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簡単で楽しい「消しゴムハンコ」の作り方!揃える道具や彫り方のコツまで解説!

消しゴムはんこは作ったことがありますか?小さいころに作ったことがあるという方も中にはいらっしゃるかもしれませんね。今回は消しゴムはんこの作り方や彫り方、きれいに作るコツなどもご紹介しますので、ぜひ作り方を参考に消しゴムはんこを作ってみてくださいね。
更新: 2021年3月12日
大石ゆう
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目次

消しゴムはんことは

消しゴムはんこ、作ったことはあるでしょうか?消しゴムじゃなくても、サツマイモではんこを作ったことがあるというかたもいらっしゃるかもしれません。

自分の好きなデザインや絵のはんこが欲しいと思っても、実際探してみるとなかったり、思ったようなものがなかったりするのがはんこ。自分でオリジナルのスタンプが欲しいと思うこともありますね。

はんこを自分で作ってしまえば自分だけのオリジナルなはんこができますし、好きなキャラクターのはんこも自分で作れちゃうんです。今回は、消しゴムはんこの道具や彫り方、きれいに彫るコツなども合わせてご紹介していきます。初心者の方でも簡単に挑戦できるので、ぜひオリジナルの消しゴムはんこを作ってみてくださいね。

消しゴムはんこの作り方

それではさっそく、消しゴムはんこの作り方をご紹介していきます。初心者の方でも分かりやすいように、使用する道具からきれいに彫る彫り方まで細かく説明していきますので、作る際の参考にしてみてくださいね。

消しゴムはんこの作り方・使う道具

手作りの消しゴムはんこで使う道具は、消しゴム、カッターマット、トレーシングペーパー、カッター(彫刻刀でも可)、鉛筆、はんこの大きさに合った木材、あとはボンドが必要です。また、練りけしがあると後に消しゴムのかすを取るのに便利です(なくても可)。

繊細な手作りはんこを作る場合は、カッターよりデザインナイフの方が切りやすくておすすめです。今回は私も初心者と言うことで簡単な絵を、カッターと彫刻刀を使って作っていきました。

消しゴムはんこの作り方①図案を描く

まずは図案を描く

消しゴムはんこを作る上で一番最初の作業は、図案を描くこと。キャラクター、文字、模様など、自分の好きなイラストを紙に描いていきましょう。取っ手の木材の大きさもあるので、木材の大きさに合わせてもいいですし、好きな大きさで描いてそれに合った木材を後で切るのもいいですね。今回は購入した小さい木材に合わせて絵を描きました。

図案を描く時のコツ

図案を描く時のコツですが、初心者の方は特に、太いペン(サインペン)などを使って描くことをおすすめします。シャーペンやボールペンなどの細いペンを使うと、どうしても絵が細かくなってしまいがちです。消しゴムはんこは彫る作業があるので、初心者の方は太いペンを使って絵を描くと彫る作業が楽になります。

描けない人は図案を探そう

絵を描くのが苦手という方もいらっしゃると思いますし、キャラクターをはんこにしたいという場合は、自分で描かずにパソコンやスマホで図案を探すのも手。たくさんのイラストが出てくるので、その図案を自分の好みの大きさに印刷して使用しましょう。このとき、細すぎる線だと彫るのが大変なので、初心者の方は太い線の図案を選ぶと楽ですよ。

また、写真をはんこにするという高度な消しゴムはんこを作る方も。インターネットにはさまざまな絵や写真も出てくるので、好きなものを探してみてください。

消しゴムはんこの作り方②図案をトレーシングペーパーに写す

図案をトレーシングペーパーに写す

図案を描いたら、次は図案をはんこに転写していきます。図案をトレーシングペーパーに鉛筆で写し、それをはんこにこすりつけて転写します。濃い鉛筆を使うと、転写した絵が見やすいので便利です。

鉛筆での転写が完成しました。太い線をしっかりと書き写すために、とんがった鉛筆ではなく丸くなった鉛筆を使いました。その方が太い線を簡単に描けるので便利です。鉛筆で写すのは、消しゴムにイラストを転写するため。サインペンやボールペンでは転写できないので、鉛筆を使うようにしてくださいね。

消しゴムはんこの作り方③はんこの大きさの消しゴムを切り取る

絵の大きさに合わせた消しゴムを切り取ります。この場合のコツですが、カッターで真っすぐに刃を下ろすと切りやすいです。もし木材がない場合は、金属製の線引きだとカッターの刃がぶれないのでこちらも便利です。

消しゴムはんこの作り方④はんこに図案を転写する

次に、トレーシングペーパーに描いた図案を消しゴムに転写していきます。消しゴムの上にトレーシングペーパーを置き、その上から指でこすっていきます。しっかりと転写し忘れがないよう、トレーシングペーパーの上から消しゴムに鉛筆の線をこすりつけていきます。


一か所を持ったままトレーシングペーパーをめくるとどれくらい転写できたのかが分かるので、時々確認しながら擦るのがコツです。写し残しがないように、全体的にしっかりと絵が転写できるようにしましょう。

万が一、薄い部分が見つかっても大丈夫です。あとで消しゴムの上から直接鉛筆で描き足しましょう。しっかりと線が描けたら、次は彫る作業です。

消しゴムはんこの作り方⑤線に沿ってカッターを入れる

線に沿ってカッターで彫る

次に使う道具はカッターです。写真にあるように、線の周りにカッターを入れていきます。このとき、カッターの刃を斜めに入れるようにします。斜めに外側にカッターを入れ、一気に全体の線の周りを切っていきます。もちろん、少しずつ彫っていっても大丈夫ですが、今回は一気にすべて切り込みを入れました。

線の周りにカッターを入れる時のコツ

カッターを入れる時のコツは、線の周りを、外側に斜めにカッターを入れること。そうすることで後で彫るときに簡単に要らない部分の消しゴムを除去することができます。難しそうに見えるかもしれませんが、案外簡単にできるので大丈夫です。

消しゴムはんこの作り方⑥カッター線の周りを斜めに彫る

線の周りの彫り方

線の周りに斜めにカッターを入れたら、今度は線を切った時と反対側に斜めにカッターの刃を入れていきます。逆三角形に切り取る形になるので簡単に必要のない部分の消しゴムが外れてくれます。

少しずつ、線の周りを彫っていきます。文字は難しいですが、湾曲の多いひらがなよりはカタカナの方が切りやすいです。ひらがなが難しいと思った初心者の方は、カタカナを使うと楽に彫れます。

小さな丸を彫りたい場合

彫る作業をするときに、小さな丸を抜きたい場合もあると思います。その場合、カッターで彫ろうとすると形がいびつになったり、小さすぎて彫れない場合があります。その場合は、楊枝やキリ、シャーペンの先端を使うといいです。消しゴムの表面が内側に凹み、小さな穴を開けることができます。

きれいに彫る彫り方のコツ

手作りはんこの彫り方のコツですが、一度目に切り込みを入れたのと反対側から斜めにカッターの刃を入れていくこと。逆三角形の形にいらない部分の消しゴムが簡単に取れてくれます。

消しゴムはんこの作り方⑦周りをカットする

余分な部分をカットしていきます。これは、もう少し前の段階で行ってもいいですね。必要のない部分が残っていると、スタンプを押したときに線以外のところがスタンプされてしまいます。余計なところを大胆に切ってしまうことで、きれいにスタンプを押すことができるんです。

消しゴムはんこの作り方⑧線以外の場所を彫る

線以外の部分を彫る

線を残してすべて周りを切り取ることができたら、今度は必要ない部分をすべて彫っていきます。この場合使うといい道具は彫刻刀です。カッター、丸刀、三角刀など、用途に合わせて道具を使いましょう。彫り方も彫刻刀を使えば楽に彫れます。

ちょっとずつ、丁寧に彫っていきます。彫り残している部分が大きい場合は比較的簡単にできますが、細かい部分も丁寧に。場所によっては彫刻刀よりカッターの方が使いやすいこともあるので、その場合はカッターを使って彫っていきます。


三角刀は細かい部分、丸刀は広い範囲を彫るときに便利です。カッターを使う場合は、いらない部分に、やはり斜めにカッターで切り込みを入れ、反対側から斜めに切り取ります。カッターや彫刻刀で彫る作業しているとどうしても肩が丸まり、疲れてしまうので休憩しながら行うといいですよ。

きれいに彫る彫り方のコツ

この時の彫り方のコツですが、少しずつ丁寧に彫ること。彫刻刀を使うと力が入って余計なところを切ってしまったり、手をけがしてしまうことも。少しずつ、三角刀や丸刀を使って彫っていくようにしましょう。

消しゴムはんこの作り方⑨余計な消しゴムを練りけしで除去

練りけしを使う

できあがったら次に使う道具は練りけしです。練りけしで余分な消しゴムのかすをくっつけて除去します。練りけしを使うと隅々まできれいにできるのでおすすめです。

練りけしは使わなくても大丈夫

練りけしは必須ではありません。もちろんなくても手で払ったり息で吹き飛ばしても除去できるので、練りけしは買わなくても心配いりません。

消しゴムはんこの作り方⑩スタンプして確認

スタンプを押してみる

手作りのはんこができたら、次は実際にスタンプしてみます。スタンプを押してみることで、余分な部分が分かるからです。線以外の部分にスタンプの跡があったら、その部分をまた削っていきます。

スタンプを押してみて余分な部分が分かったら、その部分も削っていくというのを繰り返していきます。そうすることできれいにスタンプを押すことができます。

二色消しゴムなら安心

今回私も使っている二色の消しゴムですが、この消しゴムの良いところは、色の部分をしっかりと削ってしまえば線以外の部分に削り残しがなくなってくれるというところ。青色の消しゴムの部分をすべてきれいに白にしてしまえば、確認もせずにきれいなはんこに仕上がります。

消しゴムはんこの作り方⑪取っ手の木材にスタンプする

次に使う道具は、木材です。取っ手部分になる木材にスタンプを押していきます。この場合、油性のインクを使うと便利ですが、ない場合はそのままでもいいでしょう。ただ、色落ちしてしまう場合もあるので、ニスなどで上から塗ると安心です。

消しゴムはんこの作り方⑫取っ手を付ける

手作りの消しゴムはんこができあがったら、今度は木材にはんこを付けていきます。そのままでもはんこは使えますが、やはり取っ手が付いていた方がスタンプが簡単に押せるので、取っ手があると便利です。

木材にボンドを塗ります。

しっかりと押し付けていきます。ボンドがしっかりと乾いたらできあがりです。消しゴムを付ける際は、木材につけたスタンプの向きと同じ向きになるように貼り付けるよう注意してくださいね!

消しゴムはんこの作り方⑬できあがり

ボンドが乾いて完成です!今回は娘にも絵を描いてもらい、娘の絵のはんこも作りました。絵ではなく、はんこで残せるというのもいいですよね。娘もとても喜んでいました。手作りの消しゴムはんこの良いところは、やはりオリジナルのはんこを作れるということ。

小さい子供のころの絵を形として残したり、好きなキャラクターを自分で手作りすることができます。初心者の方でも割と簡単にできるので、ぜひ手作りの消しゴムはんこを作ってみてくあださいね!

ユニークな消しゴムはんこをご紹介


さて、手作りの消しゴムはんこの作り方、意外に簡単にできることが分かっていただけたかと思います。初心者でもできる消しゴムはんこ。どんなはんこが手作りされているのか、ご紹介していきます。ぜひ消しゴムはんこを作る際の参考にしてみてくださいね!

ユニークな消しゴムはんこ①

こちらははがきなどに書いてある、郵便番号の枠を消しゴムで作っています。これなら、オリジナルのはがきができあがりますね!封筒にも押せるのでとても便利です。道具はデザインナイフを使っているようです。繊細なものを作るときはこのデザインナイフを使うといいですよ。

このはんこは黄色以外の部分がきれいに削り取られています。やはり、削るときは二色の消しゴムを使うと便利ですね。

ユニークな消しゴムはんこ②

こちらはものすごい細い線をきれいに彫って、サインをはんこにしています。初心者では難しいですが、慣れてきたらできそうです。こんなに細い、手書きの文字もはんこにできるので便利ですね。

ユニークな消しゴムはんこ③

こちらは大きな消しゴムをつかって、ミニカードの文字を書く線をはんこにしています。これならオリジナルのミニカードができますね!太い線なら彫り方も簡単なので初心者にもできそうですね。自分だけのミニカードで、もらったお友達も喜びますね。

ユニークな消しゴムはんこ④

こちら、カラフルなスタンプのインクを使って、マスキングテープのようなはんこを作っています。カラフルできれいですし、はんこも繊細できれいにできあがっています。

ユニークな消しゴムはんこ⑤

消しゴムはんこを布に押せば、オリジナルのバッグが完成。布用の落ちないスタンプもあるので、そういったものを使えば簡単にできてしまうので、オリジナルのバッグを作りたい方にはおすすめです。

ユニークな消しゴムはんこ⑥

こちらはQRコードです。QRコードもはんこにできてしまうんですね!少しずれると反応しない可能性がありますが、しっかり削れば大丈夫なんですね。

ユニークな消しゴムはんこ⑦

人物画も、消しゴムはんこでできます!すごいですね。写真なども、パソコンを使えば白黒にすることができるのではんこにすることができるんですね。また、インターネットでも、有名人の人物画であれば見つかりそうです。好きな人をはんこにするのもいいですね。

まとめ

今回は手作りの消しゴムはんこの作り方をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?使う道具からきれいに彫るコツ、彫り方など分かっていただけたかと思います。一度作ってしまえば何度でもスタンプできるのが、はんこの良さ。

自分の好きなイラストをはんこにして、色んなところに押せるのがいいですよね。消しゴムはんこは初心者でも簡単にできるので、お子さまと作ったりと、ぜひ自分のオリジナルの消しゴムはんこを作ってみてくださいね。

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