プラバンとは?
プラバンは百均でも売っている商品で、プラスチックの板です。でも、そのプラスチックの板に絵を描いてトースターやレンジで加熱することでプラスチックの板が収縮し、それをキーホルダーやアクセサリーにすることができるんです。
真っすぐに加工するにはレンジやドライヤーなどで加熱したプラスチックを、厚い本などに挟むとまっすぐなプラバンができるのですが、今回は立体のプラバンアクセサリーをご紹介します。
お花やリボン、指輪などの曲げ方、作り方、さらにコツをご紹介しますのでぜひ参考にして作ってみてくださいね。
プラバンの種類
プラバンには種類があります。透明の物が多いですが、白色や光を当てると光る蛍光タイプのプラバンもあります。また、厚さもさまざまで、厚ければ厚いほど、厚い頑丈なプラバンができあがります。
今回はプラバンをレンジやドライヤーで加熱した後に手で曲げるので、立体のアクセサリーを作るときには薄いプラバンを購入することをおすすめします。
立体プラバンの用意するものと使い方
立体プラバンで用意するもの
立体プラバンを作るときに用意するものをご紹介します。立体プラバンを作るときに必要なものは、プラバンと、プラバンを切るためのハサミ、さらに色付けをする油性ペン、ポスカ、軍手かまたは布手袋が必要です。
また、色鉛筆やパステルなどを使う場合は紙やすりも必要です。自分の作りたいものに合わせて必要なものを用意してくださいね。
プラバンの使い方
立体とは限らず、プラバンでキーホルダーやアクセサリーも簡単にできてしまうので、まずはプラバンの使い方を簡単にご紹介します。プラバンに油性マーカーやポスカで絵を描きます。
油性ペンならすぐに乾きますが、ポスカで描いた場合は乾くまで待ちます。この際、ドライヤーを使うとすぐに乾きます(飛ばされないよう注意)
絵を描いたらハサミやカッターで絵を切り取ります。もし穴を開けてキーホルダーにしたい場合は、この時点でパンチで穴を開けます。
そして、トースターやレンジにしわしわにしたアルミホイルを入れ、その上にプラバンを乗せます。加熱を開始し(レンジの場合は、トースター機能で使用しましょう)130度を超えるとプラバンが曲がり始めます。
プラバンの収縮が収まって平らになったらプラバンを取り出し、厚い本に挟んで上から押さえます。この時、挟む用紙は白い紙を使った方が安心です。(色がプラバンに移るため)平らになったらできあがり。
キーホルダーなどに通して完成です。プラバンは大きさが1/4程度に縮まります。ですので、ある程度計算して作ることをおすすめします。
プラバンで立体アクセサリーの作り方をご紹介
それではさっそく、プラバンで作る立体アクセサリーの作り方をご紹介していきます!型紙やコツなどもお伝えしますので、ぜひ作る際の参考にしてくださいね。
プラバンで立体アクセサリーの作り方①
プラバンで作る立体花アクセサリー
まずは、プラバンで作る立体の花の作り方をご紹介します。曲げ方やコツ、お花の型紙の作り方も合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
折り紙で作る花の型紙の作り方
まず初めに、立体の花の型紙の作り方をご紹介します。折り紙を一枚用意します。用意したら三角に折ります。
三角に折ったらもう一度三角に折り、上の写真のように折り目を付けて開きます。
折り紙の一枚を下部の真ん中に合わせて折ります。これも、折り目を付けるだけです。
さきほど付けた折り目に合わせてさらに上部を折ります。
下部の真ん中の点と、先ほど折り目を付けた右側の点に合わせて折ります。そしたら、写真の赤線を合わせるように折ります。
折った写真がこちら。
折ったら反対側にして、さらにさきほどのように、両端の赤線を合わせて折ります。
折った写真がこちら。クレープのような形になりました。
花の形になるように線を描きます。
ハサミで切ったらできあがり。これで花の形の型紙が簡単にできあがりました。花の型紙は、切り方によっても形が変わるので色々と試してみてくださいね。
プラバンで作る立体の花で用意するもの
立体の花を作るときに用意するものは、プラバン、色を付けるペン、ハサミ、軍手が必要です。今回は色鉛筆で色を付けたので、さらに紙やすりを使いました。
プラバンで作る立体の花の作り方
まずはプラバンの表面を紙やすりで削ります。プラバンはそのままだと表面がつるつるしているので、色鉛筆の色が乗りません。色鉛筆の淡い色で花を作りたかったので、今回は紙やすりで表面を削りました。
削った写真がこちら。表面が白くなっているのが分かりますね。
型紙を使って花の絵を鉛筆で描きうつしていきます。
型紙を使って花の型をとったらハサミで切っていきます。丁寧に切っていくようにしてくださいね。
花の形を切ったら、消しゴムで鉛筆の跡を消します。
鉛筆の跡が消えたら、色を乗せていきます。ピンク色の色鉛筆でピンクの花を作ることにしました。
色を塗って、さらに私は濃い色で真ん中から線を描いていきました。ここはご自分の好きなように描いてみてくださいね。
電子レンジに入れ、トースター機能で加熱していきます。この時もちろんドライヤーを使ってもできますが、ドライヤーだとプラバンを固定して作業するのが難しいので今回は電子レンジを使用しています。
時間が経つとプラバンが曲がっていきます。そして、収縮が収まり平らになったら電子レンジから取り出します。必ず軍手を使うようにしてくださいね。
花を取り出した次は曲げる作業です。曲げ方は手のひらに花を置いて、その上から右手の人差し指で押して真ん中をへこませます。さらに利き手を使って花びらの形を整えていきます。
形が整ったらできあがり。かわいい立体のお花ができあがりました。
今回はさらに、コットンパールを接着剤で取り付けました。
百均で手に入る、台座付きピアスに先ほどの立体の花を接着剤で取り付けます。
接着剤で付けたら、立体の花のアクセサリーが完成です!とてもかわいいお花のピアスができあがりました。思ったよりもとても簡単にできてしまうので、初挑戦でもおすすめです。
プラバンで作る立体の花作り方のコツ
プラバンで立体の花のアクセサリーを作るときのコツですが、しっかりと紙やすりで表面を削ること。私は始め、目の細かい紙やすりで削ったのですが、うまく削れず色があまり乗りませんでした。
紙やすりは200~600番がおすすめです。そして曲げ方についてですが、熱いうちに急いで作業するということ。あとは左手に置いて、右手(利き手)で丁寧に花びらを成形してくときれいにできあがります。
プラバンで立体アクセサリーの作り方②
プラバンで作る立体花びらアクセサリー
次にご紹介するのは、花びらのアクセサリーです。こちらも先ほどのお花の作り方と大体は同じです。型紙も自分で簡単に作れますので、ぜひ作ってみてくださいね。
プラバンで作る立体の花びらで用意するもの
立体花びらを作るときに用意するものは、プラバン、色を付けるペン、ハサミ、軍手が必要です。今回の花びらも色鉛筆で色を付けたので、紙やすりを使いました。
プラバンで作る立体の花びらの作り方
今回はフリーハンドで花びらの型紙を描きました。大体5×6㎝ほどの大きさになるように涙型の形を描きます。
紙やすりで表面を削ったプラバンに、型紙で写した涙型を描いていきます。描いたらハサミで切って形ができあがり。
さらに、あらかじめパンチで穴を開けておきます。パンチの穴の大きさが、収縮するとちょうどアクセサリーで使う丸かんと同じくらいの大きさになるんです。
パンチで穴を開けた写真です。
色を塗ります。今回は下の部分がピンク、上部が黄色になるように塗りましたが、お好みで塗るようにしてくださいね。
電子レンジに入れ、トースター機能で加熱していきます。少し経つと収縮するので、その収縮が収まったら軍手を付けた手で取り出します。こちらも、ドライヤーでも可能ですが、飛ばないよう注意して作業するようにしましょう。
取り出したら花びらの上部を曲げていきます。曲げる作業をする際は、パンチで穴を開けた部分が完全に閉じないように注意しましょう。
できあがりの写真です。急に曲げてしまったので、右側の一つはヒビが入ってしまいました。
最後は百均でも売っているピアスのパーツを使って花びらを取り付けていきます。この他に、チェーンも使いました。
アクセサリーでパーツを取り付ける時には写真のような、左から丸やっとこ、平やっとこ、ペンチを持っていると便利です。
パーツを取り付け、花びらのアクセサリーができあがりました。とてもかわいい花びらのピアスができましたね。こちらも花びらを少し曲げるだけなので、とても簡単にできました。
プラバンで作る立体の花びら作り方のコツ
立体の花びらの作り方のコツですが、花びらを曲げる時にパンチで開けた穴を潰さないようにすること。さらに、急に曲げてしまうと今回の写真で見たようにヒビが入ってしまうので、あまり急がず(かといって遅いと固まってしまう)曲げるようにしてください。
また、今回のプラバンは0.3mmの厚さを使っているのですが、もう少し薄ければ曲げやすいですし、ヒビも入りにくいので気になる方は薄いプラバンを使うといいですよ。
プラバンで立体アクセサリーの作り方③
プラバンで作る立体指輪
次は、プラバンで作る指輪をご紹介します。指輪は色を変えたり模様を付けたり、さらに絵を描いたりすれば自由に好きな指輪を作ることができます。オリジナルの指輪を作りたいときには、簡単なのでおすすめです。この指輪もとても簡単にできてしまいますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
プラバンで作る立体指輪で用意するもの
指輪を作るときに用意するものは、プラバン、色を付けるペン、さらに指の太さにあう棒(今回はマジックペンを使いました)、軍手が必要です。また、今回も色鉛筆で色を付けたのでやすりも使いました。
プラバンで作る立体の指輪の作り方
まず大きさですが、12×2cmです。両端は四角いと怪我をしてしまう場合もあるので、丸みを帯びていた方が安心です。
まずは、付けたい指の大きさと同じくらいの棒を探します。今回はマジックペンの太さが人差し指と同じくらいだったので、マジックペンを使いました。この湾曲を使って指輪を作ります。
大きさを確認したら、印をつけておきます。
プラバンにやすりで表面を削り、色鉛筆で色を付けていきます。私は虹色の指輪を作ることにしたので、9色を使って色を付けました。
電子レンジに入れ、トースター機能で加熱していきます。もちろん、トースターでもドライヤーでも可能です。
収縮が収まったら軍手を付けた手でプラバンを取り出し、マジックペンの印の辺りで曲げていきます。曲げ方はとても簡単。マジックの丸みに合わせてくるっと曲げるだけです。また、この時色を塗った側を内側にするようにすると、表面にツルツル下面がでてきれいです。
固まったら完成!指の太さにあう指輪ができました!カラフルできれいな指輪です。この他にも好きな絵を描いたり模様を描いたりできるので、自分のすきな指輪を作ってみてくださいね。
プラバンで作る立体の指輪作り方のコツ
立体指輪の作り方のコツですが、色鉛筆を使う場合はしっかりと紙やすりでプラバンを削ること。削りの腰があると色むらができてしまうので、均一になるようにできるだけ丁寧にやすりを掛けるようにしてください。また、曲げ方はペンにしっかりと合うように曲げるようにすればきれいな形に仕上がります。
プラバンで立体アクセサリーの作り方④
プラバンで作る立体リボンアクセサリー
最後にご紹介するのは立体リボンの作り方です。この作り方は少し難しいですが、ゆっくりやればきれいに仕上がります。とてもかわいいリボンなので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
プラバンで作る立体のリボンで用意するもの
立体リボンで用意するものは、プラバンと、色を付けるペン、さらにハサミと軍手です。今回のリボンなのですが、少し複雑な形になるので、軍手よりは布手袋の方が作業しやすいかもしれません。今回は色付けにポスカを使用しました。ポスカを使用する際は乾くまで待たなくてはならないので、早く乾かしたい場合はドライヤーを使うといいですよ。
プラバンで作る立体のリボンの作り方
今回は小さめのリボンを作ることにしたので、上記の大きさにプラバンを切りました。
今回はポスカを使ったので、紙やすりは使いませんでした。表面をピンク色に塗り、乾くのを待ちます。この時ドライヤーを使えばすぐに乾きますが、ドライヤーを使うとプラバンが飛んで行ってしまう可能性もあるので、ドライヤーを使う際は注意してください。
水玉模様のリボンにしようと思ったので、裏側に水玉を描いていきます。どちらも同じ面で色を塗ってもいいのですが、両面を使えば汚れずに仕上げることができます。
さらに、リボンのもう一つのパーツも同じように色をポスカで塗っていきます。
ポスカが乾いたら、一つ一つレンジに入れて加熱していきます。また、トースターやドライヤーでも可能です。
収縮が収まったら、軍手を付けた手でプラバンを取り出し、曲げていきます。曲げる際は真ん中の部分を内側に凹ませ、さらに両側を後ろに折り込みます。この曲げ方は複雑なので、軍手より布手袋の方がやりやすいですよ。
さらに、もう一つのリボンのパーツを加熱し、一つ目のリボンのパーツにくるっと巻き付ければできあがりです。曲げ方は、真ん中の部分を1つ目のパーツの中心に合わせ裏側に巻き付けるだけ。こちらは簡単です。
こちらも、台座の付いたピアスを使ってリボンのピアスに仕上げました。曲げ方は難しいリボンですが、丁寧に作ればきれいに仕上がります。水玉模様のかわいいリボンピアスができあがりました。
プラバンで作る立体のリボン作り方のコツ
立体リボンの作り方のコツですが、こちらは今までのものとは違って簡単ではない作業も出てきます。曲げる部分が多いので、軍手ではなく布手袋の方が薄くて作業しやすいです。
また、ポスカはインクを多く付けてしまうと剥がれ落ちてしまう場合があるので、あまりつけすぎないようにするほうがいいですよ。曲げ方は少し難しいですが、真ん中をへこませ、左右の端を裏面に折り込んで形を作ります。
プラバンで作った立体アクセサリーのご紹介
それでは、プラバンで作った立体アクセサリーをご紹介していきたいと思います。オリジナルのさまざまな立体アクセサリーがありますので、ぜひ作る際の参考にしてみてくださいね。
プラバンで作った立体アクセサリー①
こちらはプラバンでスズランを作っています。とてもかわいいですね。小さいので、曲げる際は布手袋を使用したほうがいいでしょう。スズランの中にパールが入っているのも素敵です。
プラバンで作った立体アクセサリー②
こちらはチューリップです。とてもかわいいですね。葉っぱはパーツを使っていますが、プラバンで作ってもよさそうですね。こちらも小さいので、曲げる際は布手袋の方が安心です。
プラバンで作った立体アクセサリー③
プラバンで作った立体のお花を、パーツに取り付けストラップにしています。カラフルなお花がとてもきれいですね。花びらが細かく、かわいいお花がたくさん付いています。
プラバンで作った立体アクセサリー④
こちらはお花の形を二つ作り、くっつけて二枚重ねにしています。真ん中にはキラキラしたパーツを取り付けて綺麗ですね。
プラバンで作った立体アクセサリー⑤
こちらは蝶々を作っています。蝶々の模様も繊細に表現されています。曲げ方も簡単なのですぐにできそうです。とてもかわいい蝶々ですね。
まとめ
今回は、プラバンを使ったリボンや花の立体アクセサリーの作り方をご紹介しましたがいかがだったでしょうか。思ったよりも簡単に作れることが分かっていただけたかと思います。とてもかわいいアクセサリーができるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
プラバンでアクセサリーの作り方をもっと知りたい方はこちら
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