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【2022】中型&大型のクラシックバイクおすすめ12選!現行車も含めてご紹介!

レトロなのに、どこか新しいクラシックバイクが今おすすめです。かつての名車の大型バイクや、中型免許でも乗れるネオクラシックなど種類も豊富にあります。そんな中型・大型のおすすめクラシックバイクや、現行車として購入できるネオクラシックのおすすめをご紹介します。
更新: 2022年1月23日
ironman17
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今クラシックバイクがおもしろい

最新テクノロジーのロードスポーツやオフロード、アメリカンタイプのツアラーとは一線を画するクラシックバイクが、今、人気です。かつて名車と謳われた本物のヴィンテージバイクから、ネオクラシックと呼ばれるレトロ調のオールドルック車まで、人気のクラシックバイクを一気にご紹介します。

中型&大型おすすめクラシックバイク:大型編①

カワサキW800

かつてバーチカルツインの大型バイクとして一斉を風靡し人気を博した名車Wシリーズに、現代のテクノロジーを注ぎ込んで復活させたネオクラシックがW800です。外観は往年のW1やW3を彷彿とさせるレトロチックなヴィンテージ路線を踏襲し、アップライトな乗車姿勢は長時間のツーリングでも疲れ知らずで、老若男女を問わず愛されるクラシックなスタイルです。空冷並列2気筒とWシリーズ伝統のエンジン形式を受け継ぎつつ、燃料噴射装置の採用などで扱いやすい走行フィールを実現しています。

基本データ

タイプ:オールドルックバイク
エンジン形式:空冷4ストローク並列2気筒 / SOHC4バルブ
排気量:773cc
最高出力:35kW(48PS)/6,500rpm
最大トルク:62N・m(6.3kgf・m)/2,500rpm
始動方式:セルフスターター
全長×全幅×全高:2,180mm×790mm×1,075mm
シート高:790㎜
車両重量:216kg

中型&大型おすすめクラシックバイク:大型編②

カワサキW1SA

スタミナなどの車種でバーチカルツインエンジンのノウハウを持っていた目黒製作所と、大型バイクが得意なカワサキの技術が集結して生み出された、当時国内最大排気量を誇ったバイクがカワサキW1です。特に日本のスタイルに合わせ左チェンジとしたSAの誕生は、Wシリーズ最大の名車として人気を不動のものにしました。当時のトレンドだったトライアンフやBSAをお手本にしたレトロクラシックなスタイルと、ロングストロークの並列2気筒エンジンの独特な振動やエンジン音は、今でもクラシックなヴィンテージバイクを愛する人たちから絶大な人気を誇ります。

基本データ

タイプ:ビンテージバイク
エンジン形式:空冷4ストロークOHV2バルブ並列2気筒
排気量:624cc
最高出力:47ps(35.0 kw)/7000rpm
最大トルク:5.7kg・m(55.9N・m)/5500rpm
始動方式:キック
全長×全幅×全高:2,135㎜×850㎜×1,100㎜
車両重量:220kg
発売開始年:1968年

中型&大型おすすめクラシックバイク:大型編③

トライアンフ ボンネビルT120

地上最速を競うスピードレースである「ボンネビル・スピードウィーク」。そのレースが行われるボンネビル・ソルトフラッツの名前が冠されたのが、英国の老舗バイクメーカーであるトライアンフの名車ボンネビルT120です。1959年に発売されたボンネビルは、現在でもオールドルックなネオクラシックモデルとして新型が発表され続ける、同社の人気シリーズとなっています。ライダーに極端な前傾姿勢を強いることがないクラシックなレトロスタイルは、ツーリングでも疲れ知らずで高い支持を得ています。

基本データ

タイプ:オールドルックバイク
エンジン形式:水冷4ストロークSOHC8バルブ並列2気筒
排気量:1,197cc
最高出力:80ps(59kW)/6,550rpm
最大トルク:105Nm/3,100rpm
始動方式:セルフスターター
全長×全幅×全高:ー㎜×785㎜×1,125㎜
シート高:785㎜
車両重量:224kg

中型&大型おすすめクラシックバイク:大型編④

モトグッツィ V7レーサー

イタリアでもっとも古いバイクメーカーであるモトグッツィはワールドグランプリやマン島TTレースなどのバイクレースシーンで数々の金字塔を打ち立ててきました。そんなモトグッツィの往年の名車バイクであるV7を、現代の技術で蘇らせたネオクラシックモデルがV7レーサーです。レーサーの名を冠されている通り、レース用バイクを彷彿とさせるビキニカウルにセパレートハンドル、バックステップと、オールドルックなカフェレーサースタイルの中に、最新の技術が詰め込まれた魅力溢れるクラシックバイクの名車です。

基本データ


タイプ:オールドルックバイク
エンジン形式:空冷4ストローク・90°V型2気筒OHV2バルブ
排気量:744cc
最高出力:40.1ps(29.5kw)/6250rpm
最大トルク:5.1kg・m(50N・m)/3600rpm
始動方式:セル・キック併用
全長×全幅×全高:2,185mm×690mm×1,180㎜
シート高:805㎜
車両重量:198kg

中型&大型おすすめクラシックバイク:大型編⑤

ヤマハ SR500

SR500はヤマハが1978年に発売した、500cc単気筒のクラシック調のバイクです。以降、基本デザインはほとんど変更されることなく作り続けられるそのフォルムは、レトロとかオールドルックなどという言葉で括ることができない美しいデザインで、クラシックバイクのお手本とも言えます。レース用マシンのようなハイスペックとは無縁ですが、のんびりとツーリングを愛するライダーたちからは、販売を終了した現在でも高い人気を誇ります。ヴィンテージ調のそのスタイルは、バイクの原型として支持を得ましたが、古いキャブレター形式では新しい排ガス規制に対応できず、2000年をもって、その歴史に幕を閉じました。

基本データ

タイプ:ヴィンテージバイク
エンジン形式:空冷SOHC2バルブ単気筒
排気量:499cc
最高出力:32ps/6500rpm
最大トルク:3.7kgf・m/5500rpm
始動方式:キック
全長×全幅×全高:2,085㎜×735㎜×1,080㎜
シート高:780㎜
車両重量:170kg

中型&大型おすすめクラシックバイク:大型編⑥

ロイヤルエンフィールド コンチネンタルGT

ロイヤルエンフィールドは、現存する世界最古のイギリス発祥のバイクメーカーで、現在ではインドに本拠を置く会社が所有しています。単気筒のバイクを昔より作り続け、その車体構造は現在に至るまでほとんど変わっていません。そんなロイヤルエンフィールドが、革ジャンに単気筒バイクでカフェに乗り付け、草レースやプロダクションレースを楽しんだロッカーズという、かつての若者文化を象徴するバイクとして送り出したネオクラシックバイクがコンチネンタルGTです。

基本データ

タイプ:オールドルックバイク
エンジン形式:空冷4ストロークOHV単気筒
排気量:535cc
最高出力:29.1bhp(21.4kw)/5100rpm
最大トルク:44Nm/4000rpm
始動方式:セル・キック併用
全長×全幅×全高:2,060㎜×760×1,070mm
シート高:800㎜
車両重量:184kg

中型&大型おすすめクラシックバイク:中型編⑦

ヤマハ スポーツXS1

高度経済成長時代の1960年代、東名高速道路の開通などで日本のバイクは大型化、ハイパワー化の道を歩んでいました。そんな時代に対応するためにヤマハが投入したのが、名車XS-1です。クラシックなレトロバイクでありながら現代でも通用するスマートな外観と、並列2気筒の独特な鼓動、ツーリングにも最適な安定性で、今でもヴィンテージバイクを愛する人たちから高い支持を得ています。

基本データ

タイプ:ヴィンテージバイク
エンジン形式:空冷4ストロークOHC2バルブ並列2気筒
排気量:653cc
最高出力:53ps(39.0 kw)/7000rpm
最大トルク:5.5kg・m(53.9N・m)/6000rpm
始動方式:キック
全長×全幅×全高:2,175㎜×905㎜×1,135㎜
車両重量:185kg
発売年:1970年

中型&大型おすすめクラシックバイク:中型編①

ヤマハ SR400

1978年の発売以来、ヤマハのオールドルックな単気筒バイクとして高い人気を誇るのがSR400です。そのクラシックなスタイルは、カスタムベースとして流用されることも多く、さまざまなスタイルのSRが街を走っています。基本設計は変わりませんが、フューエルインジェクションの採用など時代に合わせた技術の導入などで、乗り手にも優しいツーリングに最適なバイクです。

基本データ

タイプ:オールドルックバイク
エンジン形式:空冷SOHC2バルブ単気筒
排気量:399cc
最高出力:19kW(26PS)/6,500rpm
最大トルク:29N・m(2.9kgf・m)/5,500rpm
始動方式:キック
全長×全幅×全高:2,085㎜×750㎜×1,110㎜
シート高:790㎜
車両重量:174kg

中型&大型おすすめクラシックバイク:中型編②

カワサキ W400


カワサキが誇る往年の名車であるW1に、そのクラシックでレトロなスタイルはそのままに、現代の技術を注ぎ込み、中型免許でも乗れるバイクとして発売したネオクラシック車がW400です。ヴィンテージバイクさながらのメッキパーツを多用したクラシックなスタイルと、ショートストロークで扱いやすいエンジンはツーリングでも扱いやすく、販売終了となった現在でも高い人気を維持しています。

基本データ

タイプ:オールドルックバイク
エンジン形式:空冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ
排気量:399cc
最高出力:29ps(21kw)/7500rpm
最大トルク:3.0kg・m(29N・m)/6000rpm
始動方式:セルフスターター
全長×全幅×全高:2,175mm×855㎜×1115mm
シート高:765㎜
車両重量:193kg

中型&大型おすすめクラシックバイク:中型編③

ホンダ GB250クラブマン

1980年代、当時の最新技術のメカニズムに、ヴィンテージ調のレトロな外観をまとったバイクとして生み出されたのが、GB250クラブマンです。クラシックなスタイリングと、空冷単気筒ながら最新のテクノロジーでツーリングにも扱いやすいエンジンは高い支持を得て、15年近くの長きに渡って作られ続けました。

基本データ

タイプ:オールドルックバイク
エンジン形式:空冷4サイクルDOHC4バルブ単気筒
排気量:249cc
最高出力:30ps(22kw)/9000rpm
最大トルク:2.5kg・m(25N・m)/7500rpm
始動方式:セルフスターター
全長×全幅×全高:2,090mm×685㎜×1,035mm
シート高:755㎜
車両重量:146kg
発売年:1983年

中型&大型おすすめクラシックバイク:中型編④

カワサキ エストレヤ

空冷単気筒のクラシックなエンジンを、かつてカワサキが吸収したメグロや、そのスタイルを国内メーカーが模範としたBSAなどの名車を彷彿とさせるレトロでヴィンテージ調なスタイルのボディに搭載した、ネオクラシックなバイクがエストレヤです。レースなどを走る高性能バイクとは一線を画し、のんびりと走りを楽しむツーリングで本領を発揮する大人のバイクと言えます。

基本データ

タイプ:オールドルックバイク
エンジン形式:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
排気量:249cc
最高出力:18PS(13.0 kw)/7500rpm
最大トルク:1.8kg・m(18N・m)/5500rpm
始動方式:セルフスターター
全長×全幅×全高:2,075mm×755mm×1,055mm
シート高:735㎜
車両重量:161kg

中型&大型おすすめクラシックバイク:中型編⑤

スズキ ST250

スズキのオールドルックなネオクラシッククォーターバイクがST250です。小柄なレトロ調バイクとして人気を博した名車ボルティーの後継者として開発され、レースモデルのようにハイスペックを追求するモデルとは異なるレトロ路線を確立したバイクとなりました。小型で軽量なボディは取り回しなどの扱いも容易で、クラシックに興味のないツーリング目的の女性ファンの獲得にも成功しました。

基本データ

タイプ:オールドルックバイク
エンジン形式:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
排気量:249cc
最高出力:19PS / 7,500rpm
最大トルク:2.1kgf・m / 5,500rpm
始動方式:セルフスターター
全長×全幅×全高:2,070mm×750mm×1,075mm
シート高:770㎜
車両重量:146kg

クラシックバイクの選び方

ヴィンテージかネオクラシックか

ヴィンテージとは、いわゆる”旧車”や”絶版車”と呼ばれ、1960年代や1970年代(場合によってはそれ以前や、それ以後も)に作られたバイクのジャンルです。当時は最新技術の粋を集め、レースなどで活躍した車両も、今ではクラシックでレトロチックな独特な趣を醸し出し、高い人気を誇ります。当然、部品もすでに入手困難なものが多く、オーナーとなって維持するには、それなりの愛情と覚悟が必要です。

クラシックバイクは魅力的ですが、ツーリング先での故障や、高い維持費と言った足枷が常につきまといます。そんな心配をすることなく安心してクラシックバイクを所有することを可能にしたのが、往年の名車をモデファイしたボディや、クラシック調のボディデザインに、最新テクノロジーを搭載したネオクラシックというジャンルです。ネオクラシックバイクの出現で、憧れのクラシックバイクがかなりみじかなものになりました。


クラシックバイクのスタイル

カフェレーサー

かつてのイギリスで、革ジャンに身を包んだロッカーズと呼ばれた若者たちが、公道レースで速さを競ったバイクを真似たスタイルが、カフェレーサーです。ビキニカウルやロケットカウルを装着し、細身のタンクにセパレートハンドルというスタイルのバイクが一般的で、クラシックバイクの一つのスタイルとして定着しています。

スクランブラー

ネオクラシックバイクの一つのジャンルとして最近人気なのが、スクランブラーです。スクランブラーとはかつて未舗装のコースにストリートバイクで速さを競った時代のバイクを指します。そのスタイルはブロックパターンのタイヤに強化した足回り、ショートフェンダーなど無駄な贅肉を削ぎ落としたようなボディが代表的です。クラシックでありながらどこか新しいこのスタイルのバイクが、今、注目を集めています。

クラシックバイクのエンジン形式

単気筒

ヤマハのSRやロイヤルエンフィールドなどのバイクに搭載される、クラシックバイクにはおなじみのエンジン形式です。ビッグシングルの独特な振動とトルク感が高い人気を誇ります。

並列2気筒

トライアンフやそれを手本としたカワサキWシリーズ、ヤマハXSシリーズなどに搭載される、クラシックバイクを代表するタイプのエンジンです。バーチカルツインが奏でる力強い鼓動や、そのエンジン音がクラシックバイクを愛するライダーから高い支持を得ています。

その他のエンジン形式

クラシックバイクにはドゥカティの横置きL型ツインや、モトグッツィV7の縦置きVツインなどの個性的なエンジン形式の名車も数多くあります。決して現代のテクノロジーからすると効率的と言い難いこれらのエンジンも、ハイスペックよりも、デザインや乗り味を追求するクラシックバイクならではのもので、根強い人気を誇ります。

クラシックバイクを所有するには

ネオクラシックではあまり問題にはなりませんが、本当のクラシックとも言うべきヴィンテージバイクの場合、ツーリング先での故障などマシントラブルの心配は常に付きまといます。また部品の供給もすでに終了しているものがほとんどで、同じクラシックバイクに乗る人のネットワークや、オークションサイトなどが頼みの綱だったりもします。バイク屋さんでも修理を受け入れてくれない場合も多く、自分である程度整備をする知識を必要とするなど、それなりの覚悟が必要となります。

古くて新しいクラシックバイクを楽しもう

所有すること自体がステータスとも言えるヴィンテージバイクや、ツーリングも安心して楽しめるネオクラシックバイクについてご紹介してきました。最新テクノロジーでハイスペックを追い求めるパフォーマンスマシンとは異なり、スタイリングやのんびりとした乗り味を楽しめるのがクラシックバイクの魅力です。古いようでなぜか新しい、クラシックバイクをあなたも楽しんでみませんか。