防水加工の帆布
防水加工の帆布ってなに?
帆布とはそもそも綿や麻を使って、平織りで織られている生地のことを言います。そして、さらに防水加工の帆布とは綿や麻は水分をとても吸い取るので、その水分を吹いとらないように、ワックスを塗りこんだ帆布のことを防水加工の帆布といいます。また、このワックスを塗ることで固くもなります。そして、織りこんだ麻や綿の織りこみのミスなどが目立つので一つ一つ職人さんが丁寧に作っています。
帆布の歴史
帆布は代々受け継がれてきた?
帆布は職人さんの手により丁寧に一つ一つ織られていて、1600年代から受け継がれてきています。それは倉敷帆布です。倉敷帆布では1600年代から今現在まで受け継がれてきて伝統ある帆布なのです。帆布はつくり手によりその帆布の良さは変わります。その職人の技を約400年も受け継がれてきました。その職人技はほかの帆布職人にではつくり出すことができない特別なものです。いま使っている頒布には400年もの歴史がつまっています。
世界にも通用する帆布
日本の帆布は世界でも使われている!?
日本で丈夫で様々なものに使われている帆布ですが世界ではどうなのでしょうか?結論から言うと、世界でも使われています。そして、今では中国などにも工場あります。帆布の綺麗さや丈夫さ、多様性など様々な点から日本だけでなく世界でも人気がでてきています。これからはもっと帆布が世界に広まり、中国だけでなく各国に工場が作られていくでしょう。
帆布の利点・欠点
防水加工の帆布ってどんな所が特徴なの!?
帆布の特徴とはまずナイロンなどのほかの生地と違い、素材自体の引きさきの強さが強く、帆布は天然素材のためあまり燃えることがありません。また、革の生地と違い防水性がよく、防水加工をするとほぼ濡れることがない。濡れた時は紙の新聞紙などで水分を吸い取ってください。また、帆布でもいろいろな号があり、この号により特徴が違うところも帆布の特徴です。簡単に言うと、号が小さいと厚さが厚く、号が大きいほど薄いです。帆布は丈夫であるところも特徴的です。
防水加工の帆布に欠点はある!?
帆布の欠点はあまりありませんが、特徴でもある丈夫なせいで重さが重たくなっています。また、一つ一つ織ってつくるため、色にむらがあります。そして、帆布は天然素材なので色落ちをしてしまう場合があります。これら3つの欠点はいずれも特徴のせいなのでそこまで欠点ではないです。欠点でゆうなら色が派手なものが多く、ビジネスには使いにくいです。なのでビジネスならサブバッグなどに使うのがおすすめです。
帆布の価格
防水加工の帆布っていくらくらいする?
帆布の価格は号や大きさにより全然違いますが、帆布だけでものの形になっていないものでも結構な価格します。それはやはり織物であり、とてもいい天然素材だからです。なので、帆布で裁縫する時は丁寧にあつかい、むだにしないようにしましょう。価格なりの丈夫さや色の綺麗さがあるので高価ですが購入して損はありません。
帆布の選び方
帆布はどうやって選んだらいいのか
帆布は何に使うかにより、選び方が変わると思います。例えば、テントなどの厚さが必要なら、号は1か2あたりで大きさはできるだけ大きめ、カバンなら薄目がいいなら10号以上ですが8号くらいがいいと思います。また、大きさは大きめだと価格が高くなるため、必要な寸法を前もって考えておく必要があります。帆布を選ぶ時は時は材質と大きさを考えてから選ぶことがよいのかなとおもいます。
防水加工の帆布の使用例
防水加工の帆布は何に使われているの?
そもそも帆布は材質の良さなどから漢字にもあるように船の帆に使われていました。そして、さらに材質や厚さを利用し、最近ではテントやバッグにもよく使われているのが帆布です。他のものでゆうと、体育の跳び箱の時の手を当てる部分は帆布です。ゴミ回収などで使うトラックのシートも分厚い帆布を使用しています。あとは救急袋などにも使われてます。このように多様な使い方ができるのが帆布のいい所であり、バックに帆布を使うのであればそのバックの材質は良いものとなります。
小物としても使われる帆布
帆布は船の帆やバッグやテントの生地などのように大きいものだけではなく、小物のポーチなどにも帆布は使われています。小物のポーチなどは毎日使うので、帆布は使い込むほど味がでるのでとてもおすすめです。また、帆布は丈夫なため長く使うことができます。このように帆布は大きいものから小さいものまで様々なものに使われています。
帆布の種類
帆布の種類はどうやってきまる!?
帆布の種類は〇〇号というものにより、分けられています。〇〇号の中には1~11までの数字が入り、この1~11までの数字によって帆布の元になる糸の撚りあわせの糸の数が違います。なので、号数により基本的な材質はかわりません。例で言うと、8号の帆布は10号の糸を3本使用していて、1号だと8本もの糸を使用しています。僕らがよくバックで使っている号数は6号・8号・10号・11号でときどき4号を使用しますが4号は使用する機会は少ないです。
帆布の厚み
号数による帆布の厚さの違いってどれくらい?
帆布は号数が小さい方が厚く、号数が大きい方が薄くなります。基本的な厚さとして、1号は1.45mm、2号で1.42mm、3号で1.37mm、4号で1.31mm、6号で1.12mm、8号で0.87mm、9号で0.82mm、10号で0.74mm、11号で0.64mmぐらいです。メーカーなどにより差はありますが、1号と11号ではだいぶ差があるので選ぶ時には表記されている厚みもみるようにしましょう。
頒布のお手入れにはワックス!?
ワックスを使って帆布のお手入れってどうやってするの!?
帆布のお手入れ方法を紹介します。まずは日頃のお手入れについては汚れなど目立つところは、洗濯機にかけるのではなく、ブラシなどに洗剤をつけて手洗いをしましょう。また、すすぎや脱水も同様に洗濯機にはかけないようにしてください。理由は材質が天然素材なため、洗濯機にかけるのはおすすめしません。また、帆布はよく使うほど身体になじむと思います。そして、どうしても手洗いでも色落ちはしてしまいがちです。その時やお手入れ方法がワックスです。ワックスをぬることで色につやがでます。また、ワックスにより生地の補強にもなり長く使えます。このように普通のお手入れに加え、ワックスの使用により、帆布を長く綺麗に使うことができます。
ワックスは帆布のよさを引き出す
ワックスを使うことで色の艶出しや補強のみならず、帆布の材質を最大限に活用することができます。本来の材質より良い材質にすることができ、帆布のよさをひきだします。
頒布を使うにあたって気をつけること
頒布は丈夫だが、手入れが大切
頒布は丈夫で使うほど味が出るとよく言いますがそれは使う人の使い方によって大きく変わります。頒布は丈夫ですが天然素材で作られているため、手入れがその分必要になります。例えば、防水加工がしてある頒布で雨に濡れた日にそのままにしておくのはよくありません。家に帰ったらワックスなどで手入れをきちんとしましょう。特に材質を最大限に引き出すためにワックスの使用はおすすめです。手入れをすることで何倍も頒布の価値はあがります。
帆布が有名な町ってどこ!?
帆布と言えば倉敷
帆布は手作業で一つ一つ職人さんが丁寧に仕上げていくのですが、その帆布が有名な町が岡山県の倉敷です。中でも、倉敷帆布はとても古くから有名で、船の帆に使われている帆布から作成していました。伝統があり、師匠から弟子へと繋いでいき今の倉敷帆布があります。たとえ、同じ材質のものを使っていても倉敷帆布の帆布はとてもいい生地でおすすめです。質のいい帆布を求めている時は倉敷帆布がおすすめです。
帆布の産地
帆布はどこで作られてるの?
帆布は様々な町で作られていて、それを職人さんが加工してものづくりをしています。まず、倉敷帆布でも有名な倉敷市には丸進工業株式会社があります。ほかにも倉敷の町にはたくさんの帆布工場があります。他には広島県にも尾道帆布株式会社があり、バッグの製作で有名です。滋賀県もあり、駒田織布株式会社この会社は先染糸の手配から製織まで様々な帆布を作っています。このように全国の様々な町に工場があります。
帆布の魅力
帆布は使い込むほど味がでる!?
帆布は丈夫で丁寧に使い込むほど味がでて良い帆布となります。使い込むほど味がでると言うと、本革を思い浮かべる方も多いと思いますが、帆布は本革よりいい味がでます。それは本革よりも帆布は色のバリエーションがよく、見た目がよくなりそこのちがいなのです。本質的に材質による違いはありませんが、普段持ち歩くバッグとしてはやはり帆布がまさっています。
バックの生地の種類
バックの生地ってなにがある!?
バッグには生地の前に種類を言っておくと、トートーバッグ・ショルダーバッグ・ボディバッグ・ビジネスバッグ・ボストンバックのようなタイプのものがあります。次にバッグの生地はポリエステル生地・デニム生地・リネン生地・シーチング、ツイル、キャンバス(帆布)生地があります。ポリエステル生地は主に石油を原料としたものであり、丈夫さと使いやすさに優れています。デニム生地は縦の糸には紺色で横の糸には白い糸をつかい、おしゃれな生地です。リネン生地は亜麻の茎を原料として作られています。さらさらしていてさわり心地が気持ちいいです。敏感肌な人にはぴったりです。シーチング生地とは薄い木綿生地のことで、太い糸で生地の織りが荒いことが特徴です。ツイル生地はシーチング生地より厚めで、表面に斜めラインが入っているのが特徴です。キャンバス生地とは帆布のことです。
テントの生地はなに?
防水加工の帆布はテントにも利用されている
運動会や体育大会などスポーツをするうえでよく見るテント。あのテントはどのような生地なのか?なぜ雨が降っても水を吸収しないのか?それは防水加工の帆布を使っているものが多いからです。帆布は分厚くて、さらに防水加工がしてある。それは外で運動をする際、雨に強く日差しからも守ってくれます。このようにテントに帆布を使うと様々な状況に対応できるので帆布はテントにも使われています。またテントはエステルの生地を使うものもあります。
まとめ
帆布は元来船の帆を中心に使われていたが、最近では様々なものに使われ、バッグやテント小物品までに使われています。それは頒布が天然素材で生地としてとてもすぐれているからです。そのため、職人さんが古くからの技術を受け継いでいまの帆布があります。職人さんたちが一つ一つ丁寧に作られているため生地のよさをさらにひきだしています。帆布は本革と同じように使えば使うほど味がでます。しかしながら、その分お手入れは大切になり、お手入れ次第でその帆布の良さが変化します。帆布は丈夫でいろんなことに使えるため、これからも様々なものに使われ、職人さんたちが技術を受け継いでいきます。