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ビッグアドベンチャーツアラーおすすめ11選!高い走破性で人気の車種をご紹介!

旅バイクとして今、注目のカテゴリーがビッグアドベンチャーバイクです。オンロードを高速巡航で快適にクルーズし、オフロードでは悪路をものともせず走る走破性の高さが魅力です。人気のビッグアドベンチャーバイクのおすすめや、選ぶ際のポイントについてご紹介します。
更新: 2021年3月11日
ironman17
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ビッグアドベンチャーツアラーが今熱い

走る場所を選ばず走行でき、長距離でも疲れ知らずな大型のデュアルパーパスモデルである、ビッグアドベンチャーツアラーが人気です。主要オートバイメーカーがこぞってニューモデルをラインナップする注目カテゴリーのおすすめ車種を比較、走りの性能や走破性、気になる足つき性や荷物の積載能力についてご紹介します。

ビッグアドベンチャーツアラーとは

オンロードで十分スポーツライディングを楽しめるエンジンのスペックに、アップライトなライディングポジションや高い最低地上高、ロングストロークのサスペンションでオフロードの走破性も兼ね備えさせたのがアドベンチャーバイクです。

特に大型のボディに大排気量エンジンを搭載したビッグアドベンチャーツアラーは、長距離でも疲れず、大型荷物も積載できる走行安定性の高さや、限界性能の高いハイスペックなエンジンで特に人気を集めています。

おすすめビッグアドベンチャーツアラー①

スズキ Vストローム1000

スズキのアドベンチャーバイクシリーズであるVストロームの中でも、最大排気量を誇るのがVストローム1000です。

車格は弟分ともいえるVストローム650より一回り大きくなるものの、大排気量エンジンによるトルク感溢れる走りで、オンオフ問わずどこにでも分入っていけるアドベンチャーとしての醍醐味を満喫できるバイクに仕上がっています。

特長

650より一回り大きなボディで足つき性は若干きつくなるものの、スリムな車体で取り回しはさほど苦になりません。三段階で調整可能な大型スクリーンやDCソケットなどの快適装備も充実しており、大型キャリア装備で荷物の積載性も良好です。

基本スペック

エンジン:水冷4ストローク DOHC4バルブ L型2気筒
排気量:1,036cc
最高出力:99PS/8,000rpm
最大トルク:10.2kgf・m/4,000rpm
全長×全高×全幅:2,280mm×1,470mm×930mm
シート高:850mm
車両重量:232kg

おすすめビッグアドベンチャーツアラー②

ホンダ CRF1000Lアフリカツイン

ホンダが1980年代より参戦し続けたパリ・ダカールラリーのワークスマシーンの技術を注ぎ込んだレプリカモデルがアフリカツインです。

ラリーレイドで培ったテクノロジーが凝縮した足回りは、砂漠地帯などのオフロードだけでなくオンロードの走行性能も非常に高く、エンジンの信頼性も含めアドベンチャーツアラーに求められる要素をパーフェクトに満たしています。

特長

電子制御式トルクコントロールシステムの導入で、オンロード主体の街乗りからツーリング、オフ主体の悪路走行まで、スイッチひとつで切り替え可能です。シート高は890㎜と870㎜の2段階を選択でき、足つき性の面でも不安はありません。

パニアケースを装備することでキャンプ道具などの大型荷物の積載も問題ありません。

基本スペック

エンジン:水冷4ストローク OHC(ユニカム)4バルブ 直列2気筒 
排気量:998cc
最高出力:95PS/7,500rpm
最大トルク:10.1kgf・m/6,000rpm
全長×全高×全幅:2,330mm×1,475mm×930mm
シート高:870/890mm
車両重量:230kg
 

おすすめビッグアドベンチャーツアラー③

ヤマハ XT1200Zスーパーテネレ

1978年から始まった世界一過酷なラリーレイドとして知られるパリ・ダカールラリーの、第1回と第2回を制したのがヤマハXT500です。このXTをルーツに持ち、オンオフ問わず走破できるアドベンチャーツアラーが、パリダカの舞台でもあるテネレ砂漠の名を冠されたXT1200Zスーパーテネレです。

特長

270度クランクによる不等感覚爆発により、ライダーはトラクションの感覚を得やすく、フラットな出力特性によりオフロードでも疲労を感じずに走ることができます。重量はやや重いものの、シート高は845mmと足つき性も良く、荷物を積載しての取り回しも比較的容易です。


基本スペック

エンジン: 水冷4ストローク DOHC4バルブ 並列2気筒
排気量:1199cc
最高出力:112PS/7,250rpm
最大トルク:11.9kgf・m/6,000rpm
全長×全高×全幅:2,255mm×1,410mm×980mm
シート高:845mm
車両重量:266kg
 

おすすめビッグアドベンチャーツアラー④

カワサキ ヴェルシス1000

カワサキのアドベンチャーツアラーであるヴェルシスシリーズの中でも、最大の排気量を誇るフラッグシップモデルがヴェルシス1000です。Z1000譲りのインラインフォーエンジンを搭載し、アドベンチャーバイクでありながら走る楽しみも堪能できるバイクに仕上がっています。

特長

オンオフを問わず長距離を走行できるツアラーという位置づけのため、厚みのあるシートや大型キャリアで、最大積載量は220kgを誇ります。シート高は840mmながら、スリムな車体で足つき性はそれほど悪くはありません。

カワサキ独自のトラクションコントロールシステムであるKTRCを装備し、オンロードだけでなくオフロードであってもストレスを感じずにバイクを操ることができます。

基本スペック

エンジン: 水冷4ストローク DOHC4バルブ 並列4気筒
排気量:1043cc
最高出力:120PS/9,000rpm
最大トルク:10.4kgf・m/7,500rpm
全長×全高×全幅:2,240mm×1,400mm×895mm
シート高:840mm
車両重量:249kg
 

おすすめビッグアドベンチャーツアラー⑤

ホンダ X-ADV

ホンダがバイクとスクーターの融合をテーマに開発したインテグラの後継として、アドベンチャースピリットを持たせて作り上げたのがX-ADVです。スクータータイプのフロアボードでトランスミッションはDCTながら、随所にアドベンチャーツアラーらしいテイストがちりばめられている魅力的な一台です。

特長

倒立フォークやスポークホイールなど、スクータータイプでありながらオフロード走行もこなす装備が奢られています。大柄なボディに幅広なシート形状ながら、790mmのシート高もあって足つき性も悪くはありません。シート下には大型トランクを有し、荷物の積載性も良好です。

基本スペック

エンジン: 水冷4ストローク OHC4バルブ 直列2気筒
排気量:745cc
最高出力:54PS/6,250rpm
最大トルク:6.9kgf・m/4,750rpm
全長×全高×全幅:2,230mm×1,345mm×910mm
シート高:790mm
車両重量:238kg
 

おすすめビッグアドベンチャーツアラー⑥

ヤマハ トレーサー900

ストリート最強のハイパーネイキッドであるMT-09をベースに、オンロードだけでなくオフロードも走れるツアラー的性格を持たせたのがトレーサー900です。アップライトな乗車姿勢や大型のスクリーンを装着し、旅バイクとしての装備が充実しています。

特長

調節可能な大型スクリーンのおかげで、防風性能は申し分ありません。シート高は845mmとやや高く足つき性は決してよくないものの、自然な乗車姿勢であまり不安はありません。
片側で22リットルの容量を誇る純正オプションのパニアケースも装着可能で、積載量も十分確保されています。
 

基本スペック

エンジン:水冷4ストローク OHC4バルブ 直列2気筒
排気量:847cc
最高出力:116PS/10,000rpm
最大トルク:8.9kgf・m/8,500rpm
全長×全高×全幅:2,160mm×1,345mm×950mm
シート高:845mm
車両重量:210kg
 

おすすめビッグアドベンチャーツアラー⑦

BMW R1200GS

アドベンチャーツアラーの代名詞的存在として35年以上の長きにわたって人気を集めるのが、BMW R1200GSです。高速道路を速いペースで巡行し、ラフロードではその大柄な車体を忘れさせるほど俊敏に野山を駆けまわる、まさにオンオフ問わずこなすデュアルパーパスモデルの先駆的存在と言えます。


特長

ライディングモードプロにより「レイン」「ロード」「ダイナミック」「エンデューロ」「エンデューロプロ」と5つの走行モードを選択可能で、高速道路からオフロードまで道を選ばず走破することができます。

大柄な車体もあり足つき性が気になりますが、ローシート装備で50mm近くシート高を下げることができます。最大積載量も450kgを誇り、その高い走破性もあり、究極の旅バイクの一台です。

基本スペック

エンジン:水冷4ストローク DOHC4バルブ 水平対向2気筒 
排気量:1169cc
最高出力:125PS/7,750rpm
最大トルク:非公表
全長×全高×全幅:2,205mm×1,465mm×935
シート高:800mm
車両重量:252kg
 

おすすめビッグアドベンチャーツアラー⑧

BMW S1000XR

R1200GSと同様にBMWのアドベンチャーツアラーにカテゴライズされるバイクながら、スーパースポーツであるS1000RRをルーツに持つS1000XRは、やや性格を異にするバイクです。

オンロードを高い次元のスペックで快適にクルージングしつつ、前後17インチのタイヤとストロークのあるサスペンションでオフロードも走破可能なマルチスーパースポーツバイクと言えます。

特長

「レイン」「ロード」「ダイナミック」と、クローズドコース限定の「ダイナミックプロ」の4つのライディングモードにより、あらゆる状況で最低な走行性能を選択できます。ABSやトラクションコントロール、ギアシフトアシスタントなど、安全・快適装備も標準で装備されています。

基本スペック

エンジン:水冷4ストローク DOHC4バルブ 直列4気筒
排気量:999cc
最高出力:165PS/11,000rpm
最大トルク:非公表
全長×全高×全幅:2,230mm×1,460mm×890mm
シート高:790mm
車両重量:234kg
 

おすすめビッグアドベンチャーツアラー⑨

トライアンフ タイガーエクスプローラー

タイガーエクスプローラーはトライアンフが「どこにでも行ける、何でもできるバイク」と謳う、究極のアドベンチャーバイクです。

1200ccの強力なエンジンと、オフロードを走破できるタフな足回りを強靭なスチールフレームに搭載、ウィンドプロテクションの高いスクリーンや大型キャリアを装備し、旅バイクとして求められるスペックが全て備わっているといっても過言ではありません。

特長

フロント19、リヤ17インチでオフでは高い走破性を誇り、オンロードでは大排気量エンジンを活かしたメガスポーツ並みの高速クルーズが可能です。大柄な車体にもかかわらず足つき性は良好で、小柄なライダーでも不安はありません。

重い荷物も積載可能な大型キャリアを装備し、オプションのパニアケースを装着すればさらに積載量を増やせます。

基本スペック

エンジン:水冷4ストローク DOHC2バルブ 直列3気筒
排気量:1215cc
最高出力:139PS/9,300rpm
最大トルク:123Nm/6,200rpm
全長×全高×全幅:-×1,410mm×962mm
シート高:837mm
車両重量:267kg
 

おすすめビッグアドベンチャーツアラー⑩

KTM 1290スーパーアドベンチャー

オフロードバイクメーカーとしてパリダカなどで数々の成績を収めてきたことでも有名なオーストリアのバイクメーカーKTMのアドベンチャーバイクが、1290スーパーアドベンチャーです。

ラリーレイドなどで培った技術がアドベンチャーツアラーに遺憾無く発揮され、オンでのハイスペックな走りに高い走破性や荷物の積載性を兼ね備えたスーパーマシンに仕上がっています。

特長

ダンピングモードと呼ばれるシステムにより「スポーツ」「ストリート」「コンフォート」「オフロード」の4つのモードが選択可能で、オンオフ問わず路面状況に合わせた最適な設定を選ぶことで走破性を高めています。

シート高は高めながらアドベンチャーとしてはスリムなボディと軽量な車体で、足つきや取り回しは比較的容易に行えます。純正オプションのパニアケースもあり、積載性にも不安はありません。

基本スペック

エンジン:水冷4ストローク DOHC4バルブ V型2気筒
排気量:1301cc
最高出力:160PS/8,750rpm
最大トルク:140N・m/6,750rpm
全長×全高×全幅:非公表
シート高:860mm
乾燥重量:229kg
 


おすすめビッグアドベンチャーツアラー⑪

ドゥカティ ムルティストラーダ1260S

新設計のハイパワーエンジンに、ドゥカティならではとも言えるオリジナリティあふれるデザインで人気のアドベンチャーツアラーがムルディストラーダ1260Sです。

イタリア語で「多様な道」を意味するムルティストラーダの名の通り、オンロードでのスポーティーな走りと、オフロードでの走破性の高さを両立したアドベンチャーツアラーのトップモデルと言えます。

特長

新開発の1262ccのエンジンは、中低速のトルクを重視して設計され、常用回転域である4000rpm付近ではクラス最大のトルクを発生させることを実現しています。大型のボディながら、細身のシートに包まれるような座り心地のシートで、足つき性は良好です。

またコーナーリング時のハンドリングを重視し、パニアケースに荷物を積載した状態でのタンデムランでも、安定性が確保できるようになっています。

基本スペック

エンジン:水冷4ストローク 4バルブ L型2気筒
排気量:1262cc
最高出力:158PS/9,500rpm
最大トルク:13.2kgf・m/7,500rpm
全長×全高×全幅:非公表
シート高:825mm
車両重量:235kg
 

ビッグアドベンチャーツアラーがおすすめな理由

走行性能の高さ

ビッグアドベンチャーツアラーの大排気量エンジンは、スーパースポーツモデルをベースにしたものも多く、それだけエンジンの限界性能も高いハイスペックなエンジンが数多くみられます。

また専用設計のものも、中低速のトルクを重視して大型の車体を安定して走らせるよう作り込まれており、オンロードでの高速巡航や、オフロードでのパワフルな走りを両立したエンジンが搭載されており、走ること自体を十分楽しめる性能の高さを有しています。

高い走破性

オンロードでの高い走行性能に加え、オフロードでの走破性の高さもビッグアドベンチャーツアラーの魅力です。その秘密は高く設定された最低地上高や、ロングストロークの前後サスペンション、そしてトラクションコントロールの装備や多彩な走行モードによって路面追従性を高めたことによるものです。

その分、シート高は高くなり足つき性がスポイルされる場合が多いものの、各社がシート形状を工夫したりローシートを設定したりなどして工夫を凝らしています。

荷物の積載性

ビッグアドベンチャーツアラーのほとんどの車種が旅バイクであることを重視し、高めの最大積載量設定と厚くて幅広のシート、そして頑丈なリアキャリアを装備することで荷物の積載能力をあげています。

また純正オプションでリアトランクやサイドパニアケースを設定している車両も多く、これらを装備することでさらに大きな荷物の積載も可能になります。

また余裕のあるエンジンパワーと大柄な車体により、多少大きな荷物を積んでもバイクの走行に影響しないだけの安定性も確保されています。

長距離での快適性

ほとんどのモデルがウィンドプロテクションの高い大型のスクリーンを装備し、長距離走行での疲労軽減に対応しています。またアップライトなライディングポジションやホールド感の高いシートも、疲労の蓄積を防いでくれます。

またクルーズコントロールやシフトアシスタント、ABSやDCソケットなど、ロングクルーズをサポートする安全・快適装備もビッグアドベンチャーツアラーの特徴と言えます。

ビッグアドベンチャーツアラーで旅に出かけよう

バイク界の注目カテゴリーである、ビッグアドベンチャーツアラーについてご紹介してきました。

長距離をストレスなくクルージングでき、オンオフ問わず分入って行ける走破性の高さを持ったアドベンチャーバイクには、旅バイクとしての魅力が満載です。人気のビッグアドベンチャーツアラーに荷物を満載し、まだ見ぬ未知の世界へ冒険に出かけてみませんか。