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ゴアテックスの洗い方と手入れのコツは?正しい方法で撥水が復活&長持ちする!

ゴアテックスの洗い方と手入れにはコツがあることをご存知でしょうか?正しく手入れをすれば撥水性も保たれるゴアテックス素材ですが、正しい扱い方を知っている方はあまり多くないようです。今回はそんなゴアテックスの洗い方と手入れのコツをご紹介します!
2020年8月27日
T・S
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目次

ゴアテックスの洗い方と手入れのコツは?

大人気の素材、ゴアテックスには正しい洗濯方法・手入れ方法があります。アウターウェアに使われていることが多い素材なので、あまり洗濯せずに使い続けている方も多い様子ですが、実は洗濯した方が良い素材ということを知っている方はあまり多くありません。今回はそんなゴアテックスの正しい洗い方・手入れ方法を解説していきます!

ゴアテックスとは?

ゴアテックスは防水透湿素材

まず、そもそもゴアテックスとは何かから知っていきましょう!ゴアテックスとはブランド名ではなく、「WLゴア&アソシエイツ社」が作っている素材のことです。この素材が広く浸透していった理由は、今までのレインウェアでは実現出来なかった「水は通さないのに通気性は確保する」ということを実現したからです。レインウェアは、水は防ぐが蒸れてしまうのがデメリットだったのですが、そこを解消したのがゴアテックスという訳ですね。

ゴアテックスの素材

水は通さないのに通気性を確保するというのは矛盾を感じますよね。この矛盾を解消したのがゴアテックスメンブレンという、とても小さな穴が沢山空いている素材です。この小さな穴は水を通さないのですが、空気は通すサイズとなっています。この生地を上手くアウターウェアに使うことで、水を防ぎ、暖かさも確保しながら通気性も確保という不可能を実現することが出来たのですね。

ゴアテックスは手入れが必要

高機能で大人気のゴアテックスですが、そのまま放っておくと少しずつ機能が低下していきます。撥水性能は使うほどに低下していくのですが、お手入れをすると復活するようになっています。お手入れはとても簡単ですので、是非今回の内容を参考にしてやってみましょう。洗濯をすると撥水性が下がると思っている方も多いのですが、実は上がりますのでご安心ください。

ゴアテックスは汚れたら洗濯


ゴアテックスはどれくらいの頻度で洗えばいいのかも気になるところですよね。この頻度は特に目安はなく、好きな時に洗って構いません。汚れてもいないのに洗っても仕方ありませんので、汚れる度に洗うのがおすすめです。ただし、長い間洗っていなければ撥水性能が下がっているかもしれませんので、そういった時は一度洗濯と手入れをしてあげた方が良いでしょう。

ゴアテックスの洗い方と手入れ①

取り扱い表示を確認する

ゴアテックスの洗い方は取り扱い表示を確認するところから始まります。同じ素材を使用していても、服によって洗濯機を使えるもの・使えないものがあります。手洗いしか出来ない服・水洗いが出来ない服であれば洗濯機は使用しないで下さい。取り扱い表示を見ることに慣れていない方は戸惑うかもしれませんが、実は簡単な表記ばかりですので見てみましょう。

汚れが酷い時は事前に手洗い・水洗い

洗濯機に入れても大丈夫だった場合はすぐに洗濯開始となりますが、汚れが酷い場合は先に一度手洗い・水洗いをしておきましょう。その場合は、おけなどにぬるま湯をためて、液体洗剤を入れて汚れを落としていきます。注意点として、お水は40度以下であること、粉末洗剤や漂白剤などを使わないこと、よくすすぐことが大切です。大体の汚れが落ちたら洗濯機に入れましょう。

ジッパーなどを閉じて洗濯

洗濯機に入れる前に、服のジッパー部分などを全て閉じてしまいましょう。ファスナー類が開いていると引っかかって生地を痛めてしまったり、洗剤がたまってしまうなどの問題が起きます。また、アウターウェアはポケットの中に紙類などを入れたままになっていることも多いものですので、ついでに中に何も入っていないかチェックしておくと良いですね。

洗濯ネットに入れてスタート

ジッパーなどを全て閉じたら、洗濯ネットに入れてから洗濯機をスタートさせます。ネットにいれることで生地を痛めにくくなりますので、必ず使うようにしましょう。洗濯機に入れる液体洗剤はいつもより少し少なめにし、設定ですすぎの時間を伸ばして下さい。二倍くらいすすぎの時間を伸ばせるとベストです。これは、防水素材ですので水が生地を通りにくく、しっかり洗うのに時間がかかるためです。

脱水機を使わないこと


洗濯機には脱水機能がほとんどの場合ついているかと思いますが、脱水機は使わないで下さい。ゴアテックスは水を通しませんので、脱水時に遠心力が大きくかかってしまい、洗濯機が故障する可能性があります。これは意外とやってしまいがちなミスですので、ご注意下さい。

乾燥機について

洗い終えたら乾燥作業に入ります。乾燥機を使わない場合は、絞らずにそのまま陰干しをしましょう。乾燥機を使う場合は、温度を標準に設定して乾燥させます。この乾燥工程で撥水性能が戻ってきます。また、ベストなのは自然乾燥を行ってから乾燥機に入れることです。大体乾いてから乾燥機に20分ほど入れると、より撥水性能が戻ってきますので、手間がかかっても良い方はやってみて下さい。

仕上げのアイロン

最後の仕上げにアイロンをかけましょう。このアイロンはシワを伸ばす為に行うのではなく、熱をかけて撥水性を高めるのが目的です。アイロンをかける時は、直接あてるのではなく、当て布をして、低温であてます。高温であてると素材が痛みますのでご注意下さい。

ゴアテックスの洗い方と手入れ②

撥水性が悪くなった場合

ゴアテックスは非常に丈夫で、ちゃんとお手入れをしていれば撥水性は長く保たれます。しかし、次第に撥水しにくくなってきますので、その場合は市販の撥水スプレーで撥水処理をしましょう。洋服用の撥水スプレーは沢山販売されています。塗布する時は、大量にかけるのではなく、全体に薄くかけて下さい。スプレーではなく、撥水剤の溶液に漬け込む方法もおすすめです。

クリーニング店にお願いする場合

アウターウェアということで、クリーニング店にお願いする方も多いですよね。実はクリーニング店に出す時に注意点があり、ドライクリーニングをする場合、すすぎには綺麗な溶剤を使用するように伝える必要があります。撥水性能を保つ為、念には念を入れて伝えておきましょう。基本的には自宅で洗える服ですので、自宅洗濯をおすすめします。

フットウェアのお手入れ


ゴアテックスを使用したものはアウターウェアだけではなく、靴やグローブや帽子などもあります。ゴアテックスを使用した靴が汚れた場合は、ブラシやぬるま湯で汚れを落としましょう。乾燥は自然乾燥がおすすめです。乾燥機を使えるものであれば使用して問題ありません。革靴の場合は、専用のクリーナーや保護オイルを使います。

グローブのお手入れ

ゴアテックスを使用したグローブは、少なめの洗剤を使って手洗いをしましょう。液体洗剤以外を入れると透湿性が失われますのでご注意下さい。手洗いした後は、指先から手首の方へ向かって水を優しく絞り、手首の部分が下になるように陰干しして乾かします。乾いた後、撥水スプレーなどで撥水加工をすると尚良しです。

まとめ:ゴアテックスの洗い方と手入れ

今回の「ゴアテックスの洗い方と手入れのコツは?正しい方法で撥水が復活&長持ちする!」はいかがでしたでしょうか?ゴアテックスをどう扱えばいいのか、大体の部分は分かっても、厳密にはその服その服で違いがありますので、ご自分の持っている服の取り扱い表示をちゃんと見て洗いましょう!洗濯機を使用するのが怖い方は手洗い・水洗いをおすすめします。

ゴアテックスの洗い方が気になる方はこちらもチェック!

今回はゴアテックスの洗い方・手入れ方法について解説させて頂きましたが、他にもアウターウェアに関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。