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ヤマハMTシリーズとは?最強スーパーネイキッドのラインナップを一気にご紹介!

ヤマハMTシリーズは、贅肉を削ぎ落としたスリムなボディにハイスペックなエンジンを搭載したハイパーネイキッドの先駆的モデルです。バイク界に新ジャンルを開拓し、今でも高い人気を誇るヤマハMTシリーズの全ラインナップとその魅力に迫ります。
2020年8月27日
ironman17
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ヤマハMTはストリートの新ジャンル

スーパースポーツ並みのハイスペックエンジンを、無駄な贅肉を削ぎ落としたような車体に搭載したハイパーネイキッドバイク。ストリートファイターやパフォーマンスネイキッドとも称される、ネイキッドバイクの新ジャンルであるハイパーネイキッドの世界を開拓した先駆的なバイクが、ヤマハMTシリーズです。

ヤマハMTの魅力とは

ヤマハMTシリーズのMTとはMaster of Torque、つまり加速時に地の底から湧き上がってくるパワー、そして同時に感じる魂の鼓動のようなパルス感がMTの魅力といえます。ストリートではネイキッドならではの軽快さと俊敏なハンドリングで、ライダーが意図した通りのラインを車体がトレースしてくれます。アグレッシブで先鋭的なスタイリングは、まさに地を駆けるストリートファイターであることを予感させてくれます。

ヤマハMT-25

MTシリーズ最小の「大都会のチーター」

MTシリーズの中では最小排気量となるクオーターモデルがMT-25です。スーパースポーツモデルであるYZF-R25をベースに、MTシリーズのコンセプトを継承するスパルタンなスタイリングながら、アップライトなライディングポジションやネイキッドモデルならではの軽快さで、コンセプトどおりの「都会のチーター」そのもののハイパーネイキッドモデルに仕上がりました。

基本スペック

エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒
排気量:249㎤
最高出力:26kW(35PS)/12,000rpm
最大トルク:23N・m(2.3kgf・m)/10,000rpm
全長×全幅×全高:2,090mm×745mm×1,035mm
シート高:780mm
車両重量:166kg
燃料消費率:37.7km/L(60km/h) 2名乗車時

ヤマハMT-03

MTのDNAを継承するミドルスポーツ

ヤマハのスポーツバイクであるYZF-R3をベースに開発されたMT-03は、兄弟車となるMT-25と同一コンセプトのミドルスポーツです。車検制度を考えると320㎤という排気量は比較的不利に感じられますが、MT-25と同サイズのボディに、よりパワーのあるエンジンを搭載し、街乗りからツーリングまで余裕でこなします。

基本スペック


エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒
排気量:320㎤
最高出力:31kW(42PS)/10,750rpm
最大トルク:29N・m(3.0kgf・m)/9,000rpm
全長×全幅×全高:2,090mm×745mm×1,035mm
シート高:780mm
車両重量:166kg
燃料消費率:41.3km/L(60km/h) 2名乗車時

ヤマハMT-07

街を楽しむアーバンネイキッド

第2世代MTとしてMT-09とともに開発されたのがMT-07です。デザインコンセプトである「クールアーバンスポーツ」そのままに、MTシリーズならではのクールなスタイリングで大都会のストリートをスポーティな走りで楽しむことができます。MT-07のフレームは、MTシリーズ唯一のスチールフレームを採用しています。アルミ製と比較して剛性面で不利と思われるこのフレームが、逆に絶妙な”しなり”による軽快なハンドリングに貢献、街乗りからツーリングまでファンライドを楽しめるバイクとなっています。

基本スペック

エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列2気筒
排気量:688㎤
最高出力:54kW(73PS)/9,000rpm
最大トルク:68N・m(6.9kgf・m)/6,500rpm
全長×全幅×全高:2,085mm×745mm×1,090mm
シート高:805mm
車両重量:183kg
燃料消費率:38.4km/L(60km/h) 2名乗車時

ヤマハMT-09

ライダーの意思とシンクロするスーパーネイキッド

MT-09の開発コンセプトは「シンクロナイズド・パフォーマンス・バイク」。それは乗り手であるライダーの意思とバイクがシンクロし、意のままにマシンを操れることを意味します。エンジンの燃焼トルクを効率よく引き出す「クロスプレーンコンセプト」に基づいて開発された新設計の3気筒エンジンはこのシンクロ感を見事に具現化、MTシリーズの他車種と比較してもよりファンライドが楽しめるバイクとなっています。

基本スペック

エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列3気筒
排気量:845㎤
最高出力:85kW(116PS)/10,000rpm
最大トルク:87N・m(8.9kgf・m)/8,500rpm
全長×全幅×全高:2,075mm×815mm×1,120mm
シート高:820mm
車両重量:193kg
燃料消費率:29.4km/L(60km/h) 2名乗車時

ヤマハMT-10

圧倒的パフォーマンスを誇るフラッグシップ


トルクフルな加速感やクイックなハンドリングなど、他のMTシリーズと比較しても圧倒的なパフォーマンスを誇るフラッグシップモデルがMT-10です。MTシリーズが目指すライダーの意のままにバイクを操ることができるパフォーマンスや、そのスパルタンでアグレッシブなスタイリングは、コンセプトである「The king of MT」そのままにライダーを魅了してくれます。

基本スペック

エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒
排気量:997㎤
最高出力:118kW(160PS)/11,500rpm
最大トルク:111N・m(11.3kgf・m)/9,000rpm
全長×全幅×全高:2,095mm×800mm×1,110mm
シート高:825mm
車両重量:210kg
燃料消費率:23.4km/L(60km/h) 2名乗車時

すべてはヤマハMT-01から始まった

コンセプト

MTシリーズの元祖となったモデルであるMT-01は2004年に発表、翌2005年から販売が開始されました。それに先立つこと5年、1999年にはすでにコンセプトモデルとしてモーターショーに発表されていました。その基本コンセプトは「鼓動」、つまり1670ccの大型Vツインエンジンの鼓動を感じることができる「ソウルビートVツインスポーツ」をキーワードに開発されたのハイパーネイキッドスポーツがMT-01です。

エンジン

新設計のエンジンは空冷V型2気筒のクルーザーモデルに搭載されるような形式ながら、スーパースポーツモデルに使用される軽量な鍛造ピストンをセラミックシリンダーに組み込ことで、フリクションロスを低減しています。また気化器もSS並みのφ40ミリのダウンドラフトフューエルインジェクションをおごられ、他のネイキッドモデルとは比較にならないほどのハイパワーを実現しました。

足回り

アルミダイキャストのフレームはそれ自体がデザインの一部として、ビッグネイキッドの威圧感を誇示しています。そのフレームにマウントされる足回りは、フロントに俊敏なハンドリングを実現するφ43ミリの倒立式サスペンション、リヤには二分割溶接構造の逆トラス構造にアームを横向きに搭載することで、他のネイキッドモデルと比較してもレベルの高い操縦性の高さと走行安定性を実現しています。

スタイリング

MT-01のスタイリングは、ハイパーネイキッドの名にふさわしいスパルタンさと、贅肉を削ぎ落とした機能美、そして俊敏な走りを予感させる躍動感に満ちています。溶接の痕がない美しいアルミダイキャストのフレームは、MT-1のデザインの一部となり、存在感のあるVツインエンジンを包み込んでいます。そこからうねるように伸びるエキゾーストパイブや、チタン製のセンターアップマフラー、大径ヘッドライトが作り出す造形美はまさに、デザインのもとになったと言われる「鼓(つづみ)」を彷彿とさせてくれるスタイリングに仕上がっています。

MTシリーズの「すべて」を大解剖


ストリート性能

MTシリーズの元祖であるMT-01以来続く基本コンセプトが「鼓動」です。そしてMTシリーズの名前の由来ともなっているのが「マスター・オブ・トルク」つまりトルクを支配するということです。スロットルをひねった瞬間に、トルク溢れるパワーとエンジンの鼓動を感じながら加速し、コーナーではライダーの意のままにラインをトレースする俊敏なハンドリングが、MTシーリーズ全体に共通する持ち味です。ストリートではこのMTの持ち味を遺憾無く発揮し、ライダーは自らの意思とマシンがシンクロした「人機一体」の感覚を味わうことができます。

街乗り

コンパクトボディに軽量な車体のネイキッドモデルであるMTシリーズは、狭い街中での走行も比較的快適にこなします。硬めのサスペンションセッティングはやや街乗りではゴツゴツ感が際立つものの、エンジンスペック的には中低速域重視のセッティングが発進停止を繰り返す街中では有利に働きます。また俊敏なハンドリングは、混み合った道の中での切り返しも非常にしやすく、足つき性の良さもあって渋滞路でもストレスを感じずに走ることができます。

ツーリング

ストリートを快適に走ることを目的としたハイパーネイキッドモデルであるMTシリーズの、ツーリング性能はどうでしょうか。トルク感溢れるエンジンは、低速域だけでなくツーリングで多用されるクルージング域でもパワフルな躍動感を感じさせてくれまし、ライダーの意のままに応えてくれるハンドリングは、ワインディングでこそ本領を発揮してくれます。アップライトな乗車姿勢はロングツーリングでも疲れにくく、高い燃費性能と大きめのタンク容量は、長距離ツーリングでも不安がありません。

積載性

ハイパーネイキッドであるMTシリーズは、そのスパルタンなスタイリングもあってシート長は比較的短めで、積載性は決して高いとは言えません。リヤシートに積みきれない荷物はバックパックやヒップバッグなどに頼らざるを得ません。スペック的にはツーリング性能は高いものの、キャンプツーリングなど大きな荷物を積載するツーリングは不向きで、あくまでホテル泊など荷物が少なくて済むツーリングスタイルが向いていると言えます。

MTはもっとも熱いハイパーネイキッド

今、もっとも熱いハイパーネイキッドモデルである、ヤマハMTシリーズについてご紹介してきました。トルク感溢れる走行フィーリングや、ライダーの意のままに応えてくれるハンドリングなど、初代MT-01以来、一貫して変わらないコンセプトがその魅力の秘密です。みなさんも人気のMTシリーズで、ストリートの熱い走りを体感してみませんか。