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黒蜜の作り方や使い方をご紹介!意外に簡単に作れる人気レシピをご紹介!

甘味処やアイスクリーム、あんみつなどで使われることの多い黒蜜、ご存知ですか? おいしくて使い道の多い優秀な黒蜜ですが、実は作り方さえわかってしまえばご家庭でも簡単に作れてしまうんですよ。今回はそんな黒蜜の簡単な作り方と、その使い方もチェックしていきましょう。
2020年8月27日
水城たんぽぽ
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そもそも黒蜜とは?

黒糖を煮詰めて作られている

黒蜜は、黒砂糖を原料とした甘味料です。アイスクリームやわらび餅、葛餅などに使われることも多い人気の材料なので、食べたことがある人も多いのではないでしょうか。和風のデザートとの相性が本当によく、くどさのない甘味が好きだという人もかなり多いですよね。サトウキビからとられる原料糖と呼ばれる絞り汁をろ過し、それを煮詰めていくことで作られる黒糖を水で溶かした後、それをさらにもう一度煮詰めていくことで黒蜜と呼ばれるものになります。

白砂糖とはどう違うの?

黒糖と白砂糖は原材料が同じ

一般的によく使われている上白糖、いわゆる白砂糖と黒蜜の材料でもある黒糖は、どちらも同じサトウキビから作られています。サトウキビから絞った原料糖を煮詰めていくところまでは全く同じ工程なのですが、煮詰めた蜜と糖分の結晶を遠心分離機にかけて糖分だけを乾燥させることで白砂糖が、分離させずに再度煮詰めたものが黒糖と呼ばれるものになるんですよ。

黒蜜のほうが栄養豊富でカロリー控えめ

黒蜜の材料になっている黒糖は栄養豊富で、カリウム・カルシウム・ナトリウムなどの栄養分が上白糖と比べて圧倒的に多くなっています。それぞれ100gあたりでの量を見た際にカリウムは白砂糖が2㎎なのに対して黒糖は1100㎎、カルシウムは上白糖が1gしか含まれていないのに対して黒糖ならば240㎎とどちらも黒糖のほうが上回っています。そんな黒糖を材料にしているだけあって黒蜜のほうも栄養豊富なことが特徴。水に溶かす工程の関係で黒糖ほどではありませんが、その代わりカロリーが控えめになっている点は見逃せません。

黒蜜はダイエットにも最適?

むくみの解消


先ほども紹介した通り黒蜜にはカリウムという成分が非常に多く含まれております。人間の体のむくみというのは基本的に体の中に余分な水分が溜まることによって発生するのですが、利尿作用のあるカリウムが尿と一緒に余計な水分を排出してくれるんだとか。結果として手足や顔のむくみ解消につながるんですよ。女性には特にダイエット効果の一つとしてかなり期待ができる部分なのではないでしょうか。

脂肪吸収・基礎代謝向上効果も

カリウム以外にもダイエットに適した効果が黒蜜にはあります。歯や骨の成分であるというイメージが多いカルシウムにも実は脂肪吸収を抑える働きがあると言われているため、ダイエットの効果を期待される成分の1つです。同様に含まれている成分として、鉄分もダイエット効果があるものです。鉄分が豊富になると血液の運べる酸素量が増え、基礎代謝能力が高まります。基礎代謝能力が高まると一日に消費するカロリーも多くなるため、結果的にはそれがダイエットにも繋がるというわけですね。

簡単な黒蜜の作り方 その1

作り方の前にまずは材料をチェック

黒蜜を作るのに必要な材料はそれ程多くなく、手に入れるのも簡単なものだけなので済むため手作りにも挑戦しやすいです。煮詰め方やあく取りによっても変わるのですが、おおよそ150ml程度の量を作る場合の手作りに必要な材料は以下の通り。

【材料】(120~150ml/あく取りや煮詰め具合によって量が変わります。) ・黒糖(100g)※海外の方はダークブラウンシュガーでもOK ・水(100ml) ・ビン(200mlサイズがあれば十分)

瓶は手作りした黒蜜を保存するために使うものなので、作っている最中には必要ありません。手作りした黒蜜をその場で使い切る前提であれば用意しなくても大丈夫ですよ。

黒糖がない場合は代用品もOK

海外で生活している人や、お店で探しても黒糖が見つけられなかった場合などには別の材料でも代用は可能です。海外であれば特に「ダークブラウンシュガー」と呼ばれる材料があるため、そちらを代用品にしても問題なく作れますよ。ネットで探してみると様々な代用レシピがあって、メープル等で作る人も多いとのことでした。通常の砂糖でも、耐熱容器に入れてレンジを使うことで代用するという案もあるようです。

簡単な黒蜜の作り方 その2

鍋で黒糖を溶かす


黒蜜作りの一番最初の工程として、まずは家庭用の小さな鍋に黒糖を入れて、そこに水を入れて溶かしていきましょう。鍋を火にかける際に、黒糖全部がしっかり溶けるように注意しましょう。溶かしている最中、表面に灰汁が浮いてくると思いますので、丁寧に作りたい場合はちゃんと取り除いていくようにしましょう。火をつけたままかき混ぜ続けていくととろみが出てきます。そうなったら火を止めましょう。

簡単な黒蜜の作り方 その3

とろみが出てきたら粗熱を取る

とろみが出た状態の黒蜜から粗熱を取っていきましょう。基本的には時間がかかるものですが、どうしても手早く済ませたい場合には冷やした保冷剤に黒蜜入りの鍋を乗せておいておくと時間の短縮になりますよ。保冷剤で粗熱を取っている最中、時々鍋の中身をかき混ぜたり保冷材の表裏を入れ替えたりするとより効果的とのことです。

冷蔵庫で一週間は保存可能!

粗熱を取ったあとは鍋から保存用の瓶に移し替えて、冷蔵庫に入れましょう。黒蜜の手作りそのものはこれで完成となります。冷蔵庫の中で保存しておけば一週間は日持ちしますので、その間に使い切るようにしましょう。基本的には100ml程度もあれば複数人でそれなりに多く使える量になりますのでお好みの甘味などにかけてご利用ください。

鍋の代わりにレンジでも代用可

鍋と火を使って溶かしていくのが基本レシピではありますが、電子レンジで代用しても同じ工程を行うことが可能です。電子レンジを使う場合は水の代わりに熱いお湯を用意し、黒糖もあらかじめ細かく潰しておきましょう。お湯で黒糖をある程度溶かしたうえで電子レンジを使います。電子レンジを使う際の分量も同じものになりますが、こちらも念のために分量を乗せておきます。

材料 黒糖  100g 水 100cc 醤油 小1

レンジで作る方のレシピには、小さじ一杯ぶんの醤油を材料に加えているようです。この醤油が隠し味となってより美味しい黒蜜になるとのことでした。レンジで作る際はこれらの材料をすべて容器に入れてから600wのレンジを2分使用し、一度取り出してスプーンで中身をかき混ぜてから再度600wレンジに入れて2分待ちましょう。中身の黒糖が完全に溶けたら出来上がりですが、レンジで作る際には中身の吹き零れが発生する場合も多いので要注意ですよ。

おすすめな黒蜜の使い方は?

定番のおやつに


白玉団子、わらび餅などのおやつに使うのがやはり黒蜜の使い方では定番と言えるでしょう。アイスクリームやホットケーキ、かき氷に使用する例もかなりメジャーなようです。珍しいものでは寒天やヨーグルトなどに入れるのも良いですよ。ちょっと意外な例としてはトーストやコーヒーに入れる砂糖の代わりに使うという人もいるようで、いつもとちょっと違った味を楽しめるので試した人からは結構人気なんだとか。トーストに使う時は、塗った黒蜜の上からきな粉を使ってきな粉パンにするとより美味しく食べられますよ。

通常の料理にも

人気の定番レシピ以外にも、鶏肉や豚肉の煮込み料理などに使う、という意見も探してみるとかなり多いようでした。かぼちゃの甘煮や筑前煮などの和風料理で砂糖の代わりに使うといいみたいですよ。もとが黒砂糖であることや、白砂糖と同じ原材料のサトウキビから作られたものであると考えれば確かに違和感があるものでもないかもしれませんね。他の料理でも材料にはちみつの代用品にも黒蜜は使えますので、黒蜜を手作りした際にはぜひともお試しください。

黒蜜を使う時の注意点

ダイエット目的なら使い方には注意

前述の通りダイエットに最適な効果は多いのですが、ダイエットを目的に黒蜜を使うのであればわらび餅などに使うのはご法度です。理由は、カロリーが非常に高いため。メジャーな使い方ではあるのですがわらび餅や餅などの高カロリーなものと一緒に食べていてはせっかくのダイエット効果よりも含まれているカロリーのほうが上回ってしまいます。ダイエット目的で黒蜜を使うのであればおすすめなのは寒天やきな粉でしょう。きな粉は血中のコレステロールや中性脂肪を減らす効果があり、寒天にはダイエットにも効果の高い食物繊維が多く含まれているためですね。

まとめ

黒蜜は家庭にもともとある材料や、手近に売っているものだけですぐに作れて美味しいので、ぜひ手作りに挑戦してみてほしいものですね。自分で作れば買うよりも圧倒的に安く、手間もそれほどかからないのにダイエット効果まで期待できるたこともおすすめの理由ですよ。