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ベアフットシューズとは
「ベアフット」は、裸足を意味します。つまり「ベアフットシューズ」とは、「裸足感覚」で走ることができるランニングシューズのことです。
ランニングによる足の故障に悩まされていたクリストファー・マクドゥーガルの著書「BORN TORUN」をきっかけに、世界中でベアフットシューズの大きなブームが巻き起こりました。
「BORN TORUN」では、裸足で走ることで、足が本来持っている衝撃吸収機能を取り戻せるという、ベアフットランニングが提唱されています。
以降、ベアフットランニングは注目を浴び、大手スポーツメーカーを始め、さまざまなシューズメーカーから続々と「ベアフットシューズ」が販売されました。
ベアフットランニングのバイブル「Born to Run」
著者は、クリストファー・マクドゥーガル。全世界で300万部のベストセラーとなりました。「Born to Run~走るために生まれた: ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”」の日本語版が発売されたのは2010年、瞬く間にランナーのバイブルとなりました。
著者は、メキシコの奥地、コッパーキャニオンでひそかに暮らし、粗末なサンダルを履き長距離を走る、タラウマラ族の走りの秘密に迫っていきます。この本からベアフットシューズブームが巻き起こりました。
ベアフットシューズの特徴
ランニングシューズといえば、ナイキのエアーに代表されるように、靴底の衝撃吸収性能に優れた素材で、足に負担がかからない設計の靴を思い浮かべる方が多いでしょう。
ベアフットシューズは、通常のランニングシューズと比較すると、余分な機能を排し、靴底が薄いのが特徴です。ベアフットシューズを履いて、一般的なかかと着地で走ると大きな衝撃、負担が足に伝わります。
従来のランニングシューズは、靴の衝撃吸収機能に頼った、かかとから着地するヒールストライク走法を想定しています。ベアフットシューズを履くことにより、自然とつま先から着地するようになりますよ。
足の従来の機能を使った、足先で着地するフォアフット走法や、足の中心で着地するミッドフット走法を身に着けることができます。
ベアフットシューズの効果
靴の機能になれた現代人。特に、ランニングシューズは、その衝撃吸収性能により、本来の足の機能にたよらない走りになりがちです。機能をそぎ落とし、裸足感覚に近いベアフットシューズを履いてトレーニングすることで、さまざまな効果が期待されています。ここではその効果を紹介していきます。
効果.1 足本来の機能を取り戻す
「ベアフットシューズ」のソール(靴底)は薄く、靴の衝撃吸収機能を極力排除しているものが一般的です。歩きも走りも普段意識することなく、靴の衝撃吸収能力に頼っている現代人。ベアフットシューズを履くことで、普段使っていない筋肉を刺激し、足本来の衝撃吸収能力を取り戻す効果が期待されます。
効果.2 効率的な走りが身につく
日本人ランナーの多くは、かかとで着地して、つま先で地面を蹴るヒールストライク走法で走るといわれています。ヒールストライク走法は、衝撃吸収、前方への推進力をシューズの性能に頼った走り方です。
また、かかと着地は、ふくらはぎやアキレス腱への負担が少ない半面、地面との接地時間が長く、膝関節を始め、関節に負担がかかるといわれています。ベアフットシューズを履くことで、自然に足に負担が少なく効率的な、ミッドフット走法やフォアフット走法が身に付くといわれています。
効果.3 ケガの防止、記録の向上
さまざまな意見はあるものの、ベアフットシューズを使って継続して走ることで、直接着地の衝撃を受け止められる強さが引き出されます。
ベアフットシューズを履いた当初は、アキレス腱周りやふくらはぎに負担がかかり疲労しますが、あせらずに、徐々に走る距離を伸ばしていくことで走ることに必要な筋力を向上させ、結果的に、記録の向上やけがの予防につながっていく効果があるといわれています。
ベアフットシューズの負担について
「ベアフットシューズ」によるランニングは、靴に慣れた現代人には、負担が大きいのも事実。負担の大きいベアフットシューズで、いきなり走り始めるのはお勧めできません。
ベアフットランニングは、筋トレと同じと考えましょう、いきなり高重量を扱うのは危険です。徐々にベアフットシューズの負担に身体を慣れさせていくことが大切です。
ベアフットシューズに焦りは禁物
靴を履いた時と比較すると、いつもとは違う負担がかかる「ベアフットシューズ」。ベアフットランニングに焦りは禁物です。まずは日常履きから始め、ウォーキング、ゆったりとしたジョギングへと徐々に移行しましょう。
距離も1km程度から始め、徐々に距離をのばしていくことをおすすめします。始めはふくらはぎやアキレス腱などに痛みが出るかもしれません、今まで使っていなかった足のバネとなる筋肉が目覚めた証拠です。
しかし、痛みや違和感が出たら距離を短くしたり、休養をとるなど無理をしないようにしてください。
ベアフットシューズのブームは終わったのか?
熱狂的なベアフットシューズブームは去り、現在、一般ランナーの間では興味を持っている人が少なくなりました。しかし、アメリカでは多くのベアフット系シューズが再び売り上げを伸ばし、人気を博しています。
当初のベアフットシューズブームの際は、日本でもランナーの多くは勘違いして、これを履けばすぐに怪我が治ったり、すぐにパフォーマンスが上がることを期待して取り入れ失敗していました。
ベアフットシューズを長年愛用している人達の多くは、効果を感じていて、今後また少しづつ広がっていくものと思われます。
ベアフットシューズの代表的メーカー
ベアフットシューズのブームの際には、国内外問わずさまざまなメーカーが参入してきました。2022年現在、日本で購入しやすいベアフットシューズの人気メーカーを紹介します。
まずは、大手人気スポーツ用品メーカー「ナイキ(NIKE)」。足の機能を取り戻す「ナイキフリー」シリーズは、ベアフットシューズの代表格です。そして「ニューバランス(NEW BALLANCE)」。
機能をそぎ落としたミニマスシリーズは筆者も愛用しています。そして、音楽フェスなどで人気のアウトドアシューズ「カメレオンストーム」で有名な「メレル(MERRELL)」。
その他5本指シューズの「ビブラムファイブフィンガーズ(VibramFiveFingers」などが、ベアフットシューズメーカーの代表格です。
ベアフットシューズ人気比較おすすめ10選
ここからは「ベアフットシューズ」の人気おすすめ商品を紹介していきます。「BORN TO RUN 」から始まった一時の熱狂的なブームは去ったものの、ベアフットシューズの考え方は根付いてきています。
ベアフットシューズを履けば、すぐに足のケガが治ったりするものではありません。
ブームは去りましたが、本来の足の機能を使って走る「ナチュラルランニング」や、裸足感覚に近くつま先から踵までの高低差のない「0ドロップシューズ」など、新たなムーブメントが起き、ベアフットシューズの選択肢の幅が広がっています。
各シューズの機能、特徴などを比較して、あなたに最適な一足を見つけてください。
おすすめベアフットシューズ(1)
ニューバランス WT10 ミニマス レディース
サイズ | WIDTH D |
---|---|
素材 | 人工皮革/合成繊維(ソール:ビブラムソール) |
重量 | (片足):約198g(26cmで計測) |
裸足感覚を日々の生活に取り入れたい方におすすめ
早期からベアフットシューズを展開し、大人気となったニューバランスの「ミニマスMX10」が再デビューし、さらに人気を集めています。
ニューバランスのミニマスシリーズは、余分な機能をそぎ落とし、裸足感覚を日常でも取り入れたいランナーに最適な人気ベアフットシューズです。つま先とかかとの高低差が少ない4mmドロップのラストは、スムーズな足運びをサポートし、ミッドフット走法を促します。
おすすめベアフットシューズ(2)
FRESH FOAM HIERRO メンズ
素材 | 【甲被】合成繊維 【底材 アウトソール】ゴム底 【ミッドソール】合成底 |
---|---|
重量 | (片足):約255 g |
グリップ力が強いニューバランスの裸足感覚シューズ
ニューバランスの「フレッシュフォーム・ヒエロ」は、ニューバランスの中でも、比較的アウトドアシーンに適したシューズです。はだし感覚の履き心地で、アウトソールには、グリップ力が強く耐久性のある「ビブラム・メガ・フィットソール」を使用しており、ランニングやジョギングなど、トレーニングに使用することで、足本来の機能を引き出してくれます。
「フレッシュフォーム・ヒエロ」は、グリップ性能の高いビブラムソールを採用しているため、低山のトレッキングやトレイルランニングなどにもおすすめです。
おすすめベアフットシューズ(3)
メレル メンズ ヴェイパー グローブ 4
素材 | アッパー/メッシュ×TPUミッドソール/合成樹脂アウトソール/ゴム |
---|---|
ソールの厚さ | (ヒール:6.5mm / つま先:6.5mm [0mmドロップ]) |
重量 | (片足):約170g |
裸足感覚とクッション性能を融合させたシューズ
アウトドアシューズとして人気のメレル。メレルは比較的新しく参入した、ベアフットシューズメーカーです。「 ヴェイパー グローブ 4」は、つま先とかかとの高低差をなくした0mmドロップのベアフットシューズとなります。
メレルのシューズは、裸足感覚ながら、クッション性とグリップ力の高いヴィブラムソールで、地面との衝撃から保護する、足に負担のかからない設計です。メレルの「 ヴェイパー グローブ 4」は、ランニングおよびトレイルランニングはもちろん、タウンユースなど、多様なフィールド環境を想定して作られています。
おすすめベアフットシューズ(4)
MERREL トレイルグローブ6
素材 | メッシュ・ゴム |
---|---|
ソールの厚さ | 1.5cm |
重 | (片足):198.45g |
裸足感覚を生みだす足を包み込むフィット感
「MERREL トレイルグローブ6」は、人の足の型を模倣して作られているため、足の状態を最適に矯正してくれます。そのため、裸足スタイルへ移行したいと考えている方には、うってつけの靴といえるでしょう。
また、メレル独自のアッパーは、伸縮性のある糸で、360度足を包み込むよう2層に編み上げているので、軽くても耐久性があり、ビブラヒムソールは安定した状態と強いグリップ力を発揮するため、激しい運動にも対応できるトレーニングシューズに仕上がっています。
おすすめベアフットシューズ(5)
ナイキ フリー ラン 5.0 CZ1884-001
素材 | アッパー:合成繊維 + 合成樹脂、ソール:合成底 |
---|---|
重量 | 約190g (25.0cm/片足) |
ナイキのベアフットシューズ入門編
ベアフットランニングブーム時には、多くの裸足感覚シューズが販売されました。「ナイキフリーラン」は、独自の裸足感覚を生み出す「ナイキフリー」の柔軟設計を継承して作られ、その後に新しいタイプの「RN5.0」が登場しました。
「5.0」というのは、ナイキの定番シューズの機能が10.0と仮定すると、わざとクッション機能などを半分にすることで、足を強靭に鍛えるという意味があります。
3.0ならば、機能が約3分の1で素足により近く、中間的な5.0は普段履きとして使いながら足を鍛えたい方や、ベアフィットシューズ入門編としておすすめの商品です。
おすすめベアフットシューズ(6)
ナイキ フリー RN フライニット 3.0 レディース
素材 | アッパー:合成繊維 + 合成樹脂、ソール:合成底 |
---|---|
重量 | (片足)約152.0g |
もはや一人勝ち!足本来の機能を取り戻すシューズ
「NIKE(ナイキ)フリー ラン フライニット3.0」は、大人気のナイキフリーランシリーズで、最も軽い部類の一足になります。前に紹介しました「RN5.0」と比較して、より素足に近い履き心地を提供してくれる商品です。
伸縮性に優れた糸を従来よりも増量した、ソックスのようなアッパーが、かつてないほど快適に足を包み込みます。構造を改良した画期的なソールは、あらゆる動きに合わせて伸縮し、美しい足と走りを手に入れられる商品です。
おすすめベアフットシューズ(7)
vibram fivefingers V-Run
メイン素材 | ポリエステル |
---|---|
重量 | (片足)約136g |
ベアフットブームの火付け役!5本指シューズ
5本指ベアフットシューズの代表格、ビブラムファイブフィンガーズのランニングモデル「vibram fivefingers V-Run」。初めてファイブフィンガーズを履く方に理想的なモデルです。
ソールは適度な薄さと、クッション性を兼ね備えています。またソールに刻まれた深い溝により、履いた瞬間から足馴染みのよさも体感できますよ。アッパー部分は柔らかく、小さな穴が空いているため、通気性が向上しました。
他社のベアフットシューズと比較すると、5本指の効果もあり、ダイレクトに地面と繋がっている裸足感覚が楽しめるベアフットシューズです。
おすすめベアフットシューズ(8)
ALTRA Lone Peak 6 Men
素材 | ミッドソール:ALTRA EGO™・StoneGuard™ 、アウトソール:TrailClaw™付きMaxTrac™ラバー |
---|---|
重量 | 300g(US9.5 / 27.5cm) |
自然な走りを促し、レースにも対応
トレイルランニングシューズで有名な「altra」は、自然な走りを実現させるシューズを作り続けています。世界中から支持された商品「LONE PEAK5」は、長距離トレーニングやロードレースなど、過酷な状況に対応するためのモデルとして多くの方に使用されてきました。
さらにバージョンアップして登場した「LONE PEAK6」は、よりさまざまな足の形に合うように、フィッティング加工が施された逸品となっています。
アルトラ独自の足の形に合わせた形状「FootShapeトウボックス」、そしてつま先から踵までフラットな高さの「ゼロドロッププラットフォーム」を採用。軽さと快適さを兼ね備えたベアフットシューズです。
「LONE PEAK6」では、足の甲部分にシューレース(靴ひも)を通すホールが追加され、さらにフィッティングを向上することができるなど、細部に工夫が加えられています。
おすすめベアフットシューズ(9)
altra vali
ミッドソール | アルトラEGO、インナーフレックス |
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アウトソール | フットポッド |
インソール | 6mmコンツアー・フットベッド |
アッパー素材 | エンジニアード・ニット |
重量 | 約232g |
日常生活にも裸足感覚を
普段使いに最適なアルトラのデイリーベアフットシューズ、「altra(アルトラ)VALI(バリ)」。「0ドロップ」の裸足感覚を日常生活に自然に取り入れられます。ランニングシューズで実証された機能性の高いニットアッパーと、柔らかく程よい反発力のあるEVAミッドソールを使用することで、快適な履き心地が実現されました。
仕事に通う時やウォーキングの時も、他社メーカーと一線を画すスタイリッシュなVALIは、履くシチュエーションを選びません。
おすすめベアフットシューズ(10)
Xero Shoes Prio
重量 | 220g(24.0cm) |
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ソール厚み | 6.0mm(3mmインソール付属) |
ダイレクトに地面を感じる自然な履き心地
ランニングサンダルが人気のメーカー「Xero Shoes(ゼロシューズ)」。Xero Shoesのスニーカータイプのベアフットシューズ「Xero Shoes Prio」です。
ランニングやウォーキング、スラックラインなど、多くのアクティビティで使用可能となっています。自然のままに足を動かす楽しさと、地面から伝わるダイレクトな感覚、自由を感じられる履き心地が魅力です。
ベアフットシューズまとめ
ベアフットシューズの熱狂的なブームは去りましたが、まだまだ人気です。ベアフットランニングを効果的に取り入れることで自分の走りを見直し、けがの防止や記録の向上にも役立ちます。
今回紹介したおすすめシューズは、それぞれナイキやメレル、ニューバランスなどの各メーカーの個性が生きた、魅力的なものばかりです。本記事を参考にして、ぜひベアフットランニングの世界に飛び込んでみてください。新たな自分の可能性に出会えますよ。