オフ車はやっぱり250
林道やダートなどどこにでも入っていけるのが魅力のオフロードバイクの中でも、250クラスは日本人の体格にも合っており、価格も比較的安い上に、性能のバランスも揃った車種が多くあります。人気の250ccオフローダーの国産・輸入おすすめバイクや、性能の比較、カスタムパーツの有無などについてご紹介します。
250ccオフロードバイクのおすすめポイント
どこにでも入っていける
オフロードバイクの魅力は、道を選ばずどこでも入っていけることにあります。多くが不整地を早いスピードで走るレースであるモトクロス用の車両をルーツに持っていることもあり、ブロックパターンのタイヤにストロークの長いサスペンションを持っていることがそれを可能にしてくれています。
軽い
ロードスポーツやアメリカン、ツアラーなどの他の車種と比較して、車両重量が軽いのもオフロードバイクの魅力です。軽い重量は初心者にとっても扱いが容易で、ツーリングで大きな荷物を積んでも楽に取り回すことができます。
車両価格が安い
オフロードバイクは他の車種と比較しても、車両本体価格が安いのも魅力です。初心者にとっても低予算で車両とその他のギアを購入できることから、初めての車両としてもおすすめです。また価格が安いため、他のパーツを追加してカスタムする楽しみも増えます。
ツーリングにピッタリ
オフロードバイクの走破性の高さや取り回しやすさは、キャンプツーリングなどツーリングバイクとしても最適です。またカスタムでキャリアなども装着しやすく、荷物の積載性が高いのもツーリング向けと言えます。
250オフロードバイクおすすめ人気ランキング12位
カワサキ Dトラッカー
カワサキの国産デュアルパーパスモデルであるKLXに、前後ホイールサイズの換装やオンロードタイヤの装着などの変更を施し、オンもオフもこなせるスパーモタードバイクとしたのが、このDトラッカーです。2016年発売のファイナルエディションをもって生産終了となりましたが、現在も中古車市場で高い人気を誇っています。
Dトラッカーのおすすめポイント
前後17インチのオンロードタイヤの装着で、外見的にはオフロードでありながらオンロード的な乗り味で、初心者でも乗りこなしやすいモデルとなっています。カスタムパーツも多く、自分だけのオリジナルのバイクに仕上げる楽しみも魅力です。
Dトラッカー基本スペック
エンジン:水冷4ストローク4バルブ単気筒
始動方式:セルフスターター
最高出力:24PS(18kW)/9,000rpm
最大トルク:2.1kgf・m(21N・m)/7,000rpm
車両重量:138kg
全長・全高・全幅:2130mm×1125mm×795mm
シート高:860mm
燃料タンク容量:7.7リットル
燃費:40.0km/L(60km/h走行)
250オフロードバイクおすすめ人気ランキング11位
BETA RR2T
BETAはイタリアのフィレンツェに本拠を置く老舗オートバイメーカーです。エンデューロやモトクロス用などオフロードバイクを中心に販売しており、250ccのモトクロス用のRR2Tレーシングに保安部品をつけ、公道走行可能にしたのがこのRR2Tです。
BETA RR2Tのおすすめポイント
ルーツであるモトクロスバイクならではの軽さや、オフロードを速いスピードで駆け抜けることができる基本性能の高さが魅力です。輸入車なので価格は安いとは言えませんが、イタリアメーカーならではのデザイン性の高さは、国産オフロードバイクの車種には見られないものです。
BETA RR2T基本スペック
エンジン:水冷4ストローク単気筒
始動方式:セルフ・キック
乾燥重量:104kg
全長・全高・全幅:2172mm×1270mm×807mm
シート高:930mm
燃料タンク容量:9.5リットル
燃費:非公表
250オフロードバイクおすすめ人気ランキング10位
ヤマハ セロー250
オフロードをのんびりトレッキングできるバイクとして、ツーリングライダーから高い人気を誇るのがセロー250です。街乗りから山道までこなす走行性能の高さから、国産オフロードバイクの人気車種として25年以上にわたって愛され続けるロングセラーモデルです。
セロー250のおすすめポイント
足つき性が良く取り回しもしやすいので、初心者からベテランまで楽しむことができるのが魅力です。オフロードを速いスピードで走るのではなく、のんびりと野山を駆け巡るのに適したバイクです。他の国産オフ車と比較して、価格が安いのも魅力です。
セロー250基本スペック
エンジン:水冷4ストローク2バルブ単気筒
始動方式:セルフスターター
最高出力:18PS(14kW)/7,500rpm
最大トルク:1.9kgf・m(18N・m)/6,500rpm
車両重量:130kg
全長・全高・全幅:2100mm×1160mm×805mm
シート高:830mm
燃料タンク容量:9.6リットル
燃費:40.0km/L(60km/h走行)
250オフロードバイクおすすめ人気ランキング9位
カワサキヴェルシスX250
オフロードバイク的な外見で、オンもオフも快適に走れるバイクがアドベンチャーツアラーです。かつては輸入大型車の独壇場だったこの車種に、国産バイクで中型免許でも乗れる250クラスモデルとして投入されたのが、カワサキヴェルシスです。
ヴェルシスX250のおすすめポイント
ロングストロークのフロントサスペンションにより、オフロード走行での高い安定性を誇ります。250ならではの軽量な車体のおかげで取り回しもしやすく、初心者でもアドベンチャーツアラーを駆る楽しみを味わえます。カスタムパーツでさらにツアラー然としたバイクに改造する楽しみもあります。
ヴェルシスX250基本スペック
エンジン:水冷4ストローク4バル並列2気筒
始動方式:セルフスターター
最高出力:33PS(24kW)/11,500rpm
最大トルク:2.1kgf・m(21N・m)/10,000rpm
車両重量:175kg
全長・全高・全幅:2170mm×1390mm×860mm
シート高:815mm
燃料タンク容量:17リットル
燃費:30.0km/L(60km/h走行)
250オフロードバイクおすすめ人気ランキング8位
ヤマハ WR250
ヤマハのモトクロスバイクであるWR250Fをベースに、オフロードを速いスピードで走る性能はそのままに、初心者でも乗りこなせる扱いやすさなどを重視して開発されたオフロードバイクがWR250R/Xです。
WR250のおすすめポイント
モトクロスレーサー譲りのエンジンはスムースなレスポンスや吹け上がりの良さなど、オフロード走行の楽しさを堪能することができます。オフを速い速度で走ることが得意なハイパフォーマンスオフローダーと言えます。
WR250基本スペック
エンジン:水冷4ストローク4バルブ単気筒
始動方式:セルフスターター
最高出力:31PS(23kW)/10,000rpm
最大トルク:2.4kgf・m(24N・m)/8,000rpm
車両重量:132kg
全長・全高・全幅:2190mm×1235mm×810mm
シート高:895mm
燃料タンク容量:7.6リットル
燃費:34.0km/L(60km/h走行)
250オフロードバイクおすすめ人気ランキング7位
スズキジェベル250XC
モトクロスバイクのDR250を、林道ツーリングをこなせるモデルとして仕様変更したのがジェベル250XCです。現在は生産を終了しているものの、ツーリングにぴったりのオフロードバイクとして、今でも250オフ車中古車市場では非常に高い人気を誇ります。
ジェベル250XCのおすすめポイント
特筆すべきは17リットルという他の250オフ車の車種と比較しても大容量の燃料タンク、大径のヘッドライト、大型キャリアとそのどれもがツーリングをするために生まれてきたバイクと言えます。安いアフターパーツも豊富にあり、さらに旅仕様にカスタムする楽しみもあります。
ジェベル250XC基本スペック
エンジン:油冷4ストローク4バルブ単気筒
始動方式:セルフ・キック併用
最高出力:30ps(22kw)/8,500rpm
最大トルク:2.8kg・m(27N・m)/7,000rpm
車両重量:139kg
全長・全高・全幅:2230mm×1220mm×890mm
シート高:885mm
燃料タンク容量:17.0リットル
燃費:47.0km/L(60km/h走行)
250オフロードバイクおすすめ人気ランキング6位
カワサキ KLX250
初心者から熟練者までオフロード走行を楽しむことができるカワサキの250ccデュアルパーパスモデルが、KLX250です。エンデューロレーサー譲りのエンジンは、低速から中・高回転域へとスムーズに吹き上がります。
KLX250のおすすめポイント
エンデューロレースで培われたDOHC4バルブ250エンジンや倒立フォーク、ユニトラックサスペンションなど、オフロードを速い速度で走ること自体を楽しむことができるバイクです。
KLX250基本スペック
エンジン:油冷4ストローク4バルブ単気筒
始動方式:セルフスターター
最高出力:24ps(18kw)/9,000rpm
最大トルク:2.1kg・m(21N・m)/7,000rpm
車両重量:136kg
全長・全高・全幅:2200mm×1190mm×820mm
シート高:890mm
燃料タンク容量:7.7リットル
燃費:40.0km/L(60km/h走行)
250オフロードバイクおすすめ人気ランキング5位
ホンダCRF250RALLY
ダカールラリー参戦中のCRF450 Rallyをイメージして作られた、250ccオフロードモデルがCRF250RALLYです。ラリーモデルを彷彿とさせる迫力のスタイリングと、オフロードを速いスピードで走行できる基本性能の高さが魅力のモデルです。
CRF250RALLYのおすすめポイント
他の250ccモトクロスバイクと比較しても大柄の車体に、大型風防付きのデュアルヘッドライトなどツーリングバイクとしても最適なモデルです。サスペンションストロークを延長することで、さらに走破性を高めることもできます。
CRF250RALLY基本スペック
エンジン:水冷4ストローク4バルブ単気筒
始動方式:セルフスターター
最高出力:24ps(18kw)/8,500rpm
最大トルク:2.3kgf・m(23N・m)/6,750rpm
車両重量:155kg
全長・全高・全幅:2210mm × 1425mm × 900mm
シート高:875mm
燃料タンク容量:10リットル
燃費:44.3km/L(60km/h走行)
250オフロードバイクおすすめ人気ランキング4位
ハスクバーナ FE250
スウェーデン生まれのバイクブランドであるハスクバーナは、モトクロスやスーパーモタードなどのオフロードバイクで知られています。そんなハスクバーナーのエンデューロモデルの中でももっとも小さな車種が、このFE250です。
FE250のおすすめポイント
エンデューロレーサーがそのまま公道に飛び出したようハイパフォーマンスが魅力です。250ccの国産車と比較するとシート高が高いものの、ローシートなどカスタムパーツも豊富で、いじる楽しさも味わえるバイクです。
FE250基本スペック
エンジン:水冷4ストローク単気筒
始動方式:セルフスターター
乾燥重量:105.8kg
全長・全高・全幅:非公表
シート高:970mm
燃料タンク容量:8.5リットル
燃費:非公表
250オフロードバイクおすすめ人気ランキング3位
スズキ V-Strom250
オンもオフも楽しめるアドベンチャーバイクという車種を、国産でなおかつ中型免許で楽しめる魅力的なバイクが、スズキのV-Strom250です。250クラスとは思えないような威風堂々としたデザインながら比較的扱いやすいことから、初心者からベテランライダーまで高い人気を誇ります。
V-Strom250のおすすめポイント
大型リアキャリアやパニアケースなど純正のカスタムパーツも豊富で、ロングツーリングも難なくこなすことができます。足付き性の良さや250ならではの車重の軽さで、初心者でも取り回しが容易なのも魅力です。
V-Strom250基本スペック
エンジン:水冷4ストローク2バルブ2気筒
始動方式:セルフスターター
最高出力:24PS(18kW)/8,o00rpm
最大トルク:2.2kgf・m(22N・m)/6,500rpm
車両重量:188kg
全長・全高・全幅:2150mm×1295mm×880mm
シート高:800mm
燃料タンク容量:17.0リットル
燃費:39.0km/L(60km/h走行)
250オフロードバイクおすすめ人気ランキング2位
KTM 250EXC
オフロードを速い速度で駆け抜け順位を競うのがエンデューロレースです。そんなエンデューロ最強バイクの名をほしいままにしているのがオーストリアのバイクメーカーKTMの250EXCです。
KTM250EXCのおすすめポイント
今では貴重な存在となった250cc2サイクルエンジンは、国産4サイクルとは比較にならないほどの速い加速感を味わうことができます。レーサーならではのエンジンや足回りのカスタムパーツも多く、カスタムでさらに戦闘力を高めることもできます。国産バイクと比べ価格は安いとは言えませんが、価格に見合うだけの満足感を得られるバイクです。
KTM250EXC基本スペック
エンジン:水冷2ストローク単気筒
燃料供給方式:フューエルインジェクション
始動方式:セルフ・キック併用
乾燥重量:103kg
全長・全高・全幅:非公表
燃料タンク容量:9.0リットル
燃費:非公表
250オフロードバイクおすすめ人気ランキング1位
ホンダCRF250L
ホンダのモトクロスバイクの系譜であるCRの血統を受け継ぐのがCRFシリーズです。
エンジンが2サイクルから4サイクルに変わった現在でも、オフロードを速いスピードで走るという基本性能の高さは変わらずに高い人気を誇っています。モトクロスレース向けに作られたCRFシリーズの、公道走行可能なデュアルパーパスモデルがCRF250Lです。
CRF250Lのおすすめポイント
CRFのオフロード走行の性能の高さはそのままに、初心でも乗りこなせる取り扱いやすさを重視しています。オンとオフを問わずさまざまな道を走り回ることができ、ツーリングにもピッタリの車種となっています。他の同タイプの車種と比較して価格が安いのも大きな魅力です。
CRF250L基本スペック
エンジン:水冷4ストローク4バルブ単気筒
始動方式:セルフスターター
最高出力:24ps(18kw)/8,500rpm
最大トルク:2.3kgf・m(23N・m)/6,750rpm
乾燥重量:131kg
全長・全高・全幅:2195mm × 1195mm × 815mm
シート高:875mm
燃料タンク容量:7.8リットル
燃費:44.3km/L(60km/h走行)
250ccオフロードバイク選びのポイント
オフロード性能
オフロードバイクとして、不整地を走破できる足回りの性能や、ダートでの加速性能、オフロードを速いスピードで走るエンジン性能は必須です。また特に初心者には、エンジン特性などが扱いやすいかというのも、車種選びの重要なポイントになります。
積載性
速いことが至上命題のモトクロスレース専用ならいざ知らず、オフロードバイクはゆっくりと林道を走るツーリングに使用される機会も比較的多いものです。そんな時、キャンプ道具などを積む積載性の高さも重要になります。また、キャリアやパニアケースなどのカスタムパーツの有無も選ぶ際のポイントになります。
足つき性
オフロードバイクは大径のタイヤやストロークの長いサスペンションなどの影響で、シート高がオンロードと比較して高くなります。初心者にとってはこのシート高の高さが恐怖心を抱かせたりもします。特に外車は国産に比較してシートが高い傾向が顕著です。選ぶ際は、自分の体格に合った足つき性の良い車種を選ぶことも大切です。
価格
価格が安いということも、選ぶ際の大きな要素になります。初心者の場合はヘルメットやブーツなど他に出費を強いられることもありますし、あとでカスタムしたいときにカスタムパーツのお金もかかります。そのためできるだけ安い車両を選びたくなるものです。
でも安いバイクを選んだばかりにスペックが低かったり、スタイリングが気に入らずすぐ飽きてしまっては本末転倒ですので、そのあたりのバランスもバイク選びの重要なポイントになります。
250オフロードバイクは魅力がいっぱい
250ccオフロードバイクについてご紹介してきました。このクラスには、オフロードを速いスピードで駆け抜けるハイスペックの車種が揃っています。今後も、国産・輸入車ともに新しい排ガス規制に対応した魅力的なニューモデルが発表されることが必至な、250ccオフロードバイクから目が離せません。