NEW YORK HAT #6216
KANGOL Tropic Spitfire
STETSON ハンチングニット
FAILSWORTH Silk Mix Hudson
シュガーケーン SC02625
カシラ PV MELS
John Hanly ツイードキャップ
ジェームスロック ウールハンチング
キャスケット(ニューズボーイキャップ)とは
19世紀の初めに労働者が好んで着用したキャスケットは、前にツバ、ひさしがついている帽子のことを指します。ベースボールキャップなども実はキャスケットの種類に入ります。またアメリカでは新聞を売る少年たちが、かぶっていたことから、ニュースボーイキャップとも呼ばれています。
19世紀初頭爆発的な流行見せたキャスケットは、労働者ばかりでなく、紳士が行うスポーツにも普及してきていきます。狩猟、ゴルフ、サイクリング等の際にもユニフォームのように着用されることが増えていきました。
ハンチングキャップと同じ種類の帽子ですが、日本では区別されています。ハンチングキャップは、トップ部分がしっかりと形作られているのに対し、キャスケットは袋のようにトップが大きく、ふんわりとしています。
現在ではファッションアイテムとしての地位が高く、素材はツイードから、フェルト、ウール、デニム、レザーなど多岐に渡っています。
キャスケットのかぶり方
普段帽子をあまりかぶらない方は、どのようにして被れば良いのかわからないかもしれません。しかしながら、全く心配はいりません。ここでは誰でもキャスケットやハンチングキャップが、似合うように被ることができる、3つのかぶり方をご紹介します。
正面にかぶる
キャスケットのかぶり方は、キャップのかぶり方と同じです。前髪はキャップの中に収まる程度の深さにかぶり、耳は出します。またつばの部分は、若干折り曲げて丸みを帯びた状態にしても大丈夫。サングラスなどのアイウェアとの相性が良く、コーデに取り入れるとおしゃれ度がアップします。
アミダにかぶる
キャスケットやハンチングキャップを使ってカジュアル感を出したいときは、つば(ひさし部分)を少し斜めにするかぶり方、アミダにかぶると良いですよ。トラディショナルな服装をしている時、着くずしたいときや、カジュアルな服装に合わせるときによく使うかぶり方です。
後ろ前にかぶる
主にカンゴールなどのロゴが入ったハンチングキャップの場合は、キャップを後ろ前にしてかぶります。カジュアルな着こなしにぴったりなかぶり方です。キャスケットなど型がしっかりしていないキャップはこのかぶり方が出来ないので注意してくださいね。
トラディショナルなジャケットスタイルにも、Tシャツなどのラフな服装にも似合うキャスケット。ここからは大人の男性にぴったりな、人気ブランドをたっぷりとご紹介します。ぜひ購入の際の参考にしてくださいね。
メンズキャスケットおすすめブランド10選
John Hanly
John Hanly ツイードキャップ
ジョンヘンリーは100年以上の歴史を誇る、アイルランドのファッションブランド。特にヘリンボーンツイードを使ったファッションアイテムには定評があり、高いクオリティーとお求めやすい値段で人気のブランドです。
ジョンヘンリーのキャスケットを買うなら、ヘリンボーンツイードがおすすめ。秋冬から春先まで、コーディネートに役立つおしゃれなキャップをラインナップしています。
CA4LA
カシラ PV MELS
カシラは、帽子のセレクトショップでもあり、メイドインジャパンの帽子を作り続けるメーカーでもあります。日本人の顔に合わせやすい帽子をラインナップしており、おしゃれで個性的なキャップがお求めやすい価格で手に入ると人気です。キャップ好きな方はもちろん、今まで帽子をあまりかぶらなかった方にこそチェックして欲しいブランドです。
NEW YORK HAT
NEW YORK HAT #6216
ニューヨークハットは80年代に誕生し、その後様々なミュージシャンが愛用したことで一躍人気のブランドとなりました。ランナップもかなり豊富で、カラーバリエーションも豊かに取り揃えています。トラディショナルなハットやキャップが人気で、しかもリーズナブルな価格。メンズはもちろんですがレディースにも人気の帽子ブランドです。
KANGOL
KANGOL Tropic Spitfire
カンゴールは1938年イギリスで生まれた帽子ブランドです。アンゴラやウールを使用した手触りの良い帽子をラインナップし、第二次世界大戦中は士官候補者等のベレー帽の制作にも携わっていました。
特にハンチングキャップやベレー帽の人気が高く、多くのミュージシャンやアーティストたちが愛用していることでも知られており、日本でも人気の高い帽子ブランドです。
Mister Miller
ミラーズハットは、30年以上も帽子を製造販売しているアメリカのメーカーです。カウボーイハットやフェドラハット、ストローハットにフェルトハットなど様々な帽子作りを手がけているブランドです。
ハンチングキャップやキャスケットは昔ながらの古き良きアメリカを感じさせるデザイン。日本ではあまり見かけることがありませんが、アメカジファッションには欠かせない帽子ブランドです。
STETSON
STETSON ハンチングニット
ステットソンは、150年の歴史を誇るアメリカの老舗ブランド。数々のおしゃれな帽子を製造販売しており、アメリカの雰囲気が感じられる人気ブランドでもあります。
カウボーイハットや、テンガロンハット、ボーラーハットにハンチングキャップなどどれも一級品。歴代の大統領も愛用していた老舗帽子ブランドで、アメリカの開拓時代から現代に至るまで、多くのアメリカ人に愛されている帽子ブランドです。
Failsworth
FAILSWORTH Silk Mix Hudson
1903年創業のイギリス老舗帽子ブランドであるフェイルスワース。高級なツイードを使用した、ハンチングキャップやキャスケットが特に人気です。
トラディショナルなデザインで、流行に左右されず熟練の技を持つ職人たちで作られた帽子は、長く愛用することができます。先述したステットソン社とライセンス契約を結んでおり、ステットソンブランドのキャップやハットも生産していた時期がありました。
JamesLock&co
ジェームスロック ウールハンチング
イギリス王室御用達ブランドとして知られているジェームスロックは、300年以上の伝統と格式を誇る高級帽子ブランドとして知られています。つまり世界中で最も古い帽子ブランドといっても過言ではありません。
ジェームスロックが作るハンチングキャップやキャスケットは、高い品質と格式高いデザイン。一生ものの帽子を手に入れたい方におすすめのブランドです。
SUGAR CANE
シュガーケーン SC02625
人気アメカジファッションブランドのシュガーケーン。ワークスタイルにふさわしい、キャスケットやキャップを数多くラインナップしています。しかもその多くのほとんどが50年代を彷彿とさせる、細かなディティールにこだわったキャスケットばかり。
クラシカルなワークスタイルにふさわしく、アメカジファッションを楽しみたい方におすすめのブランドです。
TOYS McCOY
トイズマッコイも、アメカジ定番のワークスタイルにピッタリな、キャスケットやキャップをラインナップしています。特に人気が高いのは春夏にふさわしい、ヒッコリーとデニムのキャスケット。アメカジファッション好きなら押さえておきたいブランドです。
キャスケットに似合う服装とは
スタイルを選ばないキャスケット&ハンチングキャップ
もともとは労働者が使用していたキャップのため、デニムジャケットやカバーオールなどワークスタイルの服装にはぴったりです。またキャスケットは、比較的トラディショナルな服装によく合います。
シャツやジャケットなどはもちろんですが、Tシャツなどのラフな服装に合わせると、着こなしがラフすぎない印象に早変わりします。
つまり今アナタが持っている、着ている服装全てに、キャスケットやハンチングキャップは合わせることが可能なのです。
それではここからは、季節ごとの定番ファッションアイテムとキャスケット、キャップの合わせ方、コーデ例をたっぷりと紹介します。ぜひあなたの着こなしの参考にしてくださいね。
メンズキャップコーデ例:1
ジャケットスタイルとの合わせ方①
キャスケットやハンチングキャップは、素材を選べばジャケット等の比較的フォーマルな服装にもよく似合います。かぶり方は、前髪を隠し眉毛が隠れない程度の深さにかぶり、全体の服装の色に合わせたキャスケットの色を選びましょう。
特にツイード素材のキャスケットは、秋冬によく似合うファッションアイテムです。
メンズキャップコーデ例:2
ジャケットスタイルとの合わせ方②
ジャケットスタイルによく似合うキャスケットやハンチングキャップ。会社帰りに少し遊び心出したい場合、単色のキャスケットを選べば、スーツに合わせるだけで、遊び心のあるコーデに早変わり。生地の薄いキャップを選べば、夏はもちろん秋冬のコーデにも使えます。
メンズキャップコーデ例:3
ジャケットスタイルとの合わせ方③
秋冬のコーデの定番アイテムであるツイードのジャケットこそ、キャスケットやハンチングキャップがよく似合うファッション小物です。もちろん素材はジャケットと同じくツイードにするのが着こなしの定番。
ジャケットの色味とキャップの色味は、異なる色味で合わせると良いでしょう。
メンズキャップコーデ例:4
ジャケットスタイルとの合わせ方④
こちらもジャケットスタイルに、キャスケットやハンチングキャップを合わせた秋冬の着こなし例です。50年代のゴルフスタイルを彷彿とさせる着こなし。
全体のコーデのカラーに合わせた色味のキャップを使用することにより、トラディショナルな雰囲気になります。かぶり方もキャップを正面にかぶることも、ジャケットスタイルでの着こなしの大切なポイントです。
メンズキャップコーデ例:5
コートとの合わせ方
キャスケットやハンチングキャップは、冬コーデの定番コートにもよく似合うアイテムです。この場合キャップは単色であることが重要。素材はツイードやフェルトなど、季節感のある冬らしい素材を選べば、コーデに取り入れることも簡単です。
50年代のアメリカのギャングのような服装ですが、フォーマルになりすぎないコーデにしたいときにおすすめです。
メンズキャップコーデ例:6
ベストとの合わせ方①
春から夏のコーデの定番ベストと、キャップの合わせ方。ラフな服装になりがちな春夏に、キャスケットやハンチングキャップをコーデに取り入れることで、ラフになりすぎない着こなしに。
全体のカラーを揃えた着こなし例ですが、トップスの色味を変えることで、おしゃれ度がアップしています。もちろんキャップのかぶり方も重要で、正面にきっちりと被って、トラディショナルな雰囲気を出しましょう。
メンズキャップコーデ例:7
ベストとの合わせ方②
ラフになりがちな春夏コーデに、キャスケットやハンチングキャップなどをうまく取り入れれば、ラフすぎない着こなしになります。
コーデ全体のカラーに合わせた色味の、キャップをチョイスし、トップスの色味を変えることで、全体のカラーバランスを整えるのが、着こなしの基本。ポイントさえ押さえておけば、決して難しくないキャップの着こなしですよ。
メンズキャップコーデ例:8
ジーンズ、デニムとの合わせ方①
ジーンズやデニムなどのワークスタイルは、もともと労働者がかぶっていたキャスケットの面目躍如と言えるでしょう。春夏秋冬、季節を問わないデニムコーデは、メンズコーデの基本中の基本。
この着こなしのポイントは、コーデ全体のカラーとは、異なる色味のキャスケットやハンチングキャップを選ぶこと。つまり差し色として使いましょう。
キャップのかぶり方は、画像のようにきっちりとしたかぶり方でも、ちょっとアミダにしたかぶり方でも、どちらでもよく似合うので安心です。
メンズキャップコーデ例:9
ジーンズ、デニムとの合わせ方②
定番のワークスタイルに合わせたキャップコーデ。カバーオールやオーバーオールにもよく似合うキャスケットやハンチングキャップは、コーデの差し色に使う際にとっても便利です。
キャップ定番のかぶり方だと、ラフすぎないコーデになりますね。全体のカラーとは、異なる色のキャスケットやハンチングキャップを選ぶのが着こなしのポイントです。無骨な中にもドレッシーさを感じさせるキャップの着こなし方になります。
メンズキャップコーデ例:10
ミリタリージャケットとの合わせ方①
秋冬の主役級ミリタリージャケットにも、ハンチングキャップやキャスケットはよく似合うアイテム。カジュアルコーデの場合のキャップは、かぶり方を少しアミダにかぶるとカジュアル感が増します。
キャップの素材もデニム生地など、カジュアルコーデにふさわしい素材を選びましょう。カジュアルコーデの場合のキャップの色は単色ではなく、たくさんの色を使ったキャップでも、よく似合うと思いますよ。
メンズキャップコーデ例:11
ミリタリージャケットとの合わせ方②
カジュアルすぎないミリタリーコーデのお手本のような着こなし例です。秋冬のコーデの主役級であるミリタリージャケットに、キャスケットやハンチングキャップを合わせた着こなし方。
コーデの基本であるブーツのカラーと、キャップのカラーをきちんと揃えています。やはりキャスケットやハンチングキャップにはサングラスなどのアイウェアがよく似合う。秋冬のミリタリーコーデの参考にしたいですね。
メンズキャップコーデ例:12
チェックシャツとの合わせ方
ハンチングキャップやキャスケットは、素材を選べば、秋冬だけでなく春や夏のコーデにもぴったりです。春や夏のコーデのキャップの合わせ方で、大切なのは色や素材。
ベージュや白など、淡いカラーを選べば、春夏のコーデにもよく似合うアイテムになります。ちょっとアミダに構えたキャップのかぶり方など、かぶり方を変えるとカジュアル感が増しますね。
メンズキャップコーデ例:13
ストライプシャツとの合わせ方
フォーマルなストライプシャツとの合わせ方のポイントは、シャツと同じカラーを選ばずにどちらかと言えばボトムスに近いカラーのキャップを選ぶのがポイント。
また画像のようにネクタイをした服装では、キャップのかぶり方をアミダにすれば、フォーマルすぎない着こなしに。会社帰りにちょっと遊びに行きたい時に、参考にしたい着こなし例です。
メンズキャップコーデ例:14
レザージャケットとの合わせ方①
ちょっと大きめなキャスケットは、別名アップルハット(キャップ)ともいいます。ツイードでできたハンチングキャップやキャスケットは、ダンディーな男のイメージにぴったり。
秋冬の定番レザージャケットと合わせればワイルドな印象もプラスできます。コーデのカラーバランスも絶妙。バイカーのような服装にも、よく似合うキャップです。
メンズキャップコーデ例:15
レザージャケットとの合わせ方②
アメカジコーデ定番のレザーフライトジャケットとジーンズ。アメカジの着こなしにもキャスケットやハンチングはよく似合うキャップです。
この着こなし例のポイントは、カジュアルすぎず、フォーマルすぎず程良い抜け感を演出するため、キャスケットを使用している点です。またキャスケットによく似合うサングラスなど、小物使いが大変上手な方。コーデのカラーバランスも良く、秋冬のコーデの参考にしたいですね。
メンズキャップコーデ例:16
Tシャツとの合わせ方①
夏のメンズコーデの主役と言えばやっぱりTシャツですね。Tシャツとキャスケットやハンチングキャップ等の着こなしは、それほど難しいものではありません。
夏場にふさわしくないアンゴラやウール素材等のキャップ以外、色も派手なもの以外であればOK。ワークスタイルにも合わせやすいので、カフェなどの制服にも使いますね。
メンズキャップコーデ例:17
Tシャツとの合わせ方②
ジーンズにTシャツなどのラフすぎるコーデに、キャスケットやハンチングキャップなどをプラスするだけで、大人っぽいラフすぎないコーデ早変わり。夏にふさわしい薄手のコットン素材を選べば、強い日差しからも守ってくれるキャップとして重宝します。
メンズキャップコーデ例:18
Tシャツとの合わせ方③
スポーツTシャツにもよく似合うハンティングキャップやキャスケット。夏に登場する機会が多いスポーツTシャツに合わせると、ラフすぎない服装になり、大人のメンズにふさわしい着こなしになります。
もともとゴルフなどのスポーツシーンにも登場していたキャスケットやハンチングキャップ。スポーツライクな着こなしの際にも、ぜひコーデに加えてみましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。ここではメンズファッションアイテムとして人気の高い、キャスケットやハンチングキャップの着こなし方やコーデ例をたっぷりとご紹介しました。
また合わせて、特に有名で人気の高い帽子ブランドも合わせてご紹介しています。古くからあるハンチングキャップやキャスケットですが、現在でもファッションアイテムの定番として定着しています。
着こなし方も難しいものではないので、ぜひあなたもチャレンジしてみてくださいね。