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ブーゲンビレアの育て方!植え替えや増やし方から冬越し方法まで解説!

華やかな花を咲かせてくれるブーゲンビレアは、母の日や敬老の日などのプレゼントにも人気です。きれいな花を咲かせ続け開花時期は、びっくりするほど長く、ひらひらとた柔らかな花でお庭に色どりを与えてくれます。今回は、そんなブーゲンビレアの詳し育て方をまとめました。
2020年8月27日
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ブーゲンビレアの育て方徹底まとめ

ブーゲンビレアは、つるバラのように支柱やアーチに誘引して華やかな花を咲かせてくれる貴重なつる性植物です。開花時期も長くて、熱帯地域では広く愛されてきたブーゲンビレアは、近年日本でもブームになりそうな予感です。というのも、母の日や敬老の日の贈り物として広く扱われるようになってきた背景があるんですね。しかしブーゲンビレアは、バラのように耐寒性がある植物ではありません。今回は、そんなブーゲンビレアの冬越し方法はもちろん、植え替え方法・挿し木での増やし方・花が咲かない条件や、枯れる原因にも注目した、ブーゲンビレアの徹底まとめをご紹介したいと思います。

ブーゲンビレアの詳細情報

ブーゲンビレアは、比較的丈夫で長期間開花するのが特徴的な植物ですね。寒さには弱い性質がありますが、日本でも霜が降りないような団地では、戸外でも越冬できるとされています。花は色鮮やかで美しく、着色し筒状の花をいくつもつけてくれて、寒い中でも11月中旬まで開花する珍しい花木なんですね。それでは、ブーゲンビレアの育て方の前に、ブーゲンビレアに関する詳細情報を確認しておきましょう。

科名属名

ブーゲンビレアの科名属名は、オシロイバナ科イカダカズラ属でした。また、ブーゲンビレア属とも呼ばれることがあります。

学名

ブーゲンビレアは、「Bougainvillea」が学名となっていました。

和名別名

ブーゲンビレアの和名は、イカダカズラです。漢字では「板筏」と表記されます。

原産国

ブーゲンビレアは、中南米が原産国の植物です。温暖な地域が原産国のため、日本での耐暑性が高く冬の耐寒性は低い植物なんです。

分類

つる性の花木で、多年草です。冬季は温室栽培で、室内にて栽培する分類になっていますが、日本でも温暖な地域は、戸外での越冬も可能です。

ブーゲンビレアの開花情報

次に、ブーゲンビレアの開花情報についてご紹介していきたいと思います。美しく優雅な花は、とても魅力的で、気になる長期の開花時期についてもまとめてみました。

開花時期

ブーゲンビレアの開花時期は、4月から5月と10月から11月です。夏場の暑い時期はいったん花が休みますが、秋になると再び開花します。また温室栽培で、育成ライトを使用すると寒冷地でも秋ごろまで続けて開花させてくれます。栽培方法や環境の違いによって、開花する時期は大きく差があるようです。

花の色

ブーゲンビレアは、温暖な地域が原産国なだけあって、色とりどりの華やかな色合いの花を咲かせるのが特徴です。淡いピンクやビビッドカラーのピンク、白や赤・オレンジ・イエローなどが一般的で、イエローベースにピンクの覆輪を持つ複色の花を咲かせる品種まで多様です。

草丈

樹高は、0.5mの幼苗から、大きくつるを伸ばすと約3mにも成長します。鉢植えでも大きくなりますが、温暖な地域で地植えで越冬が可能な場合は、つるを誘引してどんどん伸ばしていくことができるようです。

ブーゲンビレア育て方①植え付け

それではここからは、ブーゲンビレアの育て方についてご紹介していきたいと思います。ブーゲンビレアの植え付けについて、用土や日当たり・植え付け時期と植え付け方法についてみていきたいと思います。

用土


ブーゲンビレアは水を好む植物なので、その分水はけのよい土質を好みます。そのため、土作りをする場合は、赤玉土の小粒を主体に、腐葉土:ピートモスを7:2:1の割合で混ぜ合わせて作りましょう。市販の草花用培養土でも可能です。また、鉢植え場に植え付ける場合は、根が荒いので主体になる赤玉土には中玉を使うとよいでしょう。

場所

ブーゲンビレアは、日光がよく当たる場所で栽培するようにしましょう。良く太陽が当たる夏の西日にも強く、照り葉なので葉焼けの被害も少ないようです。日陰では花が咲かない事例が多いようです。鉢植えの場合は、日の当たる場所で冬季に室内に取り込めるようにできれば問題ありません。

植え付け時期

ブーゲンビレアはの植え付けに適している時期は、4月から6月です。夏の暑さに強い特徴がありますが、夏の間に花芽をつけるためには、春の休眠明けにしっかりと植え付けたほうが、花が咲かないといった心配がなくなりますよ。

植え付け方法

地植えに植え付ける場合は、二回り大きな穴を掘って土壌改良しておきます。元肥を入れて根に直接当たらないようにしてからポット苗を取り出し、根鉢を崩さないようにして植え付けましょう。浅めに植え付けても、つるの重みで徐々に奥へとめり込んでいくため、深植えしないように気をつけます。つる性植物のため、植え付けた後は支柱を立てて、つるが絡まれるようにしておくとよいでしょう。

ブーゲンビレア育て方②水やり

花を開花させるためには、日光も大事ですが水もとても重要です。ブーゲンビレアは、長期間にわたって夏場から残暑まで花を咲かせるので、水やりが重要になってきます。ここでは、ブーゲンビレアの水やり方法を夏場と冬の時期に分けてまとめてみました。

春の水やり

ブーゲンビリアは、水やりのタイミングがたいせつになってきます。花を咲かせるためには、水やりが必要ではありますが、必要以上に与えてしまうと葉茎だけが伸びて花が咲かないといった「徒長」が起こります。冬の休眠期が明けてから、4月中旬までの間はたくさん茎が伸びるように毎日しっかりと水やりを行いましょう。4月の後半になって暖かくなってくると、ブーゲンビレアに花芽をつける時期がやってきます。

夏・秋の水やり

初夏に入る5月からは、ブーゲンビレアの花芽がつくころです。このころから長期間にわたって花芽がいくつも付き続けるようになりますが、同じように水を与えてしまうと徒長をおこして、花芽が成長しなくなってしまいます。花が咲かないといったことがないように、水やりのタイミングで開花を促進させましょう。だいたい10月までが花芽をつける時期なので、この期間はやや乾燥気味に水やりを行います。夏場は、乾燥と熱さで土壌が乾燥しやすいため、水やりはつるの先端の葉のしおれ具合で様子を見ます。土壌が乾いたころに水やりを行うことで、根が下へ下へと成長し花芽がつきやすくなります。水やりが多すぎると、花芽ではなくとげに変わって扱いにくくなるので注意してくださいね。また、秋になってくると次第に休眠期を迎えさせるために、水やりの頻度をさらに極端に減らしていきます。

冬の水やり

花の開花が終わった12がつから翌年の3月までは、ブーゲンビレアも休眠期を迎えています。秋の休眠期の前に、徐々に水やりの回数を減らし、耐寒性を少しでも高めるようにしておきましょう。室内に取り込む場合も、同じように水やりを減らします。水やりをしすぎてしまうと、吸い込めなくなった根が腐って枯れる原因にもなります。冬の時期は、1週間に1回の水やりを行えば大丈夫です。朝晩はそのまま水が霜になってしまうことがあるので、暖かい日中に水やりをしましょう。

ブーゲンビレア育て方③肥料

長期間にわたって、美しい花を咲かせてくれるブーゲンビレアは、随時追肥として肥料を与えるようにしましょう。ここでは、ブーゲンビレアの肥料についてまとめています。

肥料の時期

肥料は、開花時期の4月から11月まで行います。特に夏場は、夏バテをおこしがちなので肥料が途切れないように注意しましょう。

与える肥料

夏バテ気味になってきた場合は、即効性のある液体肥料を水で薄めて水やりの変わりに施すと効果的です。元肥として一握りの化成肥料を与えていますが、追肥も同じで、長期間花が咲くブーゲンビレアに合わせて、緩効性化成肥料を株もに置き肥するとよいでしょう。鉢植えでの栽培の場合は、肥料切れの心配があるので置き肥ではなく油粕などを株もとの土に埋め込みます。窒素多過になりすぎると花が咲かないこともあるので、肥料の成分をカリウムメインにするとより効果的です。

ブーゲンビレア育て方④植え替え

ブーゲンビレアが大株になったら、植え替えを行いましょう。植え替え時期と植え替え方法について、ここではご紹介していきます。

植え替え方法

大株になった鉢植えのブーゲンビレアは、根詰まりをおこすと水を吸い込む力が弱くなったり、根腐れして枯れることがあります。そのため、定期的に植え替えを行いましょう。しかし、ブーゲンビレアは移殖を嫌う性質があります。毎年のように植え替えを行ってしまうと、その年に花が咲かないことがあるので、大きめの鉢植えを用意して2年か3年に一度のペースで植え替えるようにするとよいと思います。植え替え時期は、4月から6月です。土作りをして、根を傷めないように注意しながら移植してくださいね。


ブーゲンビレア育て方⑤剪定

つる性の植物なので、ぐんと長く伸びた枝などが気になる場合もあります。つるには鋭いとげがあるので、よくとおる場所には剪定などをして、上手に誘引する必要があります。

剪定時期

剪定に適した時期は、7月から12月です。春に剪定してしまうと、花芽がなくなって花が咲かないことがあるので、伸びすぎて扱いに困る枝が増える時期に行うとよいと思います。

剪定方法

開花時期にぐんと勢いよく伸びすぎたえだを切り詰めて剪定します。ブーゲンビレアの剪定は、基本的に強剪定ではなく、つるの整理をする程度に抑えて剪定します。また、12月の開花時期のあとに行う剪定は、夏の間に成長期で伸びすぎた枝が太くなります。この枝を、絡まっている場所まで剪定しておきましょう。さらに、徒長している枝があれば剪定して、ハコビエは根元から剪定してくださいね。

ブーゲンビレア育て方⑥増やし方

それでは次に、ブーゲンビレアの増やし方について紹介していきたいと思います。ブーゲンビレアの花の美しさ・開花時期の長さ・つる性植物という素晴らしい特徴があるので、ついたくさん増やしたいと思ってしまいますよね。増やし方には、種まきでの増やし方と挿し木での増やし方の2つがあります。どちらの増やし方でも成功率は低くないので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。今回は、挿し木での増やし方について詳しくご紹介します。

挿し木時期

挿し木での増やし方ができる時期は、5月から7月です。剪定の時期に一緒に挿し木を作って、増やし方に挑戦してみてもよいですね。

挿し木での増やし方

ブーゲンビレアの増やし方には、種まきもあります。しかし開花するまでには時間がかかるので、おすすめの増やし方ではありません。ここでは成功率が高い挿し木での増やし方に挑戦してみましょう。ブーゲンビレアを挿し木で増やし方をする場合、6月から7月に行うとよいでしょう。まっすぐに伸びている、今年新しく伸びたような若い枝が挿し木におすすめです。

太くてかたい枝は選ばないように

あまり太くて硬い枝を挿し木に選んでしまうと、樹勢が良くなく根の生育も鈍ってしまいます。挿し木にする枝を選んだら、約10cmから20cm程度で葉の上で切ります。接ぎ木の切り口を斜めにカットしてから水につけておきます。挿し木にする部分から5cm程度の葉っぱはかき取っておきます。挿し木を赤玉土や挿し木専用培養土に挿し、2・3cmほど土に埋めます。しばらく半日陰で養生して、発根してきたら大きめの鉢に植えかけを行いましょう。

ブーゲンビレア育て方⑦冬越し

ブーゲンビリアは寒さに弱い特徴があります。そのため、冬の時期約10度以下になると落葉して枯れてしまいます。枯れないようにするためには、鉢植えで栽培して室内の温かい場所に取り込むようにしましょう。移植はあまり好まないので、地植えから鉢上げする回数は控えるようにしてください。暖地の場合は、地植えでも越冬することも可能です。ここでは、戸外での越冬方法についてみていきたいと思います。

戸外での越冬方法

暖地でも、10℃以上ないと葉っぱは枯れてしまいます。枯れても春には芽吹くので心配はありませんが、戸外で葉が枯れても良ければマルチングなどで越冬するようにしましょう。枯れてしまうのは根が凍ってしまい、根腐れをするぐらいの寒さです。根が凍らないように、寒い日には水やりをしないように気を付けておくようにすると上手に越冬することができますよ。防寒対策のために、マルチングを施す場合は、四方に支柱を立てて、ビニールで囲って寒風に当てないようにしたり、株もとにバークチップを敷いてマルチングすることで地中の温度管理を行うとよいようです。

ブーゲンビレア育て方⑧花が咲かない理由

ブーゲンビレアは、デリケートな植物なので花が咲かないといった悩みを抱える人も多いのではないでしょうか?ここでは、いくつかの花が咲かない原因をまとめてみました。

植え替えで花が咲かない

ブーゲンビレアは、移植を嫌う制す津があるようです。そのため、植え替えのタイミングには注意が必要かもしれません。特に、毎年植え替えてしまうと花が咲きにくくなってしまうんです。成長が早いので、根が回りきってしまって植え替えを押したくなってしまうので、2周りから3周り大きい鉢で、余裕を持って植え替えるようにしましょう。

肥料の量で花が咲かない

ブーゲンビレアは、開花時期が長いので、肥料切れがしないように常に肥料を与えたくなってしまいます。しかし常に肥料を与え続けてしまうと、花芽がつきにくくなって葉茎だけが成長する「徒長」が起こりやすくなります。さらに、花芽になる場所には鋭いとげができるので、花が咲かない事態になってしまうんですね。繰り返しの肥料で、窒素多過になりすぎても花が咲かないことがあります。

日光・水やりで花が咲かない


日光に当たらないと、花が咲かなくなってしまいます。つる性植物のために、誘引して下のほうが日に当たらないことがよくあります。こういった場合は、通年とおして日のよく当たらう場所を事前に把握しておき、庭植にする場合は、移殖も嫌う性質があるのでよくに計画を練っておく必要があります。室内での管理では、太陽光ライトや植物育成ライト等で、太陽の代わりをする栽培方法もあります。うまく活用して、つる性植物の性質に合わせて日光に当てるようにできたらよいですね。

ブーゲンビレア育て方⑨枯れる原因

水の与えるタイミングにも気をつけないといけません。水を与えないと花が咲かないのですが、与えすぎて花が咲かないことがあります。ブーゲンビレアは、乾燥気味に育て方が咲きやすくなりますよ。根腐れして枯れてしまう可能性もあります。さらに、日当たりも重要です。つる性植物なので、高いところまでつるを伸ばして日が当たるような場所は良く花が咲きますが、下のほうが花が咲かない場合があります。よく日の当たる場所に植え付けるようにしないと、光合成ができなくなって葉が枯れて落葉してしまいます。

ブーゲンビレア育て方⑩種類

花にはいろんなカラーがあるので、ブーゲンビレアの種類を紹介したいと思います。お気に入りのブーゲンビレアを見つけられるとよいですね。

ブーゲンビレア「ブライダル・ピンク」

白地の花にピンク色が入っているようなコーラルピンクが美しいですね。ピンクの苞にほのか染まった美しい種類のブーゲンビレアです。

ブーゲンビレア「サンデリアナ」

紫色の種類のブーゲンビレアです。この種類では一番の耐寒性を持っているので、越冬しやすく日本でも栽培が簡単です。

ブーゲンビレア「ミセス・バット」

赤味の入ったきれいな種類のブーゲンビレアです。八重咲きの品種はこの品種から枝変わりした種類になっています。

ブーゲンビレアの花言葉

ブーゲンビレアは、花の美しさだけではなく花言葉もおしゃれなんですよ。敬老の日や母の日にもよく贈られるので、こんな美しい花言葉を添えて送ってみるとよいのではないでしょうか?

花言葉「情熱」「あなたは魅力に満ちている」「熱心」「あなたしか見えない」

花の色合いの見た目によって付けられた花言葉のようですよ。そのため、熱帯地方原産国ならではの鮮やかな赤色のブーゲンビレアは「情熱」・「あなたしか見えない」といった花言葉が付けられています。情熱的な愛情を伝えるには、ぴったりですね。また、ピンクは白地にほのかに赤く染まっているように見えて「あなたは魅力に満ちている」といった情熱的な花言葉です。紫のブーゲンビレアは、妖艶な姿を魅了するとして「あなたしか見えない」などになっていますよ。

ブーゲンビレアを綺麗に咲かせよう

ブーゲンビレアの育て方のまとめはいかがでしたか?増やし方も挿し木で簡単に行うことができ、万が一冬越しに失敗して枯れることがあっても株を残して多くことができます。花が咲かない原因も、様々な要素がありましたね。開花時期が長くて、とっても華やかなつる性植物のブーゲンビレアなので、ぜひ美しい花を咲かせてあげられるとよいと思います。冬場に自信がない人は、室内に取り込んでまた翌年に花を開花させられるようにお手入れしてみてくださいね。