高儀 GISUKE SWM-24
TRUSCO ワイドモンキーレンチ TRMW-36
KTC(ケーテーシー) モンキレンチ WMA-250-F
トップ(TOP) ハイパーモンキ ZERO HM-32
ロブテックス UM24
バーコ パイプレンチ兼用モンキーレンチ エルゴ 90
モンキーレンチを知っていますか
モンキーレンチを知っていますか。スパナとは違います。スパナに似ていますが、スパナのネック部に調整ネジがついていて、それを回すとボルト・ナットをはさむ部分の幅が変えられます。
つまり、モンキーレンチ一本あれば、スパナのサイズ違いを何本も持つ必要がなく作業ができます。使い方もスパナと同じです。
モンキーレンチはなぜ作られたのでしょう
1790年頃にはモンキーレンチの原案があったようです。当時のボルト・ナットは、規格はありましたが手作りのため精度が非常に悪く、何十本ものレンチを持ち、その中から合うレンチを選ぶので、非常に作業効率の悪いものでした。
1891年スウェーデンで調整可能なレンチが発明され、これが現代のモンキーレンチの基となっています。
モンキーレンチの使い方
モンキーレンチの使い方を知っていますか。ボルト・ナットにはさんで回すだけと思っている方は、使い方が間違っています。正しい使い方は、移動できる下アゴ方向に回すのです。固定されている上アゴと違い、下アゴは強度上弱くなっています。上アゴ方向に回していると、ガタが大きくなるばかりか、最悪破損していまいます。
価格の高い安いは関係ありません。もちろん価格の安い100均モンキーレンチも、使い方は同じです。
モンキーレンチの選び方
モンキーレンチの選び方を知っていますか。各メーカーとも、大小合わせて4~5サイズラインナップしています。大きいサイズを購入すれば、すべてのボルト・ナットに使える。そんな選び方では、作業効率が大きく落ち込んだり、使えない場合もあります。
そのため、各メーカーはサイズを数種類用意しているのです。価格も手頃な物が多く、選び方としては、カタログや実物を見て選ぶのがおすすめです。
選んでもらうためのメーカーの工夫
以前のモンキーレンチは、どのメーカーも見た目は似たような物でした。比較するのは価格ぐらいで、その価格も似たようなものでした。今のモンキーレンチは、消費者に比較するポイントをかなり与えてくれています。
デザインや色、そして独自の機能など、各メーカーが違いをハッキリ打ち出し、他メーカーと比較して購入してもらう工夫をしています。各メーカーのカタログを並べ、比較してみるのもおすすめです。有名メーカーの選び方を考えて作られています。
100均のモンキーレンチは使えるのか
どこの地域でも、必ずと言って良いほど100均があります。100均のにもモンキーレンチは売っています。100均の工具全般に言える事ですが、ほとんどが中国製で製品精度が悪いものが多いのが事実です。100均の工具類は、日本のメーカーや有名外国メーカーと材質比較しても悪いです。
しかし、100均を良く考えると、そうでもしないと、100円台で販売できません。そんな100均のモンキーレンチは、使えるのでしょうか。結論から言えば、使い方を間違わなけば立派に使えます。
100均モンキーレンチの使い方
100均モンキーレンチは使い方を限定すれば、十分使えます。モンキーレンチやスパナは、基本的にボルト・ナットの回り止めに使用する工具で、締め付け側はメガネレンチ・ボックスレンチを使用します。
100均モンキーレンチは精度や材質の問題で、無理ができませんので、回り止め限定使用をおすすめします。一般メーカー製は、多少の無理がきくので、締め付けに使用しても良いですが、100均モンキーレンチは、滑ったりして危険な場合が多いです。
おすすめモンキーレンチメーカー6選
モンキーレンチのおすすめ6選を紹介します。価格・材質・機能など、多数あるメーカーの中から比較して選びました。メーカーと代表製品とにわけてあります。
おすすめモンキーレンチメーカー6位
高儀は新潟県三条市に本社を置く工具メーカーです。三条市付近は、昔から金属加工が盛んな地域として、全国的に有名です。高儀も古くは、鍛冶屋からスタートしています。当然、金属加工のことは、良く理解している会社で、全国展開もしている会社です。
製作・販売している製品も信頼性の高い製品となっています。モンキーレンチも数種類・数サイズ製作・販売しています。高品質でこの値段は、企業努力の賜物でしょう。
おすすめ製品 GISUKEショートワイドモンキー
ショートタイプのモンキーレンチです。最近、この手の製品が増えています。これは、ユーザーニーズに答えた製品です。JIS規格外製品となりますが、小さいので携帯や収納に大変便利です。バイクに収納して、ツーリングをした時など、余分なレンチ類を持つ必要がなく、大変便利です。
高儀のショートタイプも品質は申し分なく、他メーカーと比較して値段も安くなっています。
高儀 GISUKE SWM-24
おすすめモンキーレンチメーカー5位
TRUSCOは日本のメーカーです。1959年より創業していますが、ここ数十年で、急激に業績を伸ばしているメーカーです。工具シリーズは、PRO TOOL(プロツール)ブランドで国内・海外の支店より展開しています。国内でも、くまなく営業展開していますので、きめ細かいサービスを受けられる利点があります。
もちろんモンキーレンチも展開しています。品質・強度・制度も日本のメーカーらしく、申し分のない仕上がりで。私たちに提供してくれています。
おすすめ製品 ワイドモンキーレンチ
TRUSCOワイドモンキーレンチは、おすすめです。ワイドタイプは大きさに比例して、値段も上がってきます。DIYでは、このように大きいサイズは、年に何回も使用しませんが、必要になったとき、これを購入すると良いでしょう。値段が他メーカーと比較して安いのです。品質・強度・作りなども問題ないレベルなので、安心して使用できる製品です。
TRUSCO ワイドモンキーレンチ TRMW-36
おすすめモンキーレンチメーカー4位
BAHCO(バーコ)はスウェーデンのメーカーです。スウェーデンといえば、現代のモンキーレンチの原型が発明された国です。そうです、BAHCO(バーコ)はモンキーレンチを発明した人が創業してたメーカーで、かなりの歴史があります。
今の時代まで続いているということは、ユーザーに支持されていたという事です。メーカーの選び方の基準に十分合格です。また、超有名メーカーのスナップオンのグループに属しているということも、選び方の基準となります。
おすすめ製品 エルゴ90シリーズ
歴史あるBAHCO(バーコ)でも、現代製品の組み立て精度に合わせ、薄型タイプも発売しています。それがエルゴ90シリーズです。サイズも多種ありますので、使用個所に合わせ選ぶと良いでしょう。工具マニアなら、このシリーズをすべて買ってしまうほどのブランドです。価格は少し高めです。
バーコ パイプレンチ兼用モンキーレンチ エルゴ 90
おすすめモンキーレンチメーカー3位
モンキーレンチに限らず、工具全般における日本のトップメーカーです。世界の有名メーカーと比較しても、劣るところはありません。工具はKTCしか使わないというプロメカニックも多数存在します。プロメカニックの信頼をえている工具ですので、価格は他メーカーと比較すると、多少高いかもしれません。
モンキーレンチも、使い方・使い勝手が確実で安心感をもたらしてくれます。
おすすめ製品 モンキレンチWMAシリーズ
日本の王者KTCのモンキーレンチは、このシリーズが代表です。一見何の変哲もないモンキーレンチです。しかし、他のメーカーのモンキーレンチと並べてみると、風格が漂っています。しかし、重そうに見えても、重さは他メーカーと、それほど変わりません。KTCマニアなら、当然揃えているシリーズです。
KTC(ケーテーシー) モンキレンチ WMA-250-F
おすすめモンキーレンチメーカー2位
モンキーレンチの弱点は、回転させてボルトをはさむ幅を調整するウォームギアのガタです。回転させるため、少しの隙間がどうしても必要なのです。その隙間のため、ガタ少しずつ出てボルトをはさむ幅が少しずつ広がります。広がる度に調節が必要なのです。
その問題を解決するため、バックラッシュレスウォーム機能を採用し、機能の使い方も簡単で他のメーカーと比較しても、この機能を採用している製品はありません。日本のメーカーで、価格も手頃な製品をそろえています。おすすめのメーカーです。
おすすめ製品 ハイパーモンキZERO
トップ工業(TOP)の代表的モンキーレンチです。このメーカーのヒット製品といえます。バックラッシュレスウォーム機能の他にも、いろいろなアイディア機能も盛り込んであります。このメーカーのおすすめモンキーレンチですね。
サイズは、開き幅25mmサイズ・開き幅32mmサイズ・開き幅38mmサイズ・開き幅43mmサイズの全4サイズがあります。選び方は、作業内容によって選びましょう。大きいサイズを買えば、すべての作業に使用可能ではありません。選び方に注意しましょう。価格も手頃です。
トップ(TOP) ハイパーモンキ ZERO HM-32
おすすめモンキーレンチメーカー1位
日本のモンキーレンチのトップメーカーです。1928年に製造を開始しています。1951年にモンキーレンチが第一号のJIS表示認可を受けています。
トップメーカーだけあり、何種類ものモンキーレンチを販売しており、選び方も、このメーカーだけでカタログ比較できます。細かい機能のほか、ユーザーの事を考えた商品を企画・販売するメーカーです。
おすすめ製品 ハイブリットモンキレンチスケルトン
JIS表示認可第一号製品を販売したにもかかわらず、1998年にJIS規格外のハイブリットモンキを発売。ユーザーニーズの変化に対応したモデルであったため、大ヒット作となりました。開き幅の最大サイズも、24mm・30mm・36mm・49mmのサイズが揃っています。
このモデルから派生したスケルトンやポケットモンキも同様サイズが揃っています。価格帯も2千円付近で、他社比較できる機能も満載。おすすめできるモデルです。使い方の特徴として、薄いので他メーカーの製品が入らない所でも作業できます。
ロブテックス UM24
モンキーレンチのまとめ
DIYでスパナ・レンチ類はどうしても必要となる工具です。その中であると非常に便利なのが、モンキーレンチでしょう。100均で買える製品から高価格の製品まであります。
多種多様なモンキーレンチが手に入る日本。選び方も自分の好きなものを選べます。正しいモンキーレンチの選び方の参考になるように、役に立てれば嬉しいです。