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ルパン三世で気になる愛車のモデル車種13選!フィアット500以外もある!

皆さんルパン三世PART5見てますか?幅広い年齢層に愛されるルパン三世は登場する車や武器も魅力の一つですね。ルパンがいつも乗っている愛車フィアット500、PART5でも健在です。実はルパンが乗る愛車はフィアット500以外の車種もあるんですね。
2020年8月27日
ふらわ
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はじめに

幅広い世代に愛されるルパン三世

ご存知、モンキーパンチ原作の「ルパン三世」の連載開始は1967年、アニメの放映開始は1971年でした。その後ルパン三世は昭和を代表する人気アニメになりましたが、一番に人気を博したのは第2次ベビーブーム世代が見た赤いジャケットの第2シリーズでした。その後もルパン三世が後の世代にも広く認知されているのは「ルパン三世カリオストロの城」のテレビ放送を通して宮崎駿氏が携わっていた作品という事実が知れ渡ったからです。

作中でルパンが乗っていた車をご紹介!

そんな「ルパン三世」には実在するメカや武器がたくさん登場し、それが人気の一つでもあります。この稿ではルパン三世のもはや代名詞でもある愛車フィアット500を始めとして、SSKやアルファロメオなど作中でルパンが運転していた車種のあれこれをご紹介します。早速、ルパンが愛した?車たちを見ていきましょう!

フィアット500だけではないルパン三世の愛車!①

カリオストロの城でルパンの愛車認定されたフィアット500

「ルパン三世 カリオストロの城」が公開されたのが1979年ことでした。勝手ながら当初それほど人気を博した記憶もなく、”カリオストロ”ブームというのは後のジブリ人気に煽られた感があります。しかしそれも手伝って劇中に登場したフィアット500(正式にはフィアット・ヌォーヴォ・チンクエチェント)はルパンの愛車として広く認知されました。

ルパンといえば「カリオストロの城」のフィアット500

ルパン、次元、五右ェ門の大の大人がギューギュー詰めで派手なカーチェイスをするのがお馴染みのフィアット500、このモデルは2代目、 Nuovo500(ヌオーヴォ・チンクエチェント=新500の意)で1957年に販売開始しました。スペックとしては排気量479㏄、空冷直列2気筒縦置き、出力は15psで最高時速は100キロ出ないという大衆仕様でした。しかし「カリオストロの城」ではスーパーチャージャー搭載の改造仕様です。

フィアット500だけではないルパン三世の愛車!②

ルパンの由緒正しい愛車、メルセデス・ベンツSSK

「カリオストロの城」ブーム以降、ルパンの愛車といえばフィアット500になってしまいましたが、実はシリーズ1での由緒あるルパンの愛車はメルセデス・ベンツSSKというモデルのクラシックカーでした。シリーズ1の作中ではほぼこのメルセデス・ベンツSSKに乗っています。当然オープニングで乗ってるのもこのメルセデス・ベンツですが派手に壊れてますね。

メルセデス・ベンツSSKは現在は希少な車種

メルセデス・ベンツSSKは1928年に数十台製造された当時の市販高級スポーツカーです。大まかですが、SSKのスペックは7000㏄、6気筒のエンジンを積み、最高時速は約200キロとされています。当時の最高レベルのスポーツカーだったわけですが、ルパン三世の設定では、このメルセデス・ベンツSSKにフェラーリのV型12気筒エンジンを積み、なんと時速300キロを出すというモンスター仕様です。

フィアット500だけではないルパン三世の愛車!③

ルパン三世シリーズ2の愛車、アルファロメオ 6C1750グランスポルト

1977~80年に掛けて放送されたTVアニメ第2シリーズでは一見、似たようなクラッシックカーなので分かりにくいのですが、ルパンの愛車はメルセデス・ベンツSSKからアルファロメオ6C1750グランドスポルトに変更されています。製作陣がわざわざメルセデス・ベンツSSKに似た車種を探してこのアルファロメオに決定したということで、当時見ていた子供には違いが全くわかりませんでした。

ミッレミリアで優勝したアルファロメオ6C1750グランスポルト

アルファロメオといえばシリーズ2のアイキャッチで「ルパン・ザ・サ~ド♪ありっ・・・」というコーラスをバックに颯爽とアルファロメオに飛び乗りハンドルとタイヤが取れるシーンが印象的な車です。アルファロメオ6C1750グランスポルトは1930年に製造された高性能スポーツカーで、イタリアの伝説の公道レースミッレミリアで優勝しました。ルパンのアルファロメオは1750㏄水冷6気筒から12気筒4390㏄にチューンされた仕様です。

フィアット500だけではないルパン三世の愛車!④


不二子の愛車はルパンの愛車?ミニクーパー

テレビ第1シリーズや映画「ルパンVS複製人間」で登場する赤いミニクーパーは不二子の愛車なのですが、「ルパンVS複製人間」ではストーリー展開の中で不二子のミニクーパーを奪って巨大トレーラーと山道でカーチェイスするシーンが印象的です。ルパンは仲間を乗せ、ミニで華麗でアクロバティックなドライビングを見せています。

不二子の愛車はオースチン・ミニ・クーパー

当時、ミニクーパーにはオースチンとモーリスの2種類のモデルがあり、それぞれにクーパーとエンジンとブレーキを強化した仕様のクーパーSがありました。「ルパンVS複製人間」ではボンネット部に”AUSTIN COOPER”と書かれたプレートが見られますので車種が特定出来ます。テレビ第1~2シリーズでもたまに登場します。「カリオストロの城」のフィアットと同様に酷使されます。

フィアット500だけではないルパン三世の愛車!⑤

注目の第1話に颯爽と登場するレーシングカー

第1シリーズ第1話「ルパンは燃えているか?!」はレースの中で話が進んでいきますが、ルパンが乗っているのがフェラーリ312Bという1970年に作られた当時の最新F1マシンです。なぜだか、銭形警部もF1マシンに乗りレースに参加しています。果たしてレースは、いや、ストーリーはどんな展開を見せるのでしょうか。

第1話から強調されるルパンのドライバーとしての能力

まあ、アニメと言ってしまえばそれまでですが、いきなり最高峰のレースマシン、F1を運転しているわけです。彼のドライバーとしての能力が卓越していることがわかりますね。道理で前述のメルセデス・ベンツSSKやアルファロメオ6C1750を愛車とする訳ですね。この第1話でルパンが国際A級ライセンスを持っていることが判明します!

フィアット500だけではないルパン三世の愛車!⑥

第1シリーズの印象深い回に登場するキャデラック・エルドラド

ルパン三世第1シリーズの2話「魔術師と呼ばれた男」はルパンのストーリーの中でも敵のパイカルの怪しさ、強さがとても印象に残る傑作として語られます。そんな回でルパンが運転しているのがザ・アメ車、キャデラック・エルドラドという車種です。最初、ルパンは例のメルセデス・ベンツSSKに乗っていますが、途中からこのエルドラドに乗っています。

全世界の富裕層に愛されるキャデラック

このシリーズ1に登場するエルドラドはデザインから71~78年に作られたモデルと思われます。放送当時は最新車種ですね。キャデラックはアメリカの高級自動車ブランドで、アメリカの大統領やセレブはもちろん、世界の王室や富豪に愛されました。日本でも昔アントニオ猪木が乗っていました。かなり大型で6人乗り、8000㏄という仕様でした。

フィアット500だけではないルパン三世の愛車!⑦

ルパンの愛車として企画書に上がっていたデューンバギー

第1シリーズでは第1話から毎回のようにルパンが乗る車がとっかえひっかえだったのですが、第3話「さらば愛しき魔女」で魔女(リンダ)のいる島での移動手段がこのフォルクスワーゲン・デューンバギーでした。元々、このバギーが企画の段階ではルパンの愛車候補だったことがあるのですが、ご存知の通り、メルセデス・ベンツSSKになったので、この回でゲストとして登場したと思われます。

ビートルベースのカスタマイズ仕様車

実は作中でフォルクスワーゲン・デューンバギーと言われているこのバギーはワーゲン・ビートル(タイプ1)をアメリカ人のB.メイヤーズが改造して販売した”メイヤーズ・マンクス”というカスタマイズ仕様でした。カバーもなくもはやビートルの面影はない、完全なオフロード仕様ですが、かなり売れたようです。
 


フィアット500だけではないルパン三世の愛車!⑧

カウンタックではないランボルギーニが登場!

第1シリーズ、第9話「タイムマシンに気をつけろ!」で冒頭でルパンが乗っていたのが赤いランボルギーニ・エスパーダです。この回はタイムマシンを操る、パイカルと並ぶルパン三世の人気敵キャラ、魔毛狂介(まもうきょうすけ)が登場した回です。当然ながらタイムマシンですることと言えばルパンの存在自体をなかったことにすることでしょうね。スーパーカーブームの火付け役カウンタックは1974年の販売ですからこの時はまだありません。

時代の寵児、ランボルギーニ

1970年代後半から1980年代前半のスーパーカーブームはカウンタックから始まったと言っていいでしょう。そのおかげでその前に作られたランボルギーニのモデルも注目され、このエスパーダやミウラなどのモデルも人気スーパーカーになりました。これらのモデルをデザインしたマルチェロ・ガンディーニはアルファロメオ・モントリオールやランチァ・ストラトス、フェラーリ・ディーノなどの有名車種も作っています。

フィアット500だけではないルパン三世の愛車!⑨

シリーズにちょくちょく出てくるランドローバー

ルパン三世の第1、第2シリーズでちょくちょく出てくるオフロード車がランドローバーです。ルパンが運転していることもあれば、不二子だったり次元だったりもします。第2シリーズのオープニングでルパン一味が乗っているオフロード車もランドローバー・シリーズ1(ピンクパンサー)というイギリスの特殊部隊仕様の車両です。

イギリスの老舗自動車メーカーから一人歩きしたランドローバー

自動車好きなら知っているローバー200やローバーミニなどで知られるローバー社が作ったオフロードモデル第1号がランドローバー・シリーズ1でした。その後、シリーズ2やレンジローバーなどの車種が人気を博します。その後、ランドローバーの部門のみで大手メーカーの子会社として渡り歩き、現在はインドのタタ・モータース傘下となっています。現行車種ではレンジローバー・イヴォークというSUVモデルが人気です。

フィアット500だけではないルパン三世の愛車!⑩

「カリオストロの城」の代名詞であり、宮崎駿氏の愛車

「カリオストロの城」以外でも、作中のところどころで登場しているシトロエン2CVという当時のフランスの大衆車ですが、なぜこの車種が出てくるのかと言うと、このシトロエン2CVというモデルは当時の宮崎駿氏の愛車だったからです。まあ、「カリオストロの城」でクラリスが気絶している時にハンドルを握っていたので入選です。

たまにゲスト出演する製作陣とその愛車

宮崎駿氏を筆頭にルパン三世の製作スタッフは非常に遊び心がありました。たまにジブリ作品に他のジブリ作品の登場人物がゲスト出演していたように、ルパン三世の一場面に監督の宮崎駿氏とシトロエン、作画監督の大塚康生氏とフィアット500、またはジープなどが出演していました。「カリオストロの城」の伏線でもありますね。

フィアット500だけではないルパン三世の愛車!⑪

異色のルパン三世パート3で登場

こちらのフォルクスワーゲンタイプ181はルパン三世第3シリーズという1984年から約1年放送された第1シリーズ、第2シリーズとはまた一風違うルパン三世で登場します。第1話「金塊はルパンを呼ぶ」の冒頭でホテルから出てきたルパンと不二子がイエローのフォルクスワーゲンタイプ181に乗って出かけると、案の定、とっつあんとパトカー軍団とのカーチェイスが始まります。

フォルクスワーゲン・タイプ181は軍用車だった

見るからに軍用車っぽいモデルのこの車のベースは第2次世界大戦中のドイツの軍用車キューベル・ワーゲンでした。ヨーロッパではアメリカのジープの様な戦後の軍用車の開発ニーズがありましたが、タイプ1をカスタマイズしたデューンバギー(メイヤーズ・マンク)が売れていたことから民間に小型のオフロードモデル車のニーズがあると考え開発したのがこのタイプ181だったのです。


フィアット500だけではないルパン三世の愛車!⑫

ルパンが駆る異色の6輪F-1マシン

ルパン三世第2シリーズ第11話「モナコフランプリに賭けろ」でなんとルパンがまたF-1マシンに乗っています。しかも今度はティレルP34という当時の超人気F-1車種です。このティレルP34の特徴は何と言っても前輪が4本ある6輪車であったことです。車体にelfのロゴが映えていました。F-1を見ない子供までがプラモデルやラジコンで持っているほどの人気でした。

泥棒仕様のティレルP34

この第11話ではルパンはモナコGPで日本代表としてティレル(当時はタイレルと発音していた)P34に乗ります。彼はレースをしながら大金を盗もうと、このティレルにある仕掛けを施します。泥棒仕様とでも言いますか、果たしてルパン一味の計画は成功したのでしょうか!?

フィアット500だけではないルパン三世の愛車!⑬

名車アルピーヌA110でルパンが首都高でバトル!

当時の名車のひとつで、フランスのアルピーヌ社製の小型スポーツカー。それまでのルパンシリーズでも見かけましたが、1998年の「ルパン三世 炎の記憶 ~Tokyo Crisis~」というテレビスペシャルでもルパンが運転しています。お宝のヒントが隠されたガラス乾板を狙うルパンがアルピーヌA110を駆り首都高で銭形率いる輸送隊と激しいバトルを展開します。

60~70年代にかけての伝説的ラリーカー

アルピーヌA110はこの時代の多くのラリーレースを制覇した伝説的車種です。非常にコンパクトでボディにFRPを使用するなど1トンに満たないほどの軽量モデルで他の追従を許さない圧倒的強さを誇りました。1973年以降はルノーに合併されアルピーヌ・ルノーとなりました。今年、2018年に新モデルのA110を発表しています。

まとめ

いかがだったでしょうか、「カリオストロの城」のフィアット500はもとより、SSKやアルファロメオ6C1750など、定番のルパンの愛車以外にも様々な車種が登場しました。60~70年代の名車がリアルに描かれています。たまたま製作者がその時代の真ん中に生きていた人たちだったからですが、それらが今の若い世代の人たちを魅了する人気の秘訣なのかもしれません。これからルパン三世シリーズを見るとき、車を見るという楽しみも出来ますね。
 

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