桐の花の特徴や花言葉とは?その由来から開花の時期・季節含めて解説!

桐の花の特徴や花言葉とは?その由来から開花の時期・季節含めて解説!

桐の花をご存知でしょうか。日本では箪笥の材料にも桐は使われてきました。桐の花との違いは一体どこにあるのでしょう。桐の花の特徴や花言葉の由来、見頃を迎える季節の開花時期といったことまで詳しく知れば、道で見つけた桐の花の存在に気が付く機会が増えます。

記事の目次

  1. 1.桐の花は神さまの花?
  2. 2.桐の花・プロフィール
  3. 3.桐の花・由来や花言葉さまざま
  4. 4.桐の花・名前の由来や特徴さまざま
  5. 5.桐の花・葉の特徴
  6. 6.桐の花・見頃の季節
  7. 7.桐の花・生産地さまざま
  8. 8.桐の花・風習
  9. 9.桐の花・木材としてのさまざま
  10. 10.桐の花・紋章
  11. 11.桐の花・育て方
  12. 12.桐の花は日本でとっても有名な花

桐の花は神さまの花?

桐の花が開花し始めるころ。わたしたちは夏の訪れを感じてしまいます。そんな桐の花ですが、神々しい雰囲気を待っていると感じたことはありませんか。大昔のころより、神さまの行事や大切な場面で使用頻度が多かった花です。いつの頃からなのか定かではありませんが、こうした背景から「聖なる花」との呼び名があてはめられるようになっていったのです。そうして現在でも大切に扱われています。

桐の花・プロフィール

桐の花の学名

桐の花の学名は「Paulownia tomentosa」です。ゴマノハグサ科・キリ属に属しています。見た目がよく似ていることからノウゼンカズラ科やキリ属に分類されることもあります。英名は「Empress tree」、「Foxglove tree」、「Princess tree」。

原産地について

 原産地は中国です。開花時期は4月から5月の暖かい季節にかけて見頃を迎えます。花弁はきれいな紫色をしています。また別名があることでも知られており、「榮」、「白桐」、「泡桐」などの意味の花言葉をそれぞれ持っています。
 

高貴な意味について

桐の花は朝鮮半島をわたって日本に伝わってきた由来があります。中国では鳳凰の止まる木とされ重宝されてきました。日本に渡った後でも皇室の紋章として使用されていることから、高貴な意味のある植物として扱われてきたということが伺えます。また寒さにとても強いという特徴を持っており、北海道でも数多く自生している姿を見ることができます。春になる頃が開花の見頃です。

桐の花・由来や花言葉さまざま

桐の花の花言葉について

花言葉は中国の神話から由来が来ています。伝説上の霊長である「鳳凰ほうおう」は桐の木にだけ止まることで有名でした。日本に伝えられた後でも、桐は神聖な木として伝統的に受け継がれてきた背景があります。このようなことから花言葉に「高尚」という意味がふさわしく当てはめられたのです。神聖なイメージを表す言葉にぴったりです。

高級タンスとして

桐が昔から高貴に扱われてきたのには意味があります。桐は湿気を通さず割れる心配も少ないことから、タンスなどの日本家具として数多く使用されてきました。加工して使用する際、さまざまな木に多い特徴である「狂い」がほとんどなく加工が容易にできるという利点があります。こうして桐タンスは日本の高級家具としての地位を確立していったのです。
 

高級感の意味

平安時代からの話に着物に桐の紋章が入っていたという逸話が残っています。これは桐と天皇家は昔から切り離せない関係であったことからきています。天下人となった歴史上にも有名なあの豊臣秀吉も天皇家から「五七桐」を贈り物として受け取っています。桐は大昔から高貴な品物として扱われてきたのです。「五七桐」はその後の天皇家で紋章、旭日章に桐のデザインとして登場します。五百円硬貨にもこのデザインが施されています。

桐の花・名前の由来や特徴さまざま

切ってもまた開花

和名の「桐」にはさまざまな由来がありますが一番有力な意味として、切っても切っても成長して開花することからこの「切る」が転化していってのちの「桐」になったとされるものが日本で一番知られている由来になります。他にも「女帝の木」、「狐の手袋の木」、「王女の木」などさまざまな呼び名を持っています。

王妃の名前から

英語名の「paulowaniaポウロウニア」は江戸時代から言い伝えがあります。当時長崎オランダ商館の医官として滞在していたとされるドイツの博物学者シーボルトがオランダ王妃「アンナ・パヴロナ」への贈り物として桐の花の種子をプレゼントしました。その時に王妃の名前を花にそのままつけたのです。アンナ・パヴロナはシーボルトを資金面で支援していました。 

心地よい手触り

桐は15年ほどかかって高さ8から15メートルほどの木へと見頃を迎え成長していきます。木の表皮は白っぽい灰色をしています。触ってみると滑らかな手触りです。軽く水などの水分も通しにくく断熱性に優れているなどの特徴があります。この意味から良質な木材としてもよく知られています。

桐の花・葉の特徴

丸い葉っぱが目印

枝に茂る葉っぱには面白い特徴があります。葉は直径が20から25センチメートルの広い卵型です。お互いが重なることなく生え揃っていきます。これは光合成を効率的に行うための葉植物に多く見られる特徴の一つです。 
 

桐の花・見頃の季節

きれいな薄紫が特徴

開花時期は春から初夏にかけてです。この季節になると枝先に釣鐘型をした紫色の綺麗な花が咲いて見頃を迎えます。見頃が過ぎて花が終わった後には、直径3から4センチメートルの実が付くなど、ひとつの季節に2度の楽しみ方があるのも大きな特徴です。庭にこのような植物ひとつあるだけでも風情が醸し出されて面白いものです。
 

釣鐘状が情緒的

季節の中での一番の見頃は5月から6月にかけての時期です。これはちょうど桜が散ってしまう時期に重なります。この頃になると薄紫色をした釣鐘状の花が枝先に房のように咲き乱れます。全ての木がこのような花を咲かせるわけではありません。特に植えつけたばかりの株だったり、とりわけ元気の良い株は開花することはあまりしないという特徴があります。
 

桐の花・生産地さまざま

日本の産地

生産地はさまざまです。日本にある有名な種類としては、岩手県「南部桐」、福島県「会津桐」、岡山県「備後桐」です。最近では木材として国内で生産される機会は例年少なくなってきています。現在多くの桐木材は、海外から輸入されているものがほとんどです。

外国の産地

主な輸入されている国は「中国」、「アメリカ」、「ブラジル」です。海外で育ったものは成長が早く、木材の品質としても、日本で育ったものと比べて違いが少ないなどの理由からよく利用されるようになりました。日本製品はやはり値段が高くなってしまうことが悩みでした。輸入品の方がコストもかからず非常に便利だったため人気がでたとされる背景があります。
 

桐の花・風習

桐タンスは嫁入り道具

 農家の家に女の子が生まれると庭に桐の苗木を2本増えるという、日本からの古くからの風習があります。こうして生まれた女の子が15歳になった時に、桐からタンスを作ります。これを嫁入り道具として持たせるのです。当時で15歳というのは現代の成人と同じ扱いでした。

記念木として

桐の特徴として15年ほどでほぼ成木になることと、木材としても大変丈夫で扱いやすいなどの理由からこの風習が生まれたとされる由来があります。自分の家に子供が生まれた記念にもなるので、農家の家でなくても真似してみたいものです。桐タンスは現代でも高級なイメージがあるので、購入するよりも自分で作ってしまった方がお得感もあります。
 

桐の花・木材としてのさまざま

桐の材質の特徴

桐は、日本国内に存在している木材の中で最も軽く湿気を通しません。また割れや狂いが少ないなどの特徴も兼ね備えています。このような便利な特徴があるので、下駄やタンス、琴などの楽器から高級木材としても長く重宝されてきました。主な使用方法としては有名な桐のタンスの材料です。桐箪笥は日本でも有数の高級家具として今でも多くの人たちから支持を集めています。

虫除け効果抜群

桐は成長が早いという特徴があります。苗木から育てておよそ10年から15年でほとんど成木として立派に成長します。こうして用材として利用できるようにまでなるのです。昔の日本では、女の子が生まれた記念に桐の木を植えて嫁入り道具を作ったという逸話も残っています。さらに桐には軽く水を通しにくく、断熱性に優れているうえ、パウロニン、セサミンなどの虫や菌を寄せ付けない成分も含まれています。

桐の花・紋章

神聖なものとして

桐は鳳凰の止まる木として、はるか昔から神聖なイメージがついてきました。日本でも平安時代の頃から天皇の身につけている衣服の刺繍や染め抜きなどに用いられてきたとされる由来が残っています。有名な「菊花紋章」に続いて高貴な紋章としての地位を確立してきたのです。

権力の象徴

天下人として有名な武将が望んだ家紋としても取り扱われてきました。歴史上に名を残している豊臣秀吉も天皇から「五七桐」を賜るなど逸話も残されています。常に高級なイメージがついていた桐。桐の紋章を身につける行為は権力の象徴でもあったのです。
 

桐のモチーフさまざま

現代でも「五七桐」は有名です。「日本国政府の紋章」意匠として盛んに取り入れられています。主な使用機会としては大礼服や勲章です。勲章には「桐花章」、「旭日章」、「瑞宝章」、などさまざまあります。菊花紋章と同じような国章にパスポート、金貨の装飾などに使われてきています。現在使われている五百円硬貨の表にデザインされているものも、桐のモチーフが扱われています。

桐の花・育て方

日当たり良好が好み

日当たりの良い場所を好むので、苗木を植え付けてしまった後はそれほど手間をかけずに育てることができます。こういった特徴は初心者にもおすすめポイントです。種から育てたものは、真っ直ぐに育たない場合もあります。また木が成長するにつれて高さも大きくなることから、十分なスペースを確保しなければならないといった問題もあります。

種はどこから?

種まきの時期は12月から5月の季節が時期的には適しています。種の入手方法としては実から採取するか、ネットで購入する方法の2通りがあります。種は茶色く熟したものを使用するのがおすすめです。土は赤玉土を使用します。土に種を蒔いたら 1センチほど上から土をかぶせます。芽が出るまでは土が乾かないように注意して管理します。株の大きさが30センチから150センチ以上になったら鉢か地面に植え替えを行いましょう。

植え替え時期について

苗木の植え付けの時期は1月から3月の季節が最適です。鉢植えの場合、苗木よりも一回り大きなものを準備します。赤玉土を7割、腐葉土を3割で混ぜ合わせた土をいれ、苗を植えましょう。地面に植える場合、日当たりの良い場所を選ぶことがポイントです。直径90センチ、深さ50センチから70センチ以上の植え穴を準備します。そこに堆肥や腐葉土を栃木混ぜ合わせて植え付けを行いましょう。

桐の花は日本でとっても有名な花

桐の花についての花言葉の由来や花の名前の意味、さまざまな特徴などを見ていきましたがいかがだったでしょうか。花には季節ごとの楽しみ方の特徴があります。日頃や開花時期を把握していることで、また違った見え方もできるものです。葉や花の特徴だけにとどまらず植物の知識をさらに深めることで愛情をもって接する機会も増えていくことでしょう。

高下
ライター

高下

旅行が好きで、国内旅行は頻繁にいきます。植物にも詳しいです。外出先で珍しい植物を見かけたときなどは、種類や花言葉など調べます。


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