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BMWバイクRシリーズおすすめ10選!伝統のボクサーツインの魅力に迫る!

水平対向のエンジンを縦置きに配置した独特なスタイルで人気のバイクがBMWのRシリーズです。ボクサーツインを搭載した最新のRシリーズのおすすめモデルや、90年以上にわたって作られ続けているBMWの人気シリーズの歴史や魅力をご紹介します。
2020年8月27日
ironman17
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BMWはやっぱりRシリーズ

左右に大きく張り出した特徴的なシリンダーヘッドで知られるRシリーズは、BMWのバイクのラインナップの中でももっとも長い歴史をほこる人気のシリーズです。スーパースポーツやツアラー、アドベンチャーやネオレトロなど数多くのラインナップを展開するRシリーズの歴史やライダーにおすすめのモデルをご紹介、Rシリーズの魅力に迫ります。

BMWのRシリーズとは

Rシリーズとは、主にエンジンの形式で分けられたBMWのバイクのシリーズのひとつです。その歴史はBMWが最初に作ったバイクであるR32までさかのぼることができ、そのときから一貫して変わらないのが水平対向2気筒を縦置きにしたエンジン形式です。左右に張り出したシリンダーの中で往復するピストンがあたかもボクサーのパンチを連想させることから、俗にボクサーツインの愛称で呼ばれています。時代の流れに合わせ空冷から空水冷、空油冷へとかわり、カムシャフトもDOHCにかわりましたが、ボクサーツインエンジンの歴史だけは、かたくなに守り続けています。

BMW Rシリーズのおすすめモデル①

R1200GS

BMWのパリダカール・ラリーでの成功以来、トラベルエンデューロという世界を切り開いたR80GSの流れを組むバイクがR1200GSです。レイン、ロード、ダイナミック、エンデューロ、エンデューロプロ(エンデューロプロは公道使用不可)と5つのライディングモードがさまざまなシーンに応じてライダーをサポートしてくれます。オンロードをハイスピードでクルーズし、オフロードを軽快に走るといった道を選ばない楽しみ方のできるバイクです。

スペック

エンジンタイプ:4ストロークDOHC8バルブ水平対向2気筒
冷却方式:空冷・水冷併用
排気量:1169cc
最高出力:125PS/7,750rpm
最大トルク:
全長×全高×全幅:2,205mm×1,465mm×935mm
シート高:800mm
車体重量:252kg
燃料タンク容量:20.0リットル
燃料消費率:25km/L ※WMTCモード値(クラス3)1名乗車時
 

BMW Rシリーズのおすすめモデル②

R 1200GS Adventure

オンもオフもこなせるトラベルエンデューロモデルであるR1200GSに、長い後続距離を可能にする30リットルの大容量をほこる燃料タンクや、高速走行を可能にするフェアリングやスクリーンなどを装備したアドベンチャーツアラーがR1200GSアドベンチャーです。大柄な車格ながら大排気量エンジンのビッグパワーが生む機敏な走りや、2段階に調節可能なシートや軽快なハンドリングで、小柄なライダーや初心者ライダーでも扱いやすいバイクに仕上がっています。

スペック

エンジンタイプ:4ストロークDOHC8バルブ水平対向2気筒
冷却方式:空冷・水冷併用
排気量: 1169cc
最高出力:125PS (92kW)/ 7,750rpm
最大トルク:125N・m /6,500rpm
全長×全高×全幅:2,275mm×1,480mm×980mm
シート高:840mm
車体重量:267kg
燃料タンク容量:30.0リットル
燃料消費率:20.2km/L ※WMTCモード値(クラス3)1名乗車時
 

BMW Rシリーズのおすすめモデル③

R1200R

BMW伝統のボクサーツインを搭載したスポーツネイキッドモデルがR1200Rです。車重240キロ近いボディはネイキッドとしてはややヘビー級ながら、縦置きの水平対向エンジン特有の重心の軽さもあって、ライダーの体感としては非常に軽快なライディングフィールを楽しめます。BMWで一般的なテレレバーではなく、オーソドックスな倒立フォーク採用によるハンドリングの素直さも、軽快さと扱いやすさに貢献しています。

スペック

エンジンタイプ:空水冷4ストロークDOHC8バルブ水平対向2気筒
排気量:1169cc
最高出力:125PS (92kW)/ 7,750rpm
最大トルク:125N・m /6,500rpm
全長×全高×全幅:2,165mm×1,110mm×845mm
シート高:760mm
車体重量:239kg
燃料タンク容量:18.0リットル
燃料消費率:20.2km/L ※WMTCモード値(クラス3)1名乗車時
 

BMW Rシリーズのおすすめモデル④


R1200RS

Rシリーズ伝統のボクサーツインを搭載したボディに、空力特性にすぐれたフェアリングをまとった本格レーシングスポーツがR1200RSです。軽量な車体とトラクションコントロールやダイナミックESAの採用により、コーナーリング中の挙動も非常に安定しています。キーレスライドシステムやクラッチ操作不要でシフトチェンジの可能なギアシフトアシスタント、グリップヒーターにオートクルーズなどライダーにやさしいシステムも満載のスポーツツアラーです。

スペック

エンジンタイプ:4ストロークDOHC8バルブ水平対向2気筒
冷却方式:空冷・水冷併用
排気量:1169cc
最高出力:125PS (92kW)/ 7,750rpm
最大トルク:125N・m /6,500rpm
全長×全高×全幅:2,200mm×1,350mm×790mm
シート高: 760mm
車体重量:244kg
燃料タンク容量:18.0リットル
燃料消費率:20/2km/L ※WMTCモード値(クラス3)1名乗車時
 

BMW Rシリーズのおすすめモデル⑤

R1200RT

ドイツのアウトバーンのような道路を高速で巡航することを目的に作られたのがR1200RTです。ライダーの体を覆うような大柄のカウリングに、走行風を完璧にプロテクションしてくれる大型スクリーンで、高速巡航によるライダーの疲労の蓄積を軽減してくれます。テレレバーによる安定感の高さや、メンテナンスフリーのシャフトドライブ、大型のパニアケースなど、ツアラーとしての資質も非常に高く、ライダーを高速ツーリングの世界へいざなってくれます。

スペック

エンジンタイプ:4ストロークDOHC8バルブ水平対向2気筒
冷却方式:空冷・水冷併用
排気量:1169cc
最高出力:125PS (92kW)/ 7,750rpm
最大トルク:125N・m /6,500rpm
全長×全高×全幅:2,210mm×1,560mm×990mm
シート高:760mm
車体重量:278kg
燃料タンク容量:25.0リットル
燃料消費率:20/2km/L ※WMTCモード値(クラス3)1名乗車時
 

BMW Rシリーズのおすすめモデル⑥

R nineT

1923年のR32以来、BMWが頑なに作り続けたオートバイらしいオーソドックスさを追求した、原点回帰とも言えるバイクがR nineTです。エンジンはもちろんBMW伝統のボクサーツインを採用し、フロントフォークにはテレスコピックを採用、スピードメーターとタコメーターを配したシンプルなメーター周りなど、クラシックなBMWを愛する往年のファンも納得のネオレトロスポーツと言えます。ライダーの好みに仕上げる楽しみを味わえるカスタムパーツの豊富さも魅力です。

スペック

エンジンタイプ:4ストロークDOHC8バルブ水平対向2気筒
冷却方式:空冷・油冷併用
排気量:1169cc
最高出力:110PS(81kW)/7,750rpm
最大トルク:116N・m/6,000rpm
全長×全高×全幅:2,105×1,060mm×870
シート高:805mm
車体重量:222kg
燃料タンク容量:18.0リットル
燃料消費率:18.9km/L ※WMTCモード値(クラス3)1名乗車時
 

BMW Rシリーズのおすすめモデル⑦

R nineT Pure

BMWがボクサーツインを搭載したヘリテージモデルとして世に送り出したR nineTを、さらにオーソドックスなオートバイ本来の楽しさを突き詰めて作ったのがR nineT Pureです。R nineTから無駄な贅肉を削ぎ落としたシンプルなデザインは、バイク本来が持つ操る喜びを思い出させてくれます。軽い車重に加えボクサーエンジンがもつ低重心が生み出す軽快なハンドリングで、街乗りからワインディングまで快適に走れます。

スペック

エンジンタイプ:4ストロークDOHC8バルブ水平対向2気筒
​​​​​​​冷却方式:空冷・油冷併用
排気量:1169cc
最高出力:110PS(81kW)/7,750rpm
最大トルク:116N・m/6,000rpm
全長×全高×全幅:2,105mm×1,040mm×870mm
シート高:775mm
車体重量:216kg
燃料タンク容量:17.0リットル
燃料消費率:18.9km/L ※WMTCモード値(クラス3)1名乗車時
 

BMW Rシリーズのおすすめモデル⑧


R nineT Scrambler

ネオクラシカルなヘリテージモデルとして人気のR nineTをベースに、ショートフェンダーやアップライトなエキゾーストシステム、フォークブーツやオフロード調のタイヤで人気のスクランブラースタイルにまとめられたバイクがR nineT Scramblerです。前傾のきつくないライディングポジションや19インチのフロントホイール、キャスターを寝かせてホイールベースを伸ばしたことによる安定感で、オンやオフといった走るステージを選ばず、バイクを操る喜びを体感させてくれます。

スペック

エンジンタイプ:4ストロークDOHC8バルブ水平対向2気筒
​​​​​​​冷却方式:空冷・油冷併用
排気量:1169cc
最高出力:110PS(81kW)/7,750rpm
最大トルク:116N・m/6,000rpm
全長×全高×全幅:2,175mm×1,120mm×880mm
シート高:820mm
車体重量:222kg
燃料タンク容量:17.0リットル
燃料消費率:18.9km/L ※WMTCモード値(クラス3)1名乗車時
 

BMW Rシリーズのおすすめモデル⑨

R nineT RACER

前傾の強いライディングポジションにロケットカウル、シングルシートなど、かつて一斉を風靡したカフェレーサースタイルをまとったボクサーツインがR nineT RACERです。クラシカルな外観ながらその走りには現代の技術が凝縮されており、熟成を重ねた空油冷の水平対向エンジンが絞り出すハイパワーや、フロント正立、リヤはパラレバーの足回りが生み出す軽快なハンドリングで、ワインディングを縦横無尽に駆け巡る喜びを堪能できる一台です。

スペック

エンジンタイプ:4ストロークDOHC8バルブ水平対向2気筒
​​​​​​​冷却方式:空冷・油冷併用
排気量:1169cc
最高出力:110PS(81kW)/7,750rpm
最大トルク:116N・m/6,000rpm
全長×全高×全幅:2,105mm×1,125mm×770mm
シート高:805mm
車体重量:218kg
燃料タンク容量:17.0リットル
燃料消費率:18.9km/L ※WMTCモード値(クラス3)1名乗車時
 

BMW Rシリーズのおすすめモデル⑩

R nineT Urban G/S

人気のヘリテージモデルR nineTをベースに、かつてのRシリーズの名車であったR80GSを思わせるアドベンチャースタイルを纏わせたのがR nineT Urban G/Sです。大径のブロックタイヤに低回転からトルクフルに回る水平対向エンジンで、野や山を軽快に走り抜け、街中では大排気量が生み出すバイパワーでアーバンの名に恥じない力強い走りを堪能することができます。カスタムパーツも非常に豊富で、ライダーが自分好みの一台に仕上げていく喜びも味わえる一台です。

スペック

エンジンタイプ:4ストロークDOHC8バルブ水平対向2気筒
​​​​​​​冷却方式:空冷・油冷併用
排気量:1169cc
最高出力:110PS(81kW)/7,750rpm
最大トルク:116N・m/6,000rpm
全長×全高×全幅:2,175×1,330×870
シート高:820mm
車体重量:221kg
燃料タンク容量:17.0リットル
燃料消費率:18.9km/L ※WMTCモード値(クラス3)1名乗車時
 

BMW Rシリーズの歴史

伝説のモデルR32の誕生

1923年、それまで航空機のエンジンメーカーであったBMWが初めてバイクの生産に乗り出します。そして生み出されたのが、ボクサーツインと呼ばれる空冷の水平対向2気筒エンジンを搭載したR32です。フラットツインのエンジンを縦置きに配置することによる低重心と、わずか120kgの軽量な車体を持った革新的なバイクにより、BMWはまたたく間にバイクメーカーとしての地位を確立しました。

戦前〜戦中のめざましい進化

R32の成功後、スーパーチャージャーを搭載したR63が世界最高速度を記録したり、荒れた路面からの衝撃を緩和するテレスコピックサスペンションなど、工業国ドイツらしい革新的な技術でBMWは歴史的発展を遂げます。第二次大戦中はBMWもナチスドイツに大量の軍用車を納入します。この間もBMWのバイクはボクサーツインを搭載したRシリーズであり続けました。

アールズフォークの台頭

戦後しばらくしてバイクの生産を再開したBMWは、ふたたびボクサーツインを搭載したRシリーズを世に送り出します。この時代を象徴するRシリーズに搭載された新技術が、ブレーキング時にフロントフォークの沈み込みを抑えるアールズフォークの採用です。この時代に、現代でも歴史的名車といわれるR26やR50が生まれました。


R80GSの時代

1980年代に入るとハイスペックなエンジンを搭載した日本車が次々と登場します。これらの高性能モデルに対向するにはボクサーツインでは限界となり、BMWもついに水冷4気筒のKシリーズを投入します。でもこの時代もRシリーズの歴史が途切れることはありませんでした。パリダカでの成功を受けオンもオフも走れる革新的なモデルであるR80GSが誕生しました。

新たなボクサーツインの登場

マルチエンジンを搭載したKシリーズが登場しましたが、伝統的なボクサーツインを搭載するRシリーズも進化の歴史をとめることはありませんでした。1993年には空冷と油冷を併用し4バルブ化したニューボクサーツインが登場します。そして2000年代に入ると水油冷DOHCを搭載したエンジンを投入、ボクサーツインはこれからも進化し続け、歴史に名を刻んでいくにちがいありません。

Rシリーズ以外にBMWも熱い

Kシリーズ

ボクサーツインでは他社の高性能バイクに対向できなくなったBMWが投入したのがKシリーズです。かつては縦置き4気筒という変わったエンジン形式で登場しましたが、その後横置きマルチエンジンを搭載した最新マシンが次々とラインナップされています。

Gシリーズ

Gシリーズは水冷単気筒のエンジンを搭載したシリーズです。軽い車体と小排気量のエンジンをいかしたオフロードモデルやミドルスポーツ中心のラインナップです。

Fシリーズ

オーストリアのエンジンメーカーであるロータックスと共同開発した水冷シングルやパラレルツインのエンジンを搭載し、アプリリアが組み立てを行なっているシリーズです。タイトなエンジンを生かした中型スポーツバイクやアドベンチャーモデルをおもに展開しています。

Cシリーズ

近年ツーリングバイクとしてライダーに人気の高いビッグスクーターを、台湾のメーカーの受託生産で展開しているシリーズです。スポーツモデルや電動スクーターなどを次々と発表し、BMWの新たなファンを開拓しています。

魅力あふれるRシリーズに触れてみませんか

歴史あるBMWバイクの伝統のモデルとしてライダーに人気の高いRシリーズについてご紹介してきました。水平対向2気筒のエンジンを縦置きした独特の形式は、現代の技術からすると合理的とは言えないかもしれません。それでも時代に合わせた技術を注入しながらこの形式を守り続けるこだわりも、Rシリーズの魅力のひとつです。最新スペックを搭載したバイクも確かにすばらしいですが、古いようで新しいRシリーズをあなたの選択肢に加えてみませんか。