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スズキ「エスクード」の試乗評判まとめ!新型情報含めて解説!

30年前に発売されて以来、4代目となった今でも根強い人気のエスクード。今回は4代目モデルの試乗レポートや評判についてレポートします。さらに、試乗情報はありませんが2018年7月に追加されたマイナーチェンジである新型エスクード情報についても紹介します。
2020年8月27日
のりのり8
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スズキエスクードの歴史

スズキエスクードはジムニーの兄貴分として誕生し、早や30年が経ちますが現行モデルはまだ4代目です。そんな弟分のスズキジムニーは、言わずと知れた人気のロングセラー軽クロカンです。そして、エスクードは、エスクード ユーザーの口コミや評判も重ね、ロングセラーのライトSUV小型車となって成熟していったのです。

初代エスクード

スズキエスクードが初めて登場したのは、1988年(昭和63年)。クロスカントリーセダンという開発コンセプトで作られた小型車で、オフロードも市街地も快適に走行できるSUV小型車として登場しました。スズキは、ジムニーで培った4輪駆動の技術構造を活かしてエスクードをパートタイム式にするなど、燃費や日常遣いにも配慮した設計のSUV小型車に仕上げました。

今となっては珍しくありませんが、当時ではSUVセグメントに競合が少なかったこともあり、クロスオーバーSUV小型車の先駆けにもなりました。また、初代エスクードには当初は5ドア仕様がなく3ドアしかありませんでした。それでも、初代からオフロード車に漂うバタ臭さが感じられない都会的なエクステリアデザインが口コミでも評判となり、あっという間に大ヒットのSUV小型車となったのです。

2代目エスクード

2代目エスクードは、ホイールベースを変更せず、全長と全幅だけを初代エスクードよりも拡大させて1997年に登場しました。全長を長くしたのは5ドア仕様をメインモデルにするためでした。室内の仕様を見ると、フロントシートの背もたれを倒してリアシートまでフルフラットにできるようにすることで居住性を大幅に拡大させました。エンジンは、初代エスクード同様、1.6L、2.0L、2.5L、2.0Lディーゼルの5種類を用意しました。

しかし、初代エスクードでは口コミでも評判になった都会的な雰囲気は薄れてしまい、バタ臭さのあるデザインになってしまいました。ちなみに5ドア仕様は、2.5Lと2.0Lだけに用意されていました。さらに、マツダから2.0LディーゼルエンジンをOEM供給してもらいディーゼルターボエンジン車もラインナップされるようになりました。その後エスクードは「ヘリーハンセンリミテッド」など特別仕様車を次々と登場させてSUV小型車市場で人気を少しづつ回復していったのです。

3代目エスクード

3代目エスクードは、8年ぶりのモデルチェンジとして2005年に登場しました。3代目はエスクード初めてのモノコックボディとなり、4WD もパートタイムからフルタイムへと進化しました。ボディサイズは2代目からさらに大型化し、ついには5ドア仕様のみのラインナップになりました。そして、当然ながらエンジンも大型化し、2.7Lと3.2Lの2種類のV6エンジンが追加されました。しかし、ディーゼルターボモデルは時代の流れからかラインナップから外れ、海外仕様のクリーンディーゼル仕様のみになったのです。


こうして3代目エスクードは、大型化に伴いエクステリアデザインも大幅にイメチェンし初代のような都会的なフロントマスクを取り戻しました。しかし、ちょうどその頃からコンパクトSUV市場は競争が激化してしまい、エスクードの売れ行きは次第に落ちていったのです。そして、モデル末期には結局2.4Lモデルの5ドアのみに限定し生産を続けざるを得なくなったのです。

新型エスクード

2015年、エスクードは3代目エスクードをフルモデルチェンジし、5ドアコンパクトクロスオーバーSUVの4代目として登場しました。新型エスクードは、それまでのコンセプトを大幅に変更し当時スズキが発表した新型の5ドアクロスオーバーSUVであるSX-4とプラットフォームを共通化したのです。そのため駆動方式もエスクード初の前輪駆動仕様が用意されたり、他メーカーの競合車に対抗するため装備するエンジンもダウンサイジングターボとなったのです。さらには装備されるトランスミッションが6ATされ、ターボ効果も相まって燃費性能や静粛性が向上し、重量化はしましたが走行性能もアップしたのです。

新型エスクードの魅力①存在感あるエクステリア

新型エスクードの魅力の1つめは存在感です。新型エスクード5ドアのボディサイズは、全長4,175×全福1,775×全高1,610mm。実はこのサイズは、先代と比べると全長(-125)×全福(-35)×全高(-85)であり、先代よりもコンパクトになっていたのです。このようになった理由は、先代で大型化しすぎたために取り回しが不便になりエスクードファンの中から不満の口コミがあったからなのです。それでも、3代目と比べてコンパクトになったにも関わらず全幅と全高はそれなりにあり、さらに精悍な顔つきになったフロントグリルと相まって存在感はむしろアップしたのです。

新型エスクードの魅力②高コスパのインテリア

新型エスクードの2つ目の魅力は、シンプルでコスパの高いインテリア仕様です。インパネはオーソドックスな配置ながらもセンターにアナログ時計を配するなど、全体的には水平基調でシンプルだけれどもおしゃれな造りにして飽きの来ないデザインに仕上げました。シートは本革とスエード調の表皮で作られており、エンボス加工が施され高級感のあるかっこいい仕様になっています。高性能の1.4Lターボモデルのシートには、赤のステッチを採用してターボモデルらしいスポーティーさも演出されています。

新型エスクードの魅力③試乗でわかるエンジン性能

新型エスクードの3つ目の魅力は、高いエンジン性能(燃費性能)です。3代目エスクードは2.4Lでしたが、4代目になり搭載エンジンも新設計の1.4Lと1.6Lエンジンにダウンサイジングしています。まず、1.4Lエンジンはターボエンジンですが、コンパクトながらも最高出力100kW/5,500rpm、最大トルク210N・m/2,100rpm~を実現し、2.0Lエンジン並みの実力を発揮しています。1.6Lエンジンは、最高出力86kW/6,000rpm、最大トルク151N・m/4,400rpmを実現、自然吸気ならではのゆったりとした走りを実現しています。両エンジンともにアイドリングストップ機能も装備し燃費性能も向上、コンパクトなクロスオーバーSUVとしては十分な性能を備えています。

新型エスクードの魅力④試乗でわかる安全性能

新型エスクードの4つ目の魅力は、進化した安全装備です。新型エスクードは、新世代4WD制御システム・オールグリップを装備しており悪路の走破性を高めるためにヒルディセントコントロールを新たに備えました。ヒルディセントコントロールとは、(滑りやすい路面において)車が4つのブレーキを独立制御して安全に停車できるようにする機能で、新型エスクードの安全性と安定性を飛躍的に高めた新装備です。また、ミリ波レーダーも装備しており、前方の走行車を事前検知し衝突を軽減するレーダーブレーキサポートⅡとして機能しています。新型エスクードは、安全性能も飛躍的に向上したのです。


新型エスクード試乗レポート①

モノコックボディとなった4代目エスクードは、口コミにもある通りボディ剛性の高さは試乗しただけでも感じられます。例えば、街乗りでの中低速において路面の凸凹などは「軽くいなしてくれ」とても安定感があるので、簡単に揺すられることもありません。そして、試乗での速度はターボの力でいとも簡単に50km/h以上になり、その途端フラット感のある乗り心地を味わえるのです。新型エスクードの乗り味は、ヨーロッパ(ハンガリー)生産の車らしく、多少硬めの乗り心地でありながらもしなやかさとフラット感を兼ね備えているのです。

新型エスクード試乗レポート②

新型エスクードの1.6Lモデルのエンジンフィールですが、6,000回転まできっちり回りパワーも伴ってくるところは、口コミでも評判になったスウィフトをはじめとしたスズキの小型車エンジンらしく、元気溢れる感じを味わうことができます。ミッションは6ATが装備されていますが、変速時の変な「遊び」もなくスムーズに変速してくれるので、試乗時は元より実際に所有することになってもストレスが溜まることはありません。

新型エスクード試乗レポート③

新型エスクードのタイヤサイズは、215/55R17であり、プラットフォームを共通とするSX4より一回り大きいサイズを履いています。そんなタイヤサイズの効果もあるのか、新型エスクード試乗でワインディングロードを走っても、大きくロールすることはありません。また、SX4より重心も車高も高い割には意外と重心の低さを感じ取ることができるとの口コミも多く寄せられています。

新型エスクード試乗レポート④

新型エスクードの電子制御4WDシステムには、四輪制御システム「ALL GRIP」が搭載されています。「ALL GRIP」はオフロード走行時にブレーキをかけて空転していない車輪に適正なトルクを伝達して悪路での走破性を高めてくれます。このシステムがあるおかげなのか、新型エスクードは3代目よりも軽量化したメリットも生かしジムニー並みの悪路走破性を短時間の試乗でも体感することができるのです。

新型エスクード試乗評判①

何よりも見た目もかっこいいのが、新型エスクードの魅力の一つですね。周りの方からも評価得られる評判のモデルとなっています。

とてもいい車です。もっと売れてもよいと思う。 →ほとんど同じ車を見かけないので逆に嬉しい!道の駅で「この車カッコいいですね。どこの車ですか?」と聞かれた。まだ知らない人もたくさんいるが、好きな人が乗れば良いんだと感じる。

新型エスクード試乗評判②


アウトドアやオフロードにも向いている新型エスクード。下記の口コミにもあるようにSUV最強と言っても過言ではないのでしょうか。

3代目エスクードは、2L、2.7L、2.4Lと3.2Lのエンジンがあるが、個人的には2.7Lがお勧め。 愛車は2Lだったのでトルクが乏しく、辛い場面があった。3.2LV6はPW,トルクがあるが、エンジントラブルが心配。お仲間が3.2なので、経験上お勧めしない。(笑) 愛車は2Lサロモン仕様で、ESPが標準装備されており、このESPを最大限活用できれば、足場の悪いヒルクライムなども登ってしまう。2.4LからはESPが標準装備になっているようですが。 とにかく、オフロード、アウトドア等をしたいなら、エスクードはお勧めです。 SUVの中で最強の車です。

新型エスクード試乗評判③

装備や走行性能も充実しているので、文句のつけようがないというくらいの評判です。一度試乗してみるとその乗り心地や性能に驚くかもしれません。

このクラスでは何かとヴェゼルやXV、CH-Rが注目されていますが、走りも良く、装備も充実している(加えたのはナビ・ETC・バイザー・マットくらい)事を考えると、隠れた実力車と言えると思います。正直、目立った不満は今のところ出ていません。 敢えて言うなら、インパネの「ALL GRIP」のパネルが晴れの日にガラスに映るのが目障りだったり、レーダーブレーキサポートが意外な所(普通にこなせる所)で反応する時がありビックリする…と言うくらい。走行性能・乗り心地等は十分満足しています。

新型エスクードマイナーチェンジ情報

スズキは、マイナーチェンジエスクードを2018年11月に発売すると発表しています。マイナーチェンジした新型エスクードのエクステリアは、グリル、フロント、リアバンパー、LEDテールライトを新デザインにしボディカラーも新カラーを追加しています。従来のエスクードが装備していたレーダーブレーキサポートIIを進化させたデュアルセンサーブレーキサポートシステムを新たに装備し安全性能を高めています。また、採用するエンジンは、直列3気筒1.0Lと直列4気筒1.4Lエンジンの2種類となりさらに軽量コンパクトで力強い走りを演出します。

まとめ

先にも書いたように、新型エスクードはいろんなクルマ情報誌や情報サイトによると、いろいろな口コミや評価がありますが、新型エスクードの特徴をいくつかまとめると次のようになります。

□ヨーロッパ車のようしっかりした走行性
□ジムニー譲りの悪路走破性
□かっこいいデザイン
□コスパが高い5ドアSUV
□隠れた名車

この機会にぜひ試乗してみていただけると嬉しいです。そして様々な魅力が詰まった新型エスクードに目が離せませんね。