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ピーマン栽培の基本ガイド!上手に育てるための5つのポイントや、注意点を解説!

独特の苦みと香りのピーマンは子供だけではなく大人でも苦手な人がいますが、近年は癖の少ない甘いピーマンも開発されており、ご自分の家庭菜園などのピーマン栽培で収穫したピーマンは、格別なのではないでしょうか。ピーマン栽培のコツや育て方を知って是非作ってみて下さい。
2022年3月30日
yyjjkmd

ピーマンとは

ピーマンはナス科トウガラシ属の緑黄色野菜で、辛みのスパイスとしてご存じのトウガラシを品種改良して生まれたもので、ピーマンは辛みが少なくて辛みよりも甘みが強いのが特徴です。ピーマンと言う名前は、フランス語のピマン、またはスペイン語のピメントと言う言葉が由来です。ピーマンは、ビタミンも多く夏バテにも効果が期待され、疲労回復にも効果が期待されます。

ピーマンの品種


ピーマンにはたくさんの種類があります。唐辛子の仲間ですが最近では、甘い品種を改良したピーマンで、色や形も様々なピーマンが生まれています。

パプリカ

パプリカはピーマンの一種で同じ甘み種のトウガラシです。お店で売られている緑のピーマンはシシ型と呼ばれる品種ですが、色とりどりのパプリカはベル型と呼ばれる品種です。苦みが少なく果肉が厚いのが特徴で、色も赤や黄色だけではなくオレンジ色や黒っぽいのまで色々カラフルで、サラダや炒め物にも利用されます。


赤ピーマン

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果肉が赤色をしたピーマンで、緑のピーマンが完熟すると赤いピーマンになります。皮が軟らかく緑のピーマンよりも甘く苦みが少ないのが特徴です。完熟のピーマンは、緑のピーマンに比べてビタミンCが2倍カロテンが3倍にもなります。

タキイ種苗 フルーピーレッドEX

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長円筒形ピーマン


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長さが15㎝から20㎝くらいあり、とんがりピーマンなどの品種が有名です。普通のピーマンを細く引き伸ばしたような形をした種類です。苦みや青臭さが無く子供にも食べやすいです。また甘みもあり肉厚です。
 

ナント種苗 とんがりパワー

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フルーツピーマン

フルーツパプリカとも呼ばれ甘みのあるピーマンです。フルーツピーマンの中でも代表的な品種はアナスタシア・スウィーピー・セニョリータなどがあります。色も赤、黄、オレンジとカラフルにあります。

フルーツピーマン(セニョリータ)

果実はトマトに良く似ていて、味は幾分酸味があります。完熟すると艶があり綺麗です。
 

サカタ交配 セニョリータミックス

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こどもピーマン(ピー太郎)

苦みとにおいを抑えた、ピーマンが嫌いな子供でも食べられる子どもピーマンと呼ばれ、元はハラペノですが、辛み成分のカプサイシンを全く含んでいませんので、辛くないのです。2010年にタキイ種苗によって作り出されました。こどもピーマンの品種名は(ピー太郎)です。肉厚ジューシーなピーマンです。
 

こどもピーマン タキイ交配ピー太郎こどもピーマン ピー太郎

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バナナピーマン

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見た目がバナナに似ていて大きな唐辛子のようにも見えますが、甘みが強くサラダやマリネ、炒め物にピッタリなピーマンです。色は、黄緑色からクリーム、黄色、おれんじ、赤と熟すほどに変わって行きます。

ピーマン栽培《品種の選び方》

ピーマンの品種には中果種と大果種の2つのタイプがあり、小果種はシシトウと呼ばれています

中果種

良くお店などで見かける緑色のピーマンで、勢いが良く栽培しやすく、たくさんの収穫が望める極早生種の”ニューエース”や黒あざ果がほとんど発生しない細くて長いタイプの”京波”、比較的寒さに強い”京ひかり”などがおすすめです。

大果種

一般的にパプリカとして売られており、中果種と比べて大きく肉厚ですが、生育期間が比較的長いです。色がカラフルな品種が多く、好きな色を選んで育てるのも楽しいです。“ワンダーベル”は、濃い緑の実から完熟すると真っ赤になります。黄色の“ゴールデンベル”や甘みの強い巨大な唐辛子のような“レッドホルン”、甘みが強くてトマトのような形の“フル―ピーレッド”などがおすすめです。
 

ピーマン栽培《栽培方法》

てしまの苗 ピーマン苗 京波

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夏の暑さに強く、害虫が付いたり病気にかかることも少なく長く秋まで収穫できるピーマン。育て方が簡単なピーマンは、植え方も簡単で栽培しやすい野菜です。ピーマンの植え方には、育て方が容易な苗からの栽培(ポット売りされている苗を植える)と、直播栽培があります。ピーマンは種を蒔く時期が2月下旬と早くて、苗になり植え付けるまで栽培期間が70日以上と長く、管理や育て方も難しいので、苗を買って植える方が育て方が簡単なのでおすすめします。

ポイント①

★ピーマンの植え方で必要な温度は22℃~30℃、高温には強く、低温には弱いですので、適温になってから植えて下さい”早植えは禁物”がポイントです。

種まき

種を蒔いて苗を作る育て方として、種まきの時期は2月下旬頃で、育苗箱に種まき用の土を入れ、深さ1㎝の溝を8㎝間隔で作ります。5㎜間隔に種を条まき(すじ状に真っすぐ種を蒔く方法)し、覆土は薄く5㎜程度にして下さい。水やりをして、育苗箱は25℃~30℃位の場所で管理をして下さい。発芽後は夜の温度を25℃位に下げ、本葉が2枚になったらポットに植え、夜の温度20℃位で管理して下さい。

注意点

★ピーマンには連作障害があります。ナス科やウリ科の野菜のあと、少なくとも3年位は同じ場所での栽培は控えて下さい。これは重要なポイントです。

良い苗の選び方

本場が10枚ほどついており子葉が付いている物で、茎が太くて株全体がしっかりしているもの、1番花が咲いているもの、または咲く直前のものが良い苗の選び方です。
苗は苦みと臭みが少ない《京鈴》や果皮が柔らかい《みおぎ》などの品種も育てやすくおすすめです。

注意点

★苗の定植時の注意点は、苗の根元を指でそっと持ち根鉢が崩れないように植え付けるのが注意点です。

ピーマン栽培《プランターに植える植え方》

ピーマンをプランターで育てる場合のプランターは幅が60㎝以上で深型のプランターを選んで下さい。

プランターでの育て方

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ピーマンをプランターで植える育て方は、市販の培養度を利用されるのがおすすめですが、ご自分で用土を作る場合は、(赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1)の割合で混ぜ合わせ、それに用土10ℓに10gの石灰と10ℓに10g~30gの化学肥料を混ぜ合わせたものを用意して下さい。
ピーマンの植え方として、根を浅く張るピーマンは多湿を嫌うので深型のプランターで、水はけを極力良くするために、底がメッシュになっているプランターや、または発砲スチロールを底に敷き詰め、その上から用土をプランターの8分目まで入れ、地温を高めておくためにマルチングを施して置いて下さい。

ポイント②

★植える前に、苗鉢にたっぷりと水を吸わせて下さい。
 

育て方のコツ

★ピーマンの花は雨に当たると落下する場合がありますので、プランターに植えている場合は、雨の当たらない場所で育てるのがコツです。

ピーマン栽培《植え方》

ピーマンの植え方として植える時期は、4月下旬~6月上旬です。鉢やプランター、地植えなどで苗を植え付けて下さい

土づくり

畑に植えるの場合の土作りは2週間くらい前から準備をして下さい。日当たりが良く水はけの良い場所に、苦土石灰1㎡につき120gと堆肥1㎡につき3㎏を入れてよく耕し、1週間ほど休ませます。そこに肥料を良く混ぜ込み、畝の高さを5㎝~10㎝で、幅60㎝~120㎝、位に用意しておきます。

苗の植え付け《プランターの株間》

苗の植え付けは株間(苗と苗の間隔)が重要です。プランターなどに植える場合の株間を少なくとも20㎝以上開けて植え付けて下さい。植え付ける時期は、4月下旬~6月上旬の晴天の午前中に植え付けるのがポイントです。植え付け後はマルチや敷きわらをして、土の跳ね返りによる病気を防ぎましょう。
 

苗の植え付け《地植えの株間》

畑に植える場合の植え方は、株間は50㎝~60位必要とします。株間が狭いと株の葉が重なりあったり、風通しが悪くなったりするので、株間を開けるのは重要なポイントです。株間は野菜の生長した時の大きさ分を開けると良いです。
始めて家庭菜園で栽培される方は基本の株間を開けた植え方をおすすめしますが、次年度からはご自分の経験で株間を調整されても良いと思います。

 

栽培のコツ

★ピーマンの苗の根は浅く張りますので、水はけの良い用土で加湿し、乾燥しすぎないように、耕す土は深めに耕すのがコツです。
 

注意点

★ピーマンは交雑しやすいので、近くにピーマンの仲間のトウガラシやシシトウなどは植えないのがポイントです。

ピーマン栽培《パプリカの植え方》

パプリカを植える時期は、5月始め位に植え付けて、6月下旬~10月いっぱい長期間の収穫が出来ます。パプリカの植え方もピーマンと同じく晴天の午前中に、根を崩さないように気をつけて浅めに植えて下さい。株間は約50㎝ほど開けて植えます。茎が折れるといけないので、植えると同時に仮支柱を立てて支えて下さい。植えた後はたっぷりの水を与えて下さい。

ピーマン栽培《支柱》

ピーマンの苗を植え付けたら、早々に支柱を立てて株を固定して下さい。地植えの場合は、1m程の支柱を合掌式または垂直に立てて紐で軽く主茎を結んで下さい。プランター栽培の場合は、植え付けてから1,2週間経った頃に分かれたそれぞれの枝を支柱に結び付けて下さい。
 

ポイント③

★結び目は支柱側になるよう結ぶのが重要なポイントです。
★支柱はぐらつかないように土にしっかりと立てて、両隣の支柱と連結させると強風や台風にも耐える事が出来ます。

 

ピーマン栽培《水やり》

ピーマンは乾燥に弱いので土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えて下さい。水やりは回数よりも1度にたっぷりと与える方が効果的です。夏場気温が高くなる時期には、朝と夕方の1日2回水を与えて下さい。一方湿度が高いのも苦手な野菜です。水の与えすぎは根腐れの原因にもなりますので注意が必要になります。水やり時に泥が跳ね返るのは病気の原因になりやすいので、敷藁やピートモスなどを敷いて保護するのがコツです。

注意点

★水やり時の注意点として泥が跳ね返ると病気の原因になりますので要注意です。

ピーマン栽培《肥料・追肥》

肥料は植え付ける1週間くらい前土づくりの時に、野菜用の暖効肥料又は、牛糞堆肥を土に混ぜておいて下さい。最初の実が付いたら1回目の追肥を与えて下さい。一番最初の追肥は株元に、それ以降は畝の側方に追肥をし、追肥は1株につき10g位の化成肥料を与え土と良く混ぜ合わせます。追肥を与える間隔は、化成肥料の場合は月に2回ほど与えますが、追肥はなるべく固まらないようにバラバラと蒔くように与えて下さい。液体肥料の場合は週に1回くらいの割合で水やりと共に成長に合わせて与えて下さい。6月~10月と収穫の期間が長いピーマンの育て方としては、多くの肥料を必要とするピーマンが、途中で肥料切れが起きないように追肥に気を付ける必要があります。

注意点

★ピーマンは多くの肥料を必要としますので肥料切れにならないように、忘れずに追肥をするのがコツです。
★与える肥料が元肥と同じ配合の肥料を追肥として与えると葉ばかりが茂るので、追肥は窒素分の少ない肥料を利用するのがコツです。
 

ピーマン栽培《剪定・わき芽取り》

ピーマンは基本剪定をしなくても大丈夫ですが、あまり葉が混み合ってきた場合のみ枝を間引くようにして下さい。プランターで栽培されている場合には、株間が取れていないので、1番果の上の枝を3,4本残して選定をした方が育てやすくなります。
最初の実が付いた部分から下に出るわき芽は大きくならないうちに全部摘み取って下さい。摘み取らずにそのまま伸ばすと葉が混み合い害虫が発生する原因になりますし、わき芽を摘み取ることによって株が大きくなります。

 

ピーマンのわき芽採りの重要性

ピーマンの苗が大きくならないなどの問題が生じるのは、わき芽取りが十分でない場合が考えられます。

ピーマン栽培《病虫害》

ピーマンに発生しやすい病気としてモザイク病や黄化えそ病が挙げられます。また連作障害がありますので連作にならないように気をつけて下さい。

モザイク病

ウイルス性の病気で、野菜の茎や花に黄色い斑点状のものが現れ、この病気にかかったら治療はできませんので、病変した場所を切り落としてから薬剤を散布します。この病気は土をマルチングしたり清潔なハサミを使うことで予防が可能です。

黄化えそ病

アザミウマ類が病原ウイルスを媒介し、アザミウマの活動が活発な時期である5月頃から10月頃の時期まで被害が激しいです。生長点の付近の葉が黄化し、褐色の小さなえそ斑点が生じます。この病気は、アザミウマの防除を徹底し、雑草の除去や伝染源となるダリアやヒオウギなどの花壇苗をそばに植え付けないことが重要な注意点です。

アブラムシ

新芽の時期に発生しやすい害虫です。針を突き刺して株の栄養を吸い取り、排泄物はモザイク病やすす病を誘発するので、見つけたら早めの駆除をして下さい。対策としては、植え付ける前の土に粒剤を混ぜ込んだり、発生初期に薬剤を散布して駆除するのが望ましいですが、薬剤は蒔きたくないと言う方は、事前にシルバーマルチやシルバーテープなどを使ってアブラムシの付くのを防いで下さい。
 

ポイント④

★ピーマンはインゲンを株間に植えると、お互いの害虫を退避させる効果が期待されます

連作障害

連作障害を起こすピーマンは、連作障害を起こさないためにも、ウリ科やナス科の植物を植えた畑に続けて植えることは絶対に避けて下さい。
 

ピーマン栽培《実がならない》

花は咲くのに落ちてしまって実がならないのには、いくつかの原因が考えられます。まずは、開花時期に極端な低温や高温にあうと落下してしまいます。また短花柱花(雌しべが雄しべより短い)と言う不良花だと受粉が難しくなります。この短花柱花になるのは、肥料切れや水が足らない、日照不足、極端な高温、窒素過多などの植え方が考えられます。生育中期以降の時期になると花や果実が沢山付くようになり、養分が行き渡らなくなり短花柱花となってしまうので、落花や奇形果の発生が多くなります。

注意点

★ピーマンは勢いが悪くなると花が横向きや上向きに開花しり、生長点付近に開花したりしますので、あまり落花が多い場合には、よく注意して観察してみましょう。

短花柱花にならないためのコツ

★肥料切れを起こさないように適宜追肥を忘れずに。
★根を傷つけないように土寄せをし、なるべく地中深く根を張らせ丈夫な株を育てます。
★果実が成り過ぎると株への負担が大きくなるので、若採りをして株への負担を減らします。

 

ピーマン栽培《コツ・注意点まとめ》

★連作はしない。
★最低気温10℃、地温15℃が適温です。最低気温を守り、早植えは禁物です。
★品質の良い苗を選んで、若すぎる苗や、逆に古くなった苗では順調な初期生育は望め無いので元気な苗を選んで下さい。1番花が咲き始める頃の苗が最適です。
★乾燥には要注意です。
★1番果は若採りをして、着果過多にならないように気をつけて下さい。
★肥料の与えすぎ(チッソ肥料)や乾燥による、しり腐れ果の対策をして下さい。
 

ピーマン栽培《収穫》

ピーマンは開花してから約2週間位の時期に収穫適期になります。ピーマンの果実は完熟果まで着果させておくと株が弱ってしまいますので、1番果や多く果実が着いた時は、小さなうちに収穫して株の負担を軽くして下さい。

ポイント⑤

★ピーマンの枝は折れやすいので収穫はハサミを使って、付け根を切って収穫して下さい。

ピーマン栽培《ピーマンの栄養》

ピーマンの栄養価は抜群です。ビタミンCはトマトの4倍、完熟して赤くなったピーマンのビタミンCは、レモンを上回る含有量を誇ります。その他ビタミンEやカリウムなども多く含んでいます。ピーマン独特のにおいは、ビラジンと呼ばれる成分で、血液をサラサラにし脳梗塞や心筋梗塞を予防する効果があると言われています。
また、完熟して赤くなったピーマンは抗酸化作用の高いカプサンチンが多く含まれており、緑のピーマンに比べるとビタミンCは2倍カロテンは3倍も含まれています。
ピーマンの葉もビタミン類が多く栄養価が高いので、油いためや佃煮にすると美味しく食べられます。


 

ピーマンの保存法

ピーマンが沢山収穫できたら保存をしなくてはなりませんが、ピーマンは水気に弱いのでしまう前にしっかり水気を拭き取るのがコツです。丸ごと密封出来るポリ袋などに入れて、冷蔵庫の野菜室などで保存すると、1,2週間は持ちます。
また、ピーマンを刻んで茹でて冷凍保存をすれば、もう少し長期間の保存が出来ます。
 

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ピーマンのカラフルサラダ

緑のピーマンと黄色と赤のパプリカを薄くスライスして混ぜ合わせたサラダです。普通の緑のピーマンの苦みもパプリカの甘さに紛れてしまい美味しいです。フレンチドレッシングなどをかけて食べるととても美味しく頂けます。

まとめ

ピーマンは栄養価が高く、生でサラダにしたり、茹でたり、炒めたり、和洋中どの料理にも応用範囲の広い野菜です。こんな野菜を身近な家庭菜園で植えると、採りたてが食べることが出来,もしピーマンが嫌いな人でも好きになれるかもしれませね。