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DIYで二重窓の作り方は?便利な自作キットや窓のリフォーム方法をご紹介!

自宅のお手軽リフォームに、DIYで二重窓作りをおすすめします! 賃貸でも気軽に行えて、おしゃれも楽しめる素敵な二重窓の作り方やDIY用自作キットをご紹介していくので気になる方は要チェックですよ。おしゃれ以外にも、防音や断熱などのメリットもたくさんありますよ。
2020年8月27日
水城たんぽぽ
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DIYで自宅に二重窓を作ろう!

自宅の問題を窓から解決

自宅の窓に関する問題というのは、決して目立つものではなくとも多くの家が抱えているものです。季節ごとに問題そのものも変わりますが、よく聞くのは断熱性や防音性に関する問題ですね。特に冬場には断熱性に加えて結露なども深刻な問題になりますし、あまり酷い状態だと窓だけでなく窓枠部分の黒ずみなどにも繋がってしまいます。それらの問題を解決できる方法として効果的なのが、DIYによる自作二重窓なんですよ。

おしゃれも兼ねた内窓作り

DIYで自宅の窓をリフォームするのは、なにも断熱性や防音などの性能だけが理由ではありません。おしゃれ目的で二重窓作りに取り組む人も結構多いものなんですよ。家の中でも窓と言えばかなり目立つ場所ですし、そこをオシャレにリフォームできれば部屋全体の印象もがらりと変わること間違いありません。壁紙などとは違い、後から取り付けるだけでいいので賃貸住宅でも簡単にリフォームができることも嬉しい点ですね。

大事なのは、内窓に使う素材

内窓に使う素材によって、作り方も変わる

DIYで窓のリフォームをするにあたって特に重要になってくるのは内窓部分に使う素材です。この内窓を何で作るかによって二重窓を作る手順や期待できる効果、費用などにも大きな差が出てくるのでよく考えて選ぶ必要がありそうです。基本的にはポリカーボネート樹脂や、プラスチックダンボールと呼ばれる素材が内窓にはよく使われるようですね。

DIYで自作二重窓をおすすめする理由 その1

二重窓は断熱効果が非常に高い

二重窓はその構造上、内窓と外窓の間に空気の層ができます。この空気の層が室外と室内を遮るクッションの役割を果たしてくれるため、高い断熱性が期待できるんですよ。建物の外から温度の影響を受けにくくなるため快適に過ごせるようになります。また、外気の影響を受けにくいというのは冷暖房の効果アップにも直結するというのも見逃せません。二重窓のリフォームをした人によれば、年間で冷暖房の費用がなんと二万円近くも抑えられるようになった人もいるんだとか。

DIYで自作二重窓をおすすめする理由 その2

冬場の結露を防げる

特に冬場の窓で気になる問題点として、結露が挙げられますよね。放っておくと窓が濡れるだけで済まず、窓枠部分やカーテンなどが濡れて最終的にはカビが発生する原因にもなるため対策は必須。毎年のように困らされている人も多いのではないでしょうか。この窓の結露も、原因は断熱性が足りない事であるため二重窓にすると解決してしまうんです。窓を二重構造にすることで窓の間に生まれる空気の層が、高い断熱性を発揮してくれるおかげですね。

DIYで自作二重窓をおすすめする理由 その3

防音効果の方も期待できる

これも内窓による二重構造の恩恵ですが、防音効果も高いのが二重窓の特徴ですね。基本的に音は空気や物体の振動によって伝わる物ですが、二重窓にすることで発生する空気の層が持つクッション効果が音の振動も吸収してくれるため、外部からの音が伝わりにくく、また屋内から外へも音が漏れにくくなります。特に楽器の音や車の走行音などはかなり防音効果が効くので、騒音が気になる人にも内窓リフォームはおすすめですよ。


DIYで自作二重窓をおすすめする理由 その4

リフォーム業者に頼むより圧倒的安価

防音や断熱の効果が高い内窓リフォームですが、プロのリフォーム業者に頼むとかなりの費用が掛かってしまうものです。窓の大きさや場所などによっても価格は変わりますが、安いものでもおよそ1万円前後、基本的には10万円以上かかる場合が多いようです。対して自身でリフォームをする場合は使う材料や寸法にもよりますが6000円もあればリフォームに必要な材料が揃います。圧倒的にお得ですね。

DIYで自作二重窓をおすすめする理由 その5

賃貸でも気軽にお洒落なリフォーム可能

こういった家の中身を弄るリフォームというものは賃貸住宅では御法度であるのが普通ですよね。ですが内窓リフォームに関しては賃貸でも設置可能なものなので、その点の心配は要らないんですよ。そもそも賃貸でリフォームができないというのは、釘やネジなどで壁に穴をあけたりすることが良くないからです。内窓リフォームは基本的に賃貸で絶対使用厳禁の釘などは使用せず、レールの取り付けには両面テープやマスキングテープを使用するので壁に傷をつける心配はありません。

DIY二重窓の作り方 材料編

作り方を紹介する前に、まずは材料を確認していきましょう。DIYで二重窓を作る場合、内窓部分に使われる素材は複数の種類が挙げられます。今回はその中でも特にメジャーな「ポリカーボネート」を用いた内窓の自作方法を簡易内窓と組み立てキット使用の2パターンご紹介させていただきますね。どちらの方法も壁や窓枠に傷をつけることはないため、賃貸でも行えるものになっています。

材料費控えめな簡易内窓を作る場合

ポリカーボネートはプラスチックの一種で透明性・強度共に高く、軽量なうえに価格も控えめなため二重窓のDIYにはよく使われる素材なんですよ。構造上、板の中にも空洞があるため防音・断熱効果も高いのが特徴です。ホームセンターなどで180㎝×90㎝のサイズが三千円前後とかなりお財布にも優しいです。購入する前に内窓を取り付ける箇所のサイズを測っておき、そこから60㎜ほど大きいサイズの物を探しておきましょうね。
ポリカーボネートで内窓を自作する際に必要な材料は以下の通り。
・ポリカーボネート中空構造版
・プラスチックモールのカブセ(窓の縦の寸法に合わせる)×2本
・ガラス戸のレール上下(窓の横幅寸法に合わせる)各1本ずつ
 

パネルフレームで本格的な内窓を作る場合

簡易内窓でも断熱・防音性能については十分ですが、例えば「もっと本格的なものを作りたい!」とか「おしゃれも重視したい!」という場合にはパネルフレームシリーズを使うのがおすすめです。内窓を自作するためのフレームキットを販売している会社などもあるので探してみるといいですね。フレームの厚みやしっかりした作りの枠など、おしゃれな見た目もおすすめです。今回紹介するパネルフレームキットで使う材料は以下の通り。
・ポリカーボネート板
・パネルフレーム
・パネルフレーム用レール上下
・パネルフレーム用横カバー
 

DIYで簡易二重窓の作り方 手順1

窓に合わせて窓枠レールを切って貼り付ける

まず最初に、寸法を測った窓の幅に合わせてガラス戸用レールをのこぎりで切断しましょう。この時に断面が粗くなった場合やサイズがギリギリになった場合、用意しておいた紙やすりで削って細かい調整をするようにしておくといいですね。サイズを整えたら、レールの裏側に両面テープを貼って内窓を取り付けたい位置にしっかりと貼り付けましょう。上下とも貼り付けるのですが、この時にレールの溝が深いほうが上側のレールとなるので間違えないように注意しておきましょうね。

DIYで簡易二重窓の作り方 手順2

パネルの切り取り


内窓本体になるポリカーボネートのパネルを切ってサイズ調整していきます。この際、パネルの切断には大型刃のカッターを用いるようにしましょう。サイズを間違えてしまうとレールに上手くはまらず、すぐ外れてしまったり隙間ができて断熱性が損なわれる原因にもなるので気を付けましょうね。目安としては縦が上下レールの内寸から7㎜程度大きく、幅は窓1枚分の幅に30㎝程広く取るのが良いようです。切る時は一気に切断するより、定規をあてて慎重に、複数回にわけて作業しましょう。

DIYで簡易二重窓の作り方 手順3

カブセを取り付けて、はめこむ

カブセとは、名前の通り内窓パネルに被せるような形で取り付けるプラスチック製のカバーですね。内窓の側面部分に被せることで、ポリカーボネート板の断面を直接手で触れないようにできます。切断する際の寸法は上下に取り付けたガラス戸レールの内寸法に合わせましょう。内窓パネルの上下幅が均等になるようにカブセを取り付けたら、あとは上下のレールに内窓パネルをはめ込んでいくだけ。この時、上のレールにしっかりとはめ込んでから下のレールで固定するようにすればしっかりとはめ込めますよ。これだけで自作内窓の完成です。サイズが合わずに隙間ができてしまった場合は隙間テープを貼って埋めましょう。防音・断熱効果のためにも隙間を残すことは避けましょうね。

パネルフレームでDIY二重窓の作り方 手順1

横カバーの取り付け

パネルフレーム用キットの中でも今回紹介するのは株式会社光モールという会社から販売されている物ですね。わざわざ2つに項目を分けてはおりますが、大まかな作り方は簡易内窓と変わりません。違いとしては簡易内窓が上下のレールのみだったのに対し、このキットは内窓パネルの側面に取り付けるための横カバーが付いている事ですね。これがあるか無いかで外観のおしゃれさも、冷暖房効率に直結する断熱性や防音性なども違ってきます。上下レールよりも先に横カバーを窓のサイズに合わせて切断・やすりで調整して、両面テープで内窓パネルに取り付けましょう。

パネルフレームでDIY二重窓の作り方 手順2

上下レールの取り付け

左右カバーを取り付けてから、簡易内窓と同じように上下レールを取り付けていきます。横カバーの幅も考慮して、少し厚めにカットしておくと良いでしょう。これも他のパーツと同じようにカット後やすりで形を整えて、両面テープで窓枠にしっかり固定する必要がありますね。

パネルフレームでDIY二重窓の作り方 手順3

内窓パネルとパネルフレームの切断

パネルのほうはレールと異なり、逆にパネルフレームの幅を考慮して小さめにカットしなければなりません。おおよその目安として高さは27㎜、横幅は7㎜ほど小さい寸法で見ておくと丁度いいようです。同じようにパネルのサイズに合わせてパネルフレームのほうも切断したら、あとは組み立てですね。パネルのほうにフレームを差し込んでいくだけなのでこれは大して難しい事や注意点は無いでしょう。

パネルフレームでDIY二重窓の作り方 手順4

内窓パネルをはめ込んで完成

組み立てまで完了すれば後ははめこむだけ。簡易内窓と同じように上側のレールからはめ込んでいくのを忘れないようにしましょう。さすがにDIY専用のキットとして売り出されているだけあって、簡易内窓と比べると窓枠部分もしっかりしており、部屋のインテリアとしてもかなりおしゃれな雰囲気を演出してくれること間違いなしでしょう。

おしゃれな二重窓のアイデアもご紹介

おしゃれアイデア1 木枠で囲む


特に簡単なアイデアですが、手軽さの割におしゃれさを感じられる案が「木枠で囲む」というもの。他に特殊なことは無く、ほんとうにだた囲むだけなのに、これが案外おしゃれな雰囲気も出るのでおすすめですよ。10センチ幅くらいの角材を組み合わせてみるだけでいいので、おしゃれな内窓作りの中ではかなり手軽なものだと言えるでしょう。

おしゃれアイデア2 100均アイテムの活用

先ほどの木枠アイデアと組み合わせてみたいアイデアとして、100均のアイテム活用という案があります。実は100均のアイテムの中にはグルーガンやステンドグラス風シール、ガラスに模様を彫り込むミニルーターなどDIYにおしゃれなワンポイントを加えるためのアイテムが色々揃っているんですよ。木枠を取り付けて、窓にステンドグラスシートを貼ればおしゃれなカフェのような雰囲気の窓を演出できちゃうんです。木枠取り付けだと賃貸では難しい部分も多いかと思いますが、内窓や内窓のパネルフレームに直接貼るだけで済むので賃貸でも気軽におしゃれDIYを目指せますね。

おしゃれアイデア3 ディスプレイ用の棚を取り付け

なかなかユニークなアイデアとして、内窓を使ってディスプレイ用の棚を作ってしまうというものがありました。ホームセンターなどで窓のサイズに合わせた木材を組み立てて棚を作り、棚の背面部分にプラスチックダンボールやポリカーボネートで内窓を作成。後はこれを窓枠部分にはめ込むだけで完成とのこと。棚の形やデザインなどは本人のおしゃれに対するセンスとアイデア次第なので、自身のセンスに自信があるならこれは特にオススメですよ。

他にもアイデアはたくさん!

内窓のリフォーム・DIYのアイデアは人それぞれ。おしゃれを追い求める案は特に無数にあるので、とても紹介しきれるものではありません。特にアイデアによっては安く済むものからそれなりの費用を覚悟する必要がある物、賃貸でも行えるものや持ち家でなければできない物まで様々なので、最終的にはリフォームを行う当人の好みや状況で選ぶ必要があります。参考になりそうなアイデアをまとめたサイトはネットで探すといくつも出てくるため、少しでも興味がある場合は調べてみるといいですね。

内窓のアイデアまとめ|LIMIA (リミア)
窓のDIYと聞くと大がかりな工事が必要なのでは?と思ってしまいがち。なんと内窓は簡単にDIYできるんです!今の窓の内側にもう一枚窓を設置することで、断熱や防犯対策につながりますよ。ここで紹介しているアイデアを参考に、ぜひ内窓DIYに挑戦して…

作り方が難しいと感じたら?

作り方の簡単な専用キットは複数ある

内窓DIYの手順は簡単な物が多いですが、必要な材料は多いですし力仕事になる部分も結構あります。記事内でも紹介しましたが、そんな方には必要な材料が一通り揃った内窓作成キットがおすすめですよ。たいていのキットには作成手順や組み立て方法などの書かれた紙もセットで付いていたり、インターネット上で内窓キットの組み立てマニュアルを公開している物も多いので「組み立てが難しい」と感じた方はそちらを使うのも一つの手ですね。ネットで探せば商品そのものも使い方を解説した動画もたくさん見つかります。

まとめ

内窓リフォームに関する情報は探してみるととても豊富で、「リフォーム」という言葉からイメージするほど手を出しにくいものでもないようですね。賃貸でも行えるような気軽さで、防音・断熱などの実用性からおしゃれまでカバーできるのはかなり嬉しい点なのではないでしょうか。窓1つで家の中の雰囲気や過ごしやすさががらりと変わるので、お試しでもやってみる価値は大いにあります。内窓リフォームで素敵な家づくりを始めませんか?