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ゼファー750のインプレ・レビューまとめ!カワサキ空冷4発の世界!

ユーザーインプレをもとにゼファー750の紹介をします。750RSと比較されるのはゼファー750の本懐ではありません。ユーザーインプレを見ると意外な結果が…。カワサキはバイクとの付き合い方を教えてくれるバイクを世に送りたかったのです。
2020年8月27日
hosokawa_taka
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絶版車ゼファー750のインプレ・レビュー:はじめに

カワサキのゼファー750は1990年に販売が開始され、当時のネイキッドブームに乗って人気車種となりました。特に750RS(通称Z2)に似たデザインとコンパクトな車体への評価が高かったですね。残念ながら2007年モデルで絶版車となりましたが、中古車市場では今も人気が高く、コンディションがいい個体は価格が高騰しています。

変更点があった年式の画像を挿入しながら紹介しますね。

スペック
エンジン:空冷4ストローク並列4気筒DOHC2バルブ
排気量:738cc
最高出力:50kW(68PS)/9,500rpm
最大トルク:54N・m(5.5kgf・m)/7,500rpm
車両重量:216kg
価格:665,000円

スポークホイール仕様のゼファー750RS

スポーク仕様のゼファー750RSは1996年から販売が開始され、イメージが750RSに近づいたことが市場で評価されました。スポークホイールは悪路での柔軟性やソフトな乗り心地を求めるために採用されることがありますが、ゼファー750RSにはデザイン上の演出として採用されたと捉えるべきですね。中古車市場での在庫数は少なめです。

スペック
エンジンスペックはゼファー750と同じ
車両重量:225kg
価格:680,000円

絶版車ゼファー750のデザイン

ゼファー750のデザインは750RSのイメージに近づけるための演出が随所でなされています。400や1100は直線的なデザインですがゼファー750だけは丸みを帯びており、エンジンのカムカバーも750RSに似た形状です。美しさは750RSが勝りますが、ゼファー750の精悍な雰囲気にも人気があり、高く評価されています。

スペックや価格に変更はないが、ハザードランプが新たに追加された。
 

デザインのインプレ・レビュー

美しいデザインに惹かれてゼファー750を購入したユーザーは多いですね。750RSの面影を感じて購入した人もいれば、そうでない人もいます。ゼファー750のデザインは750RSがモチーフになっていますが、750RSと比較すべきではないと評価するユーザーも多く見受けられます。

スペックに変更なし。
ハンドルスイッチに小変更。

美しいの一言です。停めていると年配の方に頻繁に声をかけられます。数少ない絵になるバイクだと思います。

どうしてもZ2と比べられますが、ゼファーはゼファーでカッコいいと思います。

絶版車ゼファー750のエンジン

デザイン上のモチーフは750RSなのですが、ゼファー750のエンジンのルーツは1976年に販売が開始されたZ650です。スペックこそ控えめなものの、中回転域では官能的な排気音と濃密なトルクを感じられますし、高回転域ではジェット機に似た「キーン」というメカノイズを堪能できます。空冷4気筒のカワサキ車は中古車市場でしか購入できないので、伝説化している節もありますね。

当時の排気ガス規制に対応。
スペックシートの変更点。
最高出力の発生回転数が9,500→9,000rpmに変更。
車両重量が216→220kgに変更。
価格:675,000円

エンジンのインプレ・レビュー

ゼファー750のインプレやレビューを確認すると、ユーザーによって感じ方が違う印象を受けます。カワサキ空冷4発のフィーリングが好き、大人しい、しっかり加速する…など、インプレには一貫したものがありません。ユーザーのバイク歴やスキルによって評価が違うと考えられます。

ゼファー750はライダーがエンジン特性に合わせた乗り方をしなければならないといえますね。コンディションがいい中古車を見つけたら即決すべし!というユーザーも多いです。スペックシートの数値にこだわるユーザーはほとんどいません。


ハイパワーを求めるバイクではありません。初心者でも乗りやすいエンジン特性だと思います。

5000回転以上を使って丁寧なシフトアップをすれば煽ってくる車がいても後ろに遠く豆粒になっており、もう近づいてこない。そこはやはりバイク、相当な加速力を発揮します。(乗り手の技術の差で違うのかと思われます)

当時の排ガス規制に対応。
スペックシートの変更点
エンジンスペックに変更なし。
車両重量:220→222kgに変更。
※乾燥重量から算出した数値
エンジンがブラック塗装され、マフラー長が延長された。
また、タンクやサイドカバーのエンブレムも変更された。
価格:708,750円

絶版車ゼファー750のフレームとサスペンション

ゼファー750でもっとも特徴的なのがフレームやサスペンションなどの足回りです。敢えてフレームのねじれを感じられるように設計されていますので、最新バイクから乗り換えると違和感を感じます。また、ホンダ車と同じように扱っても正確に旋回しません。現在ではデメリットポイントとなりそうですが、そんなハンドリングのクセにも人気があります。

ゼファー750のハンドリング

サスペンションの動きを意識すれば驚くほど素直に旋回します。コーナー手前で速度を落としてフロントサスペンションを沈ませ、戻りのタイミングでアクセルONし、リアタイヤにトラクションを加えながら旋回する…そんな基本動作を学べるバイクだといえますね。

スペックに変更なし。

フレームとサスペンションのインプレ・レビュー

ゼファー750のフレームやサスペンションに不満を感じるユーザーは少ないですね。高速コーナーでフレームの弱さを感じることはありますが、タイトなコーナーでの安心感は高く評価されています。また、ゼファー750の純正タイヤはバイアスタイヤですが、ラジアルタイヤのほうが相性がいいというツーリング派のユーザーもいますね。

素直なハンドリングでしょう。

目を三角にして乗るバイクではありませんので、流して「風を感じる」には十分かと思います。もちろん、走行性能はきちんとしていますので、それなりのペースでのライディングにも応えてくれます。

ゼファー750ファイナルエディション。
スペックに変更なし。
価格:730,000円

絶版車ゼファー750の街乗り性能

  ゼファー750
最終モデル
CB400SF
2018年モデル
全長 2015mm 2080mm
全幅 770mm 745mm
全高 1095mm 1080mm
軸間距離 1460mm 1410mm
シート高 780mm 755mm
総重量 220kg 199kg

ゼファー750は街乗りで使いやすいバイクです。スペックシートから抜粋した数字をCB400SFと比較すると、400ccと変わらない車体サイズだといえます。軽量でコンパクトなエンジンを基準にデザインしたため、街乗りで扱いやすく、取り回しも良好なサイズのバイクになっているのです。

スペックに変更なし。

街乗り性能のインプレ・レビュー

ゼファー750のインプレやレビューでは400ccに近いサイズ感に対するコメントを多く見かけます。中には400ccほどに見えてしまううので貧弱に感じる…という声もありますが、オールマイティに使えると評価が高いですね。絶版となって約10年経過した今も人気が高いのは、ゼファー750のコンパクトなサイズ感にあるといえます。

あまり大柄で重い車体ではないので取り回しは良好。ハンドル切れ角も大きく方向転換はしやすい。

所有感を得ることが出来る1100と迷いましたが、今はこのコンパクトさが気に入ってます。400cc並の車体に750ccのエンジンで取り回し良好です。


スペックに変更なし。
限定200台で国内販売されたD3のオレンジ/ブラウンの火の玉カラー。
D2は輸出仕様だが、逆輸入車として国内で流通した。

絶版車ゼファー750のツーリング性能

ゼファー750は所有欲を満たすバイクですが、ツーリングでも使いやすいですね。丁寧に扱えばワインディングロードでのスポーツ走行を楽しめますし、路地裏散策でストレスを感じる車体サイズではありません。高速道では風圧をもろに受けますが、流れをリードできるレベルの加速感を味わえます。

スペックに変更なし。
メーター表示に小変更あり。

ツーリング性能のインプレ・レビュー

ツーリング性能に関しては、ハイスペックな大型バイクとゼファー750を比較するインプレやレビューが多く見受けられます。のんびりとツーリングするのにちょうどいいと評価されることも多いですね。

エンジンフィーリングが気持ちいので、淡々とした移動区間でも苦になりません。疲れにくいシートにも定評があります。タンデムシート下にある引き出し式のフックが使いやすく、キャンプツーリングでも荷物を積載しやすいですよ。

「普通さ」が良いんですね。高性能だけど、早く走れとバイクに急かされる様なものは疲れるだけです。

のんびりツーリングも絵になるし、程よいパワーとクイックなステアリングはワインディングもがんばる気にさせてくれます。タイトな峠道では侮れませんよ。また小柄な車格は街乗り、渋滞も神経を使いません。足つき性も良好。

当時の排ガス規制に対応。
スペックシートの変更点
車両重量:225→229kgに変更。
価格:690,000円

絶版車ゼファー750の中古車価格

ゼファー750は中古車市場で人気モデルとなっていますので価格が高騰しています。新車価格は60万円台後半から70万円台前半でしたが、コンディションがいい個体にはプレミア価格になっています。ゼファー750で約35万円~290万円、ゼファー750RSで約50万円~120万円ですので、コンディションのばらつきが大きいといえます。

スペックに変更なし。
最終型のカラーリング。
価格:724,500円

ノーマル車両の比率

中古車在庫のうちノーマル車両は20%以下ですので、これまでのオーナーがどんな使い方をしてきたのかを推測しづらいですね。ツーリングをメインに使われていたら大きくコンディションを崩していない可能性もがありますが、旧車会的な使われ方ですとエンジンが傷んでいる可能性があります。

損しないゼファー750の買い方は?

損しないゼファー750の買い方は難しいといえます。設計が古いエンジンですのでメカノイズが酷く、コンディションの良し悪しが判断しずらいからです。安い個体を購入し、カワサキ車のメンテナンスが得意なショップでオーバーホールするのが最良だともいえます。

絶版車ゼファー750のカスタム

ゼファーのカスタムについて肯定的なユーザーとそうでないユーザーがいます。ノーマル車両の美しいデザインを維持したい…ポテンシャルが高いエンジンだから最大まで高めてあげたい…など両極端ですね。中古車にはマフラーだけを交換したプチカスタムも多いのですが、750RSの外装に近づけたカスタムも人気です。

カスタムに関するインプレ・レビュー


ユーザーのインプレやレビューでの評価を確認すると、カスタムに関する認識に差があります。中古車市場ではカスタムされた個体が多いのですが、ノーマル車を好むユーザーは意外と多いのです。カスタム方法が近年の流れと合わなくなってきたといえますね。純正部品も手に入らなくなっていくことから、ノーマル車を大切にするコメントが増えているとも考えられます。

ゼファーはゼファーで完成したバイクです。ZⅡ仕様にするのも好み、オリジナルカスタムも好みですけど、私はノーマルラインを壊したくないので、ノーマルで乗るのが好きです。

ドレミのパーツで外装仕上げしても、本物じゃないんだと人につっこまれ、自尊心が傷つくので無駄使いはやめましょう。Z2をほしい方はお金をもう少し出して本物を買いましょう。

絶版車ゼファー750の総評

ゼファー750はネイキッドブームに乗り好調に売れました。750RSを彷彿とさせるデザインとZ650に似たキャラクターが功を奏し、人気が高かったですね。メガスポーツバイクが大型バイク市場の中心となっていた時期には軽量でコンパクトな車体がファンを魅了しました。また、大型バイクとしては低価格でしたし、400ccと同等の維持費で大型バイクに乗れるメリットがありました。

古き良きカワサキを体現したゼファー750

まだコンディションがいい個体が残っているうちに入手したい…そんなカワサキ空冷4気筒ファンは多いですね。空冷4気筒エンジンでは年々厳しくなる排ガス規制をクリアするのは難しいので、今後リリースされる可能性が低いからです。欠点すらかわいく感じられるゼファー750の個性…そう考えると個性が強いバイクが現行モデルにないことに気づいてしまいます。

絶版車ゼファー750のインプレ・レビュー:まとめ

ゼファー750ユーザーの多くは750RSをモチーフにしたデザインを購入動機にしながらも、購入後は軽量でコンパクトな車体に魅了されています。そして「高性能だけがバイクの魅力じゃない」ということも実感するのです。慣れるまでは不愛想なのに、丁寧に接すれば心を開いてくれる恋人のようなゼファー750。古き良きカワサキ空冷4気筒の血統を引き継いだ名車だといえますね。

カワサキ車が気になる人はこちらもチェック!

ゼファー750のモチーフとなった900スーパー4や750RSのデザインを受け継いだZ900RSがカワサキから現行販売されています。水冷4気筒エンジンを搭載し、リアサスペンションも1本サスペンションになっていますが、画像を見るだけでもオイルの匂いが漂ってきそうなほどカワサキZの風格が漂っていますね。Z900RSの記事もチェックしてください。