人気!100均ショップ・ダイソーの木材を使ったDIY
今人気急上昇中なのが、100均ショップで販売されている物を使ったDIY。ありとあらゆる商品が揃っている100均ショップには、気軽にDIYを始められる素材がたくさん売っています。そんな素材を使い、とても100均で売っていた物とは思えないほどの完成度でDIYを楽しむ女子が増えています。
中でも木材は「本格的なDIYを気軽に始められる」と人気で、特にダイソーは木材の種類が豊富にあり「ダイソー木材」として、ひとつのキーワードにもなっています。
ダイソーで買える100均木材の種類
普通、木材を買おうとしたらホームセンターですが、ホームセンターで売られている木材はサイズも大きく、カットしてもらうことも出来ますが料金もかかってしまいます。
その点、ダイソーの木材はあらかじめ使いやすいサイズにカットされています。厚さのバリエーションもあるので、必要な物を取りそろえることが出来ます。そして何よりコストパフォーマンスは右に出るものがありません。
ただ、安いからこその品質なのか、物によっては板が反っていたりしている場合があるので、選ぶ時には注意が必要です。とは言え、組み立て時にクギを使用するなどすれば気にならないほどの反りなので、よほどヒドイ木材を選ばない限りは損をすることはないでしょう。
ダイソー木材の素材
ダイソーで販売されている木材の材質は2種類。桐とMDFという合成樹脂を使った木質素材の物があります。どちらの木材も使い勝手など、それぞれ特徴があるので使用用途によって選ぶとよいでしょう。
桐
なぜ100均で桐の木材が売られているのかは分かりませんが、本来「桐」と言えば高級なイメージです。有名なのはタンスの材料として多く使われていて、湿気や防虫効果に優れているのが特徴です。また木材の中でも断トツに軽いのも特徴です。
表面に木目があり、上から塗装してもそのきれいな木目を生かすことが出来るのでナチュラルな風合いになります。ただ注意点が2つあります。板が反ってしまう場合があり、実際ダイソーの店舗で売られている商品を見ると、他の板と重ねた時に隙間が出来ている時があります。
しかし反りはクギでとめると無くなるので、そのように使用する場合は特に問題はないかと思われます。もう一つの注意点はサイズが微妙に違うという事です。
規格サイズはありますが、数ミリ~数十ミリの違いがある場合があるので、お店で板を合わせ同じ物を探すか、のこぎりなどで木材をカットして使うことをおすすめします。
MDF
MDFとは、繊維レベルまで細かくした木材チップを合成樹脂を使用し成形したものです。通常の木板は部分によって多少バラつきがあり木目や節がありますが、MDFは加工したものなので均一的に安定し硬い材質になっています。
MDFの良い点は反りやねじれも起こりづらい性質という事です。またカットした切り口(木口面)がきれいなのも特徴です。木材をカットする時に出来てしまう「バリ」と呼ばれる端くれが出ないため複雑な形状の加工に向いていると言えます。
ただMDFのマイナス点は、木口面に関しては割れが生じやすいという事です。板面にクギ打ちするのは問題ありませんが、板の側面に釘を打つ時は注意が必要です。MDFを型枠として使用するよりは棚板として使用する方が、その特性を生かせると言えます。
ダイソー木材の種類とサイズ
ダイソーは100均ショップの中でも断トツで木材の種類が多く揃っています。板だけでなく角材や丸棒、ブロックなどの木材をはじめ、木材を使った商品も多数あることから、組合せを考えながらDIYの広がる幅を楽しめます。
板
木材を使ったDIYで欠かせないのは何と言っても板です。ダイソーにはさまざまなサイズの板が揃っています。板の材質は2種類。大きさによって一部150円商品、200円商品があります。
【桐】
■長さ 400mm × 幅 60mm 厚み 12mm・18mm
■長さ 400mm × 幅 90mm 厚み 6mm・9mm・12mm
■長さ 400mm × 幅 120mm 厚み 6mm・9mm
■長さ 400mm × 幅 150mm 厚み 9mm
■長さ 600mm × 幅 120mm 厚み 6mm
【MDF】
■長さ 100mm × 幅 100mm
■長さ 200mm × 幅 400mm
■長さ 300mm × 幅 200mm・400mm・600mm
※MDFの厚みは全て6mm。
角材
工作用の角材。棚受けなどに利用できるので便利です。ダイソーの角材は太さや形状の種類も豊富です。
長さは910mm。
■厚さ 2mm 幅 21mm (3本入り)
■厚さ 3mm 幅 12mm・24mm
■厚さ 5mm 幅 12mm・24mm
■厚さ 6mm 幅 6mm (3本入り)
■厚さ 10mm 幅 21mm
■厚さ 15mm 幅 15mm
丸棒
工作用の丸棒。角棒には無いやわらかい印象に仕上げてくれる必須アイテムが丸棒です。丸みのある形は持ち手にしたり脚にしたり、角材だけでは補えない役目を果たします。こちらの丸棒もサイズの種類が豊富なので、さまざまに利用出来る優れものアイテムです。
長さは910mm。
直径は60Φ・90Φ・120Φ・150Φ・210Φ・240Φなどがあります。
(丸棒は店舗によって在庫の有無に差があるようです。)
ブロック・球体
ダイソーにはブロックなどの種類の木材も置いています。立方体や球体をそのまま使うのは難しいですが、直方体の物は棚受けなどに利用しやすいサイズになっています。
【球体】
60Φ
【立方体】
60mm × 60mm × 60mm
【直方体】
(大)90mm × 30mm × 15mm
(小)60mm × 30mm × 15mm
リメイクできる木材製品
ダイソーには素材としての木材のみならず、さまざまな種類の木材加工製品も置いています。通常は単品で使ってしまうような物ですが、それをアレンジ・リメイクして、また別の物に生まれ変わらせるDIYも人気です。
すのこ
そもそも100均DIYの火付け役と言えば、この「すのこ」の利用だったように思います。そこから発展して、今では100均DIYには欠かせないアイテムとなっています。ダイソーには木材で出来たすのこ数種類売られています。
そのままで利用しても利用価値は高いですが、木材なのでカットしたり分解したりと、さまざまに手を加えられる点がとても便利です。すのこの表面は板として、脚は角材として利用可能です。
カッティングボード
カッティングボードとは、いわゆる「まな板」です。まな板と言えば、ただの四角い板をイメージしますが、最近ではこんなおしゃれなデザインの物も置いています。
しかも、ここに開けられた穴は15Φの丸棒がピッタリとハマる大きさになっている事は、100均DIYを楽しむ人の中では有名です。丸棒を通して持ち手にするなどアイデア次第でリメイク使用の幅が広がる商品です。
フレーム
ポスターやフォトを入れるフレームもDIYに使えるアイテムです。材質はプラスチック製の物と木材製の物がありますが、DIYで使用するなら木材製の物がおすすめです。
通常板をくり抜くのは専用の工具が必要になりますが、フレームであれば初めからくり抜かれているのでとても便利!窓のように見立てて利用するリメイクが多いようです。
ボックス・トレー
自分で組み立てなくても、既に形になっているので利用価値は抜群です。引き出しにしたり、そのままトレーとしても利用することが出来ます。種類も木材の物やプラスチックの物など多々揃えてあるので、自分の好みに合ったバリエーションを作ることが出来ます。
ダイソーの道具でできる!木材の接合
釘でとめる
ダイソーでは100均ならでは、さまざまなサイズの釘がセットになって売られています。使う釘の長さの目安は板の厚さの2.5倍と言われています。木口面に打ち付ける時は板面よりとめる強度が落ちるので3.5倍の長さの物を選ぶとよいでしょう。
釘の打ち方ですが、いきなり打っても斜めになってしまう…そんな失敗を防ぐには、あらかじめキリなどを使って穴をあけとおくと防げます。直接打つ場合は、板面に指を置き釘を真っすぐ支えるようにし、始めは軽く少しずつ釘の先を入れ込むように入れ、ある程度刺さったら最後まできちんと打ち込みます。
その方が、もし斜めになっていた場合もやり直しがきくので、初心者には安心です。一辺に何か所か打つ場合は、先に両端を打ち付けてから間を等間隔でとめるように打ちます。
木工用ボンドでとめる
クギを使うのが一番しっかりしたとめ方ですが、木工用ボンドを合わせるとさらに強度が増します。もちろんボンドだけの使用でも充分です。速乾性のボンドもありますが、初心者には通常の物の方が使い勝手はよいでしょう。
でもなかなか上手くつけられないという人も多いのでは?コツは接着面の汚れを取ること。濡れた雑巾でホコリなどを拭き取ってからボンドをつけます。つけるのは接着する片面だけ。均一な厚さになるように塗ります。この時つけすぎると後で拭き取りが大変なのでほどほどに。
木材の接着面を合わせ多少こするように合わせるとしっかりと止まる感覚があります。はみ出たボンドは濡れた雑巾で拭き取り、多少残っても乾くと透明になります。乾くまでしばらくはクリップ等で固定して完全に乾かします。
グルーガンでとめる
手芸などでよく使われるグルーガンですが木材にも使えます。スティック状の樹脂をグルーガンの後ろから差し込むと熱で溶けた物が出てくるので、木材の接着部分につけ、そのまま乾けば固定できます。
固まるのも早いので短時間の作業が可能です。スティックの色は白・茶・黒があるので、使う場所によって目立ちにくい色を選んで使用するとよいでしょう。
ダイソーの道具でできる!木材の加工
板の風合いそのままにしておくのもよいですが、ダイソーでは塗料もたくさん置いているので自分好みの色に塗るのも楽しいです。さまざまなカラーの塗料をはじめ、アンティーク調に仕上がる塗料などバリエーション豊かなのできっとお気に入りの物が見つかるでしょう。
塗料を塗る場合は、塗る面の凸凹をサンドペーパーできれいにしてから塗ると仕上がりがきれいです。サンドペーパーは番手の数字が小さい方が粗く、大きい方が細かくなっているので、始めは粗い物で凹凸を無くし細かい物で表面を滑らかにします。
もちろんサンドペーパーも塗る時に使うハケなどもダイソーで揃えることができます。塗料は少し粘度が高いので、少し水で薄めて何度か重ね塗りした方が失敗は少ないと思います。
塗装がどうしても苦手という人にはリメイクシートというものも売っています。こちらは貼るだけで板の雰囲気を変えることができます。
ダイソー木材をDIY・棚【板×カゴ】
板を使ったシンプルな棚です。DIY初心者でも比較的簡単に作れます。中にカゴを入れて雑貨や小物を入れるのにいいですね。板のサイズ次第でさまざまな大きさの物を作ることができます。
ダイソー木材をDIY・棚【板×角材】
板と角材を使った棚です。棚板の強度をつけるため棚の下に棚受けをつけています。サイドを角材にすることですっきりとした印象になっています。
お部屋のインテリアに合わせダークブラウンで塗装されていますが、板目も生かしてあり、シンプルだけどおしゃれ。しっかり家具としての存在感もある棚です。
ダイソー木材をDIY・棚【板×すのこ】
すのこをリメイクした棚です。すのこに元々ついている脚が棚受けになっています。固定するのはボンドでもグルーガンでもOK!釘打ちが苦手な人にもおすすめのDIYです。ちょっとした雑貨などを飾るのにおすすめ。
すのこのサイズに合わせて作れば、仕上がりの大きさもさまざまに作る事が出来ます。MDFの棚板にすれば、すのこと少し色が違うので、部分的に塗装してあるような見た目にもなりおしゃれです。
ダイソー木材をDIY・スパイスラック【板】
板だけで作られていますがアンティーク調でおしゃれな棚です。雰囲気を出しているのは後ろの背板。アンティーク調のリメイクシートを貼ってあるので、それだけで雰囲気がガラリと変わります。
脇の板や棚板も塗装してありますが、板の脇を塗り残すことで2色使いしているようになっています。
ダイソー木材をDIY・引き出し【板×ボックス】
板とボックスを組み合わせた引き出し収納です。MDFであれば木材とは言え表面が滑らかなので、ステンシルで文字などを入れると、まるで売っている商品のような仕上がり!マスキングテープ収納用の金具など工夫がされています。
ちなみにこの金具も100均ですがセリアで売られているものです。ボックスの種類を変えればガラリと印象も変わります。
ダイソー木材をDIY・ワゴン【板×角材】
角材とボックスを使用したワゴンです。ボックスは板で作られています。角材の色を変えてありアクセントになっています。脚にキャスターを取り付けてあるのが本格的!もちろんキャスターも100均で手に入れられます。キッチンや洗面所の収納にピッタリです。
ダイソー木材をDIY・収納BOX【丸棒×板×カッティングボード】
まるで元々こういう商品があるのかと思うほどの仕上がりです。カッティングボードの穴にピッタリの丸棒を使い持ち手にしています。明るくポップな印象のカラーリングもかわいいですね。カッティングボードのリメイクのお手本のような仕上がりです。
ダイソー木材をDIY・収納BOX【丸棒×すのこ×カッティングボード】
上の収納ボックス同様、カッティングボードと丸棒を使用した収納ボックスですが、こちらはすのこをリメイクしています。中身が見えるのが特徴。サイドにお気に入りの絵などを入れるとオリジナル感満載です。
ダイソー木材をDIY・ショーケース【板×フレーム】
100均の素材で作ったとは思えないショーケース。扉はフレームを蝶番でとめているので開閉可能です。蝶番はダイソーで売っていますが、取っての金具はセリアのものです。フレームにはアクリル板を取り付け、中が見えるようになっています。
ダイソー木材をDIY・ドレッサー【板×すのこ×ミラー×カゴ】
本格的にDIYをしている人だとこんな素敵なドレッサーも作っているようです。ほぼすのこを使用し棚組みし、ミラーや板が取り付けられています。元々すのこだとは思えない程のリメイク技。ダイソーの商品でここまで作れるのかと脱帽の逸品です。
ダイソー木材をDIY・ペンダントライト【角材×ペンダントライト(セリア)】
細かな木材を使用し互い違いに組合せ作ったペンダントライトです。ライトはセリアで売られているものをリメイク。手作り感はありますが、ナチュラルなインテリアにピッタリのペンダントライトですね。
ダイソー木材をDIY・ヘキサゴンシェルフ【板】
木材のカットが得意なら、こんなヘキサゴンシェルフに挑戦してみませんか?周囲を囲む板は60度の角度でカットします。MDFを使えば切り口がきれいに仕上がります。
板の長さを変えると様々なサイズの物が作れます。大きいサイズであれば、中に棚板を入れてブロック分けすると飾りつけの幅も広がります。
ダイソー木材を使ったDIYまとめ
ダイソーで売られている木材にはこんなにも利用価値があります。
100均が出始めた頃は置いてあるものも価格なりのそれなりの商品という印象でしたが、近頃の100均は木材をはじめ組み合わせて使える物など、ありとあらゆる商品が揃っているからこそ、材料費は安く抑えながらも気軽にDIYを楽しむことが出来るようになりました。
木材を利用したDIYは工作のように楽しめるので、お子さんと一緒に楽しむ事も出来ます。アイデア次第でどんどんバリエーションも広がりますので、気軽にあなただけのDIYを始めてみませんか?
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