ロングトレイルの魅力とは?楽しみ方から日本や海外のおすすめコースをご紹介!

ロングトレイルの魅力とは?楽しみ方から日本や海外のおすすめコースをご紹介!

今注目の「ロングトレイル」をご存知ですか。今回はそんな「ロングトレイル」の魅力をお伝えしていきます。日本国内はもちろん海外の「ロングトレイル」まで、そのコースの紹介も交え、「ロングトレイル」の楽しみ方を紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.ロングトレイルとは
  2. 2.ロングトレイルと縦走登山の違い
  3. 3.ロングトレイルの魅力
  4. 4.ロングトレイルの楽しみ方
  5. 5.ロングトレイルの装備
  6. 6.海外のロングトレイル名所3選
  7. 7.海外のロングトレイルの名所①
  8. 8.海外のロングトレイルの名所②
  9. 9.海外のロングトレイルの名所③
  10. 10.日本のロングトレイルの名所4選
  11. 11.日本のロングトレイルの名所①
  12. 12.日本のロングトレイルの名所②
  13. 13.日本のロングトレイルの名所③
  14. 14.日本のロングトレイルの名所④
  15. 15.「ロングトレイル」を歩こう!

ロングトレイルとは

最近耳にする機会も多くなった「ロングトレイル」という言葉。「トレイル」は日本語にすれば「自然道」。「登山道」、「自然遊歩道」なども含めて、森林や里山、海岸、集落などを通る歩くための道のことです。「ロングトレイル」はいわば長く続く登山道、あるいは自然の中を歩く小道のことです。

アウトドアスポーツの盛んなアメリカでは数多くの「ロングトレイル」が存在しています。ハイキング気分で数時間で楽しめるものから、数百キロから数千キロに及ぶロングトレイルも存在します。アメリカではそのロングトレイルを数日間、ときには数か月かけて一気に踏破することをスルーハイクとよび、そのハイカーをスルーハイカーと呼びます。

日本では一般的にはなじみのない「ロングトレイル」ですが、近年日本でも全国にロングトレイルが整備されています。日本、海外を含めロングトレイルを歩く旅に注目が集まっています。

ロングトレイルと縦走登山の違い

山と山の稜線をつないで長距離の登山する「縦走」という登山スタイルがあります。ロングトレイルは縦走と違い、登山道ばかりでなく、海岸線や古道や修験道、時には舗装路などコースは無数に存在します。

また登山よりも気軽で、自由なスタイルで歩く旅を楽しめるのがロングトレイルの魅力です。またロングトレイルは、使われなくなった登山道や古道の整備、里山の再生、地域活性化への貢献など様々な分野で近年注目を集めています。

ロングトレイルの魅力

ロングトレイルの魅力は、何といっても自分自身のスタイルで雄大な自然の中を自分の足で歩いて自由に旅できること。ロングトレイルの旅は、日帰りのハイキングでも長期のテントでの野営や宿泊施設への宿泊を伴うスタイルでも楽しめます。ロングトレイルの旅は、山頂を目指す登山と違い、純粋に歩き巡り旅路を楽しみます。日本でも海外でもロングトレイルを巡る旅は、自然、や歴史や文化、人との出会いなど多くの魅力に溢れています。

ロングトレイルの楽しみ方

ロングトレイルの楽しみ方は人それぞれ、日本でも海外でも自由に地域を巡り楽しめるのがロングトレイルを歩く旅です。ただ自然の中を歩くことを楽しむ、カメラを持って風景写真を楽しむ、それぞれの土地のご当地グルメを巡り、あるいは山での自炊を楽しむ、動物や植物との出会いを夜の星空を楽しむなど、千差万別のスタイルでの楽しみ方、巡り方が出来るのがロングトレイルの旅です。

例えば、四国の霊場88箇所巡りのお遍路は、日本におけるロングトレイルを巡る旅の元祖と言えるかもしれません。自然の中での非日常の世界を自由な発想で存分に楽しんでください。

ロングトレイルの装備

長距離のロングトレイルを巡り楽しむには日本国内はもちろん海外でも必要最低限の装備は必要です。コースよって急な坂道や登山道もあります。ロングトレイルの旅を安全に楽しむために、歩く旅にふさわしい服装、靴、帽子、手袋などを着用し、もしもの時のために雨具や防寒着、必要な飲料水、食料、懐中電灯、医薬品や携帯電話、携帯トイレなど、必要と思われる物を自分の責任において携行しましょう。またテント泊には一定のルールがトレイルごとに定められています。基本的なルールに基づきロングトレイルを楽しみましょう。

海外のロングトレイル名所3選

ロングトレイルの本場アメリカを始め海外には魅力的なロングトレイルが多くあります。ここからは海外の魅力的なロングトレイルを紹介していきます。

海外のロングトレイルの名所①

ジョン・ミューア・トレイル

世界で最も有名なロングトレイルと言っても過言ではないアメリカの「ジョン・ミューア・トレイル」。世界中のアウトドア愛好家憧れの場所です。海外のロングトレイルといえば「ジョン・ミューア・トレイル」を真っ先に思い浮かべる人が多いと思います。

「ジョン・ミューア・トレイル」について

アメリカ・カリフォルニア州の「ジョン・ミューア・トレイル」。コース北は、ヨセミテ渓谷のあるヨセミテ国立公園、コース南はマウント・ホイットニーまでつながる自然歩道。カリフォルニア州内をシエラネバダ山脈を南北に縦断しています。

「ジョン・ミューア・トレイル」の名称は、アメリカの多く国立公園の制定に関わった、環境保護の父ともいわれる「ジョン・ミューア」の功績をたたえて命名されました。

「ジョン・ミューア・トレイル」の行程

長大な「ジョン・ミューア・トレイル」。コースの総距離は、なんと341km、最高到達点はマウント・ホイットニーの標高4418m。全行程を踏破するスルーハイクには、約一か月程度を要します。「ジョン・ミューア・トレイル」ではハイキングはもちろん、キャンプ泊を伴うバックパッキング、乗馬のツアー旅行など様々なスタイルで旅を楽しめます。

「セクションハイク」で楽しむ

「ジョン・ミューア・トレイル」は、全行程を歩く「スルーハイク」では約1か月程度を必要とします。トレイルの一部を部分的に歩くスタイル「セクションハイク」も可能です。歩くのならば6月から9月がおすすめ。その中でも特に7月、8月がハイシーズンになります。ヨセミテ渓谷からレッズメドウまでの区間は、決められたルールの範囲内であれば自由にキャンプを張ることができる「ジョン・ミューア・トレイル」。時間が許すのであれば、ぜひキャンプ泊で訪れることをおすすめします。

「ロングトレイル」にもルールがある

「ジョン・ミューア・トレイル」は、環境保護の面から1日の入山者数が限られています。「ジョン・ミューア・トレイル」ではウィルダネスと呼ばれる自然保護区許可証も必要となります。また野営を行う際には、テントはもちろん、熊対策の食糧ボックスも必要となります。

「残していいのは足跡だけ、持ち帰っていいのは思い出だけ」という言葉があります。この言葉を忘れずに「ジョン・ミューア・トレイル」を始め海外、国内を問わずロングトレイルの旅を楽しみたいものです。

日帰りハイキングも可能

「ジョン・ミューア・トレイル」の起点ヨセミテ国立公園。広大な公園内だけでも大自然を堪能できます。手軽に楽しみたいなら公園内のハイキングをおすすめします。コースは日帰りも可能。「ジョン・ミューア・トレイル」は、日帰りハイキングから、長期のスルーハイクまで楽しめます。自分の時間、体力などと相談し「ジョン・ミューア・トレイル」を自由に巡ってみてください。

海外のロングトレイルの名所②

アパラチアン・トレイル

ロバート・レッドフォード主演の映画「ロング・トレイル」。その舞台となったのがアメリカの長大なロングトレイル「アパラチアン・トレイル」です。2015年の公開以降ロングトレイルの旅はさらに脚光を浴びるようになりました。

「アパラチアン・トレイル」について

「アパラチアン・トレイル」は、アメリカ東部ジョージア州からメイン州にかけての14州にまたがる総距離約3,500kmに及ぶロングトレイル。トレイルのコースはほぼアパラチア山脈の嶺に沿っており、トレイルのコース上には、多くの国立公園、州立公園が含まれています。

「アパラチアン・トレイル」の行程

「アパラチアン・トレイル」の標高差は約2000メートル。コース上はきちんと整備されているため、歩きやすいトレイルといわれています。半年から1年かかる長大な3500kmのスルーハイクに、毎年2,000人近くがチャレンジをしています。しかし、完全踏破する人はその中の約10%。全区間を踏破した人は、総距離が2,000マイル余りであるため、称賛を込めて2000マイラーと呼ばれます。セクションハイク者数も含めると「アパラチアン・トレイル」への年間訪問者は約400万人に及ぶといわれています。

「アパラチアン・トレイル」の踏破者

「アパラチアン・トレイル」の踏破者の中には、伝説となった一人のおばあちゃんがいます。エマ・ゲイトウッドです。1954年、67歳の時「アパラチアン・トレイル」の全行程を一人でスルーハイクしました。単独の女性としては史上初の快挙でした。彼女が工夫し軽量化された装備は、現在のウルトラライトハイキングの装備の元祖と言われています。

海外のロングトレイルの名所③

ミルフォードトラック

世界で最も美しいロングトレイルと呼ばれるニュージーランドの「ミルフォードトラック」。ニュージーランド旅行の際の人気スポットにもなっている「ミルフォード・トラック」は、100年以上にわたり訪れた者たちを魅了しています。

ミルフォードトラックについて

「ミルフォードトラック」の魅力は、美しい山岳風景と壮大なフィヨルドの眺め。太古の原生林やサザンアルプスなど大自然を体感できる、ロングトレイルです。出発点のグレイドワーフから終着点のサンドフライポイントまでの総距離約54キロメートルにおよびます。

ミルフォードトラックの行程

通常のスルーハイクに要する時間は、3泊4日程度。ニュージーランド南島の南西部にあるフィヨルドランド国立公園の北部、クリントン渓谷から、標高1073mマッキノン峠を経由し、アーサー渓谷の下流に向かう一方通行のコースを歩きます。

「ミルフォードトラック」の踏破には、個人で行うインディペンデント・ウォークとガイド同行のガイドウォークがありご自身の体力や予算、時間に応じて選べます。インディペンデントウォークは、ハットと呼ばれる、無人の山小屋に宿泊。ガイドウォークは、シャワーとベッド完備、食事付きの山小屋に宿泊することになります。

日本のロングトレイルの名所4選

日本にも多くのロングトレイルコースが整備されています。ロングトレイルは、本格的な登山の要素が強い行程から観光要素の強いものまでさまざま。それぞれの時間で自由に楽しめます。ぜひ身近な日本のロングトレイルを巡り、それぞれのスタイルで歩く旅を楽しんでください。

日本のロングトレイルの名所①

「北根室ランチウェイ」

まずは北の大地、北海道の大自然を堪能できるロングトレイル「北根室ランチウェイ」をご紹介します。「ランチ(ranch)」は英語で大きな牧場を意味します。「北根室ランチウェイ」は、その名の通り北海道の広大な牧場地帯を通るロングトレイルです。

「北根室ランチウェイ」について

「北根室ランチウェイ」は、北海道の東端に位置する中標津町から摩周湖へ続くロングトレイル。知床連山に連なり広がる広大な牧場地帯を通り、透明度が高く神秘的な摩周湖へと続く71.4kmの「北根室ランチウェイ」は、北海道の大自然を歩いて体感できるロングトレイルです。コース上には牧場はもちろん、牧場主の庭先を通る「マンパス」などもあり歩くことでしか味わえない楽しみがあります。

「北根室ランチウェイ」の行程

「北根室ランチウェイ」は、中標津市街地の中標津空港からJR美留和駅までつづく総距離71.4kmのロングトレイルです。その 「北根室ランチウエイ」は、1から6までのステージにわけられ、スルーハイクに要する時間は、3日程度。コースは、順番でも逆順でも歩くことができます。のんびりと楽しむのなら、各ステージを半分に分割するコースがおすすめ。第1~第3ステージを2日間で牧場地帯の雄大な風景をのんびり楽しむことができます。おなじく、第4~第6ステージを2日で幻想的な摩周湖や、「カムイヌプリ=神の山」と呼ばれる摩周岳の絶景を楽しむ事ができます。

日本のロングトレイルの名所②

信越トレイル

「信越トレイル」は、長野県と新潟県の県境に鎮座する関田山脈。その標高1,000mのほぼ尾根上に延びる全長80kmのロングトレイルです。

「信越トレイル」について

「信越トレイル」は、かつてあった古道や使われなくなっていた林道を人の手で復元整備されました。自然豊かな関田山脈の保全も目的としています。ルート上は美しいブナ林が広がる風景が堪能できます。「信越トレイル」のコース上には、6箇所のテントサイトがあり、テント泊を行いながらの行程も楽しめます。「信越トレイル」コース上には、車道と交差した峠道が数多くあり、アプローチがしやすく、どこからでも歩き始めることができます。雪深い地帯を通るトレイルのため、残雪が多少残る5月から紅葉が終わる11月中旬までに訪れるのがおすすめです。

「信越トレイル」の行程

「信越トレイル」は、6つのエリアに分かれており、距離や標高差などもさまざま。本格的なロングトレイルのスルーハイクから初心者向きのセクションハイクまで、自分の体力や経験に合ったコースが見つかります。全行程のスルーハイクには、通常5泊6日の時間が必要です。

日本のロングトレイルの名所③

霧ヶ峰・美ヶ原 中央分水嶺トレイル

信州、長野県のど真ん中をはしる霧ヶ峰・美ヶ原「中央分水嶺トレイル」。日本海側と太平洋側の水系に分かれる中央分水嶺に沿って走る、総距離約38kmのロングトレイルです。

霧ヶ峰・美ヶ原「中央分水嶺トレイル」について

八ヶ岳連峰、南アルプス、中央アルプス、北アルプスと日本が誇る名峰が楽しめる、霧ヶ峰・美ヶ原「中央分水嶺トレイル」。コース上からは、数多くの日本百名山が望めます。「中央分水嶺トレイル」は、眺望の良い稜線が主なコース。山の豊かな自然が四季折々の表情を見せてくれます。 高低差が少なく、お子様連れのご家族、ご年配の方まで多くの人たちが、それぞれのスタイルで楽しめるロングトレイルです。

霧ヶ峰・美ヶ原「中央分水嶺トレイル」の行程

霧ヶ峰・美ヶ原「中央分水嶺トレイル」は、アクセスを考慮し、 区域A「長門牧場〜大門峠」、 区域 B「大門峠〜八島湿原」、 区域C「八島湿原〜和田峠古峠」、 区域D「和田峠古峠〜扉峠」、 区域 E「扉峠〜美ヶ原高原」の5つの地域(region)に分かれています。全行程38kmの距離を無理なく「スルーハイク」するには2泊3日の時間を要します。5月から10月が巡りやすい季節です。

日本のロングトレイルの名所④

塩の道トレイル

「塩の道トレイル」は、日本海に面する新潟県糸魚川市から長野県の松本市までに及ぶ総距離120kmのロングトレイル。8市町村にまたがる「塩の道トレイル」は、大自然はもちろん、国宝松本城など歴史を感じ、白骨温泉や大町温泉などの温泉巡り、ベニズワイガニなどの海産物や信州の蕎麦や山菜などの食、四季折々、様々なスタイルで楽しむことのできるロングトレイルです。

「塩の道トレイル」について

「塩の道トレイル」のルートは、越後・新潟県の糸魚川から信州・長野県の松本城下までを結ぶ交易路「塩の道 千国街道」。古くから庶民ための交流路でした。海からは塩や海産物、内陸からは麻、タバコなどの特産品が運ばれました。「塩の道トレイル」は、当時の街道の雰囲気が色濃く残り、今も数残る多くの石仏群巡りや、圧倒的されるような大自然の風景が楽しめます。

「塩の道トレイル」の行程

距離120kmに及ぶ「塩の道トレイル」。糸魚川と大町を結ぶ「北部ルート」、大町と松本を結ぶ「南部ルート」大きくふたつに分かれます。北部ルート巡りを楽しめるのは、5月から11月までです。南部ルート巡りは、年間を通じて楽しめます。

「塩の道トレイル」をスルーハイクするには7日間程度の時間を要します。トレイル沿いには、JR大糸線がほぼ並走する形で走っており。駅を拠点として11区間に分けたコース設定がされているため、日帰りハイキングやセクションハイクも楽しめます。ご自身の体力や時間などを考慮して、各自のスタイルでロングトレイルを楽しんでください。

「ロングトレイル」を歩こう!

いかがでしたか?ここまで今注目のロングトレイルを巡る旅の魅力を紹介してきました。日本国内から海外のおすすめのロングトレイルまで楽しみ方はあなた次第。それぞれの時間や体力に応じて、様々なスタイルでロングトレイルを歩く旅を楽しんでください。

masa_tasaki
ライター

masa_tasaki

主にトレイルランニング、登山などの山遊びに関するファッション、ギア、アイテムが得意分野。また、旅先でのランニングも楽しんでいます。実践経験と独自のネットワークで仕入れた最新情報をもとに、商品の魅力を読者にわかりやすく届けられるよう心がけています。

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