沖縄の秋冬の狙い目スポットは
なんとも覚束ない秋から冬の風景なのは、如何ともし難く沖縄の夏が長すぎるからです。それでもしっかり秋冬らしい風景はソコカシコに眠っています。本島ではどのようなジャンルの秋冬旅行スポットを見つけたいですか。
紅葉が迫る旅行地
滑り出す前の段階から「紅葉要素＝０」と決めつけられがちな沖縄ですが、実は本島の南部から中部を経て北部まで注意深く見極めれば、ドライブで季節外れな紅葉的風景にも巡り会えるものです。特におすすめな、紅葉スポットに肉薄してください。
秋冬らしい低温な旅行地
熱帯夜な秋も通常モードで、真冬な筈の12月や1月も20度を超えることも普通なのが、沖縄本島の仕様です。それでも一段と気温が低いと感じる、秋冬らしい気温を求められる場所もあります。沖縄で意外なほど涼しい時間を体感してみませんか。
海の絶景の旅行地
丸1年のうち10ヶ月が海水浴シーズンで信じられない沖縄ですが、短い秋～冬にはビーチから水着の若者が消え去り、静寂な時間を迎えています。それだけに純粋に景色を観賞しやすい、冬の穴場的海岸も多いのでおすすめなのです。
イルミネーションの旅行地
微かな冬の息吹が到来すれば、沖縄は何故だかあちこちでイルミネーションが花盛りです。本島の幾つものイルミネーションスポットは、見たこともないほど大規模で多彩な光の絶景を生み出します。旅行したなら忘れられない時間となりそうです。
沖縄の秋冬ドライブおすすめスポット①
識名園
シチナヌウドゥンと、1度じゃ覚えられない地元の呼称も存在する、識名園までドライブすれば、庭園からは僅かに秋～冬の気配を感じ取れます。ここは沖縄南部、首里城の傍に琉球王国が1799年に造成した経緯がありました。心字池を中心とする、おすすめな琉球風回遊式庭園のスポットです。
モモタマナの紅葉の穴場
雅な心字池を一周する途中、池のほとりでボコボコとした表面が特徴な石橋のそばに、地元でタマナーと呼ばれるモモタマナが見られます。タマナーは沖縄では数少ない紅葉する木。本州や九州の紅葉と違い、沖縄本島の識名園では1月から3月にかけての頃、全体の葉を赤くしています。
基本情報
所在地 沖縄県那覇市字真地421-7
問い合わせ 098-855-5936（識名園管理事務所）
営業時間 4月～9月（9:00～18:00）、10月～3月（9:00～17:00）
沖縄の秋冬ドライブおすすめスポット②
平和祈念公園（南部）
摩文仁の丘陵上から、巨石と蒼海の風景が綺麗に見える平和祈念公園。ここは終戦の地として住民から特別視される祈りの場でありながらも、沖縄でまとまった秋と冬の紅葉を見られる、旅行スポットとしておすすめします。南部に通る国道331号をドライブしてきたら、歩きたいのが平和の礎です。
モモタマナ並木の紅葉の穴場
芝と石畳で湾曲を複数描いて、整然と区画された戦没者慰霊碑の並ぶ平和の礎ですが、南部でも珍しい、大規模なモモタマナ並木が観賞できる穴場となります。紅葉は冬とは言え、まるで秋めいた印象を見せてくれます。赤いモモタマナのまとまった紅葉が綺麗に見られるのは、1～3月にかけての頃です。
基本情報
所在地 沖縄県糸満市字摩文仁444番地
問い合わせ 098-997-2765
沖縄の秋冬ドライブおすすめスポット③
おきなわワールド・玉泉洞（南部）
マンネリな酷暑がフルスロットルな沖縄の9月、ひと足お先に地下の異空間にて秋冬らしい清涼感を得られるおすすめ過ぎるドライブスポットが玉泉洞です。沖縄南部の南城市で、5千ｍに渡り鍾乳洞が膨らみを見せ、鍾乳石が100万本以上も乱立する類い稀なる異様な絶景があります。
冬景色を思わすつらら石
玉泉洞で天井にびっしりとつらら状にぶら下がる、東洋一洞の鍾乳石を眺めれば、北国の真冬の氷柱の名所を超える程の迫力です。南部にありながら洞内の気温は1年中21度程度、湿度は90％程度を保ち、日本列島で言えば初秋の気温。鍾乳洞に溜まった水が光で輝く青の泉も注目の見どころです。
おきなわワールドの見どころ
名声高める玉泉洞を中心にして、おきなわワールドの関連観光拠点が並びます。ハブショーも見られるハブ博物公園、時間を飛び越え琉球王国を再現した城下町や熱帯フルーツ園など、南部で観光客を集めている、人気の王国村も見どころです。
基本情報
所在地 沖縄県南城市玉城前川1336番地
問い合わせ 098-949-7421
開催期間 7月14日～9月30日
沖縄の秋冬ドライブおすすめスポット④
ブセナ海中公園・海中展望塔（中部）
ブセナという魅力的な響きの海の舞台は、沖縄本島中部の名護きっての観光スポットです。秋～冬に海中公園までドライブしてくれば、海の中でお魚に出会ったり、海の上でクジラボートに乗り込んで、ブセナの海のデートを満足させてくれます。
海中展望塔で見る海の底
桟橋の最果てまでひたひた辿り、ブセナの海中展望塔に辿り着けば、海底に24の窓の付いた不思議な展望空間です。珊瑚礁にカクレクマノミやオヤビッチャが泳ぎ回る海中展望塔の風景は、秋から冬の海水浴できないつまらない時間を充分に埋め合わせる海底の絶景です。
クジラ型のグラス底ボート
静穏なブセナの海域では、おしゃれなクジラ型グラスボートに乗ることができます。ボートの床のガラスからは、青い海の中でツノダシやルリスズメダイがフワリと泳ぎ回っています。沖縄の海の初心者も夢中になれる面白さです。
基本情報
所在地 沖縄県名護市字喜瀬1744-1
問い合わせ 0980-52-3379
海中展望塔営業時間 4～6月・9～10月（9:00～18:00）、7～8月（9:00～19:00）、11～3月（9:00～17:30）
沖縄の秋冬ドライブおすすめスポット⑤
東南植物楽園（中部）
マダガスカルの至宝バオバブ、真っ赤な樹液流れる竜血樹など、沖縄で珍しい植物に溢れる楽園のようなスポットが、沖縄中部の東南植物楽園です。ドライブで出かけたなら、秋冬にもおすすめな水上楽園や、ヤギファミリーのいるヤギ島を訪れて癒やされます。
ひかりの散歩道
世界を半袖が埋め尽くす季節なら純粋に植物の楽園ですが、秋から冬になれば、ひかりの散歩道に大変身します。敷地の樹木や芝生などが妖艶にライトアップされるほか、デビューしたての琉球金宮観音菩薩像なる、高さ38メートルの巨像も光に浮かび上がります。
基本情報
所在地 沖縄県沖縄市知花2146
問い合わせ 090-939-2555
ひかりの散歩道の時期・時間 11月23日～翌年2月18日（17:00～22:00）
沖縄の秋冬ドライブおすすめスポット⑥
万座毛（中部）
最早ノホホン風味に黄昏れる、象の姿に形容されてしまっている万座毛（まんざもう）。ここは沖縄中部恩納村の、沖縄有数の名勝絶景スポットです。万座毛には万人が座れる原っぱな意味があることだし、秋から冬には鼓動も早まる断崖に座って、象といっしょに海を眺めるがおすすめです。
開放感いっぱいの万座毛
ぽっかり巌穴の空いた琉球石灰岩の絶壁の高さは、軽くマンション屋上に達する30ｍもあり、背後に青々した広大な海と空が組み合わさり、これ以上ない開放感です。遠くまで障害物もなく夕陽が綺麗に沈むこともあり、海外からの旅行者にも圧倒的人気を誇ります。
基本情報
所在地 沖縄県国頭郡恩納村恩納
問い合わせ 098-966-1280（恩納村役場 商工観光課）
沖縄の秋冬ドライブおすすめスポット⑦
CAVE OKINAWA（中部）
ひょっこりと知名度も加速ぎみなケーブ・オキナワは、沖縄中部で最大級となる鍾乳洞スポットです。鍾乳石の迫力の絶景が支配する洞窟なのに、まだ穴場と表現されている様子です。他の鍾乳洞と異なって、年中観光で入ることができます。秋～冬のドライブで訪れたら、その神秘性に圧倒されます。
紅白の鍾乳石が縁起物
縁起物だと評される紅白の色違いの鍾乳石が、天井からシャンデリアのようにぶら下がっています。この光景はケーブオキナワの鍾乳洞でも最大の見どころです。その他に黄金岩やキラキラ岩など、触ってパワーを得られる奇岩が目白押しです。
基本情報
所在地 沖縄県うるま市石川嘉手苅479-1
問い合わせ 098-964-4888
営業時間 9:00～17:00（年中無休）
沖縄の秋冬ドライブおすすめスポット⑧
かりゆしミリオンファンタジー（中部）
乙女が集いし沖縄中部の恩納村の、かりゆしビーチリゾートでは、秋冬の主役となるに足りるおすすめのスポットがミリオンファンタジー。のんびりドライブで訪れてみれば、イルミネーションは驚きの140万か所。をプールの水や噴水を駆使した、光の絶景と言える芸術を展開します。
冬のイルミネーションの特徴
幾多の噴水はカラフルな光を宿して、音楽に合わせて躍動するアクアイリュージョンが人気です。碧い宇宙のトンネルを想起させる碧の回廊や、カップルで記念撮影せずにはいられないハッピーハートなども旅行の見どころです。
基本情報
所在地 沖縄県国頭郡恩納村名嘉真ヤーシ原
問い合わせ 098-967-8731
アクアイリュージョン 10月28日～翌年3月20日、1回目19:30、2回目20:30
碧の回廊とハッピーハート 10月28日～翌年2月28日、サンセット～24:00
沖縄の秋冬ドライブおすすめスポット⑨
備瀬フクギ並木通り（北部）
エメラルドビーチや美ら海水族館など本部町のおすすめ観光地の傍に、沖縄北部でも珍しい、備瀬フクギ並木通りが伸びています。全長1キロに渡るフクギのトンネルは秋や冬も青々した様子で、ドライブデートで歩きたくなる雰囲気に満ちたスポットです。
遊覧車に揺られたい穴場
旺盛なフクギには樹齢が300年を超えるものが含まれ、、本来は防風林としての役割をもっていると言います。そんな並木では、水牛が引く遊覧車に乗り込んでの観光もできます。お茶目な水牛がより一層、穴場観光に長閑な印象を与えます。
基本情報
所在地 沖縄県国頭郡本部町備瀬626
問い合わせ 0980-47-2700（本部町企画商工観光課）
沖縄の秋冬ドライブおすすめスポット⑩
古宇利島と古宇利大橋（北部）
今帰仁で飛び切りの観光スポット古宇利島と、屋我地島とを連結する全長1,960メートルの古宇利大橋には、沖縄の秋～冬頃におすすめな海と橋の風景があります。ドライブでやってきたなら、おすすめなのが北側の古宇利ビーチ。綺麗な砂浜と海越しに、大橋と本島の陸地が綺麗に映されます。
古宇利オーシャンタワー
白亜のロケット型のオーシャンタワーは、琉球石灰岩の丘の上です。駐車場からカートに揺られ、タワーに辿り着くという変わり種の趣向を凝らします。上階まで上がるとオーシャンブルーの海域と、沖縄本島北部や古宇利大橋の絶景が広がっています。頂点の鐘を揺らして幸せを呼び寄せてください。
ハートロック
古宇利島の北側へとぐるりと回り込めば、ハートロックと呼ばれる2つの奇岩が、旅行の穴場名所です。奇跡的にハートが2つ並んだような姿が、カップルの心を惹きつけます。辿り着くまでに急な崖を降りることになるので、サンダルではなくしっかりした靴を推奨します。
基本情報
所在地 沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利
問い合わせ 0980-56-2256
沖縄の秋冬ドライブおすすめスポット⑪
轟の滝（北部）
まさに躍動的に断崖より滝が轟き流れてくる、沖縄の北部を代表する滝系の穴場スポットです。威圧感ある巨大一枚岩に流出口が付き、高さ28ｍは沖縄有数の規模があります。秋にも冬でも名護市の貴重な名瀑の絶景ポイント、轟の滝公園へドライブするのは、おすすめから外せません。
秋冬は一段と涼やかな穴場の滝
舞い散る水飛沫や気化熱の効果によってか、轟の滝の近くは周辺よりも涼やかです。秋から冬にも、それらしい気配を感じることができます。3月になれば、夜間に滝が七色に染まるライトアップで、観光旅行客が引き寄せられています。
基本情報
所在地 沖縄県名護市数久田594
問い合わせ 0980-53-1214（名護市都市計画課）
沖縄の秋冬ドライブおすすめスポット⑫
辺戸岬（北部）
密かにヤンバルクイナも闊歩する沖縄本島の国頭村で、北部に突き出す名所の辺戸岬（へどみさき）。レンタカーでは南部から北部に至って若干長時間のドライブですが、秋冬に行く価値あるスポットです。荒波が容赦なく寄せる断崖は、足もすくむ高さがおすすめポイントで、迫力ある観光が待ち受ます。
沖縄本島最北端
疑う余地なく沖縄本島の最北端に突き出す辺戸岬なだけあり、南部の那覇あたりよりも冬は若干気温も低く感じられ、風邪が吹き付け、断崖をのぞけばますます体感温度が下がります。遊歩道の最中には不動明王や石碑など、穴場の見どころにも出会えます。
基本情報
所在地 沖縄県国頭郡国頭村字辺戸
問い合わせ 0980-41-2101（国頭村役場）
沖縄の秋冬ドライブおすすめスポット⑬
スターダストファンタジア（北部）
大浦湾の透き通る青さを抱く海域を眺めるカヌチャリゾートでは、秋から冬の風物詩となっているスターダストファンタジアが、沖縄本島ドライブデートの目の付け所スポットです。11月から敷地内には100万の光が集まって、デートにおすすめしたいおとぎの世界を作り出します。
イルミネーションのイベント
時に賑やかに時に穏やかに、光の絶景と音楽で奏でられるルミナスガーデンや、ガーデンプールスクエアを拠点とします。ここでは冬の到来を感じさせるクリスマスにはライブの開催、年末にはカウントダウンなど季節ごとにイベントの時間は違う表情を見せます。
基本情報
所在地 沖縄県名護市字安部156-2
問い合わせ 0980-55-8880（カヌチャリゾートホテル&ヴィラズ）
開催期間 2018年11月1日（木）～2019年2月14日（木）
沖縄の秋冬らしいスポットに行こう
秋冬限定の風景を求めて
月並みに在り来たりに夏季の旅行を主として考慮しがちな沖縄本島です。しかし秋～冬の時間も、穴場の魅了的風景や、凄まじい程の絶景にも遭遇できるのは必然です。今から北部、南部など、沖縄の何方の観光地に行くか検討してみませんか。
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