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西洋ニンジンボクの育て方!育て方や管理法、ハーブの効能まで徹底解説!

小苗で比較的安価に購入できる西洋ニンジンボクは、鮮やかな穂状の紫がよく青空に映えて美しい樹木です。今回は、西洋ニンジンボクの育て方を徹底的にまとめました。植え方や増やし方をはじめ、冬越し方法まで要チェックですよ。あなたのお庭で、鮮やかな花を眺めてみましょう。
2020年8月27日
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西洋ニンジンボクの育て方徹底まとめ

西洋ニンジンボクは洋風ガーデンにはおなじみの、爽やかで鮮やかな花を咲かせてるくれることで、有名な人気の樹木ですね。幼苗は1000円前後で購入することができ、大きくするのが楽しみにもなるガーデニングにぴったりの西洋ニンジンボクは、樹高も高くなりシンボルツリーとしても人気があります。このまとめでは、西洋ニンジンボクの基本情報から育て方に関する疑問も解決できる内容になっています。植え方や植え替え方法、挿し木を使った増やし方をはじめ、冬越し方法や種類・鉢植えでの育て方にも注目してまとめていきたいと思います。

西洋ニンジンボクとハーブ効能

実は西洋ニンジンボクは、女性の不調を改善してくれるハーブとして、よく使用される「チェストツリー」になるんです。西洋ニンジンボクの開花時期のあと実をつけますが、好みをハーブティーとして煎じて引用することでうれしい効能が期待できるんです。西洋ニンジンボクのハーブとしての効能について、まずはご紹介していきたいと思います。

女性の不調に効能のあるハーブ

西洋ニンジンボクというのは、和名でハーブ名は「チェストツリー(ベリー)」と呼ばれています。西洋ニンジンボクのハーブは、昔から海外では女性のホルモンバランスを整えてくれるハーブとして利用されてきました。西洋ニンジンボク(チェストツリー)が、ホルモンを分泌する働きのある脳下垂体に作用して女性のホルモンバランスを正常化させてくれるんです。女性の大敵である、生理痛・月経前症候群(PMS)などの症状緩和や、更年期障害・産後うつ等の婦人病にも広く効果があるハーブなんですね。

西洋ニンジンボク(チェストツリー)の味・形状

西洋ニンジンボクのハーブティーの味は、香ばしくほのかに苦みのある味わいです。ハーブ特有の鼻から抜けていく、すっきりした香りも楽しめます。西洋ニンジンボクのハーブティーに使用するのは、花の後に実る果実です。大きさが約2cm程度の茶色の丸い実をしています。この丸い形状や、これを細かく砕いた粉末状のハーブが、市販で販売されているものになります。自宅でも、西洋にニンジンボクの実を収穫してハーブティーを楽しんでもよいかもしれませんね。

西洋ニンジンボク(チェストツリー)の禁忌

西洋ニンジンボクのハーブにいは、禁忌事項があります。ハーブの効能に、女性ホルモン似た効能があるため、子どもの口に入れないように気を付けてください。また、妊娠中に服用すると流産の可能性もあります。また、経口避妊薬と併用してしまうと、経口避妊薬の効果を下げてしまうことが報告されているようです。子供さんのいる家庭では、西洋ニンジンボクのハーブの管理には気を配るとよいですね。

西洋ニンジンボク基本情報

西洋ニンジンボクは、夏の暑い時期に花を咲かせてくれる、機長の樹木です。幼苗で購入しても、生育旺盛な西洋ニンジンボクはすぐに大きくなり、西洋でよくシンバルツリーとして植栽されているようです。日本ではまだ数は少ないですが、落葉低中木で、冬の寒さや夏の暑さにも強い健常な花木なんですよ。そんな西洋ニンジンボクの詳細情報について、さっそく見ていきましょう。

科名属名

西洋ニンジンボクの仮名属名は、シソ科ハマゴウ属となっています。世界で250種ものハマゴウ属がある中で、日本ではハマゴウやミツバハマゴウが自生しています。

学名

西洋ニンジンボクは、「Vitex・agnus-castus」が学名となっています。 

和名別名

和名は西洋ニンジンボクで、漢字では西洋人参木と書くようです。西洋ニンジンボクの葉っぱは、五枚葉から8枚でなるグローブ型をしていて、朝鮮ニンジンの葉っぱに似ていることから付けられたそうです。また、ハーブとしては、チェストツリーやチェストチェリーとも呼ばれて分類されていますよ。 

原産国


西洋ニンジンボクの原産国は、ヨーロッパ南部・アジア温帯地域となっています。

開花時期

開花時期は、7月から9月と二か月にもわたって長期間開花するのが特徴です。西洋ニンジンボクの花には、澄み切ったような芳香があり、満開になったころには遠くにいても香りがわかるくらいです。また、葉や実にも香りがあるのも魅力的ですね。ハーブの香りがする葉っぱは、芽吹きハジマタころから鑑賞性が高いですね。

樹高

西洋ニンジンボクは、2mから3mにもなる中低木です。剪定の仕方によって、鉢植えでも栽培できる大きさに仕立てることも可能です。

分類

落葉性の花木で、耐暑性・耐寒性が強く生垣にも使われます。大株になればシンボルツリーとしても扱うことができ、ハーブの木として重宝します。

西洋ニンジンボク育て方①植え方

西洋ニンジンボクの詳細情報がわかったところで、さっそく育て方についてご紹介していきたいと思います。まずは、西洋ニンジンボクの植え方について、見てい行きたいと思います。鉢植えでの育て方についても合わせて見ていきましょう。

植え方①場所

西洋ニンジンボクは、日向から半日陰に対応できる花木です。半日陰になる時間帯は、なるべく午前中に日が当たるような場所で、真夏の西日には当たらない場所に植え付けるとよいでしょう。半日陰でも、毎年良く開花します。また、株になってしまうと、なかなか植え替えするのは難しくなってしまいます。根が大きく伸びるので、植え付け場所は余裕を持ったほうがよいでしょう。鉢植えの場合は、軽めの材質の鉢を使用すると移動が楽になります。およそ、直径3m程度の広さがあれば十分に植え付けることができますよ。

植え方②植え付け時期

西洋ニンジンボクは、春と秋の年二回植え付けができます。春は3月から4月の霜が降りない暖かさになった時期で、秋は夏の暑さや乾燥がなくなる10月から11月に行うようにしましょう。夏場や冬は、根が傷んで大きく成長できなくなってしまうので、無理な植え付けはせずに開花時期のあとに植え付けるとよいでしょう。

植え方③植え付け方法

西洋ニンジンボクの植え方は、購入した西洋ニンジンボクの根鉢を、まずは丁寧にほぐしておきましょう。こうすることで、植え付けた後に根が四方によく広がりやすくなります。購入した西洋ニンジンボクの根鉢より2回り以上大きな穴を掘っておき、土壌改良しておきます。西洋ニンジンボクは、排水性と保湿性のよ弱酸性の土壌を好むので、元肥として腐葉土や油かすといったたい肥をすき込んでおき、パーライトなどを配合してブレンドするとよいと思います。肥料が根に当たらないように穴に埋め戻し、西洋ニンジンボクの苗を植え付けます。この植え方の最後に、支柱を立て多めの水を与えておくようにします。

植え方④鉢植え

西洋ニンジンボクは、生育旺盛な花木なので基本的には地植えをお勧めします。鉢植えで栽培する場合は、最初の3年程度で、ある程度の大きさになると植え替えができなくなるので地植えしたほうがよいでしょう。鉢植えへの植え方は、基本的な用土は同じですが地面が少ない分、肥料は多めに与えておくようにしてくださいね。鉢植えへの植え方の最後に、鉢底から水がしみだすぐらいの水やりをたっぷり行います。

西洋ニンジンボク育て方②水やり・肥料

西洋ニンジンボクの、水やりや肥料についてここではまとめていきたいと思います。

水やり


西洋ニンジンボクは、植え付けてから根付くまでは毎日水やりを行います。根付いてしまったら水やりは基本的に必要ありません。鉢植えでの育て方をしている場合には、表土が乾いていたら水やりを行うようにしてください。夏場の暑く乾燥している時期には、地植えの場合も水やりは必要になります。開花時期は夏場で、開花させるためには水分が必要です。

肥料

西洋ニンジンボクは、開花時期が長く生育旺盛な花木でしたね。そのため、一年に一度は肥料が必要になってきます。冬の休眠期に、寒肥として肥料を与えておきましょう。肥料の時期は、2月から3月で、主に腐葉土や油かすといったたい肥を与えるとよいでしょう。また、開花時期の夏場に、暑さで夏バテをおこしている場合は、液体肥料を水で薄めて与えるとよいと思います。

西洋ニンジンボク育て方③植え替え

西洋ニンジンボクは、根を四方に這って荒く太いため、一度庭に植え付けてしまうと植え替えが困難になってしまいます。そのため、庭に植え付ける場合はスペースや日当たりなどに十分注意して植え付けるとが重要になっています。鉢植えでの栽培の場合は、根が回るスピードが速いので、適時植え替えを行います。夏場や冬以外なら、西洋ニンジンボクの根の成長に合わせて、鉢底から根が伸びてきていたら植え替えを行います。一回り以上大きな鉢に植え替えるがか、庭植のスペースを作って地植えに植え替えるほうがよいでしょう。

西洋ニンジンボク育て方④増やし方

西洋ニンジンボクは、花が少なくなってしまう真夏に元気な花を開花させてくれます。そんな西洋ニンジンボクは、つい増やしてしまいたいと思いますよね。西洋ニンジンボクは、簡単な増やし方があるようです。ここでは、挿し木を使った増やし方についてご紹介していきます。

増やし方①挿し木時期

挿し木での増やし方は、芽吹き始めた3月と9月に行うようにしましょう。剪定の時に切り取った枝を使用した増やし方も可能です。春の3月は、前年の枝になってしまいますが、9月ごろには新しく伸びた若い枝で挿し木ができるので、増やし方の成功率も高くなります。

増やし方②挿し木方法

挿し木での増やし方は、挿し木にする枝をまず切り取ります。なるべく新しいまっすぐな枝を見つけて、2節から3節のところで切って挿し木を作ります。挿し木は、土に挿す場所の下から3cmにある葉っぱはかき取っておくようにしましょう。挿し木を水につけておき、よく吸水させて挿し木を水揚げします。挿し木の先端に、ルートーンなどの発根促進剤を塗布して、挿し木専用培養土か赤玉土に挿し木しておきます。葉っぱの枚数が多い場合は、蒸散を防ぐために葉っぱを半分に切っておいてもよいでしょう。

増やし方③挿し木の管理

挿し木用土に挿したあとは、日陰で養生しておきます。なるべく挿し木の土がカラカラにならないように、底面吸水できるようにしておくとよいでしょう。西洋ニンジンボクの挿し木には、発根まで約2か月から3か月程度かかるので、水切れには注意して管理するようにしてくださいね。

西洋ニンジンボク育て方⑤冬越し

西洋ニンジンボクは、耐寒性があるので戸外で越冬できる場合があります。寒冷地・東北地方以外の温暖地域では、地植えした西洋ニンジンボクは戸外で越冬できますが、霜が降りるような冬場はマルチングを施しておくと安心です。一時的に地上部が枯れこんでしまっても、多年草の西洋ニンジンボクは春になると芽吹きだすので、落ち着いて対応しましょう。寒肥の前に、大尉比で株もとをマルチングしたり、幼苗の場合は四方をビニールで囲って寒風に当たるのを防ぐとよいと思います。

西洋ニンジンボク育て方⑦剪定

西洋ニンジンボクは、生育旺盛のため枝が乱れてしまうことがあります。ここでは、西洋ニンジンボクの剪定についてまとめました。


剪定方法

適西洋ニンジンボクの剪定は、冬場の2月下旬~3月に行うとよいでしょう。樹形は自然にきれいにまとまる樹木で、枝数が少ないタイプです。夏場に乱れてしまった枝を軽く剪定する程度で、強剪定しないようにしましょう。鉢植えでの栽培で、あまり大きくしたくない場合は、主枝を切って強剪定します。ひこばえを出して子の枝を大きくすると良いですね。

西洋ニンジンボク育て方⑧種類

西洋ニンジンボクには、種類がありました。きれいな青空に輝く菫色の西洋ニンジンボクの種類について、まとめてご紹介していきたいと思います。

西洋ニンジンボク

一般的な西洋ニンジンボクです。日本ではまだなじみがなく、日本原産のハマゴウという種類のほうが、広く使用されています。この種類は、澄み切ったような青色から紫色の穂状の花を咲かせます。

シルバー・スパイア

白色の花を咲かせる種類の、西洋ニンジンボクです。落葉低木の種類ですね。

西洋ニンジンボク・ピンク

希少な種類の西洋ニンジンボクです。ピンク色の花を咲かせる種類で、苗の販売よりも種での購入のほうが比較的手に入りやすくなっています。希少な種類の西洋ニンジンボクですが、紫でもなく白でもない花色が珍しく、実は女性のためのハーブにもなるため、特に女性に人気のある種類だと思います。

育て方を参考に西洋ニンジンボクを楽しもう

西洋ニンジンボクの育て方についてのまとめは、いかがでしたか?西洋ニンジンボクは、高木になるので、植え方にも気を付けて、鉢植え栽培の環境でも早めにスペースを作ってシンボルツリーに植え替えてみてくださいね。爽やかでハーブとしても扱うことのできる西洋ニンジンボクは、育てる楽しみ以外にも活用できそうですね。

出典: https://item.rakuten.co.jp/chigusa/10024235/