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ジャノヒゲとは?リュウノヒゲとの違いなどの特徴や育て方をご紹介!

ジャノヒゲは、リュウノヒゲのような姿で日陰から西日の場所まで、多岐にわたって緑化してくれる万能な植物です。植栽の際には良くこの二種類が必ずといってよいほど使用されているのではないでしょうか?今回は、ジャノヒゲの育て方や、リュウノヒゲとの違いをまとめていきます。
更新: 2023年3月22日
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ジャノヒゲの正しい育て方を知ろう

ジャノヒゲは、アジアを原産国とする日本の気候にもよく合った常緑の植物です。地際から密度の高い葉をたくさん伸ばして、地面を覆ってくれる効果があります。特徴的なのはぞの常緑の葉だけではありません。

花穂状に開花して、冬には光沢のある濃いブルー実(種子)を付けて楽しませてくれる四季を感じる植物なんですよ。この実を使って、小さな子供がよく遊んだり、漢方薬として使われることもあるんです。

今回はそんなお得なジャノヒゲの育て方やリュウノヒゲとの違い、実を食べる方法、種類についてもご紹介していきます。

ジャノヒゲ詳細情報

育て方の前に、ジャノヒゲの詳細情報についてご紹介していきます。ジャノヒゲとリュウノヒゲの違いなどが判ると思いますよ。リュウノヒゲとの違いが分かれば、二つの種類を見比べられるようになって、その違いを楽しむことができそうですね。

科名属名

ジャノヒゲの科名属名は、キジカクシ科ジャノヒゲ属でした。一部、オフィオポゴン属と呼ばれることがあります。

学名

ジャノヒゲは、「Ophiopogon・japonicus 」が、学名となっています。

和名別名

和名もジャノヒゲで、漢字では「蛇の髭」と表記します。

樹高

樹高は、ジャノヒゲの種類によって異なります。約10cm程度の小型の種類や、約40cm低緯度のジャノヒゲの種類もあります。

原産国

ジャノヒゲの原産国は、日本です。その他の地域では東アジアが原産国になっていますよ。日本の山林に広く自生していた植物で、古くから庭園などの植栽の一つとして重宝されてきました。寒さ暑さにも強いため、どの地域でもローメンテナンスで栽培することができる植物です。

ジャノヒゲとリュウノヒゲの違い

ジャノヒゲの特徴は、実が青く常緑といった点です。実はジャノヒゲとリュウノヒゲとは、同じ種類の仲間に該当しています。特にジャノヒゲは葉が長くて40cmになり、花を下向きに穂状になって咲かせるのが特徴的ですね。

リュウノヒゲとの違いは、花穂が上向きにつくか下向きにつくかで、見分けることができそうです。また、草丈の違いにも注目してみましょう。

リュウノヒゲは矮性の小型品種です。小さいものだと、約5cmから10cm程度になる違いがあります。果実の色には違いがなく、美しい光沢のあるブルーの実をつけますよ。

花と実の特徴については、次のまとめで詳しく解説してい来たと思います。ジャノヒゲの種類については、このまとめの後半にまとめていきます。

ジャノヒゲの花・実の特徴

ジャノヒゲの花と実は、とてもユニークで個性的な印象が強いですね。ジャノヒゲの花や実の特徴について、ここでは詳しく解説していきたいと思います。


開花時期

ジャノヒゲの開花時期は、7月から8月です。夏の暑い時期に花を咲かせてくれる花は少ないので、爽やかな花色の小さな花を見ると暑さや疲れも吹き飛びますね。すっと伸ばした花穂を、6月から徐々に高く伸ばしていきます。

下から順に花を咲かせてゆき花が落ちるまでは約1週間ほどです。小さな花は、草がよく茂っていると目立たないこともありますが、可憐でさわやかな選を描く花穂は美しいです。

花の色

ジャノヒゲの花の色は、紫色が一般的ですが、白色の花を咲かせる種類のジャノヒゲもありますよ。お庭のテイストに合わせて、ジャノヒゲの花色を選んで植栽するとよいかもしれません。

結実時期

ジャノヒゲの結実を楽しめる時期は、10月から翌年の6月までです。開花時期よりも結実時期が長いので、青い実のほうをよく目にすることがあるかもしれません。

実の特徴

濃い緑の中にきりっと映えるブルーの果実は、結実する植物の中でも珍しく、この実を食べるために鳥たちが遊びに来るような、にぎやかなお庭になると思いますよ。

この実は雪の中でもなかなか落ちることがなく、自然と下に落ちる気温の高くなってくる翌年の5月末までは観賞することができますよ。

また、鳥が食べることはできますが、人が誤って食べることがないようにしましょう。特にペットや小さなお子様がいる家庭では、実を食べることがないように気を付けてくださいね。

ジャノヒゲ育て方①植え方

ジャノヒゲとリュウノヒゲの違いや、詳細情報についてわかりましたね。それではさっそく、ジャノヒゲの育て方について、ご紹介していきたいと思います。

植える時期

ジャノヒゲは、一年中植え付けることができます。しかし、寒冷地での冬場の植え付けはすぐに霜に当たっってねが凍って上がってこいてしまうので、春を待って雪が降らない季節になったら植えるようにするとよいですね。

植え付け場所

ジャノヒゲは強い性質を持っているので、どんな場所でもきれいな育て方ができると思います。夏場の強い西日や乾燥した場所、土があまりないような場所や岩場などでも栽培することができますよ。また、耐陰性もあるため、日陰などのシェードガーデンでも栽培することができます。

植え付け方法

土質はあまりこだわりません。基本の赤玉土に、少量の腐葉土をすき込んで用土を作ります。市販の草花用培養土でも構いません。水はけを良くして、腐葉土などを混ぜあわせてよく日に当たる場所で栽培すると、見付きもよくなり成長も早いです。

ジャノヒゲ育て方②水やり

ジャノヒゲの水やりについて、まとめていきます。ジャノヒゲは乾燥に強いですが、どのタイミングで水やりを行えば所いのでしょうか?枯らさないためにも、水やりのタイミングはチェックしておきましょう。


水やり方法

ジャノヒゲは、乾燥にも強い植物なので、庭植えにした場合は水やりの必要はありせん。夏場の極端な乾燥の際には、1週間に一度の水やりを行う程度でよいでしょう。

ジャノヒゲ育て方③肥料

ジャノヒゲは、花の開花時期はそれほど長くはないですが、実をつけている期間が長いですね。ジャノヒゲの栄養となる肥料の施し方やタイミングについて、ここではまとめてご紹介していきます。

肥料の時期

寒肥として1月から2月に与えましょう。

与える肥料

肥料はあまり必要としない植物です。化成肥料などは、びっしりと密に茂らせた葉っぱに当たって、葉焼けをおこして枯れてしまう恐れがあります。そのため、寒肥といっても同じ植栽の岩上の草花や樹木の肥料分のみでまかなえるようです。

植え付け時期に、元肥をして腐葉土を与えているため、植え付けてから数年は肥料は必要としないので助かりますね。鉢植えで育てている場合は、追肥として液体肥料を薄めて施すようにしましょう。

ジャノヒゲ育て方④植え替え

ジャノヒゲは肥料や水やりの管理があまり必要とはせず、ローメンテナンスでどんどん葉を茂らせてくれる植物でしたね。そのため、大きくなり合すぎてしまうと葉が茂りすぎて中のほうが蒸れてしまうことがあります。このような場合には、適時植え替えを行ってあげましょう。

植え替えのタイミング

基本的に、植え付けてから5年から6年程度は植え替えの心配はありません。鉢植えでの栽培でも、少なくても2年から3年はそのままで十分に大きくなります。株が込み合ってくると、根回りすぎることがありますが、この場合は葉や絵に鉢から地植えに植え替えるとよいでしょう。

植え替え方法

特に鉢植えの場合は、根詰まりやをおこしがちです。また、肥料切れや茶色に変色したり、根が回りすぎていること尾による水切れが起こるようになります。大きめの穴を掘って、根が傷まないように掘り出しましょう。

細い根や絡まっている根をはさみで切り整えます。新しい培養土に植え付けたり、場合によっては株分けでの増やし方を行うこともできますよ。増やし方や株分け方法については、あとのまとめでお伝えしていきます。

ジャノヒゲ育て方⑤増やし方

ジャノヒゲはローメンテナンスで観賞期間が長い植物です。さらに増やし方でも活着がよく、夏前にはたくさんの子株を増やすことができますよ。ここでは、ジャノヒゲの増やし方を種まきでの増やし方・株分けでの増やし方に分けて、ご紹介していきたいと思います。

株分けでの増やし方


株分けでの増やし方は、堀りおこして株もとをさきそれぞれを植え付けて増やすいていく方法です。この時には、植え替えを行ったり枯葉を整えることで、ジャノヒゲの株を活性化する役割もあります。株分け後は、日陰で養生しておき良く根付いたころに日に当たるようにしてくださいね。

株分け方法

手で3~5芽程度まで株分けをしていきます。園芸用ばさみで株分けをしても構いませんが、他の草花で病気になった枝を切るなどした場合は、この増やし方の前に良く消毒してから使用するようにしてください。

増やし方の時点で病気が根についてしまうと、株分け後に弱り、成功しないことがあります。夏前には成長期で走出枝をたくさん出し始めます。6月ごろに良く成長している枝を切って株分けすることもできますよ。

種まきでの増やし方

好みは人が食べることはできませんが、鳥などが集まってきて食べることがあります。その糞から出た種が活着して増えていき良く森林などに自生していました。種からの増やし方は一般的ではありませんが、花が咲くまで時間がかかってもよいという人は種まきでも行えます。

ジャノヒゲ育て方⑥種類

ジャノヒゲもリュウノヒゲも、違いはあるにしろ同じ仲間だったことはこのまとめの最初にお伝えしていきましたね。ここでは、リュウノヒゲ同様に、ジャノヒゲの仲間や種類についてまとめていきたいと思います。

ノシラン

ジャノヒゲの中でも大型の種類のジャノヒゲです。シランのような花を咲かせることで、常緑の葉以外でも魅力的な種類です。

オオバジャノヒゲ

特に葉が長い種類のジャノヒゲを、「オオバジャノヒゲ」と呼んでいます。この仲間の種類には、ハクリュウやコクリュウなどの、葉の色を楽しめるカラーリーフのような種類が多いですね。ノシラン同様に、花も大きく、見付きも穂状になってしだれるようにつけるのが特徴的です。

育て方も簡単ジャノヒゲの庭

ジャノヒゲの育て方のまとめはいかがでしたか?ジャノヒゲの種類がわかれば、リュウノヒゲとジャノヒゲの違いも、見てわかるようになるのではないでしょうか?花や実を楽しむことができ、珍しい青色の果実は常緑の濃い緑によく生えて通年通して美しいお庭を楽しめると思います。

この実を食べる鳥にも合えるような、素敵なシェードガーデンをぜひ作ってみてください。また、増やし方も簡単で、株分けでどんどん増やしていくことができます。地面が気になる場所へのグランドカバーにぜひ使ってみてくださいね。