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ペチュニアとは
ペチュニアとは南米原産の、ナス科ペチュニア属に分類される植物の総称、またはペチュニア属の植物の一つであるツクバネアサガオ(衝羽根朝顔)のことです。白や赤、紫色など、色とりどりの花を咲かせるペチュニアはとても人気のある園芸植物で、ガーデニングやフラワーアレンジメントなどによく利用され「花壇の女王」と呼ばれています。
ペチュニアの学名
ペチュニアの一種であるツクバネアサガオには、Petunia x hybridaという学名がつけられています。Petuniaとはブラジル先住民の言葉で「たばこ」という意味があり、ペチュニア属が同じナス科のタバコ属と近しい種類であることに由来します。hybridaは「雑種」「交配種」という意味があり、こちらはペチュニアには交配による多様な品種があることからつけられたと思われます。
ペチュニアの生態
ペチュニアの開花時期は4月から10月と、とても長いのが特徴です。それは、咲いていた花が枯れると、次は同じ株にある蕾が開花していくためです。発芽温度は22℃から25℃と、やや高めです。
またペチュニアの葉には細かい毛があり、触るとべたつきます。このべたつきは、害虫から身を守るために大切な役割を担っています。
ペチュニアの歴史
ペチュニアの発見
ペチュニアが発見されたのは18世紀のウルグアイで、そこからヨーロッパへともたらされました。その後、品種改良によってさまざまな大きさや色の品種が生み出されました。
日本での広まり
日本には衝羽根朝顔(ツクバネアサガオ)という名前でもたらされました。ですが、ペチュニアは日本の気候との相性が悪く、当初は人気があるとは言えませんでした。そんな中、日本の環境に合わせて品種改良された「サフィニア」が登場し、一気に人気の園芸植物となりました。現在でも数多くの交配種が生み出され、その数を増やし続けています。
ペチュニアの花言葉
ペチュニアの花言葉は「心の安らぎ」「あなたと一緒なら心が和らぐ」といいます。美しさだけでなく可愛らしさも併せ持つペチュニアにぴったりの花言葉ですね。
色別の花言葉
その他ペチュニアには色によって異なる花言葉もあり、
白色…「淡い恋」
桃色…「自然な心」
ピンク色…「繁栄」
紫色…「追想」
青色…「ためらう気持ち」
といった花言葉があります。
ペチュニアの植え方
ペチュニアには種まきと苗植えの二つの植え方があります。それぞれの植え方の手順と、土質や日当たりについてご紹介します。
植え方〜用土について
ペチュニアは水はけのよい土を好むので、小粒の赤玉土や腐葉土、または草花用に市販されている培養土などを使用します。また中性から弱アルカリ性の土もペチュニアの栽培に向いているので、苦土石灰などを混ぜ合わせて使用することもあります。
鹿沼土やピートモスなどはペチュニアには向いていないので、使用は避けましょう。
植え方〜日当たりについて
ペチュニアは日光を好む植物なので、日当たりのよい場所で育てます。日光が不足すると、花や蕾がつきにくくなってしまいます。
ペチュニアの植え方〜種まき
ペチュニアの種まきの適期は4月から5月で、気温22℃から25℃ほどで発芽し始めます。発芽に適した温度であれば約7〜10日程度で発芽します。発芽温度よりも低い場合は室内に入れるなどの対策をします。また、発芽前も発芽後も、日当たりのよい場所で管理するようにしましょう。ペチュニアの種まきにはややコツがあるので、その手順をご紹介します。
種まきの手順
1、用土を入れた鉢を用意しておきます。
2、種をまいていきます。ペチュニアの種はとても細かく、指で少しつまんだ程度で潰れてしまいます。なのでペチュニアの種をまく際は紙などに乗せて、下からトントンと優しく叩いて種同士が重ならないようにまきましょう。
3、土はかぶせず、霧吹きを使って水を吹きかけるか、鉢の下に水を入れた受け皿を置いて水を吸わせます。
4、本葉が出たら、新しい鉢やプランター、花壇などに植え付けます。
ペチュニアの植え方〜苗植え
ペチュニアの苗植えは、梅雨入り前の4月から5月に行います。すでに発芽しているので種まきよりも簡単で、また現在は頑丈な品種も販売されているので育てやすいですよ。
1、鉢植えの場合は、やや大きめの鉢に軽石や鉢底石を敷き、その上に用土を入れます。庭に植える場合は、植えたい場所に遅効性の肥料を混ぜ込んだ用土を用意します。
2、苗を取り出し、根を手で優しくほぐして土を落としてから植え付けます。
ペチュニアの育て方
ペチュニアの育て方やコツをご紹介します。時期によって水や肥料のあげ方が変わってくるので注意しましょう。
育て方〜水やりについて
ペチュニアの水やりは、土が乾いたらたっぷりと行います。乾燥にはやや強い植物ですので、春と秋の時期は毎日の水やりは必要ありません。夏は土が乾きやすい時期なので、朝と夕方の涼しい時間帯に、土が乾いていたら水をあげるようにします。
鉢植えの場合は、土が乾燥しているのを確認したら、鉢底から溢れてくるくらいたっぷりの水をあげます。こうすることで土の中の空気を入れ換えることができ、多湿を予防することができます。
育て方〜水やりでの注意点
まだ土が湿っている状態で水やりをしてしまうと根腐れを起こしてしまうことがあるので、土の状態はしっかりと確認しましょう。
育て方〜肥料について
開花が始まる時期である春は、肥料を絶やさないようにします。7日から10日の1回程度、液体肥料や薄めたリン酸などを与えます。
湿度が高くなる夏の時期は、肥料を与えるのは控えましょう。秋に入り湿気が落ち着いてきて元気が戻ったら、また肥料をあげ始めます。
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育て方〜湿気に注意!
ペチュニアを多湿から守るための対策を行いましょう。花がらや、枯れて落ちてしまった葉は湿気を溜め込む原因になるので、こまめに取り除きます。また、まだついている葉でも、あまりに数が多く風通しが悪そうな場合には、少しだけ取り除いて風を通すようにしましょう。
育て方〜育てる上での注意点
ペチュニアは湿気と雨にとても弱い植物です。雨に打たれると花びらが切れてしまったり、花びらにしみができたり、色が変わってしまうことがあります。雨に当たらない場所で育てるようにしましょう。
また高温多湿の時期は、葉が混みいって湿気が溜まってしまうと、葉が枯れたり、時には株そのものが枯れてしまうこともあります。梅雨前に切り戻しをしたり、こまめに剪定をしたり、花がらや落ちた葉はしっかり取り除くようにしましょう。
ペチュニアの剪定
ペチュニアを美しく保つには剪定と切り戻しが不可欠です。剪定や切り戻しを欠かしてしまうと、茎が長くなってしまい花の数が少なくなってしまったり、草姿が乱れてしまいます。それらを予防するため、ペチュニアの剪定と切り戻しはこまめに行いましょう。
ペチュニアの剪定と切り戻しの仕方
茎の長さを10cmから15cm程度にするように切り戻しを行います。こまめに剪定や切り戻しをすることで、花が咲きやすくなりますよ。
摘心について
摘心とは、先端にある芽を摘み取ることです。摘心を行うことによってわき芽が伸び、花や実が多くつくようになります。
やり方は簡単で、中心の茎の先端にある芽を、茎を傷つけないように手で摘み取るだけです。
ペチュニアの植え替え
ペチュニアの植え替えの適期は、梅雨前の4月から5月です。ペチュニアは多湿を嫌う植物なので、できるだけ早くに行います。またペチュニアは根の成長が早く、根詰まりを起こしやすいので、梅雨に入る前に一度植え替えをしてあげましょう。
植え替えのしかた
ペチュニアの植え替えの手順をご紹介します。
1、一回り大きい鉢に、赤玉土や腐葉土などの水はけのよい用土を用意します。
2、ペチュニアをそっと取り出して根をほぐし、土を落として、新しい鉢へと移します。
3、水をたっぷりとあげます。
植え替えの際の注意点
ペチュニアは連作を嫌うので、植え替えの際には新しい土を用意します。連作によって病気にかかってしまうこともあるので注意しましょう。
寄せ植えでの活用法
ペチュニアは花がこんもりと咲くので、寄せ植えにも利用されることの多い植物です。ペチュニアを寄せ植えに使う場合は、株と株の間に20〜30cm程度の間隔を空けるようにしましょう。
相性のよい植物〜異なる品種のペチュニア
ペチュニアにはさまざまな色や形、大きさの品種がありますから、異なる品種を使えば鮮やかな寄せ植えにすることができます。またペチュニア同士であれば相性が悪いこともないので、初心者の方でも安心して寄せ植えに挑戦できますよ。
相性のよい植物〜ロベリア
「ルリチョウソウ」という別名の通り、蝶のような花をたくさん咲かせるロベリアは、寄せ植えに利用されることの多い園芸植物です。風通しと日当たりのよい場所を好むので、育てる上での相性がよく、また開花もほとんど同時期なので、ペチュニアとの寄せ植えにおすすめです。
相性のよい植物〜千日紅
鞠のような丸い姿が特徴の千日紅(センニチコウ)は、ペチュニアと同じく開花時期がとても長い植物です。千日紅も日当たりと風通しのよい場所で育ちやすく、乾燥にも強いので、ペチュニアとの相性がよいです。色はもちろん、草丈のバリエーションも豊富ですよ。
相性のよい植物〜エボルブルス
こちらの植物はアメリカンブルーとも呼ばれ、その名の通り清涼感のある青い花を咲かせます。ペチュニアと同じく日光を好み、やや湿気に弱い性質を持ちます。開花時期は4月から10月頃です。
ペチュニアを育てる上で注意すべき病害虫
灰色カビ病
ボトリチス病とも呼ばれる灰色カビ病は、梅雨などの多湿な時期に発生しやすい病気です。葉や花、茎などに白色や褐色の斑点ができ、カビが生えていきます。風通しが悪かったり、土が清潔でなかったりすると発病しやすく、またアブラムシによって誘発されることもあります。
予防としてこまめに剪定を行って風通しをよくし、花がらや落ちた葉は取り除きましょう。
発症した場合は、症状が出ている部分を取り除き、薬剤を使用します。
うどんこ病
うどんこ病は5月から6月と、9月から11月頃に発生しやすい病気で、葉に白いカビが生えてしまいます。
植物は日当たりのよい場所で管理し、こまめな剪定で風通しをよくして予防しましょう。
発症してしまった場合、まずは重曹をまいて様子を見ます。重曹では効果がないようであれば薬剤の散布を行いましょう。
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アブラムシ
アブラムシは、植物の汁を吸い取ることで生育を悪くするほか、さまざまな病気を誘発させる虫です。予防用と駆除用両方の薬剤が市販されているので、これらを利用してアブラムシがつかないようにしましょう。
ペチュニアの増やし方
ペチュニアは挿し木という方法で増やすことができます。挿し木とは、枝や茎から発根させる増やし方です。挿し木での増やし方はとても簡単なので、ぜひ挑戦してみてください。
また、ペチュニアは種まきでも増やすことが可能です。種まきのやり方については「ペチュニアの植え方」の項目をご覧ください。
挿し木での増やし方
挿し木での増やし方をご紹介します。
1、種のついていない枝に葉を2枚から3枚ほど残し、10cmほどの長さに切り取ります。切り戻しの際に切った茎を使うこともできますよ。
2、花やつぼみを取り除き、1時間ほど水につけておきます。
3、水につけている間に、鉢やポットに小粒の赤玉土や腐葉土などの水はけのよい土、または草花用の培養土を入れておきます。
4、枝を水からあげて、発根剤を切り口につけます。
5、土に指で穴を開け、枝を3cmくらいの深さまで植え付けます。
6、2週間ほどで発根するので、発根したら植え替えをします。
最後に
ペチュニアの育て方や増やし方をご紹介しました。現在ペチュニアには、多種多様な色や大きさの品種や、雨に強い品種などもあります。お庭や寄せ植えをより華やかに彩ってくれるペチュニアを、ぜひ育ててみてくださいね。