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マガレイを釣って食べよう!釣れる釣り方のコツ&美味しい食べ方をご紹介!

誰もがよく知るカレイ、その中でも最も定番な種類がマガレイです。初心者でも簡単に釣れる魚で、特別な仕掛けは必要ありません。ただ、マガレイを狙うためのちょっとしたコツが存在するので、調理方法とあわせて詳しく解説していきます。
2020年8月27日
HI-D
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おなじみのマガレイ

マガレイはマコガレイなどと比べると安価で販売されていることのある魚ですが、実は大変高価な高級魚と比べてもひけをとらないほど美味しい魚です。場所や釣り方によってはライトタックルでも楽しめるところもいいですね。仕掛けは基本的なもので大丈夫ですが、コツがわからなければ外道が多い釣りになることがあります。料理するときの下処理や簡単な調理法、味付けのコツなど詳しく解説していきます。

マガレイは評判がいい

マガレイは釣り味も食べたときの味も評判が良い魚です。ヒラメの様によく引き抵抗するので小型のマガレイでもかなり楽しむことができます。仕掛けも簡単で始めやすいのでみなさんも試してみてはいかがでしょうか?誰もが一度は食べたことがある魚で、味付けの薄い食べ方もあれば濃い味付けの食べ方もできる万能な魚です。

マガレイとヒラメの見分け方

カレイとヒラメの見分け方には、左ヒラメで右カレイという言葉がありますが、これは目を上にして並べたときの話しです。しかし、左を向くカレイや右を向くヒラメも一定数存在するのでこれは確実ではありません。ではどうやって見分けるかというと、口が大きく裂け、鋭い歯が見えるものがヒラメでおちょぼ口をしているのがマガレイです。マガレイは色や模様もヒラメに似ているので厄介ですね。ただ調理方法や下処理はヒラメもカレイもそれはど変わりません。

カレイもヒラメも最初は普通

ヒラメやカレイは独特な見た目をしているため、釣っているときのアタリがわかりにくい時がありますが。これは頭を横に振らずに縦に振るため、海の流れにアタリが紛れてしまうからでしょう。ヒラメやカレイが頭を縦に振るのは、それがカレイにとっての横だからです。なんとカレイやヒラメも生まれたときは普通に左右に目があり、それがだんだんと片側に移行していきます。つまり目の位置が変わっただけで当人たちからすれば体は変わっていないのと同じなのでしょう。

マガレイと他のカレイの見分け方

カレイの仲間は料理に使われる事も多く、調理法も似通っています。ただ見た目や模様にかなり違いがあります。まずヒラメ型の大きい口と鋭い歯を持つタイプにオヒョウとカラスガレイがあります。ただオヒョウはヒラメよりも大きくなり、カラスガレイはほぼ輸入物なので切り身以外で見かけることはありません。よく似たものにマコガレイがありますが、マコガレイはマガレイやヒラメにある斑点模様が存在しないので見分けられます。

斑点があるグループ

カレイやヒラメの仲間には斑点がない種類とある種類がありますが、ヒラメ、マガレイ、オヒョウなど斑点があるグループは味が良い傾向にあります。斑点がないグループはどちらかというと肉厚で食べ応えがあるものが多いです。甘味やうま味が重視される食べ方の場合には斑点のあるグループを、濃い味付けをする食べ方の場合には斑点がないグループのものをと言う風に使い分けても良いかも知れません。

マガレイの釣り方:投げ釣り

マガレイの釣り方は簡単で、基本的には投げ釣りで釣ります。サラサラした砂地を好むシロギスなどとは異なり、やや泥混じりで石が点在するような場所を好みます。そのため、河口や川の下流域で釣れる場合もあり、河口付近を狙うのもコツの一つです。マガレイ狙いの人は3~4本の竿を出してアタリがくるまで待つ様な釣りをしますが、2本は投げたらアタリが来るまで待ち、1本は竿を持ったまま探るようにして釣るのが良いでしょう。シロギスのように絶えず誘いをかけるよりは、10秒に一度数センチ動かす程度のイメージで誘うのがコツです。

マガレイのアタリ

マガレイのアタリはわかりにくく、初めのうちはアタリがわからないかもしれません。アタリを見分けるコツとしてはグググッとしたアタリが来る前に、糸の先の方でミシミシッとした感覚のアタリがあります。感覚的なことなので数を経験しなければアタリが取りにくいのと、タックルが大型すぎる場合にはわかりにくくなります。ミシミシッとした感覚のアタリを感じたらしばらく待ってみるとかかりがよくなるでしょう。

マガレイの釣り方:チョイ投げ

チョイ投げでマガレイを狙う場合も、同じ誘いのかけ方をします。コツとしては、カレイやヒラメは一度見逃した物を再度狙うという性質が強いので、同じ所を2度探るとアタリがある場合が多いです。大きい餌にアタリがくる場合が多いので、餌を購入するときにサイズを聞かれたら太い物を選ぶ様にするのもコツの一つです。投げる場所は潮目に向けて投げるのがチョイ投げの基本ですが、根掛かりが少ない場所を狙うしかない場合もあるので、場所についたら探りながら狙いやすい場所を探すのも楽しみ方の一つです。


チョイ投げの裏ワザ

チョイ投げ用として安価なものが沢山販売されていますが。ガイドの数が多いとトラブルの発生が多くなります、そこで比較的安価で手頃なサイズ感の小型ルアーロッドを使うという裏ワザがあります。軽いルアーをより遠くに飛ばすための設計になっているので、軽い重りを使うチョイ投げには最適ですね。ガイド数も少ないのでトラブルが少なく、コツをつかめば手返し良く釣りを楽しむことが出来ます。

マガレイの釣り方:釣り餌

マガレイ釣りの釣り餌は、いわゆる虫餌と呼ばれるものでゴカイやイソメなどを用います。一番安価な青イソメで問題ありませんが、もちろんジャリメやマムシなどでも釣れます。マガレイを調理していると胃から出てくるのはテッポウエビや芝エビなど小型のエビが多いので、オキアミなどでも釣れるには釣れると思いますが、投げ釣りやチョイ投げでは餌持ちが悪く、投げた時に落ちてしまう場合も多いです。浅場でカレイが目視出来る場合にのみオキアミが便利かもしれません。

餌の二種類がけ

魚釣りのコツの一つとして、餌の二種類がけがあります。2つ以上の針がある仕掛けを使う場合にのみできることで、手前の針には臭いの強い餌を、そして後ろそ方には動きの良い餌を使うのが基本です。理由は臭いで魚をおびき寄せ、動きで食わせるという事になります。フグが多いと餌がなくなりやすいので、フグがいない場所をポイントに選ぶのもコツの一つです。

マガレイの釣り方:タックル

チョイ投げの場合にはバスロッドなどのライトタックルで挑めますが、投げ釣りのタックルには3~4メートルの投げ竿を使う人が多いです。チョイ投げのタックルであればリールのサイズは問いませんが、投げ釣りのタックルには3000番以上が必要です。何故なら遠投するのでラインの巻き数が足りないと着水の際にテンションがかかり餌が外れたり竿先が折れる場合があるからです。

重りのサイズでタックルを決める

重り20号で100mは飛びますが、投げ釣りのタックルではだいたい8~10号くらいを使う人が多いです。なぜならマガレイはそれほど深場を好まないのでそこまで飛ばす必要がないからです。タックルを選ぶ時は、使いたい重りに耐えうるタックルかどうかで選ぶと良いかと思います。重りの重さに耐えられないタックルだと上手く飛びませんし、竿が折れたりラインが切れることもあります。ただし重りが軽すぎると流れに流され易く、仕掛けが絡まる場合があります。

マガレイの釣り方:仕掛け

マガレイの仕掛けはキスなどと同じ物で構いませんが、キス専用の仕掛けだとハリスが細すぎるので、出来ればカレイ専用仕掛けか五目釣り用の仕掛けが良いでしょう。針をハリスに結べる場合には1.5~2号程度のハリスにしておけば大型のものがかかっても問題ありません。天秤は大竿のタックルで遠投する釣り方をするのであれば有用ですが、チョイ投げの場合には逆に扱いづらい仕掛けになるので使うのであれば小型の物を選ぶと良いと思います。極論をいえば重りと針とハリスだけがあればマガレイの仕掛けは完成します。

針の種類

基本的にはマガレイに使われるのは袖針で、この袖針は口の小さい魚を釣るのに適しています。ハゼやキスなどにもよく使われますね、ただキスやカレイを含めた五目では手返し良く釣るために狐針なども使われます。キス専用のファーストキスという針が有名ですね。狐針は針がかりも良いのでオススメです。他にはヒラメなどに使われる伊勢尼などでも釣れますが、出来るだけ小型なアブミなどを使っても良いでしょう。初心者でも結べる様に輪がついたソフトルアー用の針も利用出来るので、結び方が心配な場合にはこういった物を利用しても

マガレイの調理方法:味の違い

マガレイは他のカレイよりも旨味成分や甘味が多いので、薄味の和食や刺身に向いています。食感が柔らかいので刺身にする場合には厚みを出すよりも広く薄くする食べ方のほうが美味しいです。マガレイの旬は4~10月と長いですが、暖かい時期のほうが餌を多く食べ脂が乗りやすいからです。逆にヒラメは夏に痩せやすいので冬の方が身が厚く美味しいとされています。色々な食べ方ができるので、マガレイが釣れた時には家族も大喜びですね。

臭みがない


ヌメリが多いカレイの仲間には下処理でヌメリを落とさずそのまま料理すると臭みが多いものが多いです。そのためまず下処理としてヌメリをしっかり落としてから料理必要が有るのですが、マガレイは下処理でヌメリを落とさずとも臭みが全くなく、上品な味わいをもちます。もちろん鮮度が悪い場合や調理するときに胆嚢を潰してしまうと臭みが出ることがあります。

マガレイの調理方法:ウロコの取り方

マガレイを料理する場合にはまずウロコを取らなくてはいけません。下処理で最もはじめにやることですが、まず普通の魚の下処理同様にウロコを取ります。ただマガレイのウロコはかなりしっかりと身についているので、完璧にはとれません。下処理でウロコを完全に取らなければ料理中にウロコが混じって大変なことになるので、なんとかしたいものですよね。でも大丈夫です、下処理でウロコを完璧にとる技が存在します。

マガレイの下処理技

マガレイのウロコは大変かたくついており、包丁でなでるだけでは中々完全にはとれません。そこでどうするかというとまず普通の下処理同様にしてある程度ウロコをとったら、熱湯をかけます。するとウロコが半分めくれあがるのでそれを包丁でこそげば完全にとれます。全体にまんべんなくかかるようにするのがコツです。この下処理時の裏ワザとして、包丁ではなくペットボトルのキャップを使うという方法もあるのでお試しください。

マガレイの調理方法:マガレイの捌き方

マガレイは和食で古くから食べられていたので、沢山の食べ方が存在します。料理によって五枚おろしと三枚おろしのどちらかで捌くか、ぶつ切りにするかになるのですが、アジのように大名おろしにすることはありません。何故なら中骨が硬いということと、ただでさえ身が薄いので大名おろしだと歩留まりがわるいからです。包丁は出刃を使うのが普通ですが、五枚おろしの場合は骨を切ること無く捌くので柳刃包丁がベストです。

マガレイの五枚おろし

大きなマガレイが釣れた時や、刺身や天ぷらなどの食べ方の場合には五枚おろしにすると良いでしょう。上手く骨をよけて切れ目を入れるのが本来の五枚おろしですが、一般的な調理法としては魚体の中心線に切れ目を入れ、ハラミ、上身、上身、ハラミの順に身を切り分けながら捌いていきます。上身は刺身や天ぷらなどの食べ方に、ハラミはどんな食べ方でも美味しいです。

マガレイの三枚おろし

カレイやヒラメも実は簡単に三枚おろしにできます。五枚おろしでは中心線に切れ目を入れて柵取りするような形になりますが、三枚おろしはこの時に中心線に切れ目を入れずに、腹、背、背、腹の順に中骨にあたるまで切れ目をいれたら最後に尾の方から中骨を切っていきます。これで三枚おろしの完成です。この後に骨の部分だけ切れ目を入れて綺麗に五枚おろしの形にする事も可能です。干物や焼き魚のような食べ方にする場合には三枚おろしのまま利用しても良いでしょう。

マガレイの調理方法:煮付け

マガレイの調理方法で最も定番なのが煮付けではないでしょうか?煮付けは簡単で手間がいらないので多くの魚で用いられています。マガレイを料理するときには薄味でも美味しいので、一度薄味で試すことをオススメします。煮付けのたれは醤油、砂糖、みりん、水を混ぜるだけなのでかんたんです。人により生姜を入れたりもするのですが、臭みのないマガレイを料理する場合には必要ありません。

煮付けは冷やす

煮付けというと弱火でじっくりというイメージの料理ですが、本来は煮込んでから一晩冷やすことによって味が染みこみやすくなるという手間がかかる料理です。冷やすことにより味が染みこむというのはおでんやぶり大根でも言われるので、日本では昔は一般的な技術だったのでしょう。

マガレイの調理方法:ムニエル


カレイ、ヒラメでよく行われるのがムニエルです。フランス料理の定番ですが、バターと小麦粉があれば簡単にできてしまいます。まず、マガレイにセルポワして下味をつけます、次に小麦粉をふり、余分な小麦粉はしっかり落とします。その後にバターで焼けば完成で、仕上げにバジルの粉をかけることが多いです。バジルの香りは加熱すると飛んでしまうので、必ず仕上げに使用しましょう。

バターをかける

ムニエルの調理法として本来は焼いている時にバターをすくってかけながら調理するという手法がとられます。これはバターをを使う焼き物料理の基本で、グルヌイユやエスカルゴ、ラングスティーヌなどでも同じ方法を使う事がおるので、覚えておくと良いでしょう。

マガレイの調理方法:唐揚げ

マガレイは唐揚げにしても美味しい魚で、骨も二度揚げする事により美味しく食べる事ができます。醤油、ニンニク、生姜、酒で下味をつけ、片栗粉をまぶして揚げます。この時に骨や頭もパリパリに揚げて唐揚げを盛る皿として利用するのも良いでしょう。

小さいカレイに最適

唐揚げは小さいカレイであれば骨ごと食べる事ができるので、小さいカレイの調理方法としても最適です。捌いて料理する事がないので小型の個体でも身を削ることなく、まるまる利用できます。二度揚げするときは、はじめに180度、つぎに200度で揚げると良いでしょう。

マガレイの調理方法:干物

マガレイは干物でも美味しい魚です。完全な干物は時間がかかるため慣れないと作れませんが、一夜干しであれば簡単に作れると思います。味付けするばあいには甘辛くすると酒のつまみに良いですが、味付けしないマガレイの干物を焼いて食べると、マガレイの味の良さがよくわかります。

干物用ネット

通販や百円均一で干物用のネットが販売されているので、こうした物を利用すると良いでしょう。ハエや猫、カラスなどの害が防げるのでオススメです。はじめは腹を上にして干し、次に背を上に向けて干すのが基本です。ネットの跡がつくのが嫌な場合にはキッチンペーパーをネットの中にしくとよいですが、リードペーパーなどだと身に毛がつくため、リードは控えた方がよいでしょう。

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出典:Amazon
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まとめ

マガレイは簡単な仕掛けで釣ることが出来る魚で、釣り方も初心者向けです。ただ釣り方は簡単でも味においては一級品なので沢山の食べ方で楽しむことができます。下処理が難しい部分はありますが料理自体は簡単で調理するときにも薄味から濃い味付けまで対応するので迷うことがありません。突き詰めれば釣り方も料理もいくらでも突き詰めることができる奥深い魚なので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。