。鉢植え、室内で栽培している場合は室内の気温差で根が緩慢になってくるので、冬のストーブをつけ始めるころから水やりを減らすとよいでしょう。
④肥料
コルディリネは、元肥や追肥などは基本的に必要ありせん。夏バテや、早く成長させたいときには適時肥料を与えるようにしましょう。
この時、冬の休眠期は根が緩慢になって肥料分も吸収しなくなってくるので、この時期に肥料を与えると、肥料焼けで枯れることがあります。肥料を与える場合は、成長期の春から秋の期間に行うとよいですね。
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成長期に与える肥料は、水で薄めた液体肥料を2週間に1度のペースで与えましょう。
市販の観葉植物用の緩効性肥料を与えましょう。 鉢植え、室内で栽培する場合は、有機肥料や化成肥料を使うと臭いやコバエ・アブラムシの原因にもなったり、ペットなどが誤飲することがあります。鉢植え栽培の場合は肥料もすぐに吸収するので緩効性の大きい置き肥がおすすめです。
⑤増やし方
コルディリネは、園芸用品店で購入する大苗は、比較的に金額も高いと思います。大きく育ったコルディリネから挿し木を使った増やし方をすることで、新しい株を作ることができますよ。
挿し木での増やし方でできた幼苗を、鉢植えにして飾ってもおしゃれですね。この他に、茎伏せでの増やし方も簡単なので、合わせてご紹介していきたいと思います。
挿し木での増やし方
挿し木での増やし方ができる時期は、5月から7月の暖かい時期に行いましょう。秋にも挿し木はできますが、冬の時期に体力がなくて枯れるので、翌年の五月に行うようにしたほうがよいでしょう。
5月の初めには、新しい葉が茂り、近くに「天芽」ができ始めます。これが新たに成長する子株になるので、切り取って挿し木にしていきましょう。
10枚程度葉をつけた状態で、根元から挿し木を切り取ります。よく切れるナイフで、バッサリ切るようにしましょう。挿し木専用培養土に挿し木をして、根付くまでは日陰で養生しておきます。挿し木から発根したら、鉢上げして日向で管理しましょう。
茎伏せでの増やし方
挿し木をした後に残った茎を使っても、発根させて新しい株を作る事ができます。茎伏せといって、茎を土に横になるように載せます。その上から茎が半分ほど土に埋まるように土をおかぶせていきます。乾燥しないように、日陰で管理しながら水やりをしていくと、茎の間から新葉が出てきますよ。
⑥剪定
剪定は、9月から12月に行います。成長期の時期に剪定をしてしまうと、葉で光合成ができなくなってしまうので、秋ごろに剪定を行うようにしましょう。
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剪定は、古くなった葉っぱを落として枝や茎を整える程度の剪定です。あまり剪定しすぎてしまうと、寒さで枯れることがあったり、光合成できなくなるので注意してくださいね。
また、コルディリネの茎は固いので、剪定の際にはハサミではなく園芸用ナイフを使って剪定するとよいでしょう。葉っぱは下葉の枯れている部分を下に引っ張ると簡単に取ることができますよ。
⑦冬越し
耐寒性の弱い種類
コルディリネの中でも特に耐寒性が低いものは、アウストラリスの仲間です。この場合は、早い時期から切り戻しをしたり、水やりを控えて鉢植えにしておくのもよいですね。寒冷地では、どの種類のコルディリネも越冬できずに枯れるようです。
冬越し方法
耐寒性は‐5℃までです。戸外で越冬する場合は、葉っぱをまとめてひもでくくっておきましょう。その上から敷き藁で包んでおくと、寒風や霜・雪に直接当たることがなく越冬することが可能です。
ほどんどのコルディリネは、切り戻しをして鉢植えにして室内で管理すると、確実に越冬することができるのではないでしょうか?
⑧切り戻し
株が大きくなってくると、コルディリネは高さが大きくなります。樹高が高くなりすぎた場合は、切り戻しを行うことによって高さを調整できますよ。ここでは、コルディリネの切り戻しについてご紹介して行きます。
切り戻しは、植え替えのタイミングで行うことが出来ますよ。切り戻しの適した時期は、5月から9月です。
大きくなって樹高が高くなった茎を、園芸用ナイフで切り取ります。葉のついているほうの実を土に挿して、日陰で養生しておきましょう。新たに発根して切り戻しから約一か月ほどで大きく育ちます。切り戻し残った茎は、この増やし方をチェックしていてくださいね。
⑨鉢植え・寄せ植え
コルディリネを切り戻したり幼苗を作ったことで、新しい株ができたら寄せ植えにも挑戦してみませんか?素敵な画像と一緒に、コルディリネの鉢植えで作る寄せ植えを見ていきたいと思います。
つる性植物と寄せ植え
ワイヤープランツやアイビーなどと寄せ植えをしています。どの植物も常緑なのでローメンテナンスですね。また、曲線を描く植物と組み合わせているので全体のボリューム感も増しています。
赤の西洋風寄せ植え
赤をテーマにしたビビットな寄せ植えになっています。カラーリーフのツボサンゴと合わせることで、南国チックでおしゃれな寄せ植えが出来ますね。ツボサンゴもコルディリネも、様々なカラーがあります。組み合わせ方によって、いろんな表情が作れるのではないでしょうか?
⑩枯れる原因
根腐れ
根腐れで枯れる原因としては、①植え替えをしないことによる根づまり②水やりのし過ぎ③水はけが悪い④冬に水・肥料を与えすぎたことが原因で起こります。
良く根が回るため、植え替えは2年に一度は行いましょう。地植えでは心配ありませんが、鉢植えで栽培している場合は急に葉っぱが茶色く変色してしまいます。
水はけが悪いと水やりをしてもなかなか水を吸い込むことができずに、枯れてしまいます。ミリオンや軽石などで土壌を改良しておくようにしましょう。
寒さ
耐暑性は強く、耐寒性が低い植物です。大型の種類では、鉢植えにして室内に取り込むことができないので、秋から水やりの頻度を減らしておきましょう。寒冷地では難しいですが雪が降る季節には、葉をまとめて茎ことビニールや敷き藁でまとめて越冬させてください。
害虫
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害虫は室内のコルディリネでも通年起こります。特にハダニは、乾燥した気候で水のかからない場所で起こります。ハダニがついてしまうと、なかなか目には見えないサイズで葉の裏から葉の栄養分を吸い取ります。
葉っぱがかすれてきたあとに、黄色になって落葉します。室内の観葉植物で、夏から秋にかけてベランダで日光に当てていた時についたハダニが、室内にも連れ帰ってしまうんですね。葉水を行って、ハダニ対策をしておきましょう。
室内で育てる場合のポイント
コルディリネには、耐陰性があるので室内でも十分に栽培することができます。しかし、本来は日光をよく好む性質があるので、窓の近くやカーテン越しに日光がよく当たるような場所においてあげるとよいと思います。
季節の注意点
コルディリネは直射日光の夏の西日には弱いといった面があるので、葉焼けをおこして枯れることもあります。そのため、夏場はカーテン越しの半日陰程度の場所に置くようにしましょう。
また、耐寒性が低い種類のコルディリネもあります。この種類では、窓際に置いておくと寒さで枯れることもあるので、季節によって置き場所を変えていくとよいのではないでしょうか?また、エアコンの風が直接当たると水切れをおこして枯れることもあります。
エアコンの風が当たらない場所で栽培するようにしましょう。
コルディリネの育て方を実践
コルディリネの育て方をはじめ、種類や切り戻しでの剪定や挿し木を使った増やし方などをご紹介していきましたがいかがでしたでしょうか?増やし方も簡単なので、夏越しと冬越しの管理の仕方に注意して育ててみてくださいね。
また、鉢植えのコルディリネは適時植え替えを行うことによって、水切れで枯れることもなく栽培することができそうですね。