障子紙貼り換え講座！簡単なコツをチェック！
簡単障子DIYのコツをチェック！
和室の障子紙は新築当時の綺麗な状態に保たれていますか？障子の貼り換えは、なかなか面倒な作業です。また、綺麗に隙間なく貼るのも簡単にはいきません。そこで、今回は簡単な障子の貼り換えのコツをご紹介していきます。簡単にするりとはがせる古い障子紙のはがし方や、特別な道具を必要としない障子の強度アップのコツまで、障子の貼り方を細かくご紹介していきます。年末年始の大掃除の時だけと言わず、傷みやすい障子紙を使っている方は、この機会に貼り変えてしまいましょう。
子供も楽しく参加！
障子紙の貼り換えは、掃除ですが子供たちも楽しむことができるイベント的な面もあります。障子紙の貼り方には少しコツがいるので子供は参加しにくいですが、障子紙のはがし方は子供にとってみれば普段破ると怒られるものを、豪快に破くことができるので楽しさがあります。ぜひ、この機会に子供と一緒に障子紙を張り替えてみましょう。
障子紙を貼り換えのときの道具
障子紙の貼り換えに使う道具は何種類？
障子紙の貼り換えに必要な道具は、多くて7種類少なくて3種類になります。しっかりとした道具を選ぶことで障子の桟（さん）を痛ませることなく、物持ちのいいものに変えることができますが、最低限の道具を使ってもしっかりと障子を貼り換えることができますので、ご安心ください。
道具①カッター
カッターは、障子紙を桟に貼り付けた時に障子紙を切るために必要になります。のりがついている部分もありますで、ハサミなどよりもカッターが最も適した切る道具になります。カッターは特別なものでなく、一般的に販売されているもの種類で十分ですので、ご家庭にあるものを使いましょう。
道具②のり
障子を貼り換える時に使うのりは、少し特別なのりを使います。よく使うスティックのりのようなものではなく、液体のりを使用します。特に障子の桟という細いところに塗りつけるので、先端にハケが必要ない口が狭まったのりを使うといいでしょう。このようなのりであればどんなものでも構いませんが、「頑丈」や「プラスチック素材」のような謳い文句の障子紙は、のりでは接着できないので、のりは必要ありません。
マルアイ 障子のり ノリ-1
出典:Amazon道具③スポンジ
スポンジは、障子をはがす時に使います。障子紙のはがし方は、多くがのり付けを行った部分を湿らすことをしますので、スポンジが必要になってきます。しかし、特別なものではなくキッチンのものを使っても大丈夫です。また、霧吹きでも代用できます。桟をしっかりと掃除することで障子紙の接着がしっかりとしたものになりますので、しっかりと準備しましょう。
あると便利な追加道具
道具④へら
古い障子紙をはがす際に必要になっているのが、ヘラです。爪で引っ掻いたりすると桟を痛めるとともに、桟のささくれで怪我をする恐れもありますので、注意してください。障子紙のはがし方のコツにしっかりと古い障子紙をはがすというものもありますので、しっかりと用意しましょう。
道具⑤はがし剤
大直(ONAO) ワンタッチ障子紙はがし剤 250cc
出典:Amazonはがし剤は、障子紙専用のものを使います。少し匂いがありますので、水で代用することもできますので、特別用意する必要はありませんが、固くのり付けを行っている場合は、コチラを使いましょう。
道具⑥障子用両面テープ
障子紙用の両面テープは、のり付けを強化する役目があります。もちろん、のりのみでも十分障子紙を固定することができますので、特別準備する必要はありません。障子紙の種類によっては重い紙の障子紙もありますのでその種類のもには用意する必要が出てきます。
道具⑦カッター定規
カッター定規を使用する理由は、いわずもながです。真っ直ぐに障子紙を切りそろえれば、見た目が良いこともありますが、障子紙を長持ちする効果もありますので、しっかりと切りそろえたい場合には用意が必要になります。
障子紙の選び方
障子紙の選び方①「破れにくい」
障子紙の選び方で、大事なのはやはり破れにくいというところになります。障子紙自体も多くの種類がありますが、なによりも破れにくいことが大事になってきます。種類によっては、撥水加工が施された種類もあるので窓の近くなどの湿気がたまりやすい場所には、そういった加工を施されたものを選ぶのが、障子紙の選び方の1つのポイントになってきます。
障子紙の選び方②「装飾」
もう1つの障子紙の選び方のポイントは、装飾になります。和室では、部屋の大きな面を障子紙が占めることになります。そのため、強度も重要ですが見た目の装飾も大切な選び方のフィルターになります。色付きのものもありますが、透かしで絵柄が入ったものもありますので、ご自宅の和室や部屋の調子に合わせた種類を選びましょう。
障子紙の選び方③「UV加工」
障子紙の中には紫外線をカットしてくれる素材を使った障子紙もあります。また、紫外線を通さない機能がついていながら、暗さを感じさせないようになっています。そのため、窓に紫外線カットのシートを貼るよりも簡単に紫外線対策をすることができます。貼り方も障子紙を貼るのと同じなので一石二鳥です。
剥がれにくく破れにくいおすすめ障子紙
子供も安心破れにくい人気障子紙
ここで、おすすめの障子紙をご紹介します。このアサヒペンの障子紙は、ペットが引っ掻いても破れにくいというのを売りにしている障子紙です。実際に使った方の意見も非常によく、事実使ってみた感覚も非常に頑丈で、2年以上持ってくれています。頑丈な障子を選びたいが選び方がわからないという方には、こちらの障子紙を使うことをおすすめします。
購入して次の日に届きました。 今まで紙の障子で、約2年張り替えしておらず、子供に穴を開けられたり、開閉する時、自分で指がプスッと入ってしまったりして、見た目も良くないので、張り替えを決意。 また穴があくのが嫌なので、プラスチック製があるのを知り購入。 プラスチック製は、張り替え時ゆがみが出るなどがあると読んだので不安でしたが、主人と2人でやり、ゆっくりはじから、貼っていったら問題無く綺麗に貼れました。 UVカットだし、夏場の今は、暑さが軽減したように感じます。冬はどうかな？ 見た目も普通の障子と見た目変わりません。 両面テープは別購入です。40m×2を購入しましたが、1個で充分足ります。 おススメ商品です。
落ち着た雰囲気の装飾「障子紙」
障子紙で装飾のついたものの中でも、おちつた雰囲気がありおすすめなのが、こちらの障子紙になります。絵や柄ではなく、楮という木の皮を和紙に混ぜ込むことで落ち着いたインテリアの障子紙に仕上げています。また、販売元の大直（ONAO）ではインテリア障子紙を数多く売り出しており、紺色などの変わった障子紙を購入することができますので、障子紙の選び方に幅を聞かせたい方はぜひ、チェックしておきましょう。
明るい雰囲気になる模様障子紙
障子紙は、和のテイストをのせたものが主流ですが遊び心あふれる柄の障子紙も増えてきています。ここで、ご紹介するのは、誰もが知っているディズニーの柄が入った障子紙になります。画像のものがミッキー＆ミニーの柄になりますが、他にもドナルドやくまのプーさん、不思議の国のアリスなどの柄があります。障子紙は、壁紙のようにこういった遊び心あるものがないと思われている方も多いと思いますが、意外とこういった遊び心ある障子紙もありますので、チェックしておきましょう。
障子紙がはがれる原因
「熱」で剥がれる
障子を貼り替える際に気になるのが、剥がれる原因になります。この原因を潰すことで破れにくい障子になりますのでチェックしておきましょう。まず、1つは熱によってのりが溶けてしまうことです。現在の障子紙には、アイロンを使ってのり付けを行うものもありますので、再度熱を加えると剥がれてしまうことがありますので注意です。
「桟」に粘着力が奪われる
桟も障子が剥がれてしまう原因を複数持っています。まずは、貼り換えのコツでもありますが、貼り換えの際に桟が汚れていたりするとはがれやすくなってしまいます。また、経年劣化によって障子紙ののりが桟に吸収されてしまうことがありますので、貼り換えを行う際にはしっかりと桟を掃除しましょう。
「水」に濡れる
のりのみで障子紙を接着している場合は、障子紙を濡れやすい場所には置かないようにする必要があります。のりが水によって流れてしまい剥がれる原因となってしまうのです。特に桟の部分が濡れてしまうとのりがは荒れてしまうので注意をする必要があります。このようなことがあるので、窓付近の障子には破れにくい障子紙を使い、アイロンや両面テープを使い接着しましょう。
障子紙の貼り方講座①「はがす」
障子紙のはがし方
障子紙のはがし方には何パターンか種類があります。単にのり付けされているものならば、桟にスポンジやタオルで水を染み込ませ少し待てばするするとはがすことができます。のり付けされている障子ならば、初めにズボズボと穴を開けてしまも大丈夫ですので、家族でバンバン穴を開けていきましょう。
障子紙のはがし方②
少し変わったはがし方おするのが、破れにくいと評される障子紙を使っている場合です。まず、張替えの際に両面テープやアイロンでのり付けを行っているので水で濡らすだけでは、はがすことはできません。アイロンでのり付けを行っている場合には、再度アイロンで加熱すればはがすことができます。桟にはがし残しも少ないので、最も綺麗に剥がれるはがし方です。両面テープを使っている場合は、専用のはがし液を使うことではがすことができます。障子にあったはがし方をチェックしておきましょう。
障子紙をはがし方のコツ
コツというよりも、はがす時に注意することですが「しっかりと障子紙を全てはがす」ことがコツになります。たとえば、少し障子紙が残っている状態はもちろんのこと、古い粘着剤が桟に残っている場合にも、剥がれ安さにつながります。そのため、ヘラでしっかりと取り残しがないようにしましょう。
障子紙の貼り方講座②「さん（桟）を掃除する」
桟の掃除が最も重要
障子の貼り換えで最も重要な作業が桟の掃除になります。桟を濡れ布巾やスポンジ、ヘラで残っている粘着剤ごと掃除していきます。ここでどれだけ綺麗にできるかで、障子の貼り具合に大きな差を出すことになります。障子紙自体にも汚れが付着している可能性が高いのでもったいないからといって、はがした障子紙で桟を吹くことはやめましょう。
桟掃除のコツ
桟掃除のコツは、掃除をする工程ではなく掃除を終わらした後になります。桟掃除のコツは、しっかりと桟を乾かすことにあります。そうすることにより、のりつけがよくなり破れにくい障子になります。障子を1枚1枚掃除していき、掃除し終わったものを乾燥させていけば、効率的に作業をすることができますので、試してみてください。
障子紙の貼り方講座③「桟にのりをつける」
のりはしっかりと中央に
さて、いよいよ桟にのりを塗っていきます。この時ののりはもちろんのことですが、障子紙用の種類のものを使います。ここでは、まずしっかりと順番を決めてからのりをつけていきます。まずは、縦線に沿ってのりをつけていき、次に横線に沿ってといったようにのりをつけていきます。この際に、障子はのりがたれないように横に寝せた状態です。
両面テープは桟に貼る
障子紙用の両面テープで使う場合は、桟に両面テープを貼っていきます。両面テープを貼る際には、前もって桟に障子紙を置き、あたりを付けておきましょう。どれぐらいまで端に両面テープを貼るかを考えておく必要があるからです。それ以外は、特に変わった作業はないのでご安心ください。
のりを付ける際のコツ
つけ付けを行う際のコツは、のりを一定のスピードでスライドさせることです。それにより、のりの量が一定に保たれ、障子紙に歪みが起こるのを防いでくれます。また、障子紙用ののりには、ハケを使って塗るタイプののりもあります。ボトルタイプのものが苦手な場合は、そういったハケタイプののりを使うようにしましょう。
障子紙の貼り方講座④「障子紙を貼る」
裏表をしっかりとチェック！
さて、いよいよ障子紙を貼り付けていきますが、まずはしっかりと障子紙の裏表をしっかりと確認してください。裏表は、手触りでわかります。ザラザラとした面が裏になりますのでお気を付けください。ここで、裏表を間違えてしまうと、のりがうまく接着することができず、また見た目も宜しくないようになっています。そして、障子紙ロールを桟の上を転がしていきます。このときのコツはできるだけ中央を触って転がすことです。加えて、きっかりと障子紙を貼るのではなく余分に余るくらい障子紙を貼り後でカッターで切りそろえましょう。
アイロンは、上部からかけていく
アイロンで接着するタイプの障子紙を使う場合は、ずれ易いので特に注意が必要です。そのため、普通の障子紙を使うよりもさらに余分に障子紙を貼り付けていきます。まずは、全体のあたりをつけた後その上部からアイロンをかけていきます。こうすることで、多少のズレを修正できるようになります。
障子紙の貼り方講座⑤「余分な障子紙を切る」
カッターを使ってきっちり仕上げる
ここまでできたら、あと少しで障子紙の貼り換え完成です。定規を使いながら、まっすぐにカッターで障子紙を切りそろえていきます。まずは、障子紙を貼った部分の最後の部分をどのあたりまで切るかを鉛筆で薄く下書きをしてから、カッターで切りそろえていきます。最後に、貼り始めの部分も同じくカッターできりそろえていきます。この時に、のりが付いている部分を誤ってカッターで切ってしまわないように注意してください。
障子紙の貼り方講座⑥「濡らす！？」
和紙の障子紙は、濡らすとハリがでる
障子紙を切りそろえて十分のりが乾いてきたら、いよいよ最後の工程に入ります。和紙製の障子紙は、霧吹きやスポンジで穴があかないように少し濡らしてあげると、ハリが出て綺麗な障子を作ることができます。そのため、最後の工程は障子紙の全体的に濡らして、再度乾燥させれば破れにくい障子の完成です。
DIYか業者に頼むか？「料金編」
どっちがお得？
障子をDIYで貼り換えるのは、果たしてお得なのだろうか？DIYを趣味にしている方でしたら、趣味の延長で行うのも楽しいですが業者に頼んだ方がお得なのかと考える人もいるでしょう。ここでは、業者に頼んだ場合と自分でDIYにした時の比較を簡単にしていきます。
業者に頼んだ場合
業者に頼んだ場合ですが、障子1枚につき2500～4200円くらいの費用がかかります。障子1枚きりのご家庭もないと思いますので、大体2万円くらいの料金がかかってくるでしょう。ちなみに料金の幅には障子紙の種類によって異なってきます。障子紙の選び方などの幅広くあり、貼り方がイメージしにくい方や、障子貼りが苦手な方は業者に頼んでみてもいいかもしれません。
自分で作った場合
自分で障子紙を張り替えた場合には、4000円前後かかります。ちなみに、最もお金が掛かるのは障子紙費用です。1ロールで4mあるものが多いので大体4枚の張替えが可能です。他にも、カッターなどの諸経費も含めているので、ご自宅にある場合には3500円くらいで4枚張り替えることができます。単価は圧倒的に、個人で行った方がお得になります。
DIYか業者に頼むか？「出来上がり編」
業者の仕上がりは保証済み
業者に障子紙の貼り換えを頼んだ場合、出来上がりは保証されています。そこが最も個人で張り替えを行うのと大きく違うところです。しかし、仕上がりが丁寧であるがゆえ障子の貼り換えでも少し日数がかかってくるのが難点です。障子を長持ちさせたく、時間的に余裕がある場合や以前DIYで失敗した方には、業者に張り替えを頼むのもメリットがあります。
自分でやる場合は、腕次第
DIYで障子の貼り替えを行う場合は、もちろん出来上がりは自分次第になります。といっても、材料費のみなので何回か失敗してもやり直すことは可能です。一度障子の貼り方を覚えてしまえば、料金的にもお手軽に貼り替えを行うことができるので、腕を身につけるのもメリットがあります。DIYとして楽しく障子を貼り換えができる方にはおすすめです。障子を破く時の感覚は、なかなか楽しいものがありますよ。
障子紙貼り換え講座：まとめ
いかがでしょうか？今回は障子紙の貼り換えについてご紹介していきました。障子紙の選び方など今では種類がどんどん出てくるので、難しいものがありますが、破れにくいものやはがし方が簡単なものまでたくさんあります。インテリア障子紙という見た目が綺麗なものも販売されているので、障子の貼り換え方を覚えてDIYでおしゃれな障子を手に入れましょう。
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