天気のいい日はポンポン山に登山に行きませんか
「ポンポン山」面白い名前の山ですね。ポンポン山の名前にはどんな由来があるのでしょうか。また、どんなコースが有るのでしょうか。名前の由来や登山口までのアクセス情報、初心者でも楽しめるコースの詳細などを紹介します。天気の良い日はポンポン山ハイキングを楽しみませんか。
ポンポン山とは
ポンポン山は、京都府と大阪府の境界に位置する山で、北摂山系の一峰です。山頂に位置する二等三角点は京都市西京区にあり西京区の最高峰です。
北摂山系
北摂山系は、主に兵庫県南東部から大阪府北部、京都府南西部に広がっています。標高800m以下の比較的低い山の集まりです。
ポンポン山の標高
ポンポン山の標高は678.7mですので、山の中では低山に属します。でも、この近隣では一番標高が高いことや尾根が左右に広がっているため、どっしりとした山容の山です。天気のいい日は、素晴らしい眺望が楽しめます。
ポンポン山は東海自然歩道
東海自然歩道とは、東京八王子市高尾の「明治の森高尾国定公園」から大阪府箕面市箕面の「明治の森箕面国定公園」までの長さ1,697kmの自然歩道です。
ポンポン山は人気
ポンポン山のハイキングルートは、東海自然歩道の一部となっているため、年間を通してたくさんの登山者が訪れます。標高は低いですが、近隣では最高峰であるため、天気のいい元旦の朝には初日の出を見ようとかなり多くの人が登ります。登山者に対して甘酒を振舞っていますのでいかがですか。
ポンポン山という名の由来
「ポンポン山」という名前ですが、なにか面白い名前ですね。江戸時代以前は加茂勢山や加茂背山など、かもせ山と呼ばれていました。ポンポン山という呼び名は明治時代から使われるようになった呼び名です。その由来についていくつかの説が有りますので紹介します。
足音ぽんぽん説
山頂の看板には「この山は正しくは加茂勢山といいますが、標高679メートルの頂上に近づくにつれて足音がポンポンとひびくことから通称ポンポン山と呼ばれています」とその由来が書いてあります。山頂付近ではポンポンという空洞のような音が確かにする場所があります。音の原因については、この付近では昔から石灰岩の切り出しが行われており地下に空洞が有るのではないかと言われています。
本山寺訛化説
本山寺がなまって、ポンポンになって、そのうちにポンポン山と呼ばれるようになったという説もあります。
ポーンと高い山説
また、「この周辺の山ではポーンとひとつ高い山だから」という説を唱える学者もいるようです。山の名前の由来は結構いろいろあって面白いですね。
ポンポン山の地図
国土地理院のホームページにポンポン山周辺の地図があります。アクセスやコース情報の参考にしてください。
ポンポン山のおすすめ登山口4選
ポンポン山は標高が低い山ですが、南の神峰山寺登山口から入るルート、西の出灰登山口から入るルート、東の善峯寺登山口から入るルート、北の大原野森林公園を通るルートなど多くの登山口が有ります。神峰山寺登山口からは、川久保渓谷方面に向かうルートと、本山寺方面に向かうルートがあります。また、他にもいくつか登山口がありますので初心者でも様々なバリエーションのハイキングが楽しめます。登山口へのアクセスを紹介します。
登山口①:神峰山寺登山口
ポンポン山への南からのアクセスは、ここ神峰山寺方面から向かいます。
登山口へのアクセス
神峰山寺登山口へのバスによるアクセスは、JR高槻駅から高槻市営バスで神峰山口バス停下車です。
登山口②:善峯寺登山口
ポンポン山への東方面からのアクセスは、ここ善峯寺登山口からがおすすめです。
善峯寺登山口へのアクセス
善峯寺登山口へはJR向日町駅から阪急バスに乗り善峯寺バス亭で下車します。でも、このバスは、一日一本ですから、タクシーで善峯寺まで約15分がおすすめとなります。
駐車場情報
善峯寺の参拝専用駐車場は500円ですが、混雑時は参拝しない方の駐車はできませんので注意が必要です。
登山口③:出灰登山口
ポンポン山へ西側から入るルートです。ここ出灰登山口からがおすすめです。
出灰登山口へのアクセス
JR高槻駅から高槻市営バスに乗り出灰バス停で下車します。バスの便数少ないので注意が必要です。
駐車場情報
高槻市中心部から府道6号線を利用し、北へ約11kmで、高槻森林観光センターに到着します。駐車場は3箇所併せて130台の収容が可能です。駐車料金は無料です。
登山口④:中畑登山口
ポンポン山へ北側から入るルートです。ここ中畑回転場バス停登山口から大野原森林公園を通りポンポン山へ向かうルートがおすすめです。
中畑登山口へのアクセス
JR高槻駅から高槻市営バスで中畑回転場バス停まで行きます。バスの本数が少ないので注意しましょう。
駐車場情報
森林公園の入り口に森の案内所の駐車場があります。夏季は17:00まで、冬季は16:00までの利用ですので注意しましょう。
初心者でもOKポンポン山ハイキングコース3選
ポンポン山は京都方面や大阪方面に多くの登山口があります。車で行く場合のおすすめコースと、公共交通機関を利用するおすすめコースを紹介します。
車で行くおすすめハイキングコース
車で行く場合には、駐車層の確保することと駐車場に戻ってくるということが重要です。ここでは、高槻森林環境センター駐車場を利用するルートをご紹介します。
高槻森林環境センター駐車場を利用するハイキングコース
高槻森林環境センター駐車場に駐車し、出灰登山口から山頂へ向かいます。往復約9km、歩行時間約2時間45分の超初心者用ピストンコースです。高槻森林観光センターでトイレを済ませて出発です。
駐車場から出灰登山口へ
駐車場から田能川に沿って道路を南下します。出灰バス停の登山口まで約15分です。ここから左手に進みます。
出灰バス停から山頂へ
舗装道路を川沿いに20分ほど進むと、ポンポン山の看板がありますから右に折れます。ここから登山道らしくなります。踏み跡をたどりながら登ってください。距離は短いですが急登ですからがんばりましょう。1時間ほどでポンポン山山頂にたどり着きます。帰路は同じルートを下ります。
バスを利用する縦走コース
公共交通機関を使うと簡単な縦走が楽しめます。縦走と行ってもハイキングコースですから初心者でも安全です。様々なコースが取れますが、ここでは、北から南へ縦走するコースを紹介します。
縦走ハイキングコース③
中畑回転場バス停から大野原森林公園内を通りポンポン山、釈迦岳を縦走し神峰山寺口バス停へ向かう縦走コースです。展望が良い尾根筋を登ります。登山者は少なくおすすめコースです。全行程15.1km約5時間30分の歩行時間です。
中畑回転場バス停から森の案内所へ
バス停から出発します。明神ヶ岳の登山口もありますから注意しましょう。看板では外畑方向に進みます。約25分で分岐があります。右に折れて大野原森林公園に向かいます。20分ほどで森の案内所に着きます。ここにトイレがありますから利用しておきましょう。
森の案内所からポンポン山山頂へ
森の案内所からは東尾根と西尾根の2つルートがあります。アップダウンがありますが、途中の展望が良い東尾根ルートがおすすめです。約1時間で犬ブナの森を抜け、さらに1時間ほどで分岐に着きます。右に折れて20分ほどでポンポン山山頂です。
ポンポン山山頂から釈迦岳を経て川久保へ
山頂からは北路を戻ります。20分ほどで分岐に着きますから右の釈迦岳方面へ向かいます。10分で釈迦岳山頂です。ここから大杉分岐まで10分ほど下り、右手の川久保渓谷を下ります。1時間40分程で神峰山寺口バス停に到着します。
ポンポン山登山の装備
ポンポン山登山は低山ですので普段着でも十分登山ができます。ここでは、最低限必要な装備について紹介します。
登山の服装
長袖のシャツに長ズボン、運動靴があれば登れます。夏場は気温が高くなりますが、半袖や半ズボンはおすすめしません。紫外線や虫よけ効果のあるシャツがおすすめです。
UVカットシャツ
紫外線を反射するコーティングのシャツです。
雨具は必須
どんなに晴れていても登山には雨具は必要です。天気の良し悪しにかかわらず準備しましょう。日帰りの低山登山であれば下記のような製品で十分です。これを機会に揃えようという人は、耐水性能、透湿性能が高いゴアテックスなどの製品がおすすめです。
レインウエア
防水性能、透湿性能は必須です。
ポンポン山周辺の情報
高槻市のホームページにポンポン山周辺のハイキング地図や危険情報がありますのでチェックしましょう。
スズメバチに注意
スズメバチに刺されるとアナフィラキシーショックを起こして最悪の場合は生命に関わります。注意情報をホームページでしっかり確認しましょう。
カエンタケに注意
猛毒きのこ「カエンタケ」が発生しています。このキノコはナラ枯れの跡地に発生し、触っただけでも炎症を起こすことがありますので注意しましょう。詳しくはホームページを参照ください。
まとめ
いかがでしたか。ポンポン山は標高が低い山ですがとても魅力のある山です。天気のいい日は、日頃のストレス解消や運動不足の解消にポンポン山に出かけてみませんか。自然に触れて新たな発見がきっとあるはずです。
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