自由なバイク旅のために!はじめに
とりあえず北に走る…目的地を決めたくない…そんなバイクツーリングをし始めると宿泊施設の予約が煩わしくなります。宿泊施設を予約するとチェックインやチェックアウトの時間に縛られるからです。
宿泊施設を予約したけれどもう少し走りたかった…そんな経験をするようになったら、予約なしで宿泊できる施設を検討しましょう。
考える前に行動すること
宿泊施設が見つかるだろうか…野良犬も寄り付かないような宿だったらどうしよう…そんな心配をし始めるときりがありませんので、心配する前に行動してしまいましょう。バイクツーリングのスタイルは経験を糧に確立できるものです。失敗は大きな経験になりますし、いずれはあなたの武勇伝にもなります。
どうしても宿泊施設を見つけられなかった時に備えて寝袋とマットを積載してツーリングに出かける方法もあります。しかし、一度野宿を経験してしまうと宿泊施設を探すのが煩わしくなってしまいますので、寝袋とマットを使うのは最終手段だと心に決めて宿泊施設を探しましょう。
こんな時にも使える
予約なしで宿泊できる施設があることを知っておくと非常時に役立ちます。キャンプツーリングの道のりで体調を崩してしまった時や、警報レベルの悪天候に見舞われたりなどした時などは宿泊施設を探すのが賢明です。また、夏や冬のキャンプツーリングで体力的な厳しさを感じた時に駆け込むのもありですね。
日帰りツーリングで帰宅する体力を失った時にも、予約なしで宿泊できる施設は便利です。事故をして迷惑をかけるより、日が変わってから帰宅して迷惑をかける方がマシだといえます。
宿泊施設の探し方
宿泊施設は日本全国にたくさんあります。ソロツーリングなら仲間や連れ合いの意見を聞かなくてもいいので、いろんな宿泊施設にチャレンジしてみましょう。チャレンジすることが経験となり、あなたにとって快適な宿泊施設を見つけられるようになります。
観光案内所
観光案内所で宿泊施設を紹介してもらう方法なら早く宿泊施設を見つけられます。受付の人に条件を伝えると宿泊施設とのやり取りをしてくれますので簡単ですし、安心感も高いですね。
格安な宿泊施設を紹介してもらうなら予算を伝えればいいだけです。意外とハズレはありません。しかしバイクの駐車ができる宿泊施設であるはどうかを必ず確認しましょう。
ネット情報
近年は宿泊施設予約サイトを利用するケースが多くなっています。安い順に並べて選ぶことができますし、宿泊施設の詳細や口コミ情報も得られます。
条件や金額にこだわりすぎると時間を浪費しますので、優先順位を決めて検索しましょう。週末や連休の観光地に近い宿泊施設はあっという間に空室なしになってしまいます。
道の駅の情報を活用
道の駅は地域経済の活性化を狙って建設されていることが多いので、近隣の宿泊施設を紹介するパンフレットが配布されていることがあります。すこし時間を浪費しますが、宿泊施設に電話で空室があるかを直接片っ端から聞くといいですね。
また、道の駅で働いている人には地元の人も多いので、話しかけると有力な宿泊施設情報が得られます。
飛び込みで空室を聞く
目についた宿泊施設に飛び込んで空室の有無を聞く方法もありです。空室の条件と金額さえ合えば即決して問題ありません。運悪く満室なら近くの宿泊施設の情報を教えてもらいましょう。
個人経営の旅館や民宿にはご近所ネットワークが確立された地域もありますので、純度が高い宿泊施設情報を仕入れられます。「この付近はどこも満室かも」といった情報を得たら宿泊エリアを変更すべきですね。
地元の人に聞く
どうしても宿泊施設を見つけられなかったら地元の人に聞くのも有効な方法です。ネットでの情報では載っていない穴場的な宿泊施設を教えてもらえることもあります。
ツーリング先で立ち寄らないようなローカルな場所に行く必要がありますが、意外と親切に教えてもらえることが多いですね。
ソロツーリングに適した予約なし宿泊ができる施設1
バイク旅度:3 快適度:5 便利度:3 格安度:2
旅館
旅館なら快適な宿泊ツーリングが可能です。夏や冬でも空調が利いていますし、ある程度プライバシーも確保できます。1人用の部屋がある旅館は少ないので、広い部屋でくつろげます。
しかし、1人で宿泊すると割高な料金設定の旅館もありますので注意が必要です。必ずしも格安というわけにはいきません。
旅館の探し方は?
観光旅館や料理旅館などで宿泊料金に差がありますが、観光地から外れた市街地の旅館には格安なところが多いですね。宿泊予約サイトで見つからなければ飛び込みで当たりましょう。駅前旅館もおすすめです。
旅館の夕食準備時間に間に合わないことが多いので、ソロツーリングでは素泊まり前提で探しましょう。ご当地ラーメン情報などを旅館の人に教えてもらうとバイク旅度がアップします。
ソロツーリングに適した予約なし宿泊ができる施設2
バイク旅度:3 快適度:5 便利度:5 格安度:3
ビジネスホテル
ビジネスホテルはプライバシーを確保できるので十分な休息がとれます。無料でWiFiが利用できるビジネスホテルが増えていますので、スマホやタブレットで次の日の情報収集もしやすいですね。もちろん、空調が効いていますので夏や冬でも快適です。
しかし、格安な部屋は狭いのでベッド以外にくつろげる場所がないところもあります。また、バイクの駐車に不安を感じるようなところもありますので、ビジネスホテルを選ぶ時は防犯対策を万全にしましょう。
ビジネスホテルの探し方は?
ビジネスホテルを確保するには宿泊施設予約サイトで検索すると便利です。しかし、ビジネスホテルを観光目的で利用する人は増えていますので、週末などは確保するのが難しい場合もあります。
ネット上に情報がないビジネスホテルもありますので、周囲をよく観察して探しましょう。ネット情報がなかった時代は公衆電話の電話帳を活用したものでした。
比較的に市街地に近いビジネスホテルが格安で確保しやすく、歩いていける距離のローカル居酒屋で夕食をいただけばバイク旅度がアップします。
ソロツーリングに適した予約なし宿泊ができる施設3
バイク旅度:4 快適度:3 便利度:2 格安度:3
民宿
民宿は格安な宿泊施設というよりも、コスパが高い宿泊施設だと捉えましょう。料理自慢の民宿なら料金以上の夕食にありつけます。他のタイプの宿泊施設よりも早めに確保して、夕食は民宿でいただきたいですね。
空調が利いているところがほとんどですので夏や冬でも快適に過ごせます。しかし、部屋を施錠できない民宿も稀にありますので、設備的なクオリティはある程度は割り切りましょう。
民宿の探し方は?
民宿は宿泊施設予約サイトで検索できるところもありますが、そうでないところもあります。ネット上に情報がない民宿は穴場といっていですね。観光案内所や道の駅での情報をもとに探すとコスパが高い民宿にたどり着けます。
民宿好きライダーには「建物が古めかしいほど旨い飯が出る」という人もいます。
ソロツーリングに適した予約なし宿泊ができる施設4
バイク旅度:5 快適度:3 便利度:3 格安度:5
ライダーハウス
ライダーハウスは北海道に多いのですが、最近では本州でも多くなってきました。バイク、自転車、徒歩などの旅人を受け入れてくれる施設ですので、一生モノの出会いもあるとかないとか。プライバシーの確保は難しいですが、キャンプに比べれば夏や冬でも快適です。悪天候時にも駆け込みやすいですね。
ライダーハウスは宿泊施設ではありません。オーナーの好意で宿泊させてもらえるものですので、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
ライダーハウス萱野駅を出発して途中、札幌在住時によく通っていた銀波露で久々にラーメンを食べました。今夜は札幌のとある聖地で一泊して明日は札幌を少し回ります。 pic.twitter.com/37DJPa1ZI9
— パワーボム@日本縦断中 (@mei_hokkaido) September 26, 2018
ライダーハウスの探し方は?
ライダーハウスを探すなら無料キャンプ場口コミサイトのHATINOSUがもっとも情報量が多いですね。他にもSNSの口コミ情報を基に探す方法があります。北海道では出会ったライダーから口コミ情報を得られますが、北海道以外では情報収集が難しくなります。
ソロツーリングに適した予約なし宿泊ができる施設5
バイク旅度:5 快適度:3 便利度:3 格安度:5
ゲストハウス
近年、ゲストハウスは急増しています。外国人観光客向けのイメージがありますが、バイクツーリングで利用しやすいゲストハウスも多いですね。古民家を改装したゲストハウスならバイク旅度はアップします。
多くはドミトリーですが、シングルルームを備えたゲストハウスもあります。夏や冬など気候が厳しい季節でも快適に過ごせますし、同宿する仲間との出会いも楽しみですよ。
ゲストハウスの探し方は?
宿泊施設予約サイトでも検索できますが、中には検索にかからないゲストハウスもあります。観光案内所でも紹介してもらえますし、SNSで「地名+ゲストハウス」と検索すると誰かがアップした情報を見つけることもできます。
観光地や市街地のゲストハウスにはバイクが置けない場合がありますので事前に確認しましょう。
ソロツーリングに適した予約なし宿泊ができる施設6
バイク旅度:1 快適度:5 便利度:4 格安度:2
ラブホテル
ラブホテルはチェックインやチェックアウトの時間が自由ですので、バイクツーリングで便利に利用できます。アメニティが充実していますし、部屋やお風呂の広さは他の宿泊施設の比ではありません。夏や冬でも快適に過ごせます。
一度入室すると外出できないラブホテルが多いので注意が必要です。一般的なホテルとして登録された外出可能なラブホテルも稀にありますよ。
ラブホテルの探し方は?
ラブホテルの探し方は難しくありません。昼間は姿を潜めていますが、夜になると電飾が明るく灯されるからです。高速道路のインターチェンジや市街地と市街地をつなぐ幹線道路に多い傾向があります。
料金システムが複雑ですので、ハッピーホテルなどの全国規模の検索サイトやオフィシャルサイトで事前に調べておくのがおすすめです。検索サイトでは口コミ情報も得ることができますよ。
ソロツーリングに適した予約なし宿泊ができる施設7
バイク旅度:1 快適度:2 便利度:5 格安度:5
ネットカフェ
ネットカフェは宿泊施設ではありません。しかし、遅い時間から長時間利用できる休憩場所としては便利です。夏や冬の気温から逃れられますし、ネット環境が整っていますので次の日の情報収集がしやすいですね。
料金は設備が整ったキャンプ場といい勝負をするほど格安です。しかし、十分な休息を得られるほどのくつろぎ感はないので、神経質な人には不向きだといえます。
ネットカフェの探し方は?
駐車場を完備している郊外のネットカフェを中心に探すのがおすすめです。全国展開してるネットカフェならら無駄な入会金を払う必要がありません。ネットカフェのほとんどはオフィシャルサイトを開設していますので、ネットで検索すれば見つかります。
ソロツーリングに適した予約なし宿泊ができる施設8
バイク旅度:1 快適度:3 便利度:3 格安度:5
24時間営業のスーパー銭湯
24時間営業のスーパー銭湯で仮眠する方法もあります。夏は涼しく冬は暖かいので、厳しい季節の宿泊ツーリングで快適に利用できます。館内で食事もできますので便利ですね。プライバシーは皆無ですが、体を芯からほぐしてくれます。宿泊施設を併設してるスーパー銭湯もありますよ。
24時間営業のスーパー銭湯の探し方は?
24時間営業のスーパー銭湯を全国規模で探せるスーパー銭湯 全国検索などの検索サイトを活用しましょう。深夜利用料金が発生するスーパー銭湯が多いので、利用前に要チェックです。
郊外のスーパー銭湯なら駐車場が広くて利用しやすいのですが、不特定多数の人が出入りするのでバイクの防犯対策は万全にしましょう。街灯の明かりが届く目立つ場所に停めるとイタズラされにくいですね。
自由なバイク旅のために!まとめ
探せばソロツーリングで利用しやすい宿泊施設はたくさん見つかります。最近ではネットでの情報がふんだんにありますので、事前に調べるのが便利になりました。しかし、古くからある観光案内所を利用する方法は確実性は高いですね。
宿泊施設によってバイク旅度が異なりますので、すべてが充実した宿泊施設だとは言えません。あなたが宿泊施設に求めるものが何かを見定めてから探すと充実した宿泊施設となるでしょう。バイク旅度を高めるためには出会いがある宿泊施設がおすすめです。
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