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レウイシアの育て方は?増やし方や寄せ植えまで、よくある疑問も解説!

肉厚な葉っぱが多肉植物のようにも見えるレウイシアは、山野草の中でも華やかで開花時期が長い植物です。レウイシアの育て方や、小さな疑問も、このまとめでしっかりと網羅していきます。毎年あでやかで素敵なレウイシアの花を、きれいに咲かせましょう。
更新: 2024年9月9日
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レウイシアの簡単な育て方

レウイシアは、繊細な作りをした花とグラデーションのように美しい花弁が魅力的の山野草ですね。葉っぱが肉厚で、まるで多肉植物のように見ることも、人気の高い草花なんです。岩場や山脈でよく見ることができて、山野草ファンには良く知られていますよね。

近年ではその花の色合いも品種改良が進み、よりカラフルになりました。今回は、そんなレウイシアの育て方から品種・植え方、育てていくうえで疑問に思っていることも解決できるまとめになっています。

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レウイシアの詳細情報

それでは、植え方・育て方の前に、レウイシアの基本的な情報について詳しくご紹介していきたいと思います。山野草の中でも、特に暖地の栽培は気難しい植物で、夏場の鉢植え栽培には基本情報をよく確認しておくと役立つかもしれません。

また、レウイシアは常緑性の品種、落葉性で夏眠性をとる品種があります。レウイシアの育て方の前には、品種の確認もしておくようにしてくださいね。

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科名属名

レウイシアの科名属名は、スベリヒユ科レウイシア属です。レウイシアには、約16種類以上があるといわれてているんですよ。

学名

レウイシアは、「Lewisia・cotyledon」が学名になっています。 

原産国

レウイシアの原産国は、北米の北西・南西です。岩場の乾燥地帯や山脈の涼しい気候で育つ山野草なんですね。日本の夏場の暑さや直射日光が、やや苦手とされています。

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草丈

レウイシアの品種によって草丈は差があって、約10cmから30cmになります。

開花時期

開花時期の長いレウイシアは、4月下旬から6月に花を咲かせます。開花時期は約一か月で、初めのうちに切り戻すと、返り咲きすることもありますよ。花の色は、ピンクや赤色、紫・オレンジ・クリーム色・黄色などがあります。

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レイウシアの特徴

レウイシアの多肉植物に似た葉っぱは、ロゼット状に広がります。地下茎で増え、大株にもなると茎も木質化が進み、より立派な花を咲かせることができます。大きく広がった葉の中心から花芽ができ、徐々に立ち上がって茎をのばしていきます。増やし方も簡単で、常緑の種類では夏越しができれば次の年には多くの子株を増やすことができるんです。

レウイシアの育て方①植え方


レウイシアは、山野草のお店や園芸店で購入することができます。しかし、山脈の植物なのでナーセリーも高冷地がほとんどなので、購入してからの苗の管理が重要になってきます。きちんと植え方を理解して、苗を購入してからあまり日にちを置かないように注意したいですね。

土作り

レウイシアは、地植えよりも管理のしやすい鉢植え栽培をお勧めします。その際の鉢植えも、なるべく通気性があるほうが栽培しやすく、テラコッタ鉢や岩石鉢などがおすすめです。レウイシアが好む土質は、自生していた砂礫質です。

水はけがよく通気性のよい土が適しいていますよ。自分で土を作る場合は、硬質鹿沼土:軽石砂が7:3になるように調整してブレンドしましょう。市販でも、山野草用培養土や多肉植物専用培養土が売られています。そちらを使うと簡単ですね。通気性をよくするために、小粒の軽石を使用しても構いません。

植え付け時期

レウイシアの植え付け時期は、春は3月から5月、秋は10月から11月に行うことができます。特に、夏場の植え付けは避けるようにしてくださいね。

植え方

レウイシアの苗を購入してきたら、ポット苗の根を1/3ほど切り詰める植え方が一般的です。レウイシアは、高温多湿では蒸れて根腐れしてしまうので、雨の当たらない場所で栽培するようにしましょう。植え方は、低めに植え付けて、おきます。

夏場は、半日影に移動して冬から春は暖かい日差しの当たる場所で栽培しましょう。夏越しの詳しい育て方は、このまとめの後半でもお伝えしていきたいと思います。また、冬場の積雪には耐えることのできる植物なので、保温の必要はありません。

レウイシアの育て方②水やり・肥料

レウイシアの素晴らしい花色を見ると、たくさん過保護にしてしまいたくなってきます。しかし、見た目以上にデリケートなレウイシアは水やりと肥料にも気を付けていきましょう。ここでは、レウイシアの水やりの注意点や、肥料の時期・与える肥料についてご紹介していきたいと思います。

水やり方法

多湿を嫌い、乾燥した土壌を好む性質があるので、レウイシアへの水やりは控えめにした方がよいでしょう。乾かし気味に育てるほうが生育がよく、表土が乾いてから3日程度の間隔で水やりを行うようにします。

梅雨と秋雨の時期には、水やりを控えて、雨の当たらない軒下などに移動するとよいでしょう。夏場に落葉する種類のレウイシアは、休眠期なので水やりは極端に減らします。

常緑のレウイシアの種類は葉の中心に水がたまることがないように気をつけます。水が葉の上に含んだ状態になっていると、葉が傷んで枯れる原因にもなってしまいます。また、花に水がかかると病気になりやすくすぐに花が散ってしまいます。

肥料の時期

レウイシアの肥料の時期は、春は4月から6月、秋は9月から11月に施します。葉焼けしやすいので、化成肥料は使わずに、液体肥料を使うほうがレウイシアの肥料には効果的です。

特に成長期前の春先は、きれいいな花を咲かせるための体力をつけさせ、秋は夏の休眠期から開けた株に足して成長期に作用する重要な肥料の時期です。この間は、二週間に一度のタイミングで、レウイシアに肥料を与えるようにしましょう。

与える肥料

レウイシアに与える肥料は、元肥料としてあらかじめゆっくりと効く種類の化成肥料や粒状肥料を混ぜておきます。追肥には、肥料の時期に合わせて即効性のある液体肥料を使うと便利です。

レウイシアの葉っぱは大きくロゼット型に広がっているので、化成肥料を株もとに置くと葉焼けをおこしがちです。そのため、薄めた液体肥料を水やりの代わりに施しておげると失敗の心配がありませんよ。

レウイシアの育て方③夏

レウイシアは、夏に弱いとお伝えしてきました。乾燥には強い植物ですが、多湿の環境になってしまったり、夏の西日などの直射日光には弱いといった面があります。

レウイシアの葉っぱを枯らさずに美しく保てるかどうかは、夏場のレウイシアの管理が重要になってきます。ここでは、そんなレウイシアの夏越しの方法についてご紹介していきたいと思います。

夏越しの遮光


レウイシアの落葉の種類では、土の中で休眠できるので夏越しはやや簡単に行うことができます。しかし、常緑の多肉のような葉っぱも楽しみたい場合は、夏の直射日光で葉が焼けてしまい、光合成ができなくなって枯れてしまう原因にもなってしまいます。

そのため、夏の間は遮光カーテンを利用しましょう。遮光は、約30%から50%のものを使用するとよいと思います。明るい日陰や、午前中だけ日の当たる半日陰などの条件でも、夏越しは可能です。

レウイシアの育て方④植え替え

夏越しにも慣れて、レウイシアの株も成長してきたら植え替えを行っていきましょう。植え替えの時期や方法についてまとめてみました。

植え替え時期

レウイシアの鉢の植え替えは、春は2月~3月、秋は10月が適しています。開花株のポット苗を購入して来た場合は、開花を楽しんだ後に植え替えを行うようにしましょう。夏場の暑い時期は根が腐ってしまうので、涼しくなってきた時期に、植え替えを行うようにしてくださいね。

植え替え方法

レウイシアの今の鉢底から、根が少し見いえていたら植え替えのサインです。鉢いっぱいに根が張ってきたら、今の鉢植えよりも一回り大きな鉢に植え替えを行います。この時も新たな用土を作って、取り出したレウイシアの鉢底から1/3の底の根を切り落とします。

植え替えの最後に、水やりを行います。この時、葉に水がかからないように、株もとに向かって鉢底から水が滴る程度の水やりを行えば、植え替えの完成です。

レウイシアの育て方⑤株分け

レウイシアの増やし方はどんなものがあるの?といった疑問もあると思います。レウイシアは、株分け・種まき・挿し木といった増やし方があるんです。しかし、挿し木の増やし方では成功率が低く、根もなかなか張ってはくれません。ここでは、レウイシアの増やし方の中でも、株分けついてまとめていきます。

株分け時期

子株が大きく育った、10月ごろが株分けに適しています。増やし方では、子株が新しくできた春にも株分けはできますが、小さな子株をすぐにとってしまうと根が活着できなくなってしまいます。大きくなった10月ごろの植え替えの時期に合わせて、株分けを使った増やし方をしてみましょう。

株分けの増やし方

レウイシアの根元に、春ごろに株分けができそうな小株がいくつか出てきます。株分けは10月ごろまで親株につなげて置き、植え替えのタイミングで根をざっくりと株分けましょう。用土は、まとめの前半でもお伝えしたレウイシアの用土を作っておきます。

株分けのサイズに合った大きさの鉢植えに、植え替えていきましょう。霜が降りると、まだ未熟な子株が傷んで枯れてしまうので、早めの時期に株分けでの増やし方に取り組むとよいですね。

レウイシアの育て方⑥種まき

レウイシアの増やし方には、株分け・種まき・挿し木があります。しかし、挿し木での活着が悪く挿し木の苗は日本の気候では思うように育てることができません。

大きく伸びた茎は、花を咲かせるための栄養を届けるので、挿し木に使用してもすぐに枯れてしまうんですね。ここでは、挿し木ではなく種まきについてご紹介していきたいと思います。茎を挿し木にはせずに、花を咲かせた後種をつけて増やしていきましょう。

種まきの時期


種まきは、2月から4月上旬の間に撒くとよいでしょう。自宅で採集できなかった場合は、海外のナーセリーで購入することができますよ。花に水をかけてしまうと結実しないことがあるので、自宅で種まきをしたい場合は花に水をかけないように気を付けてくださいね。

種まきでの増やし方

採集した種は、湿らせたバーミキュライトなどに種まきします。発芽には凍結したほうがよいという例もあるので、冬の防寒の必要はありません。種の植え方は、土をかぶせず土にバラマキで構いません。湿らせた新聞紙を軽くかけて、乾かさないように管理しましょう。

発芽してからは、水やりの回数を減らして乾燥気味に育てると大株になっていきますよ。

レウイシアの寄せ植え

レウイシアの綺麗な花と、ぷっくりした葉っぱを生かして、寄せ植えを楽しむのもよいですね。ここからは、レウイシアの寄せ植えのヒントになる画像を見ていきましょう。レウイシアの寄せ植えがあるのかといった疑問も解決しするのではないでしょうか?

多肉植物と寄せ植え

多肉植物のような、ぷっくりとした葉っぱをしているレウイシアは、多肉植物との寄せ植えにもピッタリです。多肉植物のように、空き缶リメイクの鉢植えやジャンクな鉢植えにも相性がぴったりですよね。

レウイシアがほかの多肉植物よりも背丈が高いので、レウイシアが中心の素敵な寄せ植えになるのではないでしょうか?多肉植物も、レウイシアと同じように乾燥した土壌を好むので、寄せ植えの環境にもよく合うと思いますよ。

セダムと寄せ植え

グランドカバーにも使うことのできるセダムとの寄せ植えです。みずみずしい印象のセダムは、レウイシアと寄せ植えをすることによって優しい印象を作ってくれますね。みずみずしくナチュラルな寄せ植えで、室内インテリアにもピッタリです。セダムの葉水の時に、レウイシアに水がかからないように注意しましょう。

レウイシアの寄せ植えを楽しもう

レウイシアの花の種類も、約16種があります。好きな花色や常緑なのか落葉なのか、自分の管理しやすく鑑賞しやすい種類を選んで育ててみてくださいね。夏の暑さは苦手なものの、多年草で開花時期も長いのできっと育てがいがある草花になるのではないでしょうか?

地植えするときも、高植えして岩を使ったロックガーデン風にアレンジしてみると一層楽しめると思います。

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