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エアーコンプレッサーとは?その使い道や用途に合わせた選び方をご紹介!

DIYにおすすめの工具のひとつ、エアーコンプレッサーの紹介です。エアーコンプレッサーがどういう工具なのか、コンプレッサーの使い道や用途、選び方や使い方をお伝えします。エアーコンプレッサーの仕組みを知りたい方やこれから購入する方におすすめの記事です。
更新: 2021年3月7日
tryyua
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はじめに

DIYに慣れてきたところで買い足したいと考え始める工具といえばさまざまなメーカーが販売しているエアーコンプレッサーです。

今回はエアーコンプレッサーとはどういう工具・機械なのか、エアーコンプレッサーの役割や用途・エアーコンプレッサー使い道、エアーコンプレッサーの種類や価格帯、エアーコンプレッサーの使い方にエアーコンプレッサーの注意点を紹介します。家庭用・DIY向けにこれからエアーコンプレッサーを購入したい方におすすめの内容です。

エアーコンプレッサーとは

空気を圧縮する機械

エアーコンプレッサーとは空気を圧縮するための機械です。発電機やエアー関係の工具の使い道・用途は良く知られていますが、エアーコンプレッサーはそれらの工具の動力源としての使い道・用途を備えています。

そのためエアーインパクト系工具やタイヤに空気を入れることが無い方にはエアーコンプレッサーは馴染みのない工具です。

使い方・用途に合った種類がある

エアーコンプレッサーにはいろいろ種類があります。以降で詳しく説明しますが、稼働中の環境に合ったエアーコンプレッサーの使い方・用途を検討する必要があるので、エアーコンプレッサー選びは特に家庭用ではそれらを比較して購入する選び方がおすすめです。

エアーコンプレッサー購入時には、定番タイプから少し特別なタイプ、安くてリーズナブルな物から本格的なもの、それぞれの使い方や用途に合ったものを選ぶことをおすすめ

エアーコンプレッサーの役割

エアーコンプレッサーの役割その1:空気を圧縮する

エアーコンプレッサーの役割は空気を圧縮すること、これに尽きます。エアーコンプレッサーを用意してエアーツールを使えればDIYでの工具の用途が広がり便利です。しかし、電動工具のみ使用する方であればエアーコンプレッサーを購入する必要はほとんどなく、ある程度の電動工具であればエアーツールの代わりとしての使い方もできます。

しかし、エアーツールならではの良さもあるので、購入できるなら購入しておくべきです。

エアーツールならではの使い方

エアーコンプレッサーを持っていれば、エアーでジャッキアップできるフロアジャッキを使用することも、エアーインパクトレンチでホイールナットやハブナットを緩めることも、塗装に使うスプレーガンや浮き輪の空気入れなどに利用することができます。

なおかつ強力な力を発揮することができるので、注意点もありますが、非常に便利です。バッテリー切れを心配することもありません。

エアーコンプレッサーの構造

覚えておきたい9つの構成部品

エアーコンプレッサーの構造を理解するうえで必ず覚えておきたい9つの構成部品があります。それらは、吸い込みフィルター、圧縮機、圧力調整器、圧力計、制御部、圧力タンク、吹出し口、取っ手、移動用車輪です。

取っ手や移動用車輪は持ち運びやすさに影響するもので、それ以外の構成部品は実際に空気を圧縮する過程において必重要な役割を果たすものになります。

空気を圧縮する場所

エアーコンプレッサーにおいて実際に空気を溜めている部分は圧力タンクです。圧縮機内部のピストンがモーターの回転運動を原動力として上下に動き、その上下運動によって空気が圧縮されます。

そうして圧縮された空気を圧力タンクに蓄えておき、先端部分からその圧縮した空気を出してエアーツールを使用する、これがエアーコンプレッサーの大まかな仕組みです。使い方・用途・使い道に関わらずエアーコンプレッサーであれば共通する仕組みになります。

エアーコンプレッサーの用途その1

タイヤの空気入れ


エアーコンプレッサーの用途その1はタイヤの空気入れです。エアーコンプレッサーの用途の中でも特に知られている使い方・使い道になります。

自動車やバイクのタイヤに空気を入れるにはエアーコンプレッサーの先端部にチャックと呼ばれる工具を接続して、タイヤのノズル部分に差し込み(押し込み)空気を注入するのです。

手軽にできる使い方・使い道

車の整備を整備工場に依頼している場合でも、タイヤの空気圧を定期的にチェックすることで空気圧の減り具合を確認することができます。空気圧が少ない場合に注入することで燃費・乗り心地の完全にもつながるので非常におすすめです。

自分でタイヤ交換をする場合には、口述しますが、コンプレッサーを持っていると役に立ちます。これがエアーコンプレッサーをおすすめする理由です。

エアーコンプレッサーの用途その2

タイヤ交換作業

エアーコンプレッサーの用途その2はタイヤ交換作業です。ホイール・タイヤを固定するホイールナットを緩めることでタイヤを取り外す・固定することができます。

エアーコンプレッサーにエアーインパクトレンチを接続することでホイールナットの脱着を効率的に行うことができるのです。

十字レンチにも同じ使い道・使い方が可能ですが、手間がかかり時間を多く要します。エアーコンプレッサーとエアーインパクトレンチのほうが比較しておすすめできるのです。

本当におすすめ

エアーインパクトレンチと十字レンチを比較すると、その決定的な違いは地面に設置した状態で一度緩めなくてもエアーインパクトレンチを使えばホイールナットを緩めることができる点です。これらを比較すると大きな違いはこれに尽きます。

出先では使い道のある十字レンチでも、自宅にエアーコンプレッサーがあればぱぱっと作業を終えて自由時間を増やすくことのできるエアーコンプレッサーには勝りません。

これが家庭用としてエアーコンプレッサーを用意すべき理由でもあります。

エアーコンプレッサーの種類その1

オイル使用タイプ

エアーコンプレッサーの種類その1はオイル使用タイプです。車の整備や工場、印刷・物流などの一般的用途に使われるエアーコンプレッサーはオイルを使用しています。リーズナブルに購入できるおすすめタイプです。

少なくなったらその都度給油する必要があるのです。オイルを使用するエアーコンプレッサーにはレシプロコンプレッサーとパッケージコンプレッサータイプがあります。

給油が必要となる

リーズナブルでおすすめのエアーコンプレッサーですが、給油が必要となるので、半年に一度くらいの間隔でエアーコンプレッサーに使っているオイルを新品に交換する必要があります。

コンプレッサーの使用頻度が月に1-4回の使用であれば半年ごとに交換で良いと言われていますが、コンプレッサーの使用用途に合わせてオイルを交換することをおすすめします。

コンプレッサー内部の潤滑や冷却に関わる大切なアイテムです、オイルには専用の物を使用してください。

エアーコンプレッサーの種類その2

無給油式エアーコンプレッサー

エアーコンプレッサーの種類その2は無給油式エアーコンプレッサーです。給油式エアーコンプレッサーと比較したときの決定的な違いは給油を必要としないつまりオイルを使用しない点になります。給油する必要が無いのでメンテナンスも楽です。

レシプロコンプレッサーとパッケージコンプレッサーの2タイプが発売されているので、予算や使い方に合わせて選ぶとよりおすすめです。

衛生的にも良い

オイルレスのエアーコンプレッサーとなっているので空気にオイルが混じることなく衛生的で空気が悪くありません。ガレージで使用してもオイル混じりの臭いで悩まされる心配もないでしょう。

オイル式と比べてメンテナンスフリーで使用できるのは間違いなくオイルレスのエアーコンプレッサーです。強いているのであれば、このタイプはオイル式と比較して価格が高くなっています。

エアーコンプレッサーの価格

オイル式の場合


オイル式エアーコンプレッサーの場合、価格は安いもので10,000円ほどとなっています。この価格のものだと持ち運びに向いている現場用であることも多く、DIY・家庭用として取り回しやすくおすすめです。

安くて持ち運びしやすくなおかつ家庭用にも向いているタイプでは、容量が小さくなっています。タンク容量が大きくなると重量・価格・騒音も大きくなる携行です。価格に関しては高いもので100,000円を超えていきます。初めて購入するなら現場向けなどがおすすめです。

オイルレス式の場合

オイルレス式の場合、オイル式よりも価格は高くなります。

ミニタイプのオイルレス式エアーコンプレッサーには10,000円くらいで購入できるものもあるのですが、通常サイズのもので20,000円以上の価格となっていてさらに容量や吐出し空気量などが高くなってスペックアップすると100,000円を超える製品も多いです。

オイルレス式はオイル式と比べると価格的には入門向けというより、初心者と中級者の間くらいに当たる印象となっています。メンテナンスフリーな点はおすすめですが。

エアーコンプレッサーの選び方その1

価格基準の選び方

エアーコンプレッサーの選び方その1は価格基準の選び方です。10,000円代のエアーコンプレッサーに始まり200,000円代のエアーコンプレッサーが販売されていることからもわかるようにエアーコンプレッサーの価格帯は非常に広くなっています。

使い道が仕事向けであれば別ですが、DIY・家庭用となると予算も限られますので特に大切です。

必要なスペックを確認できると良い

実際にエアーコンプレッサーを所有している友人・知人がいるのであれば、どこのエアーコンプレッサーでどれくらいのスペックを備えているものか確認するのがおすすめです。

実際に話を聞いてみて、性能は十分かどうかなどをチェックすれば、自身の作業にどれくらいのスペックが必要となるか予測することができます。その必要スペックを満たすものをできるだけ安く購入するようにしましょう。

エアーコンプレッサーの選び方その2

性能重視の選び方

エアーコンプレッサーの選び方その2は性能重視の選び方です。できるだけ高性能なエアーコンプレッサーを購入したい場合にはこのような選び方となるでしょう。

性能が高くなれば使いやすさや耐久性、さらには静音性や馬力に容量などが高くなります。そうなればどのような作業にも使えるスペックを備えることとなり、使い勝手の向上を期待できるのです。

家庭用としても、他の工具や消耗品と比較してもいくつも購入するものではないので性能の良いものを購入しておくことは悪くないでしょう。

価格に注意して購入を

性能が高い(大容量・静音・高馬力etc)エアーコンプレッサーを購入することに越したことはありませんが性能を求めれば求めるほど価格が高くなります。

エアーコンプレッサーはほどほどのスペックものに抑えて浮いたお金で別の工具を買い足すこともできると考えれば、高スペック製品を買うことが全てではないことは明らかです。

DIY・家庭用であれば作業内容も絞られることが大半ですので、タンク容量を抑えるなどしても問題ないでしょう。

エアーコンプレッサーの使い方

エアーツールを取り付ける

初めにエアーツールをエアーコンプレッサーの先端部に取り付けます。コンプレッサーの電源が入っていない状態で取り付けることで安全・確実なエアーツールの取り付けをすることができるのでこの方法がおすすめです。なお、おすすめはしませんが、エアーコンプレッサーがオンの状態でも取り付けることはできます。

コードを差し込んで電源を入れる

エアーツールをコンプレッサーに接続できたらコンプレッサーのコードをコンセントに挿しこんで電源を入れましょう。

一般家庭用・DIY用の場合、ほとんどの家庭では100V電圧のコンセントとなっているので、必然的にコンプレッサーも100V対応タイプを購入するはずです。200Vタイプと比較しても100VタイプのほうがDIY・家庭用としては使い勝手が良いのでおすすめです。

空気圧を溜める


エアーコンプレッサーの電源を入れたら、コンプレッサーが空気を溜め始めます。エアーコンプレッサーには規定圧力と呼ばれる物が決められていて、その圧力に達するまで圧縮エンジンが稼働してコンプレッサー内の空気圧を上昇させるのです。

規定圧力に達すると圧力エンジンは自動的に止まるので心配ありません。

エアーツールを使う

規定圧力に達したところでエアーツールを使い始めましょう。特別注意することはありませんが、エアーインパクトレンチに関して言えばホイールナットを再度締め付ける時に強すぎる力で行わないことです。

タイヤ交換の使い道の場合、締め付ける時に力が強すぎるとホイールナットが壊れてしまう可能性があります。エアーツールがダイヤル式かどうかなども事前に確認しておいてください。

家庭用で容量少な目と言えどエアーコンプレッサーは便利です、うまく利用しましょう。

エアーコンプレッサー使用時の注意点その1

使用後はドレン抜きバルブを開いておく

エアーコンプレッサー使用時の注意点その1はコンプレッサーの使用後にドレン抜きバルブを開いておくことです。ドレン抜きバルブを開いておくことで、空気の圧縮によって発生した水滴を外に逃がすことができるのでおすすめします。

タンクの容量に関わらず、家庭用・DIY用であろうと必ず行いましょう。水と一緒に空気も外に逃がすことができます。

内部で錆が発生する可能性も

ドレン抜きバルブから空気と水を抜かずにそのまま放置しているとタンク内部に錆が発生する可能性があります。錆が発生するとコンプレッサーの寿命にも関わってくるので注意しましょう。比較的簡単なメンテナンス作業です、毎度行うことをおすすめします。

エアーコンプレッサー使用時の注意点その2

吸い込みフィルターのメンテナンスをする

エアーコンプレッサー使用時の注意点その2は吸い込みフィルターのメンテナンスをすることです。エアーコンプレッサーは大気中の空気を吸い込んでいるのですが、使用し続けていると吸い込みフィルター部分に空気中のゴミが溜まってきます。容量や大型・小型にかかわらず共通する注意点です。

定期的にチェック・清掃

吸い込みフィルターのチェック・清掃を定期的に行うことでフィルターの性能を落とさないようにしてあげることをおすすめします。比較的小型容量でも小まめなメンテナンスで性能を発揮できれば十分利用できるのです。

まとめ

DIYをする方には小さい容量でもぜひ購入をおすすめするのがエアーコンプレッサーです。

オイルの有無や容量などを比較するといろいろと種類があり、比較し出すときりがありませんが、できるだけ予算とスペックにあったものを購入することをおすすめします。おすすめの工具エアーコンプレッサーでDIYの幅が広がること間違いなしです。