セメントで気軽にDIY
セメントDIYと聞くと、「女性には扱いにくい・使い方が難しそう」といったイメージがあるかもしれません。今回は、セメントを使った簡単なDIYで、素敵なプランターやガーデニング雑貨・小物の作り方をまとめてみました。コンクリートのように無機質な雑貨でなく、オリジナルのおしゃれな雑貨を作りましょう。既製品にはない愛着が湧くのも、DIYの魅力ですよね。コンクリートを使用するので、ガーデニング雑貨として長く使用できるのもうれしいポイントですよ。さっそく、セメントDIYの作り方をチェックしていきましょう。
セメントで作るDIY
セメントでDIYをすると、どんなものが作れるのでしょうか?セメントDIYであなたはどんな雑貨を作りますか?考えただけでも楽しいですね。
セメントDIYの人気
今までは、セメントやコンクリートには専門的な知識がなければ触れることはありませんでした。セメントDIYは、海外から発信された新しいDIYの楽しみ方なんです。「既製品のインテリア雑貨やお庭の小物では、満足できない。」というこだわりのある人は、積極的に扱っています。もちろん女性でも簡単にセメントやコンクリートを扱うことができ、造形方法もアイディア次第で簡単に細かく細工された小物や雑貨が作れるようになりました。
セメントDIYで作れるもの
自分でインテリアにも良くなじむ、多肉植物のプランターや観葉植物を飾るプランターも人気です。キャンドルホルダーをセメントDIYで作れば、自分の好みのインテリアにぴったりなオリジナルキャンドルホルダーも作ることができます。室内インテリア以外では、セメントを使用しているため庭で長期間使用できる、ガーデン雑貨や小物までDIYが可能なんです。
セメントの使い方
セメントやコンクリートの基本的な使い方をここではご紹介したいと思います。基本の使い方の工夫次第で、単調なセメントDIYもおしゃれにすることができますよ。それでは、セメントの使い方についてみていきましょう。
セメント使い方①練り方
まず必要になって来るのは、基本のセメントとコンクリートですね。セメントやコンクリートを練るときは、水とバケツ、手袋とかき混ぜる棒を用意しましょう。セメントやコンクリートが耳たぶくらいの緩さになるように、練っていきます。水は一気に入れてしまわずに、少しずつ足していくようにしましょう。ひたすら混ぜて練っていくうちに、セメントやコンクリートが均等に混ざってきます。コンクリートやセメントが、作りたい下地に塗りやすく、加工しやすい程度まで緩めていきましょう。枠に型どりたい場合は耳たぶ程度で、造形をしたい場合は、すくったときにセメントやコンクリートが固まりになってぼとっと落ちるくらいの堅さがよいと思います。
セメント使い方②型枠を取る
セメントで庭に使うための雑貨や小物・プランターをDIYする人は多いと思います。お庭に使う雑貨をアレンジする前に、基本の枠取りについて押さえておきましょう。枠で型を取り場合は、初めにセメントを枠に流し込み、その上から鉢植えになるようにくぼみをつけるため、その上から取りたい大きさの枠をかぶせます。さらに枠と枠の間にセメントを流していきます。固まるまでは、内側の枠が浮いてこないように重しになるものをかぶせておきましょう。よくセメントやコンクリートが乾いたら、ゆっくりとそれぞれの枠から外します。
セメントにエッジをかける
セメントやコンクリートが乾いた後に、エッジをかけるのは難しいです。セメントやコンクリートと同じ要領で使用できる「モルタル」か「ギルドセメント」を使用しましょう。ギルドセメントは、このような造形やエッジ加工・シャーリング加工をあとから施すこともできるんです。枠を外した後に、硬い金属ブラシで側面を削っていきます。それだけで、見事に風化したようなアンティーク調のセメントDIYができるんですよ。
ギルドセメントで造形する
ギルドセメントを使用したDIYは、型枠がなくても様々な形を作ることができます。「スタイロフォーム」という硬化発泡スチロールを削り出して、シーラーを塗った後にこのギルドセメントを塗っていきます。固まる前に、線や曲線などを造形したり削り出したりすれば、インテリアにも満足できるセメント雑貨ができますよ。もちろん、お庭に出しても経年劣化もしないので長期間楽しむことができるんです。
セメントDIY①インテリア雑貨の作り方
それではさっそく、セメントDIYの作り方を、順にご紹介していきたいと思います。インテリア雑貨やお庭のオブジェ、アイキャッチにもなる可愛い小物もセメントDIYで作っていきましょう。小物・雑貨の作り方を見ていきましょう。
①シリコンマットで固める
セメントやコンクリートでの雑貨・小物の作り方は、初心者でも簡単です。セメントを、シリコンマットに流し込んみ、好みの型を簡単にとることができるんです。型枠は、自分の好きなデザインをたくさん選ぶことができますよね。この画像のような英字やだけでなく、お花やレース調のもの、キャラクターや西岸風のデザインなどがあります。ネットで購入しても、価格は300円程度から購入できますし、使いきりであれば近くの100均でも購入できます。使い方は、ケーキやチョコレートを流し込むのと同じです。きれいにシリコンマットを洗って乾かして置き、良く練ったコンクリートやセメントを流し込みます。よく乾燥したらひっくり返して、型枠からはみ出た部分をやすりなどで整えれば完成です。
②スタイロフォームで形を作る
お庭の環境によっては、下地がなかったりして、ぴったりはまるサイズの雑貨を希望することがあります。この場合は、型枠を希望のサイズに切って作ることができればよいのですが、難しい場合もありますよね。そんな時は、スタイロフォームを使うと解決します。作りたい雑貨や小物を流し込んで型を取るのではなく、下地にセメントを直接塗るという方法もありますよ。スタイロフォームは、ホームセンターなどで購入することができます。スタイロフォームを使った雑貨小物の作り方は、まずカッターを使ってスタイロフォームを切り出します。接着剤でくっつけて、あなたの作りたい雑貨小物の形に組み立てましょう。組み立てたスタイロフォームに、良く練ったセメントを塗っていきます。よく乾燥させたら好みの形の雑貨や小物の完成です。
③組み合わせる
型枠を工夫したり、セメントにスタンプを押すのもまた印象が変わります。出来上がった雑貨や小物を、着色したり好きな文字をペイントしてもおしゃれですね。英数字をかたどった物を、さらにモルタルにくっつけていけば上級者のような作品も簡単にDIY出来ちゃいます。組み合わせたり工夫の仕方で様々な楽しみ方ができますよ。自慢のお庭が自分で作れるかもしれません。
セメントDIY②プランターの作り方
雑貨や小物の作り方がわかったら、多肉植物や観葉植物をおしゃれなインテリアに替えてみませんか?ここでは、プランターの作り方をご紹介していきます。
①プランターデザイン
プランターをセメントで作るときに、型枠によって出来るセメントプランターの出来栄えは、大きく変わります。例えば、コップや紙パックを使って型枠を取ったプランター・ケーキのように見せるために焼き菓子用の紙枠を使用したプランターの二つでは、全く違うセメント鉢が出来上がりますよね。室内インテリアの場合は、特にプランターデザインに工夫を凝らしてみてはいかがでしょうか?また、ケーキ型のセメントプランターを作った後には、緩く練ったセメントを絞り袋に入れて、デコレーションするのも人気ですよ。こちらのプランターにも、ぜひ挑戦してみてほしいです。
②水抜き穴
セメントプランターを作る際、多肉植物にはあまり必要がありませんが、水抜き穴を作っておきましょう。室内インテリアに使用する際も、水抜き穴がないままだとカビてしまい室内の環境にもよくありません。また、お庭に出すプランターの場合、雨が当たるので水抜き穴がないと腐ってしまったり、土の中の病気が蔓延してしまう可能性があります。セメントで固めるときに、水抜き穴が出来るようにストローを通しておきましょう。
セメントDIY③キャンドル小物の作り方
室内インテリアとして、上位の人気をキープし続けるキャンドル。ここでは、セメントDIYでそんなキャンドルホルダーの作り方をまとめました。
卵を使ったキャンドルホルダー
キャンドルホルダーで人気になってるのが、卵型です。卵の中にセメントを流し込んで固めるだけの簡単な作りい方です。型枠を和えて作ることもなく、おしゃれでキャンドルの炎の揺らめきを楽しむことができるのも、卵型キャンドルホルダーの人気の理由になっています。
①セメントを流しこむ
卵の中身は、少し穴を丈夫に開けて取り除いておきましょう。中をきれいに水洗いしてよく乾燥させておき、セメントを流し込みます。その後に、固めのセメントを壁面に手で優しく塗っていきます。卵なのでころころとしてしまいますが、卵パックの中で作業を行えば途中で流れてしまったり、こぼれたりしないので便利ですよ。
②牛乳パックで型枠取り
牛乳パックでも型枠を取ってキャンドルホルダーを作ることができます。上の画像でも使用していますね。プランターとは違い、キャンドルを乗せる部分は浅めの穴があればいいのでほぼすべてセメントを流し込むとよいでしょう。下の部分が固まったら少量のセメントを流し込み、くぼみをつけて固めます。
セメントDIY④庭シェッドの作り方
お庭の雑貨やオーナメントができたら、セメント上級者のDIYにも挑戦してみませんか?庭のガーデンシェッドは、人が入らないので基礎も必要がなく比較的簡単に作ることができそうです。
①雑貨の小屋を参考に
セメントプランターでも人気の小屋を使った鉢植えは、ガーデンシェッドのよい参考になります。小屋を作った要領で、大きめの小屋を作っていけばよいんですね。まずはスタイロフォームを切り出して、発泡スチロール用の接着剤を使用して組み立てていきましょう。
②強度をつける
お庭の雑貨などを収納するガーデンシェッドなので、強度をアップしたほうが長く使用することができそうです。この場合は、金属を埋め混むことで解決しますよ。100均でもバーベキュー用の網や、工作用の網が売られているのでこれらをモルタルの中に埋めこむようにするとよいでしょう。強度が必要な部分は、ドアの周辺、屋根です。ドアは開閉を頻繁にするのでセメントが落ちてきてしまうことが考えられます。
セメントDIY⑤ステップストーンの使い方
お庭のオーナメントと同じくらいこだわっている人が多いのが、ステップストーンです。セメントで作ったものでは、クッキーやトランプ型のステップストーンが多いですね。他にもテラコッタのような着色を施したり、枕木のようにアレンジされたセメントステップストーンもあります。お庭のテイストに合わせて、自分好みのステップストーンをDIYしてみましょう。
①枠を取ってアレンジする
型枠を取って、さらにイニシャルなどの型を取ったセメントオーナメントを組み合わせたり、色付けを行ったりしてもおしゃれですね。セメントが高まる前に、製菓用のスタンプを押してみたり、彫刻したりとアレンジの幅が大きいのも魅力的です。前回までのアレンジを参考にしてたくさん組み合わせて楽しんでみましょう。
セメントDIYの着色方法
セメントは、綺麗に着色できるのもうれしいところ。セメントを着色できる塗料などをまとめて見ました。せっかくステキなセメントDIYができたら、味気ないままではなくきれいに色付けもしてみましょう。
塗料・デコレーション
セメントに塗装する場合は、水性アクリル塗料を使うと良いでしょう。水性なので、セメントに良くなじみ色づきがよいようです。水性アクリル塗料は、乾燥すると耐水性になりいます。セメントによく発色させたい場合は、シーラーを下地として塗ったり、白を最初に塗装してから色付けするときれいに発色します。セメントに可愛くデコレーションする方法は、市販のチョコレートペンに色付けした緩いモルタルを入れて使うとよいかもしれませんね。
セメントでDIYがもっと楽しく
いかがでしたか?セメントを使ったDIYは、難しいと嫌煙してしまっていた人にこそ、この魅力が伝わってくれたらと思います。セメントを自由に扱えるようになったら、セメントDIY上級者向けの作品にもぜひ挑戦してみてくださいね。