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東京&東京近郊で秋に行きたい登山スポット8選!日帰りでも楽しめる!

空気が澄んで空も高く青くなるさわやかな秋。そんな秋を目いっぱい楽しみたくなった時、登りやすくて登山の初心者でも気軽に日帰りで楽しめる東京と東京近郊のおすすめ登山スポット8つにプラスアルファ情報を加えてご紹介します。どのおすすめスポットも魅力的です。
2020年8月27日
Stanton
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東京&東京近郊の秋におすすめ登山スポットの概要

東京とその近郊には秋におすすめの登山スポットがたくさん。誰でも知っている大人気の山というより今や世界的な観光スポット、駅を降りるとすぐに登山口にアクセスできる山、初心者から中級以上のみなさんも日帰りでちょっとした縦走を楽しめるトレッキングコースなど、秋の紅葉や味覚も魅力的な登りやすい登山スポットをご紹介します。

東京&東京近郊の秋におすすめ登山スポット1  高尾山

東京の都心から1時間で登山口にアクセス可能な高尾山はミシュラン三つ星の大人気のトレッキングスポット。特に11月中旬から下旬の紅葉の時期には山頂でお弁当を広げるスペースの確保も難しいほどの混雑ぶりです。その魅力は紅葉はもちろん、秋から空気が澄んでくると富士山や都心方面の絶景、薬王院やさる園などの観光スポット、登山道の傍らや頂上で営業する茶店でのちょっとしたグルメなど、時間と目的、体力に合わせて楽しむことができます。

豊富なルートバリュエーション

高尾山へのアクセスは、まず京王線高尾山口駅から。駅から5分ほどでケーブルカー 清滝駅前の広場に出ます。頂上へ向かう登山道は、広場に向かって右から、頂上までの大部分が舗装されて登りやすい1号路、清滝駅の横を直進して入る「びわ滝コース」と呼ばれる6号路、広場の左に流れる沢を渡る橋から始まる中級者も満足の稲荷山コースの3つの登山口があります。どの登山口からも頂上までの所要時間は約100分が目安です。

豊富な見どころや設備

晴れた日の富士山や丹沢方面の山なみと新宿副都心やスカイツリーなど都心方面の景色、天狗で有名な薬王院、1号路上にあるさる園やたこ杉などの見どころ、展望台も備わったビアマウントや登山道沿いの茶店の提供するちょっとしたグルメなど、魅力的な見どころや設備がたくさんあります。
また、ふもとのケーブルカー清滝駅から国道までの道沿いの店や山頂の茶店などで出される「そば」は高尾山のもう一つの名物になっています。

東京&東京近郊の秋におすすめ登山スポット1+ 裏高尾 

京王線の高尾山口駅方面からの日帰りトレッキングコースを紹介しましたが、JRと京王線の高尾駅から小仏行きのバスを利用して、反対側から高尾山にアクセスする方法もあります。「蛇滝コース」と「いろはの森コース」の2つのコースがあり、それぞれ「蛇滝口」「日影」バス停で下車します。どちらもにぎやかな表側の登山道とは違い、落ち着いた雰囲気で登山が楽しめます。「いろはの森コース」は他の登山道と比べて多少急な登りがありますが、両コースとも登りやすい登山道です。

東京&東京近郊の秋におすすめ登山スポット2  陣馬山

標高855メートルの陣馬山は富士山、丹沢、秩父の山々をのぞむ360度の眺望と頂上の白馬のモニュメントが人気の日帰りトレッキングスポットです。モミジ、カエデ、ナラなどの広葉樹が多い陣馬山は11月中旬から下旬が紅葉の見ごろになります。

富士山の絶景と白い馬

陣馬山へのアクセスは高尾駅からのバスで「陣馬高原下」バス停から、もしくは藤野駅からのバスで「陣馬山登山口」バス停から登山口に向かいます。どちらの登山口からも頂上への時間は80分から100分が目安で、初心者向けのコースですが、陣馬山登山口からのほうが多少登りやすいです。頂上は富士山展望の絶景ポイントで、丹沢から富士山、大菩薩、奥多摩、秩父、関東平野まで360度見わたせます。「けんちん汁」は頂上にある茶店の名物になっています。 

東京&東京近郊の秋におすすめ登山スポット2+ 高尾山へ縦走

時間と体力に余裕のある初心者、中級者は陣馬山から高尾山への縦走も日帰りで可能です。陣馬山から奈良子峠、明王峠、底沢峠、堂所山、景信山、小仏峠、城山を経て高尾山に向かうトレッキングコースです。陣馬山から高尾山山頂へは約4時間の行程で、途中、各峠から藤野方面あるいは陣馬高原下、景信山と小仏峠からは小仏バス停へ下山可能です。縦走路は急な斜面は少なく、緩やかですので初心者、中級者にも快適な縦走が楽しめます。

東京&東京近郊の秋におすすめ登山スポット3  御岳山

東京近郊の紅葉といえばやはり奥多摩方面の山や渓谷もはずすことはできません。カエデ、モミジ、ブナなどの広葉樹の紅葉の時期は11月上旬から中旬にかけてが見ごろになります。御岳山は山頂近くまでケーブルカーが運んでくれるので、登りやすい山というより登山にしては物足りないという初心者、中級者には日の出山や大岳山との組み合わせがおすすめです。

山頂は武蔵御嶽神社


御岳山へのアクセスはJR青梅線の御嶽駅から路線バスで「ケーブル下」バス停下車、徒歩5分でケーブルカー滝本駅へ。ケーブルカーは6分で御岳山駅へ到着します。ケーブルカーを降りて舗装された道を行くと、御岳ビジターセンターのそばを通って15分ほどで日の出山との分岐に出ます。分岐を右に行くと民宿や旅館、食堂やみやげもののお店が並ぶ通りがあり、その先に現れる長い石段を登ると御岳山山頂の武蔵御嶽神社があります。

七代の滝とロックガーデン

神社にお参りを済ませたあとは長尾平の展望台、少し下ったところにある七代ノ滝に立ち寄り、さらにその先にある苔むした岩と清流の織りなす雰囲気がすばらしいロックガーデンまで歩いてみましょう。

東京&東京近郊の秋におすすめ登山スポット3+ 日の出山・大岳山

御岳山は武蔵御嶽神社とその先のロックガーデンあたりまでの散策でも日帰りトレッキングコースとしては十分ですが、さらに時間と体力のある初心者や中級者には日の出山や大岳山も組み込むのはいかがでしょうか。

日の出山方面へ

武蔵御嶽神社からケーブルカー御岳山駅方面に戻り、分岐を日の出山方面に進むと40分ほどで日の出山の山頂に立つことができます。日の出山山頂からは養沢鍾乳洞方面、つるつる温泉方面、あるいはすこし距離が長くなりますが日向和田駅方面へのルートがあります。

大岳山へ

武蔵御嶽神社から芥場峠を経由して標高1267メートルの大岳山へのトレッキングも日帰りで可能です。神社から大岳山山頂までの所要時間は2時間ほど。途中、ちょっとした岩場もあるので、岩が濡れている場合にはスリップに注意が必要ですが、全体的には登りやすい登山道で、山頂からは奥多摩南部の山々をはじめ、晴れていれば富士山や丹沢方面の山並みもよく見えます。

東京&東京近郊の秋におすすめ登山スポット4  高水三山

高水三山は高水山、岩茸石山、惣岳山の三山をまとめて高水三山とよんでいます。三山のうち標高が一番高い岩茸石山でも793メートルで、それほど高くありませんが、変化に富んだ尾根道を縦走する人気のトレッキングコースです。カエデやコナラなどの広葉樹林が多く、11月初旬から中旬が紅葉の見ごろになります。

高水山から岩茸石山まで

高水三山へのアクセスはJR青梅線 軍畑駅から始まります。駅を出て左へ進み、踏切を渡って坂を下ると平溝川が現れ、川沿いに行くと登山口の高源寺に着きます。清浄ノ滝を通過して紅葉がみごとな広葉樹林を抜けると常福院が見え、その裏山が高水山です。高源寺からここまでは1時間ほど。快適な尾根道を進んでいくと、35分ほどで岩茸石山の頂上に到着します。三山の中では岩茸石山からの眺望が最も開けていて、奥武蔵の山々が展開します。

惣岳山から御嶽駅へ下山

ここまでは登りやすい登山道でしたが、3つめの惣岳山の頂上へは岩や木の根の露出した急登が待っています。初心者は手足を使って慎重に、中級者は格好のトレーニングのつもりで登りましょう。

惣岳山の山頂からは「関東ふれあいの道」を御嶽駅に向かって下山します。御嶽駅までは約1時間で到着します。出発地点の軍畑駅から御嶽駅までの所要時間の総合計は約4時間、総歩行距離は9.3キロメートルになります。

下山後のおすすめ

出発点の軍畑駅は無人駅ですが、ゴールの御嶽駅は御岳山の最寄駅でもあり、駅周辺には名物のそばや川魚料理を出す食事処も多く、多摩川をはさんだ対岸には玉堂美術館もあります。また、となりの沢井駅には有名な日本酒「澤乃井」の運営する「澤乃井園」もあり、食事やおみやげを買うことができます。

東京&東京近郊の秋におすすめ登山スポット5  三頭山

三頭山は江戸時代からのブナ林が山頂付近に残された山で、現在は「都民の森」として親しまれており、整備された登りやすい登山コースは初心者や家族連れでも日帰りで楽しめるトレッキングスポットになっています。紅葉の時期は山頂付近では10月中旬、周回コースの途中にある三頭大滝のあたりは10月下旬になっています。


鞘口峠から三頭山頂上へ

三頭山へのアクセスはJR武蔵五日市駅からバスで「数馬」へ。数馬で都民の森行きのバスに乗り換えて「都民の森入口」へ向かいますので、都心方面からは少し時間がかかります。
コースは「都民の森入口」バス停からスタートします。森林館の横を通り、まずは鞘口峠をめざします。30分ほどで鞘口峠に着くと頂上方面に進路をとり、ブナの森の登山道を行きます。鞘口峠から1時間10分ほどで三頭山の東峰へ。いったん下って少し登り返すと双耳峰の西峰1531メートルに到着します。

頂上からムシカリ峠経由の周回登山コース

頂上からは南に続く尾根を下ってムシカリ峠へ。ここで左に折れて山腹を下っていくと途中に三頭大滝があり、さらに下ると25分ほどで出発地点に戻り、周回コースの完成です。ブナ林の中の快適なトレッキングの総歩行距離は5.5キロメートル、総歩行時間は約3時間が目安です。

東京&東京近郊の秋におすすめ登山スポット5+ 縦走と温泉

三頭山の周回コースは3時間ほどで回れますが、日帰りトレッキングにしては少し物足りない初心者、中級者にはちょっとした縦走コースと温泉はいかがでしょうか。

大沢山、槇寄山から仲の平集落へ

三頭山の頂上からムシカリ峠を経由して出発地点に向かう下山ルートを取らず、そのまま尾根道を直進し、大沢山、槇寄山方面に向かい、西原峠で仲の平集落へ下山するルートがあります。おおむね緩やかな稜線上の道ですが、ムシカリ峠から下山ルートの分岐点の西原峠までは1時間20分程度、西原峠から仲の平集落へは1時間10分程度のコースタイムです。

下山後に数馬の湯

集落に下山して、車道を少し下ると檜原温泉センター「数馬の湯」があります。アルカリ性単純温泉で疲労回復に効果があります。帰りは近くのバス停から武蔵五日市駅行きのバスがあります。

東京&東京近郊の秋におすすめ登山スポット6  大山

丹沢山系の東の端にそびえる大山は江戸時代には「大山詣」でにぎわった信仰の山で、ピラミッドのような山容が特徴的です。紅葉の見ごろは11月中旬から下旬にかけて、大山寺の石段沿いのモミジや大山阿夫利神社周辺の紅葉がみごとです。

ケーブルカーで大山阿夫利神社下社からスタート

大山へのアクセスは小田急線伊勢原駅からバスで「大山ケーブル」バス停へ。徒歩20分ほどで大山ケーブル駅に到着し、ケーブルカーで阿夫利神社駅まで上がり、阿夫利神社下社が登山口です。登山道の傍らには「〇丁目」の石柱が立っており、山頂は二十八丁目になります。樹林帯のなかの登山道は、途中、すこし急なところもありますが、初心者・中級者にも登りやすい道です。

富士山や相模湾のすばらしい眺望

途中、二十丁目は富士見台とよばれ天気が良い日には正面に富士山を望むことができます。二つの鳥居を抜けるとすぐに山頂に到着です。山頂には阿夫利神社奥社があり、相模平野と相模湾の眺望が広がります。電波塔の方にまわると、こんどは富士山や丹沢、秩父の山々を見渡すことができます。阿夫利神社駅から頂上までは100分が目安です。

下山は別ルートで

頂上から見晴台方面の標識に従って雷ノ峰尾根を見晴台に向かって下山するルートは、1時間ほどで東屋のある大地の見晴台に到着します。見晴台からは約30分で出発地点の阿夫利神社駅に戻ることができます。そのままケーブルカーで下山するか、まだ余力のある人は女坂を通ってバス停まで歩いて下山もできます。バス停までは約45分です。

ヤビツ峠への下山

山頂の眺望を楽しんだ後は、いくつかの下山ルートが選択できます。来た道を二十五丁目まで戻り、富士山を見ながらヤビツ峠へ下山するルート。頂上からヤビツ峠まで50分ほどで、秦野駅へのバス便がありますが、本数が少ないので注意が必要です。
 

東京&東京近郊の秋におすすめ登山スポット7  岩殿山

岩殿山は大月駅のホームから見える小高い岩山。標高は634メートルで、東京スカイツリーと同じ高さということで話題になりました。駅から見える山なのでアクセスは抜群。大月駅には季節列車のホリデー快速も停車しますので、ますます便利で快適な日帰り山行が可能です。岩殿山の紅葉の見ごろは11月上旬から下旬です。


山上から富士山

大月駅を降りると左へ進み、さつき通商店街を抜けて桂川を渡り、まずは駅から20分ほど歩いたところにある岩殿山登山口の丸山公園入口をめざします。岩殿山の山頂まではほぼ整備された遊歩道のような登りやすい道が続きます。中級者にはすこし物足りないかもしれません。岩殿山の山上までは40分ほどで、もともとお城の櫓だった広場からは大月の市街地やすばらしい形の富士山を望むことができます。山頂はその先、電波塔の立っているところになります。

ちょっとした難所を通って稚児落としへ

岩殿山までは初心者も登りやすい整備された道ですが、そこから先、築坂峠から稚児落とし方面の鎧岩や兜岩のあたりは中級者もちょっと気を引き締めるようようなクサリ場や細いトラバースが現れます。これらを過ぎて天神山を経由して尾根伝いに進めば、このコースの核心部、稚児落としの息をのむ巨大な岩壁があらわれます。岩殿山から稚児落としまでは約90分の行程です。

駅まで歩いて

大迫力の景観を楽しんだあとは浅利集落に向かって下山します。稚児落としから集落までは約40分、大月駅まではさらに約30分で到着します。駅から出発して駅へ帰着というアクセス抜群の山ですが、富士山の絶景に加え、ちょっとした難所あり、巨大岩壁の景観ありの魅力が盛りだくさんのトレッキングコースです。
 

東京&東京近郊の秋におすすめ登山スポット8  日和田山

日和田山は西武池袋線高麗駅を出発点として、アクセス良好な登りやすい山です。標高は375メートルの低山で、山中には「コマの岩場」といわれるロッククライミングの練習場があります。

金毘羅神社からの雄大な眺め

高麗駅からヒガンバナの群生地の巾着田方面に向かいます。コンビニのある交差点は右が巾着田、左が日和田山の登山口方面。ここまで高麗駅から約20分です。登山道に入り、金毘羅神社の台地に出ると、眼下には巾着田、晴れなら富士山や東京方面、奥多摩や奥武蔵の山々の眺望が開けています。ここから少し登れば日和田山山頂です。下山は高指山、物見山方面に下り、日向下降点の標識で折れて日向方面に下山します。頂上から30分ほどで国道に降り立ち、高麗駅に戻ります。

東京&東京近郊の秋におすすめ登山スポット8+ 高指山・物見山へ縦走

日和田山は登山口から30分ほどで登れてしまうので、これでは日帰り登山だとしても物足りない初心者、中級者には、日和田山頂上から高指山、物見山へ縦走し、小瀬奈下降点を降りて、五常の滝を通って武蔵横手駅に向かう縦走路や、小瀬奈下降点をまっすぐ進み、さらに北向地蔵を回って五常の滝から武蔵横手駅に下山するコースもあります。

秋の登山について

東京と東京近郊の秋におすすめの登山スポットをご紹介しました。登りやすい山やアクセスの容易な山を選んでご紹介しましたが、初心者の方のレベルアップも兼ねて、近隣の山とのセットや縦走なども加えました。秋は日没時刻がだんだん早くなります。自分のレベルに合った無理のない計画を立て、また、いざという時のためのヘッドランプなどの装備や防寒対策など万全な準備をして、安全で楽しい秋のトレッキングを満喫してください。