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パウダースノーとは?気になる雪質の特徴と日本で味わえる人気スキー場をご紹介!

冬好きのスキーヤーやスノーボーダーなら、一度はパウダースノーのゲレンデやコースを滑ってみたいと思うものです。本記事では、パウダースノーとはどんな特徴を持った雪質なのかについて解説します。また、国内でパウダースノーが味わえるおすすめのスキー場もご紹介します。
更新: 2023年2月21日
iiyudana
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時間ごとに変化するゲレンデコンディション

スキーやスノーボードを楽しむ人にとって、気になることのひとつがスキー場の雪質でしょう。スキー場のほとんどは寒くて雪の多い山地にありますが、季節や標高、気象条件などさまざまな要因によってゲレンデのコンディションは刻々と変化しています。

スキー場の雪質はスキーやスノーボードの滑り方に大きな影響を与えるため、ゲレンデコンディションは常にチェックしておかねばなりません。

一度は滑ってみたいパウダースノー

スキーやスノーボードで一度は滑ってみたいとあこがれるのがパウダースノーと呼ばれる雪質です。この雪質を求めて自国以外のスキー場を訪れるスキーヤーやスノーボーダーもいるほどです。では、スキーやスノーボードに好適といわれるパウダースノーとはいったいどんな雪質のことをいうのでしょうか。

パウダースノーとはどんな雪のこと?

パウダースノーと呼ばれる雪質は、粉のようにサラサラした雪質のことで、水分が少ないため手で握っても固まらずに崩れてしまいます。湿度が低く気温も低い時に降る雪で、スキーやスノーボードの板を滑らせると滑らかに加速し、ターンなども容易になるといわれます。

しかし、近年は温暖化の影響でサラサラのパウダースノーが降る条件がなかなか揃わず、一日を通してパウダースノーを楽しめるスキー場は減少傾向です。

「アスピリンスノー」もパウダースノーなの?

通常のパウダースノーよりもさらに良質と思われる雪質のことを「アスピリンスノー」などと呼ぶことがあります。

アスピリンは鎮痛や解熱に使用する薬の名前で、その薬の結晶が非常に細かいため、さらに細かい良質のパウダースノーの雪質をそれに例えているのです。スキーやスノーボードを楽しむ人であれば、その名前を聞いただけですぐにでも滑りたくなるに違いありません。

日本でも楽しめるの?

日本でもパウダースノーを味わえるスキー場はあります。一番有名なのが何といっても「北海道」のスキー場でしょう。北海道は地形や雪雲のでき具合、気温や風など、パウダースノーが降りやすい条件が日本で一番揃っているといわれています。

一日を通してパウダースノーが味わえるスキー場も多く、スキーやスノーボードを楽しみにわざわざ北海道に行く理由がわかります。

北海道以外でもチャンスがある!

標高が高いスキー場や気温が総じて低いスキー場では、気象条件によってパウダースノーが味わえます。また、気温が低い早朝などに新雪が降った時などには、さらさらのパウダースノーを味わえるチャンスがあります。

そうした場合の新雪は時間の経過とともに解けて変化しますので、新雪が降ったらすぐに滑るようにすれば快適なスキーやスノーボードが楽しめるでしょう。

日本でパウダースノーが味わえる人気スキー場をご紹介!

それでは、日本国内でパウダースノーが楽しめるスキー場をご紹介しましょう。北海道地方を中心に9ヶ所のスキー場をピックアップしてみました。それぞれのスキー場の特徴や楽しみ方、滑り方などの情報もお届けします。

本記事を参考にして、スキーやスノーボードでパウダースノーの雪質を満喫してみてください(記事記載の情報は2018年10月15日現在のものです)。

日本でパウダースノーが味わえる人気スキー場①

ニセコグラン・ヒラフスキー場

「ニセコユナイテッド」と呼ばれる4つのスキー場の連合体のひとつで、他の3つのスキー場と山頂でつながっています。ゲレンデ上部からは雪をたたえた美しい「羊蹄山」が見え、景色を楽しみながら思う存分パウダースノーを楽しめます。

最近ではスキーやスノーボードを楽しむ外国人旅行者も多く見かけます。新雪が降るのが楽しみなスキー場で、アスピリンスノーの新雪がゲレンデ全体で味わえて人気です。

おすすめの楽しみ方・滑り方は?

ゲレンデのコースが30種類もある大規模スキー場ですので、すべてのゲレンデを滑りきるのは大変です。ですから、自分のレベルに合わせてゲレンデを絞り込むのがこのスキー場の楽しみ方でしょう。

上級者なら山頂付近の最高斜度40度のゲレンデに挑戦できますし、フカフカの新雪の中を滑る「ツリーランコース」などもおすすめです。また、長いコースを滑り下りる「アルペンコース」なども滑り応え抜群でしょう。

スキー場の詳細はこちら!

〔住所〕北海道虻田郡倶知安町字山田204
〔TEL〕0136-22-0109
〔リフト・ゴンドラ料金〕ヒラフ・HANAZONO共通券:大人1日券5,900円,中学生1日券4,500円,小学生1日券3,600円,シニア1日券(60歳以上)4,500円
〔アクセス〕道央自動車道「黒松内南IC」より50分


日本でパウダースノーが味わえる人気スキー場②

ルスツリゾートスキー場

総滑走距離42kmという北海道最大のスノーリゾートです。パウダースノーの雪質と多彩なゲレンデを備えており、プロ並みの上級者からキッズまで、幅広い年齢層やレベルのスキーヤーとスノーボーダーに対応しています。

上級者憧れのパウダースノーの新雪を滑れる非圧雪ゲレンデなどを備え、海外からの観光客も多くなっています。また、ゲレンデ上部からの景色がとても素晴らしく、それだけでも行く価値があるスキー場です。

おすすめの楽しみ方・滑り方は?

上級者におすすめなのが「サイドカントリーパーク」で、圧雪していない新雪を楽しみながらジャンプやロングスライドに挑戦できる人気のエリアです。

また、スキーやスノーボードのほかにも、冬のアクティビティが楽しめるのもこのスキー場の魅力で、「スノーモービル」のほか「スノーラフティング」や「犬ぞり」など、他のスキー場ではなかなか体験できない遊びができて人気です。

スキー場の詳細はこちら!

〔住所〕北海道虻田郡留寿都村字泉川13
〔TEL〕0136-46-3331
〔リフト・ゴンドラ料金〕大人1日券5,900円,子供1日券(4歳~小学生)3,000円,シニア1日券(60歳以上)4,900円 ※中学生はシニアと同じ
〔アクセス〕道央自動車道「虻田洞爺湖IC」より35分

日本でパウダースノーが味わえる人気スキー場③

札幌国際スキー場

便利な札幌市内にありながらパウダースノーが味わえる人気のスキー場です。札幌中心部から車で1時間、小樽からも40分と北海道内のスキー場の中ではアクセスしやすい魅力のスキー場といえます。

転んでも痛くないほどやわらかい雪質が自慢で、転びやすいスノーボード初心者にもおすすめです。気温も総じて低いため新雪が降るとサラサラのパウダースノーがゲレンデを覆います。

おすすめの楽しみ方・滑り方は?

11月中旬から5月上旬と、札幌近郊のスキー場の中では営業期間が長いのが特徴で、できるだけ長く滑りたいスキーやスノーボードファンには魅力的です。また、定山渓温泉にも近いためアフタースキーの楽しみもあります。

ゲレンデは上級者におすすめの最大斜度30度のダウンヒルや、テーブルトップなどがあるスノーボード用のボードパークなど多彩なラインナップです。ぜひパウダースノーを思いっきり満喫しましょう。

スキー場の詳細はこちら!

〔住所〕北海道札幌市南区定山渓937
〔TEL〕011-598-4511
〔リフト・ゴンドラ料金〕大人1日券3,600円,中・高校生1日券2,200円,小学生1日券1,000円,シニア1日券(55歳以上)3,500円,グランドシニア1日券(65歳以上)3,000円
〔アクセス〕札幌自動車道「朝里IC」より20分

日本でパウダースノーが味わえる人気スキー場④

星野リゾート トマム

迫力満点の雲海テラスがあることでも有名なスノーリゾートで、「トマム ザ・タワー」 と呼ばれる高い建物がシンボルになっています。自然のままのパウダースノーを楽しめるスキー場としても有名で、上級者向けにバックカントリーツアーを楽しむことができます。

「パウダーチーム」と呼ばれる経験豊かなガイドとともに、大自然の中に積もったパウダースノーの新雪を滑るダイナミックな体験ができます。

おすすめの楽しみ方・滑り方は?

「上級者限定開放エリア」が設けられており、特別の入山手続きをしてからヘルメットと腕章をつけて解放エリアを滑ることが可能です。誰も滑っていないサラサラのパウダースノーの新雪にチャレンジできるとあって、海外からも腕に自信のあるスキーヤーやスノーボーダーたちがやってきています。

もちろん初心者向きのゲレンデであっても良質の雪を楽しめますので、ぜひ一度トマムのゲレンデに繰り出してみましょう。

スキー場の詳細はこちら!

〔住所〕北海道勇払郡占冠村中トマム
〔TEL〕0167-38-2111
〔リフト・ゴンドラ料金〕大人1日券5,500円,子供(小学生)3,900円,小学生未満は無料 ※シニア(55歳以上)は1日券以上の券種を20%割引
〔アクセス〕道東自動車道「トマムIC」より10分
 

日本でパウダースノーが味わえる人気スキー場⑤


富良野スキー場

雪を頂いた「十勝岳」の美しい山の景色を眺めながら滑れるスキー場です。ゲレンデに降り積もるパウダースノーは世界屈指の雪質といわれ、ウィンターシーズンには国内外から多くのスキーヤーやスノーボーダーが訪れています。

スキー場は「富良野ゾーン」と「北の峰ゾーン」の2エリアで構成され、特に富良野ゾーンでは4km越えの超ロングクルージングが楽しめて人気です。

おすすめの楽しみ方・滑り方は?

38度の最大斜度をもつ圧雪なしの「プレミアムゾーン」は、最高のパウダースノーの新雪が楽しめる上級者限定のゲレンデとなっていておすすめです。また、最大斜度30度の中級者向きの「ザイラーコース」や、初級者でも楽しめる「ワイドコース」は、白樺の林の中を滑っていく気分爽快なコースです。

ほかにもレベルに応じたたくさんのコースが準備されているので、パウダースノーを楽しみに出かけてみましょう。

スキー場の詳細はこちら!

〔住所〕北海道富良野市中御料
〔TEL〕0167-22-1111
〔リフト・ゴンドラ料金〕大人1日券5,500円,シニア1日券4,900円,小学生以下は無料 ※初滑り期間・春スキー期間は割引料金適用
〔アクセス〕道央自動車道「三笠IC」より1時間20分

日本でパウダースノーが味わえる人気スキー場⑥

白馬コルチナ

長野県にあるパウダースノーを楽しめるスキー場としておすすめなのが「白馬コルチナスキー場」です。スキー場内にあるホテルを中心にゲレンデが作られており、ホテルに宿泊しながら長期滞在もおすすめできます。

積雪量も多く気温も総じて低いため、パウダースノーがどのゲレンデでも楽しめます。初心者から上級者まで、レベルにあったコースがセレクトできておすすめです。

おすすめの楽しみ方・滑り方は?

最高のパウダースノーを味わうなら、標高1400mから滑り降りる「稗田山コース」がおすすめです。上級者向きですが、アスピリンスノーともいえるサラサラのパウダースノーを味わえるため、新雪を滑れる早朝には競うようにしてスキーヤーやスノーボーダーが集まってきます。

また、他のスキー場ではなかなかないツリーエリアが解放されており、「自己責任」という限定付きで滑走可能となっているのも魅力的です。

スキー場の詳細はこちら!

〔住所〕長野県北安曇郡小谷村千国乙12860-1
〔TEL〕0570-097-489
〔リフト・ゴンドラ料金〕大人1日券4,000円,子供1日券(小学生)2,400円,シニア1日券(50歳以上)3,500円,小学生未満は無料
〔アクセス〕上信越自動車道「長野IC」より1時間30分

日本でパウダースノーが味わえる人気スキー場⑦

会津高原南郷スキー場

福島県にあるパウダースノーを味わえるスキー場としておすすめなのが「会津高原南郷スキー場」です。福島県内のスキー場の中でもアクセスが悪いため、比較的すいている穴場のスキー場となっています。

しかし、気温が低い南会津地方にあるため、良質のパウダースノーが降り積もって滑りは最高です。スキーヤーが少ない分フカフカの新雪が長い時間楽しめておすすめです。
 

おすすめの楽しみ方・滑り方は?

「バンクドスラローム」と呼ばれるカーブが連続するスノーボーダーにはたまらないコースが準備されているのが人気です。また、ハーフパイプが常設となっているのも南郷スキー場ならではでしょう。

さらに、上級者は事前の問い合わせでモーグルにチャレンジするコースも利用できます。少々アクセスが悪くても、すいているゲレンデでパウダースノーが味わえるのなら行ってみる価値があるでしょう。

スキー場の詳細はこちら!

〔住所〕福島県南会津郡南会津町界字湯の入293
〔TEL〕0241-73-2111
〔リフト・ゴンドラ料金〕大人1日券4,000円,小・中学生1日券2,500円,シニア1日券(50歳以上)3,200円,小学生未満は無料
〔アクセス〕東北自動車道「西那須野塩原IC」より1時間35分

日本でパウダースノーが味わえる人気スキー場⑧

シャルマン火打ちスキー場


ゲレンデの65%以上が、圧雪車による整備を施さない「非圧雪」となっているめずらしいスキー場です。フカフカの新雪を滑ることが可能で、ハイシーズンにはサラサラのパウダースノーの新雪が降り積もります。

立ち木の中を滑るエリアなど自然の中を滑る感覚が最高で、滑り方を身に着けた上級者がコースにチャレンジしています。積雪量も豊富ですのでロングシーズン楽しめるのも魅力です。

おすすめの楽しみ方・滑り方は?

スキー場では、「エキスパートレンタル」というパウダースノーを滑るのに最適なセットがあり、「ファットスキー」と呼ばれる幅の広い非圧雪斜面を滑るのに適した板を借りることが可能です。

一度使ってみたいと思っているスキーヤーには嬉しいサービスですね。近隣には温泉旅館などもあるので、宿泊しながらスキーやスノーボードの腕を磨いてみてはいかがでしょうか。

スキー場の詳細はこちら1

〔住所〕新潟県糸魚川市西飛山1821
〔TEL〕025-568-2244
〔リフト・ゴンドラ料金〕大人1日券4,000円,子供1日券(3歳~中学生)3,000円,シニア1日券(55歳以上)3,000円,3歳未満は無料
〔アクセス〕北陸自動車道「能生IC」より30分

日本でパウダースノーが味わえる人気スキー場⑨

斑尾高原スキー場

豊富な積雪量とパウダースノーが楽しめる長野県の人気スキー場です。気温も低く降る雪は良質のパウダースノーで、このサラサラの粉雪を求めて遠くからスキーヤーやスノーボーダーが集まってきます。

斑尾高原の魅力は何といっても「ツリーランコース」の多さでしょう。木々がそのまま残された不整地の天然ゲレンデで、それを管理しながらスキーヤーに開放しています。

おすすめの楽しみ方・滑り方は?

パウダースノーの新雪を楽しめるだけでなく、コース内にはジャンプ台やハーフパイプの形をした壁などが作られていて、アクロバティックな滑りが味わえるのが魅力です。また、上級者のためにバックカントリーツアー企画されているのも見逃せません。

さらに、スノーボーダーが喜ぶ「フリーライドパーク」もあって、レールやジャンプ台などで腕を磨くことができます。

スキー場の詳細はこちら!

〔住所〕長野県飯山市斑尾高原
〔TEL〕0269-64-3320
〔リフト・ゴンドラ料金〕マウンテンパス(タングラムスキーサーカス共通):大人1日券5,000円,子供1日券(小学生)3,000円,シニア1日券(55歳以上)5,000円 ※中・高校生はシニア料金と同じ
〔アクセス〕上信越自動車道「豊田飯山IC」より15分

パウダースノーを滑ってみよう!

ここまで、パウダースノーについての解説と日本国内でパウダースノーが楽しめるおすすめのスキー場についてご覧いただきましたがいかがでしたか?

近くのスキー場に出かけるのも楽しいですが、少し足を延ばしてパウダースノーの雪質が味わえるスキー場に出かけて、思う存分スキーやスノーボードを楽しんでみてはいかがでしょうか。

パウダースノーが気になる方はこちらもチェック!

スキー場に関する情報はこちらの3記事からもご覧いただけます。