荒川でシーバスを釣ろう!
シーバスを釣るなら荒川で!
埼玉から東京の間を流れる荒川は、釣りスポットとして有名な場所です。多くの釣り人が集まり、中でもシーバス釣りが人気です。なぜシーバスが河川で釣れるのか?と疑問を抱く方もいるでしょう。実はシーバスは河口域や内湾域に生息しており、汽水域に生息する生き物や淡水域に生息する生き物をエサとし、それらを求めて川を遡上する習性があります。そのため河川でもシーバス釣りができるのです。
荒川とは?
荒川は埼玉県および東京都を流れ東京湾に注ぐ一級河川です。流域面積は2940平方キロメートル、流路延長は173キロメートルもあり、全国で15番目に長い河川です。川幅に至っては御成橋付近で2537メートルとなり日本最大です。さらに岩淵水門から東京湾までの22キロメートル部分は人によって作られた人工の河川なのです。そんな歴史をもったこの荒川は今ではシーバス釣りの名所となっています!
荒川のシーバス釣りおすすめの場所5選!
釣果も期待大の場所5つご紹介!
シーバス釣りで人気の荒川ですが、荒川は埼玉県から東京都まで流れているようにとても長く、どのポイントでもシーバスが釣れるというわけではありません。場所によってはシーバスが釣れないこともあります。そこで今回は、荒川の中流から上流にかけて釣果が期待できる釣りポイントをご紹介していきます。
荒川のシーバス釣りおすすめの場所1
葛西橋付近
葛西橋(かさいばし)は、荒川河口から約10キロメートル地点にあたる東京都江東区東砂から江戸川区西葛西に架かる橋です。高架下付近一帯がポイントとなります。
おすすめポイント!
葛西橋から上流へ約500メートルは護岸が続いており、足場が安定しているため釣り環境が整っています。さらに上流100メートル地点は沖に障害物がないので遠投も楽しめます。
荒川のシーバス釣りおすすめの場所2
秋ヶ瀬取水堰付近
秋ヶ瀬取水堰(あきがせしゅすいぜき)は、荒川河口から約35キロメートル地点にあたる埼玉県さいたま市の可動堰です。荒川最下流の堰でもあり、シーバス釣りスポットとして人気の場所です。この秋ヶ瀬取水堰を境に淡水と汽水が分かれているため、ここが上流と中流の分かれ目とも言えます。
おすすめポイント!
汽水域は栄養が豊富にあるので小魚が集まります。それを狙ってシーバスは海から遡上してきます。そのため秋ヶ瀬取水堰より下流はシーバスが狙いやすい環境となっているのです。
荒川のシーバス釣りおすすめの場所3
堀切橋付近
堀切橋(ほりきりばし)は、荒川河口から約10キロメートルにある中流ポイントで、東京都足立区から並行して流れる綾瀬川をまたいで葛飾区に架かっている橋です。
おすすめポイント!
橋の高さが低いのでナイトゲームをする際、はっきりとした明暗ができます。水深はあまりないので表層を狙うのがポイントです。近くに綾瀬川が流れ込んでおり、潮目も出るのでその周辺を狙うことで好釣果も望めます。
荒川のシーバス釣りおすすめの場所4
笹目橋付近
笹目橋(ささめばし)は、荒川河口から約28キロメートル地点にある中流ポイントで、東京都板橋区高島平から埼玉県戸田市に架かる橋です。笹目橋は国道17号新大宮バイパスと都県道68号練馬川口線、首都高速5号池袋線の3つの橋が密接する橋の名称です。
おすすめポイント!
付近に彩湖の排水水門があり、この水門からは温排水が流れ出ているため1年中を通して魚が生息しやすい環境となっています。
荒川のシーバス釣りおすすめの場所5
旧岩淵水門付近
旧岩淵水門(きゅういわぶちすいもん)は、荒川河口から約25キロメートル地点にある中流ポイントで通称「赤水門」と呼ばれています。300メートル下流には新水門である通称「青水門」があります。
おすすめポイント!
旧岩淵水門周辺の底は砂地となっており、岩を積んだ護岸もあるのでハゼやエビなどのベイトが多く生息しています。水流の変化により潮目が出てきますのでそこが狙い目です。
荒川のシーバス釣りおすすめルアー3選!
シーバス釣りで人気のルアー3つご紹介!
荒川でルアーを使ってシーバスを狙うにあたり重要な点があります。それは、状況に合わせたルアーの種類とその使い方です。これを理解しているかどうかで釣果も大きく変動します。そこで続きましては代表的なルアー3つとその使い方をご紹介していきます!
おすすめルアーその1【ミノー】
ミノーとは、小魚に似せたリップのあるルアーです。こちらのルアーは、汎用性が高く淡水から海水まで幅広く狙えるのでルアーフィッシング定番ルアーのひとつです。水に沈みますがそこまで重量はないので水深約10メートル程度の場所を狙いたいときに重宝します。さらにロッドアクションを加えると、逃げる小魚のような演出を引き出せます。外観がとてもリアルなので表層を泳がせているだけで魚がバイトすることもあります。
ミノーを使った釣り方を3つご紹介!
ミノーの中にも種類が存在し、代表的なものが2つあります。1つはシンキングミノーで、もう1つはフローティングミノーと呼ばれています。シンキングミノーは水に沈むタイプのルアーでフローティングミノーはその反対で水に浮くタイプのルアーのことです。それぞれのルアータイプに適した釣り方を大きく分けて3つご紹介していきます。
1/3.「トゥイッチ」
1つ目は「トゥイッチ」という方法です。こちらは主にシンキングミノーで使い、移動距離を抑えつつルアーの先端を左右に振ることによって魚を誘います。中でもシーバスを狙う際は、トゥイッチを2,3回→2秒ほど止める→再びトゥイッチを2,3回といったパターンを繰り返す方法が主流となっています。
2/3.「ジャーキング」
2つ目は「ジャーキング」です。こちらも主にシンキングミノーで使います。ロッドを大きく素早く振りルアーに大きなアクションを与えて魚を誘い出します。キャスト後、ルアーがある程度沈んだところでロッドを大きく素早く振ります。これを連続して行います。
3/3.「だだ巻き」
3つ目は「だだ巻き」です。こちらは主にフローティングミノーで使います。文字通りキャスト後ただリールを巻いてくるだけです。しかし、リトリーブにバラつきがあるとシーバスも警戒してしまい釣果が落ちてしまいます。だだ巻きする際の重要な点は、「一定の速度で巻く」ということです。
おすすめルアーその2【シンキングペンシル】
シンキングペンシルとは、上記で紹介したミノーのようなリップのない棒状のルアーです。こちらのルアーは、水に沈みますが浮き上がりが速いので主に水面付近を狙いたいときに使います。ラインを巻いてくる際に左右に揺れるようなアクションを起こすのが特徴的です。形状的に空気抵抗が少ないので飛距離も見込めます。
シンキングペンシルを使った釣り方
シンキングペンシルはデイゲーム、ナイトゲームどちらでも活躍するルアーです。シンキングペンシルを使用するにあたりどちらのゲームでも共通した基本の釣り方があります。それは、「スローリトリーブ」という釣り方です。リールを緩やかに巻きルアーをゆっくり泳がせることを言います。この技術は主にナイトゲームで使用され、シーバスは明暗部や障害物付近に生息しているので、そういったポイントで発揮されます。
デイゲームでは、ベイトが表層に浮いているときや、それを狙ったシーバスがボイルしている状況下でとても有効です。
おすすめルアーその3【バイブレーション】
バイブレーションは、リールを巻いてくる際にルアーが小刻みに振動します。この振動が広範囲にわたり強力なアピールとなりシーバスを引き寄せます。他のルアーとは違って、糸を結ぶ部分が上部にあるのが特徴でもあります。こちらのルアーは、比重があるので特に水深のある場所で有効的です。さらに比重がある分飛距離も期待できます。
バイブレーションを使った釣り方
バイブレーションは、主にデイゲームで使用します。釣り方としましては、キャスト後一旦底まで沈めます。そして底を擦らない程度の速さで巻くだけです。この巻く速さでアタリの有無が変わってくるので、定期的に巻く速さを変えながらアタリが出る速さを探るのが重要です。
荒川のシーバス釣り【時期や時間】
さまざまな釣りポイントをご紹介しましたが、埼玉県に位置する上流や東京都にあたる中流のどのポイントでも年中24時間釣れるというわけではありません。
シーバスがエサにする生き物の中で重要視したい魚が鮎です。鮎は春から秋にかけて河川を遡上します。そのため、春から秋にかけての時期がシーバスを釣るためのベストなタイミングと言われています。中でも「まずめ」といった時間帯や「バチ抜け」といった時期が、シーバス釣りで注目したいタイミングです。そこで「まずめ」や「バチ抜け」について解説していきます!
朝まずめとは?
朝まずめとは、夜明けから日の出までの前後1時間程度の時間帯のことをいいます。正確に何時~何時までの間という基準はありません。朝まずめが釣れる理由としては、水中のプランクトンに関係があります。日の出にあわせて水中の植物プランクトンが光合成を行うため表層に浮き上がってきます。そして、こういった植物プランクトンをエサとする小魚が表層で捕食活動を始めます。さらにその小魚をエサとするシーバスが捕食活動を始めます。このような食物連鎖が釣果にも繋がっていきます。
夕まずめとは?
夕まずめとは、日没前後の1時間程度の時間帯のことをいいます。夕まずめは朝まずめとは違い、夜行性の動物プランクトンが活動を始めます。そこで朝まずめと同様の食物連鎖が起こります。
バチ抜けとは?
シーバス釣りは、バチ抜けの時期がベストと言われています。バチとは、水底の砂中に生息しているイソメやゴカイ類の総称のことを言います。そのバチが産卵のため砂中から抜け出し、表層に浮上してくるので「バチ抜け」と言われています。バチ抜けが始まる時期は、ちょうどシーバスの産卵時期でもあります。産卵で体力を消耗したシーバスは簡単に捕食できるエサを求めます。その中にバチが含まれています。そのためバチ抜けシーズンが一番釣果が期待できます。
バチ抜けの時期や時間帯について
埼玉から東京湾へ流れ注ぐ荒川は1月から5月くらいまでがバチ抜けの時期とされています。ですが、上流・中流・下流といったエリアによってバチ抜けのタイミングにずれがあるので、一概にいつからいつまでがベストシーズンとは言えません。バチ抜けが起こる時間帯は、潮が大きく変動する大潮の下げ始めから3時間程度になります。もちろんその時間帯を逃してしまったら釣れないというわけではありません。バチが産卵を終え砂の中に戻ったあとに釣れることもあります。
荒川のシーバスを攻略しよう!
釣れる場所・ルアー・時期・時間帯は重要!
上記でご紹介してきた釣りスポットやルアー、時期、時間帯などの条件はどれも重要です。ひとつでも多くの条件をクリアし釣果アップに繋げるためにも事前にチェックしておきましょう!
ロッドが気になる方はこちらもチェック!
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