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なめこの冷凍方法や保存期間は?保存の仕方と美味しい活用レシピをご紹介!

味噌汁の具にするとおいしい事で有名な、ぬるぬるした食感が美味しいなめこ。でも、なめこが冷凍保存ができる事は余り知られていません。ここではなめこの冷凍保存の仕方や保存できる期間、更になめこの美味しいレシピも紹介していきます。
2020年8月27日
咲良09
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なめこは冷凍できる、ぬるぬるの秘密

「ヌルヌルしてるキノコ」として有名ななめこは、冷凍保存することが出来るキノコの一種です。キノコを冷凍保存できるのか?と思ってしまいますが、その保存法はとても簡単で、一度冷凍できるかどうか覚えてしまえば、一度では食べきれないような、大量のなめこを貰った時も安心です。

なめこは何故ヌルヌルしている?ぬめりの謎

なめこで気になるのが、そのヌメリ。他のキノコより目に見えてヌルヌルした姿は一際目を引きますが、このヌメリはなめこが自然界で繁殖するために身に着けた「知恵」と言われています。このヌメリ成分が水分の蒸発を抑え、かつ表皮を保護し、キズや衝撃から傘を守るためと言う説が有力です。なめこの他にも「なぜそんな形に進化したのか?」と言う様な不思議なキノコは数多くあり、身近ながら、未だに謎の多い存在と言えそうです。

生なめこや天然なめこの違い、株付きなめことの違いも

なめこのレシピでよく耳にするのが「生なめこ」に「天然なめこ」に「株付きなめこ」と同じなめこでも名称が変わってくること。この3つの違いは「採れる場所や形状」にあり、生なめこは所謂スーパーで売られているような「一般的ななめこ」の事を指し、天然なめこは自然栽培などでなく、山に自生するなめこを採取したもの。石突きがついたものを「株付きなめこ」或いは「株とりなめこ」と呼びます。どれも美味しいキノコな事に変わりはありませんが、手早く食べたいなら生なめこ、自然の味を味わいたいなら天然なめこ、更に石突まで調理したい場合は株付きなめこ、と覚えましょう。

「なめたけ」の謎、実はなめこじゃない

「ご飯のお供」として有名なビン詰めの「なめたけ」ですが、なめたけとなめこは実際に目にすると全然違う姿をしていますよね。これには理由があり、所謂「なめたけ」はエノキタケを材料としており、なめこのようにヌメリがあることと、エノキタケに「なめたけ」と言う別名があるため、なめたけと呼ばれるようになったと言われています。スーパーで見かける細長いエノキタケは、わざと白く細長くしたもので、天然のエノキタケは如何にもキノコと言う様なしっかりした姿をしており、結構その姿はなめこと似ています。

なめこの賞味期限と、保存できる期間

キノコの賞味期限はわかりにくいと有名ですが、それはなめこも同じです。なめこは日持ちするのか?保存期間はどのくらいか?また、傷んだなめこを見分ける方法も紹介します。

意外と日持ちしない、天然なめこや株付きなめこは更に注意

なめこ意外と日持ちせず、保存方法にもよりますが3日で腐ってしまうと言われています。生なめこは勿論、天然なめこや株付きなめこは更に日持ちしない場合があるため、購入したら出来る限り早く、その日のうちにレシピに取り入れ食べるようにしましょう。新鮮な生なめこなら、冷凍保存すれば1週間ほど日持ちさせることも出来ますが、それでも日持ちしにくく、腐りやすいキノコなことに変わりはありません。


なめこの賞味期限のワナ、書かれていない事も

更に、なめこの賞味期限を見落としがちなワケとして、なめこには賞味期限の記載がされていない場合が多く、スーパーの生なめこでも詳しく記載れていない場合があります。それが天然なめこや株付きなめこなら尚更で、野菜に分類されるため「賞味期限はこの位」と言う決まりがないからです。いつ採れたもので、いつまで食べられるか目ではわからないと言う厄介者ですが、購入し3日以内に食べきると覚えれば問題ありません。真空パックや冷凍できる種類の場合は、1週間を目安としましょう。

傷んだなめこを見分ける方法、冷凍前の参考に

中には購入する前から「傷んでいる」とわかるなめこも売られています。冷凍できるかの他にも、傷んでいないかを見抜く方法も覚えておきましょう。傷んでいるなめこからは酸っぱいニオイがし、形が崩れヌメリでどろっとしており、押すと柔らかく、そのまま崩れてしまう場合もあります。真空パックの場合はパックが膨張し、黒く変色しているものが傷んでいるサイン。こういった特徴が出ているなめこは保存期間や方法を問わず、出来る限り早く食べきるようにしましょう。

なめこの冷凍保存方法①・そのまま冷凍保存

とっても簡単!なめこの冷凍保存方法

なめこを冷凍保存する方法はとっても簡単、生なめこの場合は、開封していない場合はビニールに入れたまま冷蔵庫に入れるだけ。開封していた場合は密閉袋に移し替え、空気を抜いて冷蔵庫に入れれば、それだけで冷凍保存をすることが出来ます。真空パックの場合は、開封前であればそのままの状態で1週間保存できます。保存期間を伸ばしたい場合や、日持ちさせたければ真空パックで購入するようにしましょう。

なめこの冷凍保存方法②・残ったなめこを冷凍保存

レシピに使い、残ったなめこは冷凍できるかと言う場合は、生なめこの場合は石突はとらず、洗わずラップに包み、タッパーやビニール袋に入れ保存することが出来ます。保存期間はおよそ1日~2日程度と覚えておきましょう。真空パックの場合は、残ったなめこを密閉袋に移し替え、洗わず保存しましょう。なめこに限らず、大体のキノコは冷凍できる種類ばかりですが、どれも水気に弱いため、保存する場合は洗わないようにしましょう。

なめこの冷凍保存方法③・ゆでてから冷凍保存

冷凍できる他にも、なめこは茹でてから保存することも可能です。茹でることで殺菌効果も見込めるため、天然なめこや株付きなめこを購入したとき、菌などが気になる場合におすすめの保存方法です。ゆでてから保存する場合は、石突をカットし小房に分け、沸騰させたお湯になめこを30秒~1分ほど入れ、水気をよく切ってから密閉袋やタッパーに移すことで、冷凍できるようになります。日持ちや保存できる期間は短くなりますが、既に茹でてあるため、色んなレシピに使い回しやすくなります。

冷凍してもヌメリは消えない?


冷凍できると聞いて気になるのが、冷凍するとなめこ特有のヌメリが消えてしまわない科と言う心配ですが、その心配は不要です。確かに冷凍したなめこは一見「ヌメリ」が消えてしまったかのように見えますが、これは水分と共にヌメリの主成分も凍ってしまっている為。加熱すればちゃんとヌメリが戻ってくるので、安心して使い回すことが出来ます。なめこの冷凍保存で気を付けるべきポイントは、ヌメリが消えるか否かより、保存期間や株付きなめこか、天然なめこか、生なめこか等の「種類」の違いの方が大きいでしょう。

なめこの調理法と、調理前の下ごしらえ

なめこの調理法やおすすめレシピを紹介する前に、まずは下処理の仕方を覚えましょう。あらゆるレシピや調理法の基盤である下処理は、丁寧に行えば行うほど味を引き立たせることが出来ますよ。

なめこの下処理の仕方、動画も参考に

なめこ特有の「ヌメリ」は布だけで拭き取るのは難しいため、調理の前に軽く水洗いし余分なヌメリを落としましょう。ヌメリは美味しさの元でもあるため、軽くすすぐ程度にしましょう。軽くすすぐ他にも、ザルに入れたなめこにヤカンなどで沸騰させたお湯を回しかけるのも有効です。「軽く水洗いするだけ/お湯をかけるだけ」で済むと思うと、とても簡単ですね

生食NG!調理法に要注意

なめこの調理法で気を付けるべきなのが、いくら美味しいキノコだからと言っても、下処理を行わず生食系の調理法は行わない事。なめこは生食に適さないキノコで、もしも下処理を行わず生で食べた場合は「軽い」食中毒になる場合があります。軽いと言っても数時間ほど嘔吐が続くため、出来る限り生食系の調理法は避けましょう。なめこは下処理を行うと、そのぶんヌメリが落ちてしまうという特徴がありますが、下処理をするしないにしても、生食系の調理法は避けるべきという事に変わりはありません。

なめこおすすめレシピ①・味噌汁

まずはなめこの調理法として特に有名で、愛好家も多い「味噌汁」から。なめこの味噌汁は、味噌となめこのヌルヌル成分が混じり合った他の具材にはない独特の風味が楽しめるのみでなく、栄養価も高く、ダイエットにも効果的と、メタボ気味の方やダイエット中の方にも嬉しいレシピです。なめこを味噌汁に使う場合は、出来る限りなめこの下処理を行い、余分なヌメリを落としておくようにしましょう。

なめこ味噌汁に合う具材と、アレンジ方法

なめこの味噌汁に入れる具材としておすすめなのは豆腐やネギ、わかめなど、豆腐の淡白な味わいはなめこのヌメリとも相性がいいため、一緒に入れる事をおすすめします。和風の味噌汁にするのみでなく、ゴマ油を少量入れてみたり、ラー油を少量垂らし、味をアレンジするのもおすすめ。味噌汁自体が非常にシンプルな料理のため、様々なアレンジが効き、アイデア次第で食べ飽きない味噌汁が出来上がります。

なめこおすすめレシピ②・なめこそば


なめこのヌルヌルした食感は麺類全般と相性が良く、秋になったら蕎麦と合わせ「なめこ蕎麦」にするのもおすすめ。蕎麦の食感となめこのプルプルした食感が合わさり、季節を感じさせる味わいとなっています。なめこ自体が生食に適さないキノコのため、温かいそばの方がなめこの調理法に適しています。

ひと手間で更に美味しい、なめこそばのポイント

なめこそばを更に美味しくするポイントは、なめこを熱湯にくぐらせ、酒をふりかけ暫く置いておくこと。更にツユの中になめこを入れ、ひと煮立ちさせたらそのまま室温に冷まします。この手順を踏むことでなめこにツユの味が染み込み、高級感の溢れる味わいとなります。あとはかけそばを作る要領で茹でた蕎麦を入れ、大根おろしやネギなどの薬味を入れれば完成。なめこそばは寒い季節に特に美味しくなるレシピのため、秋から冬に移り変わる、肌寒い時期に食べたいレシピです。

なめこおすすめレシピ③・オクラと合わせる

なめこはネバネバ食材同士オクラと非常に相性がよく、ゆでたオクラとなめこを混ぜ合わせ、和え物にするだけでもネバネバ好きにはたまらない一品が出来上がります。更に、オクラもなめこも栄養価が高いため、野菜不足が気になると言う方にも欲しい、食卓にあると嬉しい小皿が出来上がります。オクラの他にも、更にネバネバ繋がりで、山芋から作る「とろろ」と合わせるのもおすすめです。

なめことオクラに更にプラス

元々なめことオクラ自体が、相性のいい食材同士のためプラスするといい食材は特に決まりがなく、ネバネバ食感に淡白さを加える豆腐に、食欲のなくなりがちな夏に食べたいミョウガ、ご飯のお供としておなじみの納豆に合わせるのも効果的。この食材が一番!と言う決まりはないので、色んな食材に加えてみて「一番おいしい食べ合わせ」を見つけてみましょう。

なめこを冷凍し、色んなレシピに挑戦

なめこは日持ちしにくく、購入したら出来る限り早く食べないといけなければならず、生食も出来ないと言う注意点がありますが、そこさえ気を付ければネバネバ食感が癖になる美味しいキノコです。真空パックなら1週間持つため、色んなレシピを試したい方は、真空パックで購入し冷凍保存してみましょう。特に汁物と相性がいいため、スープの具材に入れてみるのもおすすめです。