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シンボルツリーで人気な「マルバノキ」の育て方!お庭を綺麗な紅葉で彩ろう!

シンボルツリーに人気のマルバノキは、紅葉と実・ハート型の葉っぱが人気です。そして、お庭の難点である日陰にも強いという、うれしい樹木なんです。マルバノキは成長もゆっくりなので、鉢植えでの栽培も可能です。このまとめでは、人気のマルバノキの育て方について紹介します。
更新: 2021年12月19日
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シンボルツリーにはマルバノキがおすすめ

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シンボルツリーというと、すぐに大きくなって葉色が柔らかな樹木を選びたいですよね。しかし、間取りや庭の芳香によって、思うような場所が日陰になってしまったり、西日が強くあたってしまうような場所に位置することもよくあります。

そんな時は、短所のような場所でも元気に美しく見せてくれる植栽、「マルバノキ」がぴったりですよ。さっそくマルバノキについてご紹介していきたいと思います。

マルバノキがシンボルツリーにピッタリ

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マルバノキは、どんな場所でも栽培できる四季を感じられる樹木で、成長もゆっくりなのでシンボルツリーにはおすすめなんです。そんなマルバノキの葉っぱは大きくて、丸みを帯びているハートの形をした愛らしい姿をしています。

株立ちでしなやかな木立で、秋には紅葉し、葉を落とす落葉低木です。半日影でも栽培できるので、北側に位置するお庭でも、立派なシンボルツリーに仕上がります。

マルバノキの花

マルバノキの花は、実は落葉し始めた頃に開花させます。マルバノキが落葉すると、星形のような額のような形をした、赤色の花がついているのがわかります。背中合わせにして花が二マンサクの花と同じ形をしています。

開花時期は、10月末から11月ごろです。また、葉っぱと花の形がマンサクに似ていることから、マルバノキの別名が、「ベニマンサク」とも呼ばれて言います。マンサクの花は白く、マルバノキは赤茶色をした花が咲いていますよ。一年通して成長が楽しめます。

マルバノキの実

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ハートがかわいらしく、先がくっついたような状態で二つずつなっているのがわかります。葉をかき分けて、見つけるのも楽しみになりそうですね。株立ちなので、たくさん子供も楽しめる、庭の風物詩になってくれそうです。お庭にも家族にも、幸せを届けてくれるような、幸せのシンボルツリーとなるのではないでしょうか?

マルバノキの品種

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マルバノキには、二つの品種があります。もともとは、日本の暖かい地域の山林で自生して樹木でナチュラルな株立ちがおしゃれな印象を感じます。ここでは、そんなマルバノキの種類についてまとめてご紹介します。

マルバノキ

マルバノキは、日当たりがよいほうが紅葉した時に真っ赤になります。寒さに強く、夜露に晒したほうが色も濃くなるようですよ。日陰でも十分に栽培が可能で、植え付け場所にも困りませんね。シンボルツリーにも、ナチュラルな雰囲気があるのは美しいですね。

斑入りマルバノキ「恵那錦」

恵那錦は、葉っぱに斑が入っている種類のマルバノキです。葉っぱの中に、覆輪として白色が入っています。紅葉した時には、白色は少し残り、一枚の中に美しいグラデーションがあって美しいのが特徴です。

マルバノキの紅葉

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マルバノキは、紅葉が美しいシンボルツリーとして人気です。半日陰での育て方だと、紅葉の色合いに差が生じてカラフルな姿を楽しむこともできます。日当たりがよい葉っぱは、濃く真っ赤に紅葉し、半日影ではまだ緑のものや黄色・オレンジ・赤がグラデーションになって美しいんですね。

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斑入りの葉っぱは、覆輪の白がややクリーム色になって紅葉します。優しい色合いがきれいで、心も和む四季を感じるお庭になりますね。寒くなってきたころは黄色に紅葉し、寒さが厳しくなるにつれて真っ赤に色づいてきます。

この真っ赤になった葉が落葉していくと、その下から背中合わせの花が二つづつついているのが見ることができますよ。この紅葉した葉っぱを集めて、冬のリースにするのもおしゃれですね。

「マルバノキ」育て方①植え付け

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植え付けは、日当たりがよい場所・半日陰でも良く成長します。土質は、適度な湿地がある土を好みます。乾燥や西日はやや嫌います。そのため、植え付けた後は水苔などでマルチングしておくと地中の感想を抑えることができると思います。

庭に植え付けする場合は、休眠期の12月から1月に行います。掘り出した土を天地返ししておき、元肥として有機質肥料をすきこんで土づくりをしておきましょう。株よりも大きめの穴を掘って植え付け、たっぷりの水を遣りましょう。

用土

植え付けに使う用土は、水はけがよく適湿を保つ土を作ります。そのため、赤玉土:完熟腐葉土を7:3割合で混ぜ合わせましょう。保湿することも大事ですが、あまりにも水はけが悪いと、植え付けた後に根腐れをおこしてしまいます。

赤玉土は、中玉を使って根がよく絡むよおうにしましょう。植え付けた後は、成長に合わせて支柱をしておきます。

「マルバノキ」育て方②成長に合わせた肥料

庭に植え付けた場合の肥料は、1月に緩効性肥料を寒肥として施肥します。この時期に肥料を与えておくことによって、成長の促進・新芽の促進に効果的です。また、成長に合わせてその都度液肥などを与えるようにしましょう。

夏場の体力が奪われる時期には、液体肥料のほうが即効性があってすぐに回復できます。週に一度、液体肥料を薄めて水やりの代わりに与えるようにするとよいでしょう。

「マルバノキ」育て方③水やり

保湿をしっかりしておくようにします。特に、夏場はひでった時間が続くと乾燥して葉が落葉してしまいます。株立ちの枝を切らなくてはならなくなるほど弱ってしまうと、株自体にも悪影響をおこしてしまうので、水やりは気をつけましょう。

夏場は、たい肥でマルチングしてしたりしき藁やミズゴケでも効果的です。鉢植えの場合は、半日陰に移動して育てるのもよいでしょう。

「マルバノキ」育て方④剪定

マルバノキの剪定は、成長がゆっくりなのであまり必要はありません。また、自然にまとまる樹木なので、あまり広がるようになるまで放任でも構いません。他の樹木の妨げになってきたら、少し整える程度の弱剪定を行いましょう。

剪定方法

成長しすぎて株立ちが大きく広がってくと、シンボルツリーの周りに植えている植物に日が当たらなくなってきたりします。そんな時は、軽く弱剪定を行います。剪定方法は、重なった枝・細く弱い枝・病気になっている枝などを間引く程度にします。

枝分かれしている部分で枝を間引く程度でも大丈夫です。剪定でとった枝を、挿し木にした増やし方もできます。

「マルバノキ」育て方⑤増やし方


開花後の種を取って、種まきでの増やし方と、挿し木を使った増やし方があります。しかし、種からでの増やし方では成長がおそい上、樹木として扱うには何十年にもかかってしまいます。そのため、マルバノキの増やし方は、挿し木で行うのが一般的です。ここからは、挿し木での増やし方についてご紹介します。

挿し木の増やし方

マルバノキは挿し木での増やし方で行いましょう。挿し木の適時は、6月から7月中旬までの梅でに行いましょう。挿し木に使うのは、去年伸びた若い枝を三等分にして真ん中の枝を挿し木に使用します。

切り口をカットして一時間水に吸わせて、挿し木用土に挿し木しましょう。挿し木後は、日陰で養生しておきましょう。成長して根が出てきたら、鉢植えに植え付けします。

種まき

葉が落葉した後の花が終わって、いくつかの種ができたらすぐに採取します。マルバノキの種を採取した後は水にさらして置きとげとげの毛を通り除きます。低温にさらされないと芽吹かないので、次の春までは冷蔵庫にて保管して大きましょう。

保管するときは、種がカラカラに乾燥しないように、キッチンぺーパーを湿らせたものにくるんでおきましょう。春になったら種まき用培養土に植えて、新聞紙などで湿らせて養生しておきます。芽吹いたら太陽に徐々に成長させてあげましょう。
 

「マルバノキ」鉢植えの育て方

マルバノキは、成長がゆっくりで低木なので、鉢植えで育てることも十分にできます。植え替えるのも、毎年ではなく、鉢植えの底から根が出てきてからでよいのでローメンテナンスだといえますね。剪定も、鉢植えで育てれば、株たちが大きく広がりすぎることもないので安心して育てられそうです。

「マルバノキ」鉢植えの育て方①植え付け

マルバノキの苗は通年販売されていますが、植え付けの時期は、葉が落葉してからの休眠期に入ってから行いましょう。夏の暑さを経験した大株のマルバノキは、鉢植えでも育てやすく根もしっかり張っているものが多いです。鉢植えは、根巻きのマルバノキよりも2周り大きいもの用意しておきましょう。

植え付け方

鉢植えの植え付けも、適期は2~3月と10~11月です。休眠期の落葉したころに行うと良いでしょう。植え付けた時には、必ず支柱を立てて倒れないようにしましょう。また、寒さに急に当ててしまうと株がびっくりしてしまうので、暖かい場所に移動できるようだったら移動してあげましょう。

「マルバノキ」鉢植えの育て方②植え替え

植え替えや移植にも強いので、鉢植えから根が出てきて鉢植えの中に根が回っている状態になったら植え替えましょう。植え替える場合は、今の鉢植えよりも2周り大きめの鉢植えに移し替えます。株立ちになる樹木なので、横張があります。口が広い鉢植えだとなおよいと思います。

庭に植え替え

大きくなったマルバノキは、鉢植えから庭植にも移植することが出来ます。マルバノキは萌芽力もあって株立ちになるので、横幅を広くとって植え付けるとよいでしょう。

マルバノキ詳細情報


マルバノキを育てるにあたって、マルバノキの基本情報をまとめました。マルバノキの特徴もあわせて、ご紹介します。

科名属名

マルバノキの科名属名は、マンサク科マルバノキ属です。

学名

学名は、「Disanthus・cercidifolius」でした。 

和名別名

マルバノキの別名は、ベニマンサク(紅万作)とも呼ばれています。

原産国

マルバノキの原産国は、日本です。このマルバノキは、千利休も愛したといわれています。

マルバノキの特徴

マンサクの仲間のマルバノキ。日本の本州・中部地方よりも西側の暖かい地域で自生していた樹木です。マルバノキは、「丸い葉の木」という、葉の見た目で名付けられた所以があります。

その葉っぱは紅葉が美しく、成長が緩やかな低木で、ヒトデや星のような形をした真っ赤な花を咲かせます。株立ちになった樹木が魅力的ですね。

一本立ちよりも株立ちになっているほうが、よりナチュラル感を演出できるということで、近年シンボルツリーとして人気になりました。日陰でもきれいに紅葉します。

マルバノキで明るいシンボルツリー

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いかがでしたか?マルバノキは、葉も大きくてハート形なので女性にも人気ですね。紅葉したら真っ赤やオレンジ色のグラデーションが美しく、綺麗なハートの葉っぱがかわいらしいです。

ハート形のコロンとした実も可愛く、花が落ちた後の星形の額もおしゃれです。子供からお爺ちゃんまで楽しめる、すてきなマルバノキでした。日陰にも強いので、おしゃれにシンボルツリーとして扱ってみてはいかがでしょうか?