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全国厳選ツーリングルートベスト12選!ライダーなら一度は訪れたい!

日本全国にツーリングルートは数多くありますが、ライダーならぜひ訪れてほしいいくつかのコースがあります。そんなおすすめの全国ツーリングルートを厳選して、ランキング形式でご紹介、合わせてロングツーリングに出掛ける際の注意すべきポイントについても解説します。
2020年8月27日
ironman17
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ライダーなら一度は行きたい厳選コースとは

ようやくとれた長期休暇にどこかツーリングに出かけてみませんか。でも日本地図を広げて計画を立てようにも、どこに行ったらいいのか迷ってしまいます。そこでライダーならぜひ一度は訪れておきたい厳選ツーリングコースをランキング形式でご紹介します。走って楽しいコースだけでなく、絶景ポイントや穴場スポット、グルメや温泉などのおすすめ情報も満載です。ぜひツーリング計画の参考にしてみてください。

全国厳選ツーリングルートランキング12位

ひむか神話街道

ひむか神話街道は、神話のふるさとと言われる宮崎県北部にある高千穂の広域観光道路です。天照大神の天岩戸伝説で有名な、高千穂町の天岩戸神社を起点に、高原町の皇子原公園へ至るルートで、コース周辺には日本書紀や古事記にまつわる神話の舞台や、平家の落人伝説などが多く残るツーリングコースの穴場スポットです。

ライダーおすすめポイント

総延長300キロメートルにも及ぶコースは、走りごたえ十分なほどのヴォリュームがあります。交通量は少なめで走りやすく、途中にはトンネルや道の狭いところもありますが、バイクであればさほど問題なく走れます。沿線には100の神話の伝承地や、50個にもおよぶ物語が残っており、単に走り抜けるだけでなく、ぜひバイクを停めて立ち寄ってみたいポイントが数多くあります。また途中の美郷町には南郷温泉山霧があります。日帰り入浴でツーリングの汗を流すのもいいですし、キムチや南高梅ジャムなどの地元グルメも味わえます。

アクセス

九州自動車道を熊本ICで下り、県道57号線、国道325号線を経由して約1時間30分程度で、起点の天岩戸神社に到着します。

全国厳選ツーリングルートランキング11位

周山街道

周山街道は京都市北部から福井県小浜市を経由し、若狭町に至る約150キロメートルに及ぶコースです。陸上交通網がまだ発達していない時代には、日本海でとれた新鮮な海の幸を京の都に運ぶ重要なルートであり、「鯖街道」の一つに数えられています。

ライダーおすすめポイント

京都側の起点には、嵐山や嵯峨野などの有名観光スポットなど見どころが数多くあります。そこから道は一気に北山杉の生い茂る林間の涼しい快走路になります。福井県へ抜ければ美しい若狭湾がひろがり、日本海に沈む夕日の絶景を臨むことができる穴場としても知られています。沿線には美味しい蕎麦のお店や鯖寿司の名店などのグルメも豊富で、バイクを停めてランチを食べるのも楽しいコースです。

アクセス

京都市内の五条通を西に進み、五条天神川から国道162号線へ。そのまま北上を続け太秦を経て周山街道に入ります。

全国厳選ツーリングルートランキング10位

北19号

北海道中標津町にある町道北19号線は、「日本の道50選」にも選ばれるライダーにおすすめのコースです。開陽台のすぐ側を走るなだらかなアップダウンの直線道路は、あたかもジェットコースターに乗っているかのような直線道路が、地平線に向かってまっすぐに伸びており、北海道ならではという雄大さを満喫できる絶景ルートです。

ライダーおすすめポイント

あたかも地平線に向かってまっすくに伸びているような直線道路は、本州では見られない絶景ポイントです。ライダー達からも高い人気を誇っており、写真撮影の穴場としてもおすすめです。北19号は別名を「ミルクロード」といい、コース沿線には多くの牧場があります。中標津にはメグミルクの中標津工場があり、工場見学だけでなく生産しているさまざまなチーズを購入して食べるというグルメも楽しめます。沿線には中標津保養所温泉旅館という本線施設もあり、ツーリング途中に日帰り温泉で汗を流すこともできます。

アクセス

根室中標津空港から約20分、開陽台展望台のすぐそばにあります。

全国厳選ツーリングルートランキング9位

磐梯吾妻スカイライン

磐梯吾妻スカイラインは福島市の西部の吾妻連峰を縦走する、約30キロメートルの山岳道路です。かつては福島県道路公社の運営する有料道路でしたが、現在は無料開放となっています。同じく福島県にあるレークライン、磐梯山ゴールドラインと合わせ福島の三大絶景ラインと呼ばれる絶景コースのひとつです。


ライダーおすすめポイント

荒涼とした景色の中に伸びる山岳スカイラインは、まさにバイクで走るために作られたような快走ルートです。沿線には奥羽三高湯に数えられる高原温泉の「あったか湯」もあり、バイクで疲れた体を癒すのにぴったりの穴場スポットです。会津にはB級グルメとして有名なソースカツ丼を食べさせる店も多く、巨大なカツがのった丼は一度食してみる価値ありのおすすめグルメです。

アクセス

東北自動車道福島西ICで下り、国道115号線から県道5号線を経由し、高取温泉方面へと向かいます。福島西ICから約40分程度です。

全国厳選ツーリングルートランキング8位

千里浜なぎさドライブウェイ

日本海の中心部に突き出した石川県の能登半島西部の海岸線は、美しい砂浜が続くことで知られています。そんな能登のきめの細かいしまった砂の特徴をいかし、約8キロメートルにわたって車やバイクで走行可能にした、日本で唯一の砂浜の道が千里浜なぎさドライブウェイです。

ライダーおすすめポイント

コース沿いに春から秋にかけて立ち並ぶ浜茶屋は、地元で取れた焼き蛤などを食べさせる穴場グルメスポットとして有名です。終点の千里浜には温泉施設ユーフォリアもあり、日本海を一望できる露天風呂や温水プールも楽しむことができます。またこの海岸は日本海に沈む夕日の絶景スポットとしても知られており、ぜひ晴れた日の夕方に訪れて、美しい夕日の絶景をバックにバイクの写真を撮ることをおすすめします。

アクセス

北陸自動車道金沢東ICから津幡バイパスを経由し、能登里山海道に入ります。今浜ICまたは千里浜ICで下りるとすぐなぎさドライブウェイです。

全国厳選ツーリングルートランキング7位

芦ノ湖スカイライン

芦ノ湖スカイラインは、神奈川県の箱根町から静岡県の芦ノ湖に至る、約10キロメートルの観光有料道路です。巨大なカルデラ湖である芦ノ湖西方の山岳部や箱根外輪山の尾根を走りつつ、富士山の絶景も臨むことができる贅沢なツーリングルートです。

ライダーおすすめポイント

全線にわたってアップダウンや急カーブの連続で、バイクにとっては走りごたえ十分なコースです。杓子峠や三国峠など富士山を臨む絶景スポットも多く、写真撮影には困りません。芦ノ湖でグルメを楽しみたいならシチューとカレーの「湖亭」がおすすめです。店内には名車SRXが展示されているなど、ライダーにも人気の穴場グルメスポットです。芦ノ湖畔には天然温泉を有する老舗ホテルも多く、ぜひ泊まりで訪れて温泉や地元のグルメでゆっくりくつろぐことをおすすめします。

アクセス

東名高速厚木JCTから小田原厚木道路へすすみます。箱根ターンパイクから箱根へ向かい、芦ノ湖スカイラインへと至ります。

全国厳選ツーリングルートランキング6位

高野龍神スカイライン

高野龍神スカイラインは、ユネスコの世界遺産にも登録された真言宗の総本山金剛峯寺のある高野山から、龍神温泉へと至る、約40キロメートルに及ぶ山岳スカイラインです。かつては有料道路でしたが、現在は無料開放されており、バイクツーリングのメッカとして多くのライダーで賑わっています。

ライダーおすすめポイント

ほぼ全線にわたって道幅の広いワインディングロードで、初心者でも非常に走りやすいコースです。ただし休日はかなりスピードを出しているバイクも多く、注意が必要です。ルート全体が最高標高地点の尾根を縫うように走って下り、ライディングの途中で多くの絶景が楽しめます。このコースのグルメでおすすめなのは、道の駅「ごまさんスカイタワー」のレストランで味わう、地元食材である鮎や猪を使った料理です。終点の龍神村では、日本三美人の湯の一つに数えられ、美肌効果の穴場である龍神温泉も楽しめます。

アクセス

京奈和道かつらぎ西ICから国道480号線、行動371号線を経由しスカイライン入り口へ。葛城西ICから約40分です。

全国厳選ツーリングルートランキング5位

やまなみハイウェイ

やまなみハイウェイは、大分県の人気温泉地である湯布院から、熊本県の南小国へ至る山岳道路です。沿線は雄大な九重連山を臨む絶景ポイントが広がり、日本風景街道や日本百名道にも選ばれるライダーにも人気のおすすめツーリングルートです。


ライダーおすすめポイント

長者原付近からの九重連山を臨むまっすぐな草原の中の道は、阿蘇の雄大さを満喫できる絶景ルートです。付近には牧場が多いためか、ステーキや牛丼など牛肉を味わえるグルメスポットが数多くあります。またこのあたりは黒川温泉などひなびた穴場的温泉地も多く、ツーリングで疲れた体を癒すのに最適な温泉宿がたくさんあります。

アクセス

九州自動車道鳥栖JCTより大分自動車道へ入ります。湯布院ICで下り、県道210号線を経由してやまなみハイウェイに入ります。

全国厳選ツーリングルートランキング4位

美ヶ原ビーナスライン

長野県中央部の蓼科から美ヶ原高原まで続く、総延長76キロメートルにも及ぶ高原道路がビーナスラインです。白樺林の中の林間コースから、標高2000メートルを超える山岳地帯まで、ここでしか味わえない雄大な景色はツーリングのメッカとして多くのライダーで賑わっています。

ライダーおすすめポイント

首都圏や東海地方、関西方面からも高速利用でアクセスしやすいのが魅力です。周りに遮るもののない大パノラマの中を走るワインディングは、純粋にバイクを駆る楽しみを味わうことができます。沿線には名物の信州蕎麦を食べさせる名店や、老舗のレストラン、穴場的なカフェも多く、グルメを楽しみたいライダーにもおすすめです。火山地帯ということもあり周辺には蓼科温泉や武石温泉など有名な温泉も多く、泊まりでゆっくり訪れたいコースです。

アクセス

中央道諏訪ICで下り、国道20号線を上諏訪方面へ向かいます。元町交差点を右折して県道40号線に入ると、ビーナスラインへの分岐の看板があるので、それにしたがって進みます。関越・上信越道方面からは、東部湯の丸ICで下り、国道152号線を松本・蓼科方面へと向かいます。町役場和田庁舎交差点で県道178号線へ右折してビーナスラインに入ります。

全国厳選ツーリングルートランキング3位

八幡平アスピーテライン

八幡平アスピーテラインは、岩手県と秋田県の間にまたがる八幡平を横断する山岳道路です。全長30キロメートルに及ぶ道は比較的なだらかなワインディングの連続で、初心者でも景色を楽しみながらバイクを走らせることができます。みどころはやはりこの道路の名前の由来にもなっているアスピーテ(楯状火山)の雄大な景観です。

ライダーおすすめポイント

アスピーテラインをバイクで走るのにおすすめの季節は、秋の紅葉と春先です。秋は10月中旬から下旬にかけての時期、一面の広葉樹林が紅や黄色に染まるさまは圧巻の絶景です。また冬季の通行規制が解かれる4月中旬からゴールデンウィーク開けの時期には、除雪された道路の両脇に降り積もった雪がそびえ立つ「雪の回廊」が楽しめます。季節的にはまだまだ寒い時期ですが、走りきった後の冷えた体を温める温泉が沿線に点在しており、それもまたアスピーテラインツーリングの楽しみの一つと言えます。

アクセス

東北自動車道高速松尾八幡平ICを下り、県道45号線を経由、県道23号線に入ります。

全国厳選ツーリングルートランキング2位

日本海オロロンライン

日本海オロロンラインは、北海道の小樽から稚内に至る海岸線を走る380キロメートルにも及ぶ道路です。道央から道北へと、北海道の雄大さを堪能できる道としてライダーに人気の道で、サロベツ原野や利尻富士など絶景スポットも数多くあります。

ライダーおすすめポイント

日本海オロロンラインは、北海道の雄大な景色の中を走行する楽しみだけでなく、見どころも数多くあります。中でも黄金岬は、日本海に沈む美しい夕日を眺める穴場スポットとして有名ですし、映画「駅 STATION」のロケ地ともなったJR増毛駅なども映画好きにはたまらない観光スポットです。沿線は北海道の海の幸の宝庫でもあり、新鮮な甘エビやタコを味わえるお店も豊富にあります。バイクを停めて周辺の民宿で海の幸を味わったり、朝市で手に入れた魚介でキャンプクッキングを楽しむのもおすすめです。

アクセス

道央自動車道深川JCTから深川留萌自動車道方面へ進みます。留萌幌糖ICから国道232号線に入ります。

全国厳選ツーリングルートランキング1位


四万十川

高知県の西部を流れる四万十川は流域にダムなどの人工物がなく、日本最後の清流と呼ばれています。その四万十川の上流から中流にかけて、川の流れに沿うように走るのが国道381号線です。四万十川の雄大な流れに合わせて蛇行する道は、絶景などの派手さはないものの、周りの自然も含めた美しい日本の景色を堪能できる穴場ツーリングルートとして、ライダー人気のスポットです。

ライダーおすすめポイント

沿線には四万十川のシンボルとも言える沈下橋が多くあります。欄干も何もない細い橋ばかりですので、ハイスピードで駆け抜けるのではなく途中でバイクを停めて写真を撮るなどしながらのんびり走りましょう。四万十でぜひ味わいたいグルメは、今では貴重な存在となった天然ウナギです。多少値段は張るものの、養殖では味わえない脂ののったウナギはぜひ一度味わってみる価値があります。

アクセス

高知自動車道を四万十中央ICで下ります。国道56号線を中村方面へと進み根元原交差点を右折して県道19号線に入ります。そのまま直進すると国道381号線に合流できます。

長距離ツーリングの注意点

1日に走る距離

ロングツーリングの際、距離をかせごうとついつい無理をしてしまいがちです。バイクの種類や排気量、高速か一般道か、季節や天候によって疲労度は変わります。疲労してくると注意力も散漫になり事故の危険も増します。1日の走行は300キロなど、上限を設けてそれを超えない範囲で日程を組むことが大切です。

荷物の積載

ロングツーリングでは荷物も多くなりがちですし、キャンプツーリングではさらに荷物も増えます。走行中に荷物が緩んでくると、ライディングにも集中できませんし、落下事故の原因にもなります。しっかりとした荷物の固定や、パニアケース、トランクなど積載方法にも工夫しましょう。

安全対策

ボディに体を覆われていないバイクでは、転倒の際の怪我のリスクはどうしても高くなります。夏場のツーリングでは暑さからつい薄着になりがちですが、メッシュ素材のライディングジャケットであってもプロテクター内蔵のものを選ぶなどして、自分の体は自分で守るように心がけることが重要です。

ガス欠に注意

近頃はガソリンスタンドの閉店が多く、山間部などでは給油する場所に困ることがあります。バイクのタンクにはリザーブがあるものも多いですがそれで走行できる距離は限られており、最悪の場合、長い距離をバイクを押して歩くはめに陥ったりします。自分のバイクの燃費を把握しておき、ツーリングの際は早め早めの給油を心がけるようにしましょう。

緊急時の対応

ふいの故障でバイクが走行不能になった場合、近距離のツーリングであれば知人に迎えに来てもらうこともできます。でも自宅から遠く離れたロングツーリングでは、それもかないません。緊急時にバイクを運搬する対策などもきちんとしておきましょう。JAFや民間のロードサービスに契約したり、最近では任意保険にロードサービスが付帯しているものも多いので、そういったものを利用するのも一つの手です。

万全の準備でライダーの聖地を訪れよう

ライダーならぜひ訪れたいツーリングスポットについてご紹介してきました。全国にはライダーの聖地とも言うべき穴場コースや、見たこともないような絶景ポイントが数多くあります。またその土地でしか食べられないグルメや、ライディングで疲れた体を癒す温泉も豊富にあります。長い休みが取れたら万全の準備を整え、美しい日本の景色の中を走りに出かけてみませんか。