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プミラの種類と育て方のコツをご紹介!植え替えや剪定はどうする?

プミラはとても可愛らしい観葉植物。小さくて丸い葉が印象的で、見た目以上に強く育て方や増やし方が簡単です。プミラは鉢植え、地植えどちらでも栽培でき寄せ植えの足元にも素敵です。プミラの剪定や植え替えなどの育て方や増やし方、枯れる原因などをご紹介いたします。
2020年8月27日
Yukari.S
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プミラってどんな植物?

プミラは、とても強くて育て方や増やし方も簡単な観葉植物です。プミラは、ツル性の植物で、這うように枝を伸ばしながらぐんぐんと成長します。地植え、鉢植えどちらでも栽培することができます。そのため、寄せ植えの足元に植えたり、ハンギング仕立てにするなど様々なシーンに使われガーデナーに人気があります。プミラはあまり日当たりのよくないところでも元気に育つので、トイレやベッドルームといったあまり明るくないお部屋に飾るのもおすすめです。

プミラはゴムの木の仲間

プミラの属するフィカス属は、大きくゴムの木の仲間に分類されます。プミラの枝を切ってみると、白っぽい樹液がなかから出てくるのを確認できます。白い乳液状の樹液はゴムの木の仲間特有のもので、ひとによっては皮膚に直接触れると皮膚炎などを引き起こすことがあります。それほど神経質になる必要はありませんが、プミラを剪定や挿し木などをする場合には、ビニール手袋を着用すると安心です。またプミラの白い樹液は、洋服などにつくと落ちにくいので、剪定や挿し木の際は汚れてもよい作業着やエプロンを着用するとよいでしょう。

プミラの花の特徴

プミラをはじめとするフィカス属の花は、独特の花姿をしています。たとえば同じフィカス属に属するいちじくをイメージしてみましょう。食用となる実の部分のなかに花が咲きます。実の部分のことを花嚢と呼び、プミラもいちじくと同じように、花嚢のなかに小さな花を咲かせます。

プミラの葉の特徴

小さな丸みを帯びた葉っぱが観葉植物として魅力的なプミラ。グリーンと白の葉色のものが有名です。ほかにもグリーンとライム色の葉色のものなどがあります。

プミラの基本データ

科名属名

クワ科フィカス属

学名

Ficus pumila

和名

プミラ

別名

おおいたび

英名

Creeping fig

原産国

日本、東アジア


プミラの花言葉

プミラには2つの花言葉が存在しています。どちらの花言葉も前向きでポジティブな意味合いのもの。プミラは観葉植物として人気があるので、挿し木などで増やして大切な方に花言葉を添えてプレゼントしてもいいでしょう。

花言葉1「あなたは私を元気づける」

プミラは、ぐんぐんと茎を伸ばしながら成長する植物です。生命力にあふれたプミラの草姿からイメージされて、「あなたは私を元気づける」という花言葉が生まれました。贈り物にも喜ばれる花言葉ですね。元気のない友人や家族にプミラの鉢植えをプレゼントしてこの花言葉を伝えると素敵ですね。

花言葉2「知識」

プミラには、「知識」という花言葉もつけられています。プミラの葉色であるグリーンや白は、すっきりとして聡明な印象のあるカラーです。そんな草姿から「知識」という花言葉がつけられました。とても素敵な花言葉なので、花言葉を添えてプミラの寄せ植えをプレゼントにしてもよいですね。

プミラの種類

日本で園芸用に出回っているプミラの種類はそれほど多くありません。大きく分けると、葉っぱが斑入りの種類か、グリーン一色の種類です。寄せ植えやガーデンに合わせてお好みの種類をチョイスしましょう。

おすすめの種類1・斑入りプミラ

プミラと言えば、この白い斑入りの種類を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。斑入りプミラは、グリーンと白のコントラストがとても可愛らしく、寄せ植えの材料として大人気の種類です。ただし、白い斑は、お日様の光があることであらわれやすいので、室内に斑入りのプミラを飾る場合は、窓辺などの光のあたるところに置くことをおすすめします。

おすすめの種類2・グリーン葉プミラ

プミラには、グリーン一色の葉色の種類もあります。斑入りの種類と比べると、スタイリッシュですっきりとした印象。あまりプミラの存在感を目立たせたくないシーンに重宝します。

プミラの育て方1「土づくり」

プミラは、水はけのよい土壌を好む植物です。寄せ植えや鉢植えの場合、小粒の赤玉土に鹿沼土や川砂を混ぜたものを準備しましょう。市販の観葉植物栽培用の土を利用してもよいでしょう。地植えの場合は、土を軽く掘り起こして少し鹿沼土を混ぜ込んでおくとよいでしょう。

プミラはハイドロカルチャー栽培も可能

ハイドロカルチャー栽培とは、土を使わず専用の資材を使っておもに観葉植物を水耕栽培する方法です。穴のあいていないガラスの器などに、ハイドロカルチャー専用のハイドロボールやハイドロサンドを入れて、プミラを植えます。ハイドロボールやハイドロサンドにはさまざまな鮮やかな色の種類があり、それだけでインテリアになります。窓辺などに飾っておくととても可愛いです。いろいろな観葉植物でハイドロカルチャー栽培ができるので、いくつかを寄せ植えしても素敵です。ただし、プミラはハイドロカルチャー栽培の難易度が少し高い植物。こまめに水を変える、ハイドロカルチャー専用の液体肥料をほどこすなどして、株を安定させましょう。

プミラの育て方2「肥料」

プミラは、丈夫な植物で肥料を与えなくても枯れるようなことはありません。ただし、肥料を与えると生育スピードがあがります。プミラには、春から秋にかけての成長期に、穏効性の固形肥料もしくは液体肥料を1カ月に1度くらい与えるとよいでしょう。プミラを地植えにしている場合は、有機肥料を用いてもよいのですが、寄せ植えや鉢植えにしていて屋内に飾りたいときは、化学肥料を使ったほうがよいでしょう。有機肥料はコバエなどを寄せ付けることがあります。


プミラの育て方3「水やり」

プミラへの水やりは、季節に合わせて変化させます。春から秋の気温が15度以上あるプミラの成長期には、地植え、鉢植えともに、プミラを植えている土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。そして、冬になって気温が15度を下回りプミラの休眠期になったら、水やりの頻度を少し減らします。地植え、鉢植えともに、だいたいプミラを植えている土の表面が乾いてから2~3日たって水やりをするのが目安です。

プミラには葉水をしよう

プミラには、通常の水やりとは別に、葉水をするとよいでしょう。葉水とは主に観葉植物におこなう水やり方法で、霧吹きを用いて葉っぱに水を吹きかけます。葉水はプミラの乾燥対策だけでなく、アブラムシやハダニといった害虫予防にも効果的です。毎日1回、葉水をすることを習慣にしましょう。

プミラの育て方4「場所」

プミラは、日当たりのよい風通しのよいところを好みます。ただし夏の直射日光は苦手で、強い光に当たりすぎると葉焼けを起こして葉っぱが枯れることがあります。プミラを地植えにしている場合は、遮光ネットなどを用いて直射日光からプミラを守ってあげましょう。鉢植えの場合は、真夏は室内や日陰に移動させるとよいでしょう。なお、プミラには耐陰性があり、それほど日光の当たらないところでも枯れることはありません。

 

プミラの育て方5「植え付け」

プミラの植え付けに適した時期は、5~7月ごろです。土を準備した鉢にプミラの苗を植え付けます。地植えの場合は、少し掘り起こして土をやわらかくしておきましょう。植え付けたプミラがしっかり根付いて安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。

プミラの育て方6「植え替え」

プミラは、生育旺盛な植物なので、鉢植えにしている場合は定期的に植え替えをおこないます。定期的な植え替えをすることで、プミラが根詰まりを起こして枯れるのを防げます。プミラの植え替えに適した時期は、5~7月ごろです。だいたい1~2年に一度の割合で植え替えするとよいでしょう。これまで植えていたものよりひとまわり大きな鉢を準備してプミラを植え替えます。植え替えたプミラがしっかり根付いて安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。

プミラの育て方7「剪定」

プミラは、春から秋の成長期に剪定をおこないます。足元の古くなってきた葉っぱや、見た目に邪魔な枝を清潔なハサミなどで切り取って剪定しましょう。剪定した枝は、花瓶などに挿して飾ると可愛いです。また、剪定した枝を挿し木に利用してもよいでしょう。

プミラの剪定には手袋を着用しよう

プミラの属するフィカス属は、ゴムの木の仲間です。プミラを剪定すると、枝から白っぽい樹液が出てきます。樹液に直接手で触れると、皮膚がかぶれることがありますので、プミラを剪定するときは、しっかりとした手袋を着用しましょう。もしも樹液が手などについてしまったときは、すぐに流水で洗い流すとよいでしょう。

プミラの育て方8「病気」

プミラは、ほとんど病気の心配はありません。

プミラの育て方9「害虫」

プミラには、アブラムシをはじめとする害虫が発生します。寄せ植えなどにしていると発生した害虫がほかの植物にも悪さをしたり、逆にほかの植物に発生した害虫がプミラにもうつることがあります。害虫は放っておくとプミラが枯れることも。こまめにチェックすること、風通しをよくすることが害虫対策になります。

アブラムシ


プミラには、アブラムシが発生することがあります。アブラムシはプミラの葉っぱや茎に寄生して、プミラの栄養分を吸い取ってしまいます。アブラムシは群生して発生することが多く、アブラムシに吸われたところは白っぽく変色します。そのまま放置しておくとプミラの株全体が弱って、枯れることもあります。さらに、アブラムシの排泄物からは甘い香りがしてほかの病気や害虫を呼びこみます。二次被害を防ぐためにも、アブラムシを見つけたら、すぐに駆除しましょう。毎日霧吹きで葉水をおこなうと、アブラムシの発生を防げます。

ハダニ

ハダニは、おもにプミラの葉っぱの裏に発生します。またハダニはとても小さいため、発見が遅れてプミラが枯れることもあります。ハダニは水を苦手とする害虫なので、毎日こまめに霧吹きで葉水をおこなうとよいでしょう。万が一ハダニを見つけたら、すぐに駆除しましょう。

カイガラムシ

カイガラムシは、プミラの葉っぱや茎に寄生して、プミラの栄養分を吸い取ります。放っておくとプミラの株が弱って枯れることもあります。カイガラムシの成虫は、とても硬い殻で覆われているので、スプレーなどを吹いてもあまり効果が見られません。カイガラムシが発生したら、手やガムテープなどで取り除きましょう。

ダンゴムシ

プミラを地植えにしている場合は、ダンゴムシにも気をつけましょう。ダンゴムシは、プミラの柔らかい新芽や葉っぱを食べてしまう害虫で、そのまま放置しておくとプミラが枯れることもあります。ダンゴムシは地面に発生しやすいので、地植えにしている場合はプミラをこまめに観察して、ダンゴムシの食害から守りましょう。プミラの寄せ植えや鉢植えも、直接地面に置くのではなく、なんらかの台などに置くとダンゴムシ対策になります。

ナメクジ

ナメクジは、梅雨時期などじめじめした環境下に発生しやすい害虫です。ナメクジは、食欲旺盛で、プミラの葉っぱなどを食べつくしてしまいます。少し食べられてしまったくらいならプミラが枯れることはありませんが、プミラの株の大部分を食べられたり、成長点を食べられてしまうと枯れることもあります。プミラをこまめにチェックして、ナメクジから守りましょう。

プミラの増やし方1「株分け」

プミラの増やし方のひとつめは、株分けです。プミラの株分けによる増やし方に適した時期は、プミラの成長期である春から秋にかけてです。プミラは比較的強い植物なので、株分けによる増やし方は容易です。株分けしたいプミラを土から抜き取ります。土を軽く落として、清潔なハサミや手で、根っこを株分けしましょう。株分けしたそれぞれの株を、植え替えます。植え替えたプミラの株がしっかり根付いて安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理して、水やりを続けましょう。

プミラの増やし方2「挿し木」

プミラの増やし方の2つめは、挿し木です。プミラは発根しやすい植物なので、挿し木による増やし方は比較的簡単です。プミラを剪定したときに一緒に挿し木してもよいでしょう。挿し木による増やし方に適した時期は、5~6月ごろです。プミラの株から、枝を2~3節分切り取って、挿し木用とします。下のほうについている葉っぱを落とします。挿し木用の土を入れた育苗ポットや鉢に、挿し木します。挿し木したものから発根して苗が安定するまで、日当たりのよい風通しのよいところで管理しながら、水やりを続けましょう。根がついて本葉が数枚出てきたら挿し木苗の完成です。好きなところに植え替えましょう。

プミラを寄せ植えにしてみよう

プミラは、愛らしい葉姿から観葉植物として人気があります。小さくて可愛らしいプミラですが、実は想像以上に強くて、育て方や増やし方が簡単なので初心者にもおすすめです。また、地植えでも寄せ植えなどの鉢植えでも栽培できるのが嬉しいところ。地植えの場合、ガーデンに植えてグランドカバーのようにしても素敵です。プミラの葉姿はほかの植物との相性がよく、寄せ植えにしたりハンギングバスケット仕立てにするのもよいでしょう。足元にプミラがあると寄せ植えの完成度がぐっとあがります。