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名車カワサキニンジャ!伝説の系譜と現行機種の魅力を一挙にご紹介!

カワサキを代表するバイクに冠されるネームがニンジャです。発表以来30年以上を経過して今なお色褪せないニンジャの歴史や、新車バイクとして乗れる現行カワサキニンジャのラインナップ、いまだに人気の高い初代ニンジャの中古車選びのポイントについて解説します。
2020年8月27日
ironman17
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伝説のバイク『カワサキ ニンジャ』

鮮烈なデビューを飾ったGPZ900R以来、カワサキのスーパースポーツを代表するバイクに冠されてきた象徴的なペットネームが”ニンジャ”です。現行機種として新車で乗れるニンジャのスペックやインプレのレビュー、そしていまだに中古車市場で高い人気を誇る初代ニンジャを選ぶ際の注意点など、ニンジャに乗るために押さえておきたいポイントをご紹介します。

名車バイク『カワサキ ニンジャ』の歴史

GPZ900Rニンジャの誕生

一斉を風靡したZ1、Z2以来、カワサキのスポーツバイクに搭載されるパワーユニットは、空冷インラインフォーでした。大排気量のカワサキを定着させたZシリーズですが、テクノロジーの進歩によるスピード競争に空冷エンジンで対抗するには限界にさしかかっていました。そんな1984年、満を持して発表されたGPZ 900Rニンジャは、水冷インラインフォーにサイドカムチェーンを内臓したスリムなエンジンをダイヤモンドフレームに搭載し、シャープな印象のフルカウルをまとったデザインと圧倒的なスペックで、またたくまに世界を席巻する人気のスーパーマシンとなりました。

現在まで続くニンジャの系譜

圧倒的な人気から予想外のロングライフとなった初代ニンジャは、2003年に惜しまれつつその歴史に幕を閉じました。しかしその後もニンジャは、カワサキのスポーツバイクを象徴するペットネームとして、新型が常にラインナップされ続けています。排気量も大型だけでなく、普通二輪免許で乗れる250や400のニンジャも登場しました。圧倒的なスペックを誇るフラッグシップモデルはもちろん、ツーリングを楽しめるスポーツツアラーにもその名が冠され、カスタムベースとしても高い人気を誇ります。いずれのモデルのインプレッションもニンジャの名に恥じない高評価のレビューを獲得しています。

新型で乗れる名車バイク『カワサキ ニンジャ』①

Ninja1000

現行で乗れる新型ニンジャの中では最大排気量を誇るフラッグシップモデルです。ニンジャらしい精悍なデザインが印象的ですが、インプレでは初心者でも扱いやすいというレビューも多く見られるように、スムーズで素直なパワー特性が持ち味です。空力特性に優れる大きなウィンドスクリーンや、取り外し可能なパニアケースなど、ツアラー的なカスタムを施した車体も多く、ツーリングで本領を発揮するスーバースポーツとして高い評価を得ています。

基本スペック

エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
排気量:1,043cm³
最高出力:104kW(141PS)/10,000rpm
最大トルク:111N・m(11.3kgf・m)/7,300rpm
サイズ(全長×全幅×全高):2,100mm×790mm×1,185mm
シート高:815mm
車両重量:235kg

新型で乗れる名車バイク『カワサキ ニンジャ』②


Ninja H2

ニンジャはその長い歴史において、常に世界最速であることを至上命題とされてきたバイクです。そんなニンジャの中で最高スペックを誇るモンスターマシンがNinja H2です。名車ニンジャとかつて暴力的なまでの加速で人気を誇ったマッハH2と2つのペットネームを冠された車両は、宇宙用に開発されたスーパーチャージャーを搭載され200PSを超える驚異的なパワーを誇ります。インプレでもその異次元のスピードを評価したレビューが多く、カスタムもマフラーやショックなど走りを中心としたパーツがそろっています。

基本スペック

エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
排気量:998cm³
最高出力:150.8kW(205PS)/11,000rpm
最大トルク:133.5N・m(13.6kgf・m)/10,000rpm
サイズ(全長×全幅×全高):2,085mm×770mm×1,125mm
シート高:825mm
車両重量:238kg

新型で乗れる名車バイク『カワサキ ニンジャ』③

Ninja H2 SX

ニンジャブランドの中で最高のパフォーマンスモデルとして人気のH2を、よりツーリングなどの常用域で扱いやすくモディファイし、タンデム走行やパニアケースを装着可能なツアラーとしてカスタムを施したのがH2SXです。LEDランプやクルーズコントロールなどツアラーとしての装備の充実も高い評価を得ています。インプレでも、スーパースポーツとしての走りとツーリングでの扱いやすさを両立したモデルを評価するレビューが数多く見られます。

基本スペック

エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
排気量:998cm³
最高出力:147kW(200PS)/1,1000rpm
最大トルク:137N・m(14.0kgf・m)/9,500rpm
サイズ(全長×全幅×全高):2,135mm×775mm×1,205mm
シート高:820mm
車両重量:256kg

新型で乗れる名車バイク『カワサキ ニンジャ』④

Ninja650

Ninja650はニンジャのペットネームが与えられたミドルスポーツです。カワサキ伝統の名車であるWシリーズを彷彿とさせるパラレルツインのエンジンは常用域から鋭く加速し、軽い車重もあいまって大型ニンジャとは一味違った乗り味が楽しめます。インプレでも大型でありながら250並の軽快さを評価するレビューが多く、ツーリングを楽しむだけでなく、カスタムベースとしても人気の高いモデルです。

基本スペック


エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
排気量:649cm³
最高出力:50kW(68PS)/8,000rpm
最大トルク:65N・m(6.6kgf・m)/6,500rpm
サイズ(全長×全幅×全高):2,055mm×740mm×1,135mm
シート高:790mm
車両重量:193kg

新型で乗れる名車バイク『カワサキ ニンジャ』⑤

Ninja400

ミドルサイズのニンジャとして高評価を得ているNinja650のボディはそのままに、中型免許で乗れるニンジャとして高い人気を誇るのがNinja400です。インプレでもニンジャシリーズでは定評のあるシャープなイメージのデザインはそのままに、400ならではの軽快でキビキビとした走りを評価したレビューが数多く見られます。空力特性に優れたフォルムと、低中速回転域で扱いやすいエンジンは、ツーリングバイクとしても最適です。

基本スペック

エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
排気量:398cm³
最高出力:35kW(48PS)/10,000rpm
最大トルク:38N・m(3.9kgf・m)/8,000rpm
サイズ(全長×全幅×全高):1,990mm×710mm×1,120mm
シート高:785mm
車両重量:167kg

新型で乗れる名車バイク『カワサキ ニンジャ』⑥

Ninja250

ニンジャファミリーの中でももっとも小さい排気量のNinja250は、中型免許で乗れて、なおかつ車検不要のニンジャとして高い人気を誇ります。熟成されたGPZ250伝統のパラレルツインエンジンは、高出力と扱いやすさが両立しています。LEDヘッドライトや標準装備のABSなど、250とは思えない豪華装備はインプレのレビューでも高い評価を得ています。軽い車体はビギナーでも取り回しやすく、250ならではの燃費の良さもあり、ツーリングバイクとしてもおすすめのバイクです。

基本スペック

エンジン形式:水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
排気量:248cm³
最高出力:27kW(37PS)/12,500rpm
最大トルク:23N・m(2.3kgf・m)/10,000rpm
サイズ(全長×全幅×全高):1,990mm×710mm×1,125mm
シート高:795mm
車両重量:166kg

旧車ニンジャ中古車選びのポイント

年式

初代ニンジャともいうべきGPZ900Rは、1984年のA1から2003年のA16まで16代のモデルが存在します。このうちA1からA7までは、大型バイクの国内販売が自主規制されていたこともあり、逆輸入車の扱いになります。いわゆる”フルパワー”と呼ばれるのはこの世代で、100PSを超えるスペックを有するエンジンや、販売国に合わせたマイル表示のメーターが装着され、マフラーや足回りを中心としたカスタム車も多く見られます。一方A8以降の国内仕様車は、馬力こそ86PSと小さくなっているもののトータルバランスにすぐれ、年式が新しいことにより傷み具合もそれほどでもない車両も少なくありません。

外観


まずは外観全体を見ます。ツーリングで使用されていた程度なら痛みもそこそこですが、バックッステップなどのカスタムパーツを装着してレースで使用されていたような車体は、大きな損傷を受けている可能性も考えられます。劣化具合が年式相応か、タンクのへこみなどの外装の傷はどうか、などを入念にチェックします。次にミラー、ハンドルバーエンド、マフラー、カウルなどの傷を確認します。これは転倒の有無を調べるためです。これらのパーツに傷があれば転倒歴があることがわかりますし、極端にそこだけきれいな場合にも、転倒による破損で、その部分だけを交換したことが予想されます。

フレームとハンドル周り

特に注意したいのは、フロントフォークとフレームの接続部です。この部分は衝突の際にもっとも損傷しやすい部位です。そのためこの部分の塗装だけ色が異なっていたり、新しい溶接跡が見られる場合は、修復を受けた可能性が強く疑われます。バイクの走行安定性を左右する重要な部分だけに、この部分に修復跡がある車体は避けるべきだと言えます。

エンジン

まずはシリンダーやヘッド部分からのオイル漏れの有無を確認します。もしオイルが滲んでいるようなら、ガスケットを交換する必要があり、購入後に大きな出費を強いられます。次にエンジンをかけます。ポイントは、冷間時でもスムーズに始動するか、始動後の暖気の段階でエンジンから変な異音が聞こえないかを注意してチェックします。そしてエンジンが暖まったらスロットルを開け、スムーズに回転が吹け上がるか、アイドリングが安定しているかを確認しましょう。

足回り

年式の古いニンジャでは、サスペンションの機能が低下しているものも多くあります。リアタイヤを設置させた状態でサスペンションを沈み込ませ、抜けがないかを確認します。またフロントフォークからのオイル漏れや、フォークチューブ自体の歪みやねじれがないかも入念に確認します。

やっぱり選ぶならカワサキニンジャ

カワサキを象徴するバイク、ニンジャについてご紹介してきました。精悍なスタイリングに圧倒的なスペック、スポーツ走行からのんびりとしたツーリングもこなし、カスタムも楽しめるバイク、それがニンジャが長く愛されるゆえんです。旧車としていまだに人気の高い初代ニンジャから、最新式のハイパフォーマンスを誇る現行ニンジャまで、あなたもカワサキニンジャでバイクライフを堪能してみませんか。