一泊二日の旅にぴったり！身につけるタイプの小型ツーリングバッグ12選！

小型ツーリングバッグとは

宿泊施設を利用する一泊二日程度のツーリングでは、キャンプツーリングほどの大荷物は必要としません。シートバッグではちょっと大げさだし、ライディングの動きの妨げにもしたくないのが正直なところです。そんなとき、ベルトを使ってライダーの体に身につけるタイプのバッグがとても便利です。1回分の着替えにスマホや財布、そんな必要最低限なものを入れて身軽に動ける小型ツーリングバッグのご紹介です。

身につけるタイプの小型ツーリングバッグの種類

ライダーの体に身につける小型ツーリングバッグには、どんな種類があるのでしょうか。まずはタイプ別の違いや特徴についておさらいしてみましょう。

ヒップバッグ

ヒップバッグとは、ベルトを使ってバッグを腰に巻いて固定するタイプのものを指します。ウェストポーチと呼ばれる場合もありますが、ヒップバッグはどちらかと言えばポーチよりも大型のものを区別してそう呼ぶ場合が多いようです。走行中はバッグ自体の重みをバイクのシートで支えることもできるので、肩などにかけるタイプよりも体への負担は軽減されます。バイクの場合、防水素材を使用したり、開口部の機構を工夫したりして防水性能を高めたものがおすすめです。ポケットや、小型ポーチが付属したものは、荷物を仕分けしやすいので便利です。

バックパック

両肩にかけたベルトで支えるタイプのバッグがバックパックです。ヒップバッグにくらべ容量が大きく、より多くのものを収納したい場合におすすめです。肩への負担を減らすためには、できるだけベルトが幅広のものを選ぶと良いでしょう。ツーリングに使用するものは防水性が高く、使用頻度の高いものへのアクセスが容易になっているものを選ぶことをおすすめします。

レッグバック

腰のベルトと脚に回したベルトで、バッグを太ももに固定するタイプのものがレッグバッグです。容量はヒップバッグやバックパックに比べ劣りますが、マチを大きくとったり、小さなポケットを多数つけて収納力を増やしたものもあります。財布や携帯、鍵などをポケットに入れたくない場合に大変便利です。またしっかりとベルトで体に固定されるため、ライディングの際にあまり妨げにならないのも大きなポイントです。

おすすめ小型ツーリングバッグ：ヒップバッグ編①

シンイチロウアラカワ　1デイツーリングバッグ

自らもライダーであるデザイナーの荒川眞一郎が、自分で使うために作ったヒップバッグが1デイツーリングバッグです。その名のとおり一泊程度の荷物は軽々と収納できる容量を持ち、ターポリン素材と止水ファスナーによって防水性能を高めています。左右のサイドポーチやポケットで荷物の仕分けもしやすく、まさにライダーのかゆいところに手がとどくヒップバッグであると言えます。

基本スペック

タイプ：ヒップバッグ
サイズ：W29×H22×D6cm
カラー：ブラック、オレンジ、オリーブ、ユニオンジャック、レッド
素材：ターポリンPVC加工、止水ファスナー
主な機能：ポケット２箇所、ゴムベルト、マジックテープループ付き
付属：ミニウエストポーチ2個標準装備

おすすめ小型ツーリングバッグ：ヒップバッグ編②

ラフ＆ロード　ラフヒップバッグ

老舗オートバイ用品メーカーであるラフ＆ロードの、一泊二日程度のツーリングにぴったりなバッグが、このラフヒップバッグです。バイクのスタイリングを壊したりツーリングの妨げになったりすることのないすっきりとしたシルエットながら、容量は11リットルと十分な収納力を誇ります。左右のウェストにはエアーベントダクトを設け、バッグと体が直接密着する部分に強制的に空気を取り入れるので、夏場のツーリングでも快適に装着できます。メインの収納スペース以外にもポケットを多用し、荷物の仕分けをしやすくしています。

基本スペック

タイプ：ヒップバッグ
サイズ：W32×D16(最大幅)×H29cm
容量：11L（ポケット含む）
カラー：ブラック
付属品：レインカバー×1、サスペンダーストラップ×1、カラビナ×1、P.A.S.ポーチ×1

おすすめ小型ツーリングバッグ：ヒップバッグ編③

RSタイチ　ヒップバッグ

デザイン性が高く安全性にも配慮したライディングギアで知られるRSタイチのヒップバッグです。十分な容量を持つメインの気室以外に、グローブをはさむフラップ、スマホやペットボトル用のポケット、キーフックなど、ライダーの立場に立った便利な機能も満載です。車載用Dカンやショルダーベルトなどで、ヒップバッグ以外の使い方にも配慮しています。レインカバー付属で防水対策にも不安はありません。

基本スペック

タイプ：ヒップバッグ
サイズ：W39×D22×H11cm
容量：11L
カラー：ブラック/レッド、ブラック、ホワイト、カモフラージュ
素材：ポリエステル600D・ポリエステル1680D
主な機能：タブレット収納ポケット、メッシュポケット、フロントフラップポケット、リフレクター
付属品：ショルダーベルト、レインカバー

おすすめ小型ツーリングバッグ：ヒップバッグ編④

コミネ　ライディングヒップバッグ

ライディングウェアで有名なコミネオートセンターのヒップバッグがライディングヒップバッグです。丈夫なバリスティックナイロンを用いることで抜群の耐久性を誇ります。腰ベルトにつけられた2本のストラップを調節することで体への密着度を高め、重い荷物を入れた際にも重量を感じさせません。外側のラゲッジパネルには、脱いだレインウェアやグローブをはさむことができて便利です。

基本スペック

コミネ SA-204

出典:Amazon

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タイプ：ヒップバッグ
サイズ：W33×D11×H27cm
容量：9.8L
カラー：ブラック
主な機能：フィッティングストラップ、タンデムグリップ、荷物をはさんで運べるラゲッジパネル
素材：1680Dポリバリスティック

おすすめ小型ツーリングバッグ：ヒップバッグ編⑤

KRIEGA R8ウェストパック

モーターサイクリストのためのバッグを作ることを目標にイギリスで生まれたKRIEGA（クリーガ）のヒップバッグです。エンデューロレースなどにも対応可能なフィット感は、バッグがライディングの妨げとなることもなく、さまざまなタイプのバイクともマッチするデザインです。ツールロールと止水ファスナーは、完璧な防水性能を誇ります。荷物の仕分に便利なサイドポーチは、不要な際には取り外しも可能です。

基本スペック

タイプ：ヒップバッグ
サイズ：メイン　W27×D10×H16.5cm、サイドポーチ　W18×D10×H16.5cm
容量：8L（トータル）
重量：1,100g
カラー：ブラック
素材：000Dデュポンコーデュラナイロン(ベース、ウエストベルト)420Dリップストップナイロン(本体)TOUGHTEK、HYPALON(その他)
主な機能：ツールロール、ロールトップによる完全防水仕様、アロイテンショナー付きウェストストラップ
オプション：キューブポケット
 

おすすめ小型ツーリングバッグ：ヒップバッグ編⑥

TANAX デジバッグプラス（ヒップ）

リーズナブルなツーリンググッズブランドであるMOTOFIZZを展開するTANAXの、ショートツーリングにぴったりなサイズのヒップバッグです。スリムコンパクトをコンセプトに、ライディングの激しい動きを妨げず、バッグを装着したままレインウェアを着用できます。タブレットやスマートフォン専用のポケットや、その他大小のポケットで、ツーリングに必要な細かな荷物もしっかりと収納できます。腰の負担を軽減する3点式ショルダーベルトや、バイクに傷をつけない回転式バックルなど、バイク用ならではの配慮も行き届いています。

基本スペック

タイプ：ヒップバッグ
サイズ：H25×W42×D11cm
容量：10L
カラー：ブラック、モスグリーン
素材：1680Ｄナイロン
主な機能：カラビナホルダー、コードポート、移動式左右回転バックル、サイドコンプレッションベルト
 

おすすめ小型ツーリングバッグ：バックパック編①

SW-MOTECH ドライバッグ300

ドイツのバイクアクセサリーメーカーであるSW-MOTECHの一泊二日程度のツーリングにぴったりの小型サイズのバックパックです。500デニールのポリエステル素材にPVCコートを施し、激しい雨でも中の荷物を濡らさないほどの防水性を実現しました。同社の他のバッグと連結することでパッキングスタイルを容易に変えられるので、荷物の量によってさまざまなアレンジが可能です。

基本スペック

タイプ：バックパック
サイズ：26×48×24cm
容量：30L
重量：1200g
カラー：イエロー、グレー/ブラック
素材：500デニールポリエステル、PVCコート

おすすめ小型ツーリングバッグ：バックパック編②

POINT65 ボブルビーGTX

世界中のライダーから高い支持を得ているスェーデンのボブルビーは、ABS樹脂製のカバーがついたインパクトのあるデザインが特徴のバックパックです。25リットルの容量は、一泊のツーリングの荷物を入れるのにちょうどよいサイズで、最近のツーリングでは必需品とも言えるパソコンやタブレットも、ABSで守られた中にしっかりと収納可能です。その頑丈さゆえに重量はやや重めですが、クッション性の高いショルダーベルトのおかげで、肩への負担はさほどではありません。特徴的な三角形のパーツで、小物ポーチをはじめとしたさまざまなオプションが装着可能です。

基本スペック

タイプ：バックパック
サイズ：56x36x19cm
容量：20〜25L
重量：2,200g
カラー：ディアブロレッド、ホワイト、ブラック、シルバー、グレー、オレンジ、ブルー、グリーン、
素材：ABS、ポリエステルほか
主な機能：オーガナイザーの収納アイテム例…MacBook Pro RD15インチ、スマートフォン、iPad Air、iPad mini、パスポート、ケーブル類
付属品：フォンポケット、ウェストストラップ、カーゴストラップ

おすすめ小型ツーリングバッグ：バックパック編③

RSタイチ　WPバックパック

RSタイチのショートツーリングに最適な小型のバックパックがWPバックパックです。メインコンパートメントとフロントポケットといった２つの防水気室を有することにより、目的に合わせた荷物の収納や仕分けを可能にしています。ライダーの背中とバッグが接する部分は、エアースルータイプのクッションとなっており、暑い季節のツーリングでも背中が蒸れにくい構造になっています。またショルダーハーネスも人間工学に基づいたデザインのものを採用し、長時間のライディングによる肩への疲労を軽減しています。

基本スペック

タイプ：バックパック
サイズ：23×30×52cm
カラー：ブラック、ホワイト、カモフラージュ、
素材：ポリエステル600D、ポリエステル1680D、ターポリン（PVC）
主な機能：防水フロントポケット、ウェストポケット、レインウェアポケット、サイドメッシュポケット

おすすめ小型ツーリングバッグ：バックパック編④

KRIEGA R25バックパック

KRIEGAの一泊二日程度のツーリングに最適な容量のバックパックがR25です。前傾がきついライディングポジションであっても、リュックサックにありがちな背中が大きく膨らんで見えることがなく、すっきりとしたデザインにまとまっています。KRIEGA独自のハイドレーションシステムで、走行中の水分補給も可能です。多くのポケットを持つことで小物の収納にも対応しているほか、フィッティングシステムで同社のポーチなど他のバッグとの接続も可能です。

基本スペック

タイプ：バックパック
サイズ：52×30×16cm
容量：25L
素材：1000Dデュポンコーデュラナイロン（ベース、ハーネス）、420Dリップストップナイロン（本体）
主な機能：クアドロックハーネス、リフレクティブパネル、コンプレッションストラップ
オプション：US5、US10、キューブポケット
 

おすすめ小型ツーリングバッグ：レッグバッグ編①

AVIREX 2WAYレッグバッグ

フライトジャケットなどのミリタリーウェアで高い人気をほこるアヴィレックスの、バイクでのツーリングにぴったりなレッグバッグが2WAYレッグバッグです。その名のとおり、レッグバッグとしてだけでなく、バイクから降りた際にはショルダーバッグとして二通りの使い方ができます。ヒップバックやバックパックほどの容量はないものの、広めのマチとジッパーで開ける大きめの開口で、財布やスマートフォンだけでなく、A5サイズのタブレットなども収納可能です。

基本スペック

タイプ：レッグバッグ
サイズ：H22×W16×D6cm
カラー：ブラック、ベージュ、カーキ、サンド、ネイビー
素材：本体　ポリエステル、表地　ポリエステルキャンバス
ポケットの数：3（外側1、内側2）
 

おすすめ小型ツーリングバッグ：レッグバッグ編②

クシタニ　2ウェイレッグバッグ

レザー製のレーシングスーツで高い評価を得ているクシタニのレッグバッグは、柔らかくなめした牛革で作られ、その独特の風合いが魅力です。サイズはやや小ぶりですが、財布やスマートフォンなど、ライディングウェアのポケットに入れにくいものを収納するのには最適なサイズです。レッグバッグとしてだけでなく、バイクを降りた際にはショルダーバッグとして持ち歩くことも可能です。

基本スペック

タイプ：レッグバッグ
サイズ：H23×W12×D6cm
カラー：ブラック、ブラウン、オリーブグリーン
素材：表　ホルス牛革、ポリエステル　メッシュ　コットン100％
 

小型ツーリングバッグ選びのポイント

バッグのタイプ

バッグのタイプは、ライダーの好みやライディングスタイルを考慮に入れて決定します。バックパックはあまり体の動きは妨げられないものの、長時間のライディングでは肩への負担が大きくなりますし、夏場はバッグと背中が接する部分の蒸れも気になります。ヒップバッグは夏場でも涼しいのが魅力ですが、コーナーでの体重移動の際に腰のバッグの重みが動きを妨げる場合があります。レッグバッグはサイズが小さいこともあってライディングの邪魔にはなりにくいですが、その分最低限の荷物しか入れることができません。

デザイン

バッグのデザインも選ぶ際の重要な要素となります。入れたいものが全て収まる容量があれば、見た目はどうでもいいという人は別ですが、ライダーである以上は見た目にもスマートなバッグを身につけたいものです。乗車するバイクのデザインとしっくり馴染むもので、なおかつ身につけるウェアやヘルメットとも調和のとれたものを選ぶことをおすすめします。

容量

バッグの本来の目的が物を入れて運ぶものである以上、収納できる荷物の容量も重要です。一泊二日程度のツーリングといえども、着替えや洗面用具だけでなく、最近ではカメラやモバイル機器をツーリングに携行する人も多く、その周辺機器やバッテリーなども入れる必要があります。また女性であれば化粧道具なども必要でしょう。バイク旅なので荷物は厳選する必要がありますが、その上で必要なものを収納できるサイズのバッグを選びます。

防水性能

車と違ってボディで覆われていないバイクでの旅の場合、悪天候の際の対策も重要です。レインカバーは最低限必要ですが、より完璧を求めるのならバッグの防水機能は必須です。バッグ自体の素材が防水性のある材質であるのはもちろんの事、開口部のファスナーやポケット、ポーチなどにも防水対策を施したものを選びたいものです。

使い勝手

バッグの使い勝手の良さも大切な要素のひとつです。いくら容量がたっぷりあるといっても、大きな入れ物に雑多なものをつめこんだのでは、取り出す際に苦労することになりかねません。仕切りやポケットなどで荷物を仕分けできた方が圧倒的に便利ですし、すぐに取り出したいものは、バッグの外側のアクセスしやすい場所にあってほしいものです。また脱着可能なポーチなどがあると、必要なときだけ容量を増やせるのでさらに利便性は高まります。

小型バッグを身につけてツーリングに出かけよう

一泊二日ぐらいのツーリングにぴったりの、小型で身につけるタイプのバッグについてご紹介してきました。ひとくちに身につけるといっても、背中にかついだり、腰や足につけたりとそのタイプや容量はさまざまです。自分の旅のスタイルに合った最適なバッグを身につけて、身軽なショートツーリングを楽しんでみませんか。