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円海山から鎌倉に!人気のハイキングコースの魅力や距離・時間をご紹介!

円海山(えんかいざん)は、153.3mの山です。気軽に日帰りハイキングを楽しめる山・夜景が見える山として人気です。ここでは、円海山・鎌倉ハイクの主流コースである港南台駅から大丸山・天園を経由して鎌倉駅へ抜けるハイキングコースの詳細を紹介します。
2020年8月27日
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円海山・鎌倉ハイキングコースの魅力を紹介!

円海山(えんかいざん)は、横浜市磯子区にある三浦丘陵に属する153.3mの山です。横浜にあるということで、JR京浜東北線や京浜急行線でアクセスでき、比較的標高が低いので気軽に日帰りハイキングを楽しめる山として人気です。また、横浜の夜景を一望できる夜景スポットとしても知られています。ここでは、そんな円海山ハイクの主流コースである港南台駅から大丸山・天園を経由して鎌倉駅へ抜けるハイキングコースの詳細とコースの所要時間、コースの距離を紹介します。

円海山の基本情報

位置:神奈川県横浜市磯子区・北緯35度21分39秒, 東経139度35分38秒
円海山最高標高:153.3m
レベル:超初心者向け

円海山の特徴

円海山は、標高が153.3mと低く、登山というよりはハイキングコースとして知られています。 しかし、自然の中を長距離歩くため、標準的な装備は必要です。 円海山は、横浜エリアの夜景がきれいに見える夜景スポットとしても知られています。 しかし、ハイキングコースには街灯がないため、夜景を見に登山する場合は、ヘッドライトが必要です。

円海山のマップ

円海山は、神奈川県横浜市に位置しています。これは、横浜市が発行している円海山のハイキングマップです。所要時間の目安やトイレ、休憩所の場所も書いてあるので、ハイキングの際に参考になります。

PDFで開きます
マップはこちらからダウンロードできます。

http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/green/enkaizan-map/20171018enkaizanmap.pdf

今回は、円海山ハイキングで一番人気のコースである、「ビートルズトレイル」(マップ内のきみどり色のコース)から、鎌倉へ抜けるコースを紹介します。

マップにあるとおり、円海山周辺のハイキングコースにはA3やC1というように番号が割り振られています。これを参考にすれば、迷うことなくハイキングを楽しめます。ここでも番号とともにコースを紹介していきます。

ハイキング開始前の準備

上で紹介した通り、円海山は標高153.3mの比較的低い山です。しかし、ハイキングコースは、未舗装の道はもちろん急な階段や石が出ているところもあります。標高が低いからと言って決して甘く見ず、しっかりとした装備で向かいましょう。


円海山・鎌倉ハイクで必要なもの

●シューズ(ハイキング用・トレッキング用)
たくさん歩く上に、ごつごつした道が多いです。疲労軽減やけが防止の観点から必要です。


●長袖・長ズボン
夏場は特に虫が多いため必須です。岩や枝が飛び出しているところもあり、けが防止にも必要です。どうしても短パンで行きたい場合は、虫よけをしっかりかけましょう。


●スマートフォン・地図・マップ
スマートフォンも通じますが、万が一に備え、マップを印刷して持っておくと安心です。


●飲み物
言わずもがなだと思いますが、特に夏場は多めに持っていきましょう。

スニーカーやサンダルでのハイキングは絶対に避けましょう。

円海山・鎌倉ハイクであると便利なもの

●帽子
夏場は帽子があれば身に着けていくべきでしょう。日陰のない区間も多く、頭が熱くなってしまうのを防ぎます。


●御朱印帳
鎌倉はたくさんの寺社仏閣があります。ハイキングついでにお寺や神社に寄って、御朱印をいただけば、思い出が目に見えて残ります。まだやったことのない人はこれを機に初めてみては?


●お土産用のバッグ
ゴール地点の鎌倉周辺には、たくさんのお土産屋さんが立ち並んでいます。いざお土産を買ったときにザックがパンパンだと、大変な思いをすることになるので、別にバッグを持っていくと便利です。

特に夏の日差しはきついので、用意しておけば安心です。

出典: https://www.amazon.co.jp/%E5%BE%A1%E6%9C%B1%E5%8D%B0%E5%B8%B3-40%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8-%E8%9B%87%E8%85%B9%E5%BC%8F-%E3%83%93%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E4%BB%98-%E6%9F%84B/dp/B0077B88MM

たくさんの御朱印が集まるのはとても楽しいです!
ハイキング・トレッキング・登山のおともにあなたも始めてみては?

円海山・鎌倉ハイキングの人気コース紹介

ここから、円海山から鎌倉へのハイキングのコースを紹介していきます。
大まかにいうと、

港南台駅 → 一般道路 → ビートルズトレイルコース →
天園ハイキングコース → 一般道路 → 鎌倉駅

という流れになります。下で詳しく説明していきます。

港南台駅からコース入口まで

出発駅は、JR京浜東北線「港南台駅」です。港南台駅から円海山ハイキングコースの入り口である「ひよどり団地入口」交差点まではおおよそ徒歩25分ほどです。

港南台駅を出ると、正面に港南台高島屋が見えるので、高島屋わきの道路を真っすぐ歩きます。港南台駅入口交差点で突き当たるので、左に曲がってしばらく行くとひよどり団地入口交差点に到着します。

トイレはこの先にもありますが、駅前施設の中にあります。
コンビニは、港南台駅入口交差点にあるローソンとセブンイレブンが最後になります。準備不足があれば、ここで調達しておきましょう。

ハイキングコース入口は「ひよどり団地入口」交差点です。準備などを含めて、実際に歩くと30分ほどかかりました。

コース入口からいっしんどう広場まで

ひよどり団地入口からいっしんどう広場までは、舗装された道をしばらく歩きます。途中、下の交差点で右に曲がり(わかりにくいので注意)、いよいよ山道になってきます。

山道を15分ほど歩くと、公衆トイレがあります。この先しばらくトイレがないので、ここでなるべく済ませるようにしましょう。

公衆トイレを出てまた歩き始めると、すぐに「いっしんどう広場」に到着です。ここには、ベンチとテーブルがあり、小休憩をとれる最初のスポットです。

横浜の夜景が一望できるというのもこのいっしんどう広場周辺の登山道です。しかし、夜景を見るために暗い時間に登山する場合は、ヘッドライトがあると安心です。

※いっしんどう広場からC1コースへ少し行ったところに円海山の三町があります。ですが、円海山の山頂には、ラジオやテレビのアンテナや鉄塔が立っており、残念ながら円海山山頂には立ち入ることができません。


いっしんどう広場から大丸山まで

いっしんどう広場で休憩を終えたら、道案内のA2-A3-A4・・・の順に歩き進めましょう。
前述したとおり、円海山周辺のトレイルコースには番号が割り振られています。迷いそうになったら、マップと番号を参照しましょう。

いっしんどう広場からは、尾根道の一本道です。自然を体いっぱいに受けながら歩きましょう。
途中、丹沢方面を向くと丹沢山塊をとてもきれいに望めるスポットがあります。ぜひ探してみてください。30~40分ほど歩くと、大丸山の山頂へ続く階段があります。大丸山の山頂は、東京湾が見渡せる横浜市の最高地点です。運が良ければ、房総半島まで見渡すことができます。ここにもベンチとテーブルがあり、お昼休憩はここでとる方が多いそうです。

大丸山から天園まで

大丸山で休憩をしたら、コースに戻ります。大丸山の次は、関谷奥見晴台に向かいます。
大丸山山頂からは10分ほどで関谷奥見晴台に到着です。関谷奥見晴台からは「ビートルズトレイル」コースを離れて、「六国峠コース」に入ります。奥谷関見晴台からはG16-G17-G18と尾根道を進み、「市境広場」に向かいます。この辺りは分岐が多く道を間違えやすいので、マップと番号を参照しながら進みましょう。

市境広場に出たら、「天園」方面に向かって進みましょう。市境広場からは、コース番号がなくなるので、行先表示を目印に進んでください。市境広場から30分ほど歩くと、「天園休憩所」があります。売店と、少し離れたところにトイレもあるので、午後の休憩にぴったりの場所です。また、天園は鎌倉までの道のりの拠点です。ここでしっかりと体を休めていきましょう。

天園から瑞泉寺まで

天園から道は瑞泉寺を経由して鎌倉宮に行く「天園ハイキングコース」になります。天園を出ると、細い道になるので、注意が必要です。
ところどころに、鎌倉幕府にまつわるものがあります。このコースで一番有名なものは、「貝吹地蔵」です。この地蔵は、新田義貞の鎌倉攻めの際に自害した北条氏最後の得宗である北条高時の首を新田勢に渡すまいと持って逃げた家来を、貝を吹いて導いたという伝説があります。

 瑞泉寺裏山の崖に置かれているのは伝説の「貝吹地蔵」(参考:天園ハイキングコース)。  1333年(元弘3年)の新田義貞の鎌倉攻めで、東勝寺で自害した北条高時の首を、新田軍に渡してはなるまいと逃げまわっていた家来がいた。  しかし、新田軍の追手が迫り逃げ場を失ってしまう。  そこへ地蔵が現れて、貝を吹き鳴らしながら瑞泉寺の裏山に案内してくれたという。  そのおかげで、高時の首を無事埋葬することができたという伝説が残されている。  また、地蔵がほら貝を吹いて、新田勢が攻め寄せてきたことを知らせたとも伝えられている。

貝吹地蔵を後にし、天園から40分ほど歩くと、瑞泉寺に到着します。瑞泉寺は鎌倉公方の菩提寺(ぼだいじ)として、鎌倉五山に次ぐ関東十刹(かんとうじゅっさつ)に列せられた格式のある寺院で、境内からは四季折々の美しい自然を鑑賞することができます。また、瑞泉寺の境内にある庭園はとても美しいと観光客に人気です。

鎌倉公方の菩提寺(ぼだいじ)として、鎌倉五山に次ぐ関東十刹(かんとうじゅっさつ)に列せられた格式のある寺院です。

「わび」を感じる美しい庭園は、海外からの観光客にも人気です。

瑞泉寺から鎌倉駅まで

瑞泉寺を観光したら、いよいよ鎌倉駅方面に向かいます。瑞泉寺からは、一般の舗装路を歩きます。道幅が狭いわりに、交通量が多いので注意して歩きましょう。
15分ほど歩くと、鎌倉宮に到着します。鎌倉宮にも売店・トイレ・休憩所がありますが、鎌倉駅までもう一息なので、休憩は必要ないかもしれません。鎌倉宮をお参りする元気がある人はぜひお参りしていきましょう。
鎌倉宮は、後醍醐天皇の皇子として生まれた護良親王(もりながしんのう)を主祭神とする神社です。春から秋の間は、真っ白な鳥居と樹齢百年以上といわれる楠のコンビネーションがみられ、まさに絶景です。

真っ白な鳥居に思わず見とれてしまいそうです。


鎌倉宮から鎌倉駅方面に向かうと、有名な鶴岡八幡宮の正面に到着します。絶対に鶴岡八幡宮もお参りしたいところですが、鶴岡八幡宮の境内には、長い階段があるので元気の残っている人だけにしておきましょう。
鶴岡八幡宮から鎌倉駅への道は、「小町通り」という食事処や土産処がたくさんある通りになっています。小町通りを抜ければ、ゴールのJR鎌倉駅に到着です。

港南台駅~円海山~鎌倉駅の所要時間

今回紹介したコースの所要時間を詳しくまとめました。
港南台駅
↓45分
いっしんどう広場
↓40分
大丸山
↓50分
天園
↓40分
瑞泉寺
↓30分
鶴岡八幡宮
↓15分
鎌倉駅

歩行時間:220分(3時間40分)
目安時間:およそ5時間から5時間30分(観光や休憩を含めた目安時間)

港南台駅を10時に出発して、5時間かけてゆっくりハイキングを楽しんでも、15時ごろには鎌倉駅に到着できます。

港南台駅~円海山~鎌倉駅の距離

今回紹介した、港南台駅~円海山~大丸山~鎌倉駅のコースの距離は12.5Kmです。
一般的な「登山」と比べると、短距離ですが、途中に急な階段や道があったりと、体感距離は長く感じると思います。
中級者以上の方は、コースの組み方によっては、さらに長距離のコースを作ることもできます。

まとめ

円海山から鎌倉へのハイキングは、初心者向けのハイキングコースです。今回紹介したコースでは、前半は横浜の自然を、後半は鎌倉の歴史をめいっぱい体験できるコースです。都心からのアクセスも良く、気軽に訪れることができるのも魅力の一つです。
ぜひこの機会に円海山・鎌倉ハイキングに行ってみてください。

注意事項

お出かけの際は、熱中症や虫刺され等に十分ご注意ください。
執筆時と道路等の状況が変わっている場合があります。最新情報を調べてからお出かけください。
鎌倉の寺社仏閣の見学には、拝観料が必要な場所があります。また、拝観時間が決められているところがほとんどです。事前にご確認ください。