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外道の最高峰ゴンズイとは?釣り方と最強激うまレシピを大公開!

ゴンズイというナマズの様な魚を釣りで見かけたことはありませんか?このゴンズイという魚、グロテスクな見た目と毒針をもっていることからとても嫌われていますが、食材としては魚の中でもトップレベルの美味しさなんです。釣りの外道代表、ゴンズイについてまとめてみました。
2020年8月27日
duksyuuki
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ゴンズイという魚

ナマズみたいな見た目

ゴンズイとは主に太平洋側の海に生息する魚です。砂泥の底を好み投げ釣りの外道として良く釣られ、餌とりとしても煙たがれているかわいそうな魚でもあります。嫌われる理由としてそのナマズの様な風態と、背中とひれに危険な毒針をもっている事にあります。しかしこの魚、きちんと毒針を抜いて調理すると非常に美味な魚なのです。フィリピンなどでは高級魚として扱われている様です。

毒針が危険

ゴンズイには背びれと胸びれに“第一棘条”という危険な毒針が生えています。これに刺されると燃えるような激痛と腫れを引き起こし、病院に行かなければならない場合もあります。この毒はタンパク質の為加熱することにより無害となりますが、ゴンズイが死んでいても毒針の毒は失われません。調理の際に下処理で抜いた毒針も毒の効果が消えることはないので注意が必要です。様々な釣り方で釣れてしまうことが考えられるので知っておいてください。

群れをなして生活している

ゴンズイは水中でフェロモンを発しながら生活しています。フェロモンによってゴンズイ同士が集まり、まるで団子の様な状態になることから「ゴンズイ玉」とも呼ばれています。一匹ゴンズイが釣れると立て続けにゴンズイが入れ食いになることがあり、キス釣りやぶっこみ釣りをしていると非常に厄介な魚です。悪食でなんでも食することから堤防釣りでは見る機会が非常に多いです。

ゴンズイは釣り師から嫌われている?

外道の代表格

多くの釣り人から嫌われているゴンズイ。釣り方次第では一匹釣れると群れをなす習性から連続で針にかかるので、釣り人からしたら非常に厄介な存在です。釣れたらすぐに逃がされるので、その美味しさもあまり知られていません。捌き方もさほど難しくなく、一度食べたら病みつきになりますが最初の一歩が踏み出せない方が多い様です。グロテスクな見た目と危険な毒針を克服すればとても美味しい食材へと変化します。

仕掛けから外すのが大変

ナマズの仲間であることからブヨブヨした感触が特徴のゴンズイですが、その柔軟さから針から外すのが大変なのも敬遠されている理由の一つ。特に唇が分厚く、一度針が刺さるとなかなか抜けません。毒針に注意しながら針を外すのはとても大変です。ですが苦労して針から外し、毒針を抜き、捌き方通りにおろしたその食べ心地はそれまでの苦労を忘れさせてくれます。ぜひ食べたことの無い方は一度食べてみて下さい。

見た目と毒針でダブルパンチ

ゴンズイはそのグロテスクな見た目と毒針のおかげでかなり過小評価されている魚です。グロテスクなものほど食べるとおいしいと言う格言があるように、まさにこのゴンズイは見た目こそとっつきにくいものの非常においしい食材です。食わず嫌いの釣り人がたくさんいますが、ぜひいちど食べてみることでゴンずいの価値観が変わることと思います。餌釣りで簡単に釣れるので食べてみて下さい。

ゴンズイはめちゃくちゃ美味しい!

上質な白身


ゴンズイの味はほんのりと脂の乗った淡白な白身です。ほどよく弾力があり、刺身にしても焼いても煮てもどんなレシピにも合います。特に刺身は食感も抜群で薄めに切って食べることでさらに美味しくなります。また味噌汁などに入れると非常に良いだしが出るため、ゴンズイの味噌汁を食べる通な方もたまに見かけます。これも絶品の料理です。しかし毒針が危険のため必ず取り除いてから調理するようにしましょう。

食感はウナギに似ている

ゴンズイの身はうなぎに非常に似ていると言われています。蒲焼きにしてみるとうなぎ、アナゴと何ら遜色を見せない美味しさです。うなぎは購入すると非常に高価なため、土曜の丑の日などにゴンズイの蒲焼を食べてみるのも良いです。夏には海に行けばかなりの確率で釣れるので、ぜひいちどおいしい蒲焼を食べてみてください。

ゴンズイの釣り方①

仕掛け

仕掛けは特にこだわる必要はありませんが、ボトム付近にいるためぶっこみ釣りや、鈴をつけた投げ釣りが有効な仕掛けです。ゴンズイは回遊しながら餌を探す魚なので、仕掛けを沈めて待つ釣りもよし、ゴンズイを探して転々と移動する釣りもよし、釣りの楽しみ方はいろいろです。するのは難しい魚では無いので自分が楽しいと思う仕掛けと釣り方で楽しんでください。

ゴンズイは非常に悪食なので、基本的に釣り餌に使われるものならばほとんどのもの食べてしまいます。もちろんアオイソメ、オキアミなどの一般的な釣り餌でも充分釣ることができます。キスやハゼなどと生息域が似ているので、ぶっこみ釣りや投げ釣りでどんな魚が釣れるのか楽しみながら、仕掛けに魚がかかるのを待ちましょう。ちなみには夜行性なので夜に釣れることがほとんどです。

ゴンズイの釣り方②

時期

ゴンズイの旬は冬と言われていますが、冬になると沖のほうに移り住んでしまうため浅瀬で釣ることができる夏場が旬だと言う人もいます。陸っぱりからゴンズイが釣れるのは夏から秋にかけてなので、夜に涼みながらゴンズイ釣りをしてみましょう。海辺は非常に涼しく、良いリフレッシュになることと思います。仕掛けを投下したら晩酌をしつつゴンズイがしかにかかるのを待つのも楽しみ方の1つです。

仕掛けを投げて放置

基本的にゴンズイは仕掛けを海に落としたら放置しておく釣りです。竿先に鈴をつけたりケミホタルを取り付けたりし、アタリがあるのを待ちましょう。サイズの割にゴンズイはとても良い引きを楽しむことができます。その辺も釣り人をがっかりさせる理由の1つなのでしょう。効率よく釣りをする場合は針を2つ3つつけたり、何本か竿を出して気長にあがあるのを待ちましょう。

ゴンズイの捌き方

釣り場で捌いておきたい


ゴンズイは釣ったその場でさばいておきたい魚の中の1つです。理由としてまず毒針を家に持ち込むと危ないと言う事、他に内臓の腐敗が早いので、早めに下処理をしておくことで臭みをなくすことができます。少々面倒ですが、こうした下処理をすることで美味しさを更に際立たせることができ、どくばりによって怪我をするリスクも回避することができます。

毒針は3本ある!

ゴンズイの毒針はエラ部分と背びれの付け根部分の3本になります。きちんと3本とも処理をしないと刺されてせっかくの釣りや料理が台無しになってしまいます。1番最良の方法は海で背びれの付け根の毒針からまっすぐに頭を毒針ごと切り落とすことです。上手に3本の毒針と頭を切り落とせばそこから内臓も取り出せ下処理も簡単にできます。

ゴンズイの美味しいおすすめレシピ①

刺身

ゴンズイの食べ方で1番のオススメはこちらの刺身です。弾力のある白身と、臭みのない大変食べやすい淡白な味です。うなぎやアナゴ、ふぐの刺身などと似ているかもしれません。ゴンズイにはぬめりがあり、ぬめりにも少量の毒が含まれているので、片栗粉や塩でぬめりをとってからお刺身にしましょう。なるべく薄く切って食べるのをお勧めします。

作り方

捌き方は上で紹介した動画の通りです。きちんとした捌き方をしないと毒針やぬめりがあって大変危険なので気をつけてください。3枚におろした後はなるべく薄く丁寧に切っていき、お皿に盛りつけましょう。ふぐ等の刺身と似ていて弾力があるため薄く切ったほうがおいしいです。

ゴンズイの美味しいおすすめレシピ②

唐揚げ

先程の刺身では弾力がありプリプリだった味が唐揚げにすることでふっくらした食感に変化します。こちらも非常に簡単で美味しく食べることができるオススメのレシピです。ゴンズイの切り身は程良い厚みがあるので非常に良い食感を楽しむことができます。普通に塩だけで食べるもよし、うーりんちーにしてみたり甘辛いタレをかけたりといろいろアレンジできるので挑戦してみましょう。

作り方

3枚におろして骨を抜いたゴンズイを一口大にぶつ切りにします。ジップロックに醤油ニンニク、生姜、みりんを入れてその中にゴンズイの切り身を入れて1時間ほど寝かせます。その後水気をよく切り片栗粉をまぶして180度の油でとまんべんなく火が通るように揚げたら完成です。

ゴンズイの美味しいおすすめレシピ③

フライ


フライも大変おすすめな食べ方です。先程の唐揚げよりも衣と身の食感のギャップを楽しむことができます。捌き方さえきちんとしていれば、とても大きなフライを作ることができ、1匹でもかなりのボリュームが楽しめます。やはりおいしく食べるポイントは海できちんとした処理をしてくることです。加熱することでどくばが残っていたとしても無毒になるので危険のない食べ方でもあります。

作り方

作り方は唐揚げより少々手間がかかります。 3枚におろしたらまず卵に絡めて小麦粉をまぶします。この時に塩胡椒で下味をつけておきましょう。後は180度に熱した油でこんがりときつね色になるまで揚げてください。ポイントは揚げすぎると硬くなってしまうので、中まで火が通ったと思ったらすぐに油からあげてください。

ゴンズイの美味しいおすすめレシピ④

かば焼き

かば焼きもおすすめレシピの一つです。ウナギよりも美味しいという人もいるほどゴンズイの身は甘辛いたれとよくマッチします。捌き方も背開きでも腹開きでもいけるので、ぜひ食べてみて下さい。ふかふかの肉厚の身が香ばしく焼き上がり、ご飯の上に乗せて食べても抜群においしいです。多少臭みが残ってしまってもタレのおかげで臭みも消えて、美味しい食材となります。

作り方

できれば海で頭と内臓を取り出して、家で開いて炭で焼きたいところ。しかしなかなか自宅で炭火焼きは手間がかかります。なので先ほどの捌き方で紹介した三枚下ろしにして、醤油、みりん、砂糖を入れたフライパンで煮つめる様にして焼くと簡単に蒲焼ができます。おすすめは山椒やワサビなどで一アクセントいれるとレシピとしてのレベルが一段階上がります。意外と簡単なのでぜひ作ってみて下さい。

ゴンズイのまとめ

勇気を出して食べてみよう

いかがでしたでしょうか?海で外道の代表格として嫌われているゴンズイですが、餌も選ばず簡単に釣れて美味しい食材なのです。毒針は危険ですがきちんと対処すればとても美味しい食材に変化します。いろいろな釣り方で釣れる外道のゴンズイ。ぜひいちど勇気を出して食べてみて下さい。今後もう外道と呼べなくなるほどはまってしまうかもしれませんよ。おすすめの魚です。

毒針はきちんと処理しよう

毒針はゴンズイが死んでも、ゴンズイから毒針を抜いた後も毒の効果は消えることはありません。加熱処理をしない限り毒の成分を含んだままなので、餌釣りなどの釣り方でもし釣れてしまっても、堤防に放置したりしない様にしてください。誤って死体を踏んで毒針が足に刺さる人がいるかもしれません。また海で捌いた時も毒針をその変に捨てず、袋などに入れてゴミとして処分しましょう。