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甘利山登山の魅力とルート情報!富士山を一望できる山頂への行き方は?

鳳凰三山の東側尾根にある甘利山は、初心者でも簡単に登山ができる山です。アクセス自体も簡単で、甘利山公園から気軽に登山でき、富士山・南アルプスの山並みも素晴らしく、レンゲツツジの群生も有名です。そんな甘利山に登山してみませんか。
2020年8月27日
kawana yukio
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甘利山はどんな山なのか

甘利山は、山梨県韮崎市と南アルプス市の境界上にある山です。標高は1,731mの山です。南アルプスに属する鳳凰三山の東側の山腹に位置しています。鳳凰三山の東側から続く尾根上にあるため、甲府盆地から甘利山を見てみると、尾根上のコブにしか見えません。しかし、甘利山は、山梨百名山に選定されるほどの山です。
 

南アルプス鳳凰三山,千頭星山などに続き、魅力的な日帰りハイキングのコース・ルートもあります。富士山も綺麗な雲海のかなたに観る事ができます。山麓のレンゲツツジも有名です。

甘利山登山口の車でのアクセス・コースルート

甘利山登山口の車での一般的なアクセス・コースルートを説明します。

中央道韮崎ICを利用します。韮崎ICを降りたら国道20号線方面に左折してください。国道20号線の信号を左折して大月・甲府方面に進んでください。しばらく進み県道52号線と交差する船橋橋北詰信号を静岡・南アルプス方面に進んでください。すぐに橋がありますので、渡り終わったら右折できる道路があります。

 

これが県道613号線で、登山口の甘利山公園まで続きます。613号は、12月~4月末まで冬季閉鎖となるので、徒歩となります。

 

甘利山登山口の公共交通機関でのアクセス・コースルート

甘利山登山口の公共交通機関での一般的なアクセス・コースルートを説明します。JR中央本線の韮崎駅を利用します。韮崎駅前より市民バスの社会福祉村行きに乗車し、甘利山入口で下車してください。下車してからは、甘利山公園まで徒歩となります。または、韮崎駅より、タクシー利用で甘利山公園まで行くことになります。

甘利山入口バス停から甘利公園までは、冬季は一部凍結がありますので注意してください。

甘利山登山の日帰りコース・ルート

いっぱんの観光客を含めて、多くの日帰りハイキングで使うコースを説明します。基本的には甘利山公園の中にある登山から、登山道を使い山頂を目指すだけです。甘利山・千頭星山より鳳凰三山を目指すときのコースの一部となります。案内標識も整備されており、迷うことはありません。

途中にはレンゲツツジの群生や高層湿原にある池(サワライケ)などがあり、日帰りハイキングを十分堪能できるコース・ルートとなっています。山頂までのコースタイムは片道40分ほどです。富士山も見守ってくれる日帰りハイキングコースです。

甘利山登山の日帰りコース・ルート

甘利山に日帰りハイキング登山をするのは良いが、近すぎて物足りない人は、もう少し足を延ばす事もできます。コースしては、甘利山公園→甘利山→奥甘利山→千頭星山となります。千頭星山までのコースタイムは、2時間10分ほどです。奥甘利山山頂からの富士山の姿も素晴らしいです。千頭星山の標高は、2,139mとなります。

山頂の眺望は大きく開けていませんが、ハイキングの昼食場所には最適な場所です。千頭星山までのコースは、時間的に日帰りハイキングにちょうど良いといえます。

甘利山の魅力

甘利山の魅力は、どんなところにあるのでしょう。登山口の甘利山公園から山頂までのコースが確立・整備されており、ハイキングには絶好です。小さい子供も連れて行けます。家族連れのハイキングには最適です。山頂からの富士山ほか、隣の千頭星山ほか南アルプスの山々の眺望も絶景です。甲府盆地の夜景も綺麗です。

 

その他、登山途中のレンゲツツジの群落は日本有数で、登山者のほか観光客も多く訪れます。また、高地ゆえに空気が澄んでおり、山頂からの天体観測に訪れる人も多数います。山頂まで手軽に登れることが、一番の魅力かもしれません。


甘利山の四季別天気状況

簡単に山頂まで行ける甘利山ですが、一番の不安は天気状況です。甘利山登山の参考のため、四季別の天気状況を統計調査してみました。これは、あくまで平均値ですので、その時の年度により、ある程度のバラツキはあります。あくまでも、参考値です。

甘利山春の天気状況

3月~5月を春として甘利山の天気状況を統計調査しました。3月:一日当たりの降水量3,6mm  平均気温-0,9℃  最深積雪10cm 4月:一日当たりの降水量3,8mm  平均気温5,1℃ 5月:一日当たりの降水量3,7mm 平均気温9,8℃ となりました。

3月はまだ雪が降りますが、4月以降急激に春が訪れます。 

甘利山夏の天気状況

6月~8月を夏として甘利山の天気状況を統計調査しました。6月:一日当たりの降水量4,9mm 平均気温13,6℃  7月:一日当たりの降水量5,7mm 平均気温17,4℃ 8月:一日当たりの降水量5,8mm 平均気温17,9℃ となります。

6月は有名なレンゲツツジの咲く時期となり、一年で一番人が訪れる月となります。

甘利山秋の天気状況

9月~11月を秋として甘利山の天気状況を統計調査しました。9月:一日当たりの降水量7,7mm 平均気温10,2℃ 10月:一日当たりの降水量5,1mm 平均気温7,8℃ 11月:一日当たりの降水量1,7mm 平均気温1,6℃ となりました。
 

秋は紅葉も始まり、平均して50パーティーくらいが訪れます。この中には千頭星山を訪れる人達も含まれます。

甘利山冬の天気状況

12月~2月を冬として甘利山の天気状況を統計調査しました。12月:一日当たりの降水量2,0mm  平均気温-3,4℃ 最深積雪8cm 1月:一日当たりの降水量2,0mm  平均気温-6,5℃ 最深積雪22cm 2月:一日当たりの降水量1,8mm 平均気温-5,1℃ 最深積雪25cm となりました。

冬の甘利山は、雪で埋まります。アクセス道路の県道613号線は途中から通行止めとなり、甘利山山頂を目指す人も少なくなります。

甘利山登山の注意点

一般の観光客でも気楽に運動靴で登れてしまう甘利山ですが、注意点はいくつかあります。人体に危険が及ぶ事に関しては、熊の問題があります。みんなでガヤガヤ登っていれば、容易に近づくいてきませんが、単独登山の場合は、万が一の事を考えて、熊鈴・ラジオ・熊スプレーを使用したほうがよいでしょう。
 

次の危険として、ハチがあります。特に秋は凶暴性が増しますので、藪などはむやみ突かないようにしましょう。冬季は、県道は通行止めになります。富士山を見に行くアクセスは徒歩となります。歩く場合は隠れたアイスバーンに注意です。

甘利山登山中に観られる植物


日帰りハイキングには絶好の山となる甘利山には、数多くの高山植物が観られます。よく見られるものは、レンゲツツジは別として、ハクサンフウロ・ワレモコウ・ツリガネニンジン・カワラナデシコ・ヤマハハコ・タムラソウ・マルバダケブキなど、数多くの植物があり、植物好きの人には楽しい山となります。

レンゲツツジ

甘利山のレンゲツツジの群生は有名で、登山道付近から山頂付近まで、レンゲツツジの山となり、訪れる人達を可愛い朱色の花達が迎えてくれます。レンゲツツジは大きくとも2mほどしかなりませんので、観る場所によっては朱色の絨毯のようになっています。

甘利山登山後の温泉

甘利山登山は簡単だとはいうものの、時期によっては汗もかきますし、疲れもでます。登山時間も短いので、余った時間を温泉に使い、汗を流し疲れを癒すのも楽しみの一つとなります。

宿泊・日帰り温泉 青木鉱泉

甘利山から千頭星山の登山道の途中の分岐に、青木鉱泉に行く案内標があります。ここから青木鉱泉までは距離もあり、日帰り向きではありません。
 

住所:韮崎市清哲町青木3350
電話:0422-51-2313
HP  https://www.mountaintrad.co.jp/~aokikosen/index.html#access

 

アクセスは、車の場合、中央道韮崎ICを降り、国道20号線→国道52号線→県道20号線と進み桐沢橋東詰信号より青木鉱泉に向かいます。公共交通機関利用の場合は、韮崎駅前より青木鉱泉行きのバスが出ています。冬場は青木鉱泉は営業していませんので、注意してください。

青木鉱泉 [公式ページ]
青木鉱泉 鳳凰三山登山口 -山梨県 韮崎市

日帰り温泉 ゆーぷるにらさき

ゆーぷるにらさきは、公営の総合健康温泉施設です。温泉はもとより、プールやトレーニングセンターを備えています。


住所:〒407-0262 山梨県韮崎市中田町中條1800-1
電話:0551-20-2222
HP http://yu-poolnirasaki.heteml.net/index.html

 

アクセスは、JR韮崎駅利用の場合、駅前の市民バスで増富温泉行・津金行に乗車して約15分です。車利用場合、中央道韮崎ICを降り、県道141号線を利用して8分です。

韮崎市健康ふれあいセンター | ゆーぷるにらさき
温泉のほか、プールやジムなどの運動施設もあります。

日帰り温泉 白山温泉

韮崎市街に白山温泉はあります。天然温泉の源泉かけ流しの日帰り温泉です。露天風呂も備えており、八ヶ岳や茅ヶ岳の姿も見えます。

 

住所:〒407-0043 山梨県韮崎市神山町鍋山1809-1
電話:0551-22-5050

HP http://www.hakusanonsen.com/index.htm
 

アクセスは、車利用の場合は中央道韮崎ICを降りて韮崎市役所を目指し、市役所そばの武田橋を渡り、神山町交差点を直進し、突き当りを右折です。公共交通機関利用の場合、韮崎駅前で市民バス上円井上行きに乗り「韮崎大村美術館前」バス停下車です。


武田乃郷 白山温泉
露天風呂からの風景も素晴らしい

甘利山登山後の観光

甘利山の麓の韮崎市は、戦国時代に栄えた甲斐武田氏のおひざ元です。武田氏ゆかりの神社や美術館などがあります。登山後の訪れてはいかがでしょう。

韮崎大村美術館

大村氏が長年収集した絵画や陶芸品を韮崎市に寄贈して生まれた美術館です。日本庭園やカフェから富士山や南アルプスの山々を観ながら、のんびりと疲れをを癒すの良いものです。

住所:〒407-0043 山梨県韮崎市神山町鍋山1830-1
電話:0551-23-7775
HP  http://nirasakiomura-artmuseum.com/

 

アクセスは、前出の白山温泉の隣となります。

甲斐大村美術館
日本庭園から観る富士山や南アルプスも絶景です。

武田八幡宮

戦国時代の雄、甲斐武田氏の氏神様として崇められた神社です。本殿は武田信玄が再建し、国の重要文化財となっており、鳥居などは県指定文化財となっています。

アクセスは、前出の甲斐大村美術館の後方に位置します。

問合せ先は、韮崎市観光協会 電話:0551₋22‐1991  

甘利山登山のまとめ

富士山を望む絶景やレンゲツツジの群生、素晴らしい星空などで有名な甘利山。アクセスもとても簡単で、登山口の駐車場なで簡単に行けます。一般の観光客も多く訪れるほど、簡単な山です。山頂までのコースタイムは40分ほどですので、日帰りハイキングの山です。

山でゆっくりと遊んでも、時間の余裕はタップリとありますので、周辺の温泉や観光も余裕を持つ事ができます。この記事を参考に、甘利山に登山をしてはいかがでしょう。