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バイク高速道路活用術!ライダーの高速道路利用のコツとお得な情報をご紹介!

ETCの普及やPA、SAの整備、タンデム走行解禁でバイクで高速道路を利用する人が増えています。バイクで高速道路を活用するコツや、ライダーにおすすめのサービスエリアの上手な利用法、高速道路をバイクで安全に走るノウハウについてご紹介します。
2020年8月27日
ironman17
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バイクで高速道路を活用しよう

バイクの大型化やハイパワー化、規制緩和による最高速度の引き上げや二人乗り走行の解禁などを追い風に、高速道路をバイクで走行する人が増えています。またETCの普及やサービスエリア、パーキングエリアなどの施設の拡充もバイクでの高速道路利用の普及を後押ししてくれています。そんな高速道路をバイクで活用するコツや、危険を回避して高速道路を安全に利用するコツ、高速道路のお得な情報についてご紹介します。

バイクで高速道路を利用するメリット

バイクツーリングで高速道路を利用することには、いろいろなメリットがあります。ここではその代表的なものをご紹介します。

遠いところへ行ける

制限速度が40〜60キロで信号や渋滞も多い一般道に比べ、高速道路では最高速度が100キロと平均速度が圧倒的に速いうえに、基本的に信号はありません。またお盆や年末年始などの一部の期間や、恒常的に交通量の多い都市部を除いては、ほとんど渋滞に巻き込まれる心配もありません。そのため同じ時間を走行するのであれば、高速道路を利用する方が断然遠くまで移動できることになります。

安全に移動できる

最高速度が100キロと絶対スピードの高い高速道路での走行は、危険なものと思われがちです。たしかにひとたび事故が起こると、人もバイクも重大な被害を負うことを考えれば、高速道路は危険な道路と言えるかもしれません。でも信号や交差点がなく、基本的にすべての車が同じ方向を向かって走っている高速道路は、それだけ事故が起こる危険も少ないということが言えます。つまり極端なスピードを出したり、急な進路変更などの危険な走行を行わなければ、一般道よりかえって安全な道路なのです。

燃料の節約になる

信号や渋滞による加速と減速の繰り返しや停止中のアイドリングは、思いのほか燃料を多く消費します。それに比べ、料金所を通過してしまうと、パーキングや目的地の料金所まではほぼ一定の速度で走行する高速道路では、燃費が向上することが知られています。もっとも燃費が良くなる走り方は、時速80キロでの巡航走行です。すなわち高速道路で80〜100キロで安全走行をすることが、一番燃料を消費しないエコなライディングにつながります。

ツーリングプランが立てやすい

信号や渋滞がなく、一定速度で走り続けることが可能なことに加え、料金所やパーキングなど区間距離が表示されている高速道路は、時間あたりの走行距離の計算がしやすいのもメリットです。出発点の料金所で高速に入り、目的地の料金所までの所要時間を割り出すことがたやすくできるので、移動に要する時間やおおまかな燃料消費量など旅のプランニングも簡単に行えます。

おすすめバイク高速道路活用術①

短時間で距離をかせぐ

休日が増えてゆとりができてきたとはいえ、それでもまだまだ日本の社会では長期の休暇は難しいのが現状です。ようやく取れた休みにロングツーリングを楽しむには、高速道路を利用しない手はありません。たしかに高速道路の走行は単調でおもしろみは少ないですが、目的地までをいっきに移動し、そこから高速を下りてツーリングを楽しみ、ふたたび高速道路で帰ってくるという使い方で、短い休暇でも遠い町を訪れることが可能になります。

おすすめバイク高速道路活用術②

タンデムで旅行を楽しむ

バイクは好きだけどパートナーはバイクの免許を持っていないから、一緒にツーリングを楽しめないという悩みは、かつて多くのライダーから聞かれました。でもバイクの高性能化もあって2005年より高速道路での二人乗りが解禁されました。ライダーだけでなくパッセンジャーも快適にツーリングを楽しめるツアラーやクルーザーも増えています。高速道路を利用して二人で遠い町までタンデムライディングを楽しむのもおすすめです。

高速道路のタンデムにおすすめのアイテム

高速道路ではエンジン音や風切り音で、ライダーとパッセンジャーのコミュニケーションも困難となります。そんなときに便利なアイテムが、バイク用のインカムです。最近ではクリアな音声通話に加え、音楽を共有して二人で音楽を聴きながら、同時に会話を楽しめるモデルも数多くあります。マスツーリングで他のライダーと通話できるものも多く、高速道路を利用したツーリングのコミュニケーションには必携のアイテムと言えます。

おすすめのバイク用インカム

SYGN HOUSE(サインハウス) B+COM(ビーコム) SB6X Bluetooth ブルートゥース インカム 【White Limited】 ペア ユニット バイク インカム

出典:Amazon
出典:Amazon

クリアな音声に加え、音楽を聴きながら通話もできる「聴きトーク」ができるのが魅力です。4台までペアリング可能なので、タンデムだけでなく別のバイクに乗ったライダーとも通話可能です。IP67の防水性能を持ち、ツーリング中のふいの雨でも対応できるので安心です。

おすすめバイク高速道路活用術③

ETCで料金所もスムーズ

これまで高速道路を利用するライダーにとって一番のストレスは、面倒な料金所通過でした。料金所でバイクを停止させてグローブをはずし、取り出した財布から料金を払ってふたたびグローブを装着し、発進する。この一連の動作だけでも時間がかかるのに、後ろに多くの車が並ぶとさらにプレッシャーがかかったものです。こんなストレスから解放してくれるのがバイク用ETC車載器です。ETCを装着すればグローブをつけてハンドルを握ったままでも、スムーズに料金所を通過できます。

おすすめバイク高速道路活用術④


スマートICでさらに便利に

スマートICとは最近増えているETC専用のインターチェンジで、高速道路本線上や、サービスエリア、パーキングエリアに併設されています。これまで次のインターチェンジまでの距離があったり、ツーリングの目的地から離れている場合も、高速道路の出入り口が増えることでより便利になりました。利用にはバイク用ETC車載器を装着する必要がありますが、バイクの機動力をいかしていろんなところを訪れたいライダーにはおすすめです。

おすすめバイク高速道路活用術⑤

ETC2.0活用法

ETC2.0とは専用のETC車載器を取り付けることにより、道路上に設けられたITSスポットと呼ばれるアンテナを利用して渋滞回避支援や、道路上の危険を事前に知らせてくれる安全運転支援などのさまざまなサービスを受けられるシステムです。今後、いったん高速を降りて近くの道の駅を利用し、ふたたび高速に戻る「賢い料金」制度などいろいろなサービスが展開されていく予定です。バイク用のETC2.0対応機種も増えており、これからETCを取り付けるライダーにはおすすめのサービスです。

バイク用ETC2.0車載器

GPS搭載ETC2.0車載器 MSC-BE700E

GPS搭載ETC2.0車載器 MSC-BE700E

バイク用車載器のトップブランドであるミツバの、ETC2.0対応の車載器です。アンテナと本体が別体となる分離型のため、ハンドル周りに装着してもスッキリとまとまります。防水・防塵規格の中でも最高等級のIP68をクリアしており、過酷な環境が想定されるバイクでの使用も安心です。

おすすめバイク高速道路活用術⑥

ETCツーリングプランがお得

バイクにETCを装着することで、深夜や休日などの走行料金にさまざまな割引が適用されます。また高速道路を運営するNEXCO各社は、高速道路を利用してツーリングをするライダーのために「ドラぷら」というサービスを展開しています。これは対象エリアの高速道路を2日間(一部コースは3日間)、何度乗り降りしても定額料金とするものです。ETCの装着や事前の申し込みが必要ですが、一定地域の観光地をいくつもめぐるようなライダーにはおすすめのプランです。

現在展開中の「ドラぷら」コース

首都圏エリア

①関越道・上信越道・中央道コース、②東北道・常磐道・磐越道コース、③東関東道・館山道・常磐道コース、④首都圏 東名・中央道コースの4コース

中京圏エリア

①中京圏 東名・中央道コース、②伊勢道コース、③東海北陸道・北陸道コースの3コース

関西エリア

①名神・北陸道・京都縦貫道コース、②舞鶴若狭道・中国道・山陽道コース、③阪和道コースの3コース

九州エリア

①熊本・長崎・佐賀コース、②熊本・大分・福岡コース、③熊本、宮崎、鹿児島コースの3コース

おすすめバイク高速道路活用術⑦

休憩や雨宿りにも便利

日本の高速道路には約15キロおきにパーキングエリア、約50キロおきにサービスエリアがあります。単調な高速道路でのライディングは眠気をもよおしやすい上に、走行風を受け続けることによる疲労も蓄積します。そんなときこれらパーキングエリアやサービスエリアはちょうどよい距離感であらわれてくれます。また長距離の移動では通り雨などの天候変化が多いものですが、レインウェアの装着や雨雲が通り過ぎるまでの雨宿りにもパーキングエリアやサービスエリアは便利です。

おすすめバイク高速道路活用術⑧

情報収集

車のように常にナビを見ながら走れないバイクでは、サービスエリアやパーキングエリアは重要な情報収集スポットになります。事故や工事の情報がモニターで確認できるうえに、無料で配布されているエリアガイドにも意外に便利な情報が記載されています。またNEXCO各社ではサービスエリアで無料Wi-Fiスポットの展開をすすめており、休憩の際にスマホやタブレットで情報を収集するのも便利になってきました。


おすすめバイク高速道路活用術⑨

グルメを食べつくす

かつては高速道路は目的地まで短時間で移動するための手段にすぎませんでした。ところが設備の充実したサービスエリアやパーキングエリアが増え、そんなゴージャスなサービスエリアやパーキングエリアを旅の目的地とする人も増えています。そんな旅の楽しみはなんといってもご当地グルメです。高速道路でしか味わうことができないグルメも多く、そんなサービスエリアやパーキングエリアのご当地グルメを食べにいくツーリングもおすすめです。

おすすめバイク高速道路活用術⑩

土産物を買い忘れても安心

サービスエリアの物販の充実ぶりも目をみはるものがあります。コンビニの併設だけでなく、カー用品店や地域の物産品などショッピングセンターなみのサービスエリアも数多く登場してきました。積載量に限りのあるバイクに乗るライダーがこれを利用しない手はありません。ツーリングの目的地ではバイクでの走りや観光に徹し、帰途に立ち寄ったサービスエリアでお土産を購入すれば、重くてかさばる荷物をバイクに積んで走り回らなくても済むので便利です。

おすすめバイク高速道路活用術⑪

入浴やシャワーでリフレッシュ

高速道路をバイクで移動すると、意外なほどライダーの体には汚れが付着しているものです。走行後にヘルメットをはずして顔を拭くと、おしぼりが黒くなったりということもしばしばです。また同じ姿勢で強い走行風を受け続けることも、ライダーの体に体温低下や疲労の蓄積をもたらします。そんなときにおすすめなのが、サービスエリアに併設される入浴施設やシャワーです。なかには足湯があるサービスエリアもあり、ブーツを脱いでライディングで疲れた足をお湯に浸すだけでリフレッシュができます。

入浴施設のあるSA

東名高速道路

中井PA[上り](コインシャワー)、鮎沢PA[上り](コインシャワー)、足柄SA[上り・下り](温泉・宿泊施設)、[上り・下り]牧之原SA(コインシャワー)の6か所
 

新東名高速道路

駿河湾沼津SA[上り・下り](コインシャワー)、静岡SA[上り・下り](コインシャワー)、掛川PA[上り・下り](コインシャワー)、浜松SA[上り・下り](コインシャワー)、岡崎SA[上り・下り](コインシャワー)の10か所

中央自動車道

諏訪湖SA[上り・下り](入浴施設)の2か所

名神高速道路

多賀SA(入浴施設・宿泊施設もあり)※下り線のみの1か所

北陸自動車道

徳光PA(コインシャワー)※下り線のみの1か所

東北自動車道

安積PA[上り・下り](コインシャワー)の2か所

おすすめバイク高速道路活用術⑫

長旅でたまった洗濯物も安心

大荷物を積んで何泊もするロングツーリングでの悩みのタネが洗濯物です。大きな町に行けばたいていコインランドリーがありますが、洗濯中はそこにとどまることを余儀なくされます。そんなとき、コインランドリー併設のコインランドリーを利用すれば、休憩や食事の間にたまった洗濯物をいっきにかたづけることができるのでおすすめです。

コインランドリー併設のSA

東名高速道路

中井PA[下り]、鮎沢PA[上り]、牧之原SA[上り・下り]、牧之原SA[上り・下り]の6か所

新東名高速道路

NEOPASA静岡[上り・下り]、NEOPASA駿河湾沼津[上り・下り]、掛川PA[上り・下り]、NEOPASA浜松[上り・下り]、NEOPASA岡崎[上り・下り]の10か所

 


名神高速道路

EXPASA多賀[下り]、草津PA[上り・下り]の3か所

山陽自動車道路

淡河PA[上り・下り]、瀬戸PA[上り]、小谷SA[下り]、佐波川SA[下り]の5か所

九州自動車道

吉志PA[下り]の1か所

バイクで高速道路での安全走行のコツ

バイクツーリングで高速道路を安全に走行するには、それなりの準備やテクニックが必要です。ライダーが高速道路を安全・快適に走行する際のコツについてご紹介します。

出発前のチェック

高速道路では一般道のように思ったところにガソリンスタンドがあるとは限りません。ある程度長距離を走ることを想定し、ガソリンは満タンにしておきます。スピードを出すことを想定し、タイヤの空気圧はやや高めにしておきます。高速走行中の部品や荷物の脱落はたいへん危険です。各部のネジの増し締めや、荷物のパッキングの緩みなどがないかをしっかりチェックしておきましょう。

高速走行に必要な装備

高速道路ではライダーは常に強い走行風を受け続けます。ライディングウェアは風によるバタつきの少ないものを選びます。また風による体温の低下にも対策が必要です。防風性能のしっかりしたウェアを選び、襟元や袖口、裾などからの風の巻き込みにも対策を施します。また転倒時の危険に備え、肘や肩、膝、脊髄などにしっかりとしたプロテクターの入ったウェアを選びましょう。

入口・出口での安全走行のコツ

高速道路でのバイク走行の中でも、特に危険なのが合流と分離です。入り口から本線の進入時に急な車線変更で本線に合流するのはたいへん危険です。加速車線で十分にバイクのスピードをあげてから合流します。合流の際は、ミラーだけに頼らず、首をしっかりと回して目視で後方の安全を確認しましょう。本線から出口への離脱の際も早めのウィンカーで後続車に合図をして、ゆるやかな曲線を描くようにして分離します。

本線での安全走行のコツ

本線では走行車線を走るのが基本です。追い越し車線は遅い車を追い越すために使用し、追い越した後はすみやかに走行車線に戻ります。ただし急激な車線変更は危険です。早めにウィンカーで合図し、できるだけ車体をバンクさせずに緩やかに車線を変更します。ウィンカーの戻し忘れにも注意しましょう。また大型トラックは大きな空気のかたまりをひきつれて走行しています。トラックの真横は気圧が低くなり、バイクはどうしても車体に引き寄せられそうになります。またトラックから離れる際は、バイクを急激に遠ざけようとする風の流れがはたらきますので大変危険です。トラックの横を走行する際は、できるだけ距離を多くとるのが安全走行のコツです。

パーキングエリアでの安全走行のコツ

SAやPAなどでは、車の間から歩行者が急に飛び出す場合があります。バイクを常に最徐行させ、安全走行をこころがけましょう。駐車は二輪用のパーキングロットに入れるのが基本ですが決してスペースが十分とは言えず、繁忙期はとめられない場合もあります。できるだけマナーを守って駐車し、数を頼んで傍若無人な振る舞いをしてライダー全体の評判を落とすようなことをしないよう気をつけましょう。

高速道路で安全・快適なツーリングを楽しもう

バイクで高速道路を利用するコツについてご紹介しました。最近のバイクはエンジンのパワーもあり、高速道路を快適に走ることが可能になってきています。ETCの普及やタンデム走行の解禁など、ツーリングに高速道路を利用する環境も整ってきています。でも速いスピードでバイクを走らせることは、それなりの危険もともなうのも事実です。安全対策をしっかりほどこしたうえで、便利になった高速道路をバイクで大活用しましょう。