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愛車のスペーサーは正しく付けられていますか?付け方を簡単に解説!

愛車に取り付けるスペーサーについて紹介します。スペーサーは間違った扱い方をすると危険なので正しいつけ方や使い方の他、スペーサーといっても厚みがあるものやハブリングがついたものと色々あり、それぞれのメリットやデメリット、車検についても紹介していきます。
2020年8月27日
aktk
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この記事で紹介しているアイテム

HKB SPORTS| ホイールスペーサー(4穴・5穴兼用)

HKB SPORTS |ホイールスペーサー(4穴・5穴兼用)

デジキャン| ハブリング付スペーサー3mm 73-60 SD0051

デジキャン|ワイドトレッドスペーサー10mm 114-5H/P1.5 DSP-15114510

スペーサーとは

スペーサーとは、車体とホイールの表面部分の突出量を調整する為の部品です。
メーカーや車種によって設定は異なりますが、サイズや仕様も様々で、1mmの厚みの製品から60mmのものまであり、ハブリングがついたものやPCDがついているような製品等、様々な種類のスペーサーが存在しています。

スペーサーの種類

スペーサーといってもサイズや仕様も様々なものがあり、どのようなものがあるのか迷うところでしょう。
スペーサーにも車検があるので通るかどうかも気になるところです。それぞれのスペーサーの特徴やメリットやデメリット、車検について見てみましょう。

ホイールスペーサー

一般的なスペーサーとは、物の間に挟んで間合い確保するもののことを意味しますが、車でいう場合は、ホイールの間に挟み込んで、タイヤとホイールの顔を出して見た目が格好良くなります。厚みは1mm~10mmまでと、2~3mm刻みで幅広く存在しています。

メリット

メリットとしては、タイヤとホールが外に出て見た目が良くなる事と、コーナリングの性能が調整ができる程度ではありますが向上されることの見込みや、タイヤの前後のローテーションが可能となり走行が安定します。

デメリット

デメリットとしては、ホイールの強度が落ちてしまいます。これはホイールのナットが噛む面積が減るからです。またクラックが割れやすくなってしまい、クラックが割れてしまうとタイヤが外れることがあるので危険です。

車検について

車検が難しいところですが、通常はタイヤが車の外側に少し出てくるかどうかが判断基準と考えますが、基本的にはフェンダーから外に出ている場合は、車検に通らないということになるので注意しましょう。

ハブリング付きスペーサー

ハブリングとは、車のハブに装着して使用する為のリングの事を指します。
一般的な車の場合、ハブには無数のボルトが装着されているのに加え、ハブの中心に必ず突起が備え付けられています。
通常はホイールの間に挟むような形で装着するのですが、ハブリングの場合はハブリングはこの突起の部分にはめ込んで使用する部品です。

メリット

こちらのメリットについては、純正の場合、車体のホイール取り付け面と合うような設計になっているのでタイヤとホイールは安定して回転しています。逆にこれが社外のアルミホイールになると、隙間が発できてしまい。隙間がある状態のままにしておくと、高速走行中など速度域が高い場面でハンドルがぶれることが多いのですが、そこでハブリングがあることで、この現象が治まります。

デメリット

デメリットはハブリングを取り外すのを忘れがちなところで、ハブリングを取り外す場面で、これはパンクしたスペアータイヤに取り替える時に多いです。
ハブリングを取り外すのを忘れたままスペアータイヤに交換してナットを締めると、ハブボルトを傷めてまいます。
何らかの事情でスペアータイヤを取り替えるときは、必ずハブリングから確認しましょう。

ワイドトレッドスペーサー

ワイルドトレッドスペーサーとはワイルドトレッドスペーサーとは、10mmから60mmまであるようなスペーサーとなっており、オーバーフェンダーにした時にホイールをフェンダーに合わせるのに非常に便利なものととなっています。

メリット


こちらのメリットとしては、、トレッドが広がるようになっているので車体が安定するようになるのと、ロアアームあたりからタイヤまでの距離が通常よりも伸びるようになり、テコの原理で弱い力でもサスペンションを動かすことが可能になります。

デメリット

デメリットとしては、ワイルドトレッドスペーサー自体重いので、付けると重量が重くなります。
少し重くなる程度ですが、足回りが重くなることで車の操作性等に関わってきます。
薄いスペーサーならそこまでデメリットに感じませんが、30mm等のワイドトレッドスペーサーになると車の動きが重さによって変わってきます。

ワイドトレッドスペーサーと車検

こちらの車検については、結論から言うとワイドトレッドスペーサーも基本的には車検には通ります。ただし、ワイドトレッドスペーサーでは、タイヤ&ホイールがフェンダーからハミ出しているような状態は通らないので注意しましょう。

分厚いワイドトレッドスペーサーを入れる場合は、センター出しがしっかり出来るモノを付けることが望ましいでしょう。

ホイールスペーサーの付け方

ブレーキキャリパーなどを取り外す

作業をはじめる前に、車をジャッキアップしてついているホイールは取り外しておきましょう。
それからブレーキ周りのパーツですが、ブレーキキャリパーを固定しているボルトはメガネレンチを使って外します。次に、マウンティングブラケットを固定しているボルトですが、こちらはメガネレンチで取り外していきます。マウンティングブラケットを固定しているボルトはかなり強く締付けられているので注意しましょう。

ブレーキローターを取り外す

次はブレーキローターを取り外します。こちらは強く固定されていないので、ローターの端の部分を押したり引いたりするだけで、自然と外れていくのでここは簡単ですぐにできます。

純正のハブボルトを取り外す

ハブボルトはハブによって締め付けられていますので、金槌などで叩いて取り外していきます。気をつけて欲しいのが、ハブボルトは少し弱い感じで叩いてハブボルトを取り出しましょう。強く叩いてしまうと、ベアリングを痛めてしまいます。

ロングハブボルトを取り付ける

ロングハブボルトを取り付けていきましょう。
まずは手で入るところまでロングハブボルトを取り付けていきます。ここからワッシャーを使ってロングハブボルトを圧入していき、ワッシャーを取り付けホイールナットをトルクレンチで締付けていきます。あとブレーキ周りを組み立てていきます。

ホイールスペーサーとセンターハブリングを取り付ける

最後はトルクレンチで決まったトルクまでしっかりとナットを締付けていきます。

ここで気をつけておきたいのが、ハブボルトを取り付けた直後はナットが緩みやすくなっているので、低速でテストした後に、もう一度ナットをトルクレンチで締め付けてください。

その後も、ホイールスペーサーを付けている場合は、ナットが緩みやすくなりますのでナットの締め付け確認は必ず定期的に行うようにしましょう。

ハブリング付きスペーサーの付け方

最初は錆を綺麗に

まずはジャッキアップしてホイールを取り外します。
ハブ周りに錆がついている場合は錆を綺麗にしておきましょう。

ハブリングの取り付け向き

ハブを取り付ける際の向きで気をつけて欲しいのは

テーパー面:車体側
平面:ホイール側

この2点です。
間違えないように注意しましょう。

ホイール側にはめる


次にホイール側にはめます。
ここはぴったりと入るので難しいことはありません。

車体側にはめる

最後は車体側です。
こちらもぴったりとはまるので、後はホイールと一緒に取り付けて終了です。

ワイドトレッドスペーサーの付け方

スペーサーを取り付ける

ハブ周りに汚れや錆がある場合は最初に綺麗にしてからスペーサーを取り付けましょう。
取り付けた時にガタガタになるのであれば、しっかりとセンター出しをするようにしてください。
次にスペーサーの専用ナットで指定されたとおりのトルクで締め付けます。

 

純正ハブボルトがスペーサーよりはみ出す場合

純正ハブボルトがはみ出す場合は純正ホイールは装着できません。ただしどうしても装着したい場合は、はみ出た部分をディスクグラインダーなどを使ってカットする必要があります。

スペーサーの使い方

それぞれのスペーサの付け方について紹介しましたが、それぞれのスペーサーにも使い方が異なるので、次に使い方について紹介していきます。

ホイールスペーサー

ホイールスペーサーは、間違った使い方をすると危険なのでリスクの少ない使い方を心がけます。
使い方としてはまずはハブボルトから付けるところから始まります。

8mmスペーサーの場合

ホイールスペーサーには、1mm~10mmまでとありますが、8mmからの厚いスペーサーをかませるとボルトが表側に出てこなくなります。
この状態からホイールナットを締め込もうとしても、ナットが少ししかつかなくなってしまいます。
なので、8mm以上からはロングハブボルトに切り替えましょう。

ハブリング付きスペーサー

ハブリング付きホイールのについては、最初にホイールを外して錆を落としておきましょう。
また、錆はサビ転換剤やシャシーブラックなどで塗装しておけば防げます。
あとはハブリングの裏側にグリスを塗って固着を防いでから装着します。

固着やグリスについて

固着やグリスは年に一回くらいの頻度で様子を見ながらやれば十分です。
また、パンクなどでテンパータイヤに変える時などがある場合はハブリングを外す必要があるので、外す際はマイナスドライバーは必須です。

ワイドトレッドスペーサー

こちらの使い方は、まず、仕組みとしてはボルトが付いていてこのボルトに固定されている感じになっています。
純正ハブボルトではこの長い部分が邪魔なので、この長い部分に対してはボルトに固定するようにします。

純正ハブボルトの出っ張り

中でも薄い方の10mmや15mmの場合、純正ハブボルトの先が出っ張るようになってるんですが、ホイールの裏面側部分ではホイールをつけるときにボルトの出っ張り部分に当たってしまいますが、裏側に凹みがあるならこの状態でもホイールは付けることはできます。


ホイール側に凹みがないなら純正ハブボルトを切る

逆に凹みがないならこの出っ張る部分を切断します。この純正ボルトが出っ張る分がなくなることによってしっかり装着されるようになります。

 

スペーサーの使う工具

スペーサーを取り扱う際の工具ですが、まずはホイールを取り外すために必要なジャッキやトルクレンチ、
レーキキャリパーなどを取り外す際にはメガネレンチ、ハブを抜き取るための大き目のハンマー、ハブを取り付ける際に大き目のワッシャーなどが必要になります。
これらがあればこれらがあれば一通りの作業が行うことができます。

スペーサーを使用した商品の購入先

スペーサーの購入先には、オートバックスや阿部商会、協永産業などの大手自動車用品会社などもありますが、スペーサーの専門店もあります。中には様々なスペーサーを販売しているものやワイドトレッサスペーサーの専門店などもあるので使用したいものに合わせて購入先を選んでみるのもいいでしょう。

スペーサーの値段

HKB SPORTS| ホイールスペーサー(4穴・5穴兼用)

出典:Amazon

ブランド:エイチケービー(Hkb) モデル名:HKWS5 商品重量:354 g 梱包サイズ:27.6 x 16.1 x 2.3 cm メーカー型番:HKWS5 価格:¥ 3,009(2018/09/29現在)

ホイールスペーサー

HKB SPORTS |ホイールスペーサー(4穴・5穴兼用)

出典:Amazon

ブランド:エイチケービー(Hkb) モデル名:HKWS3 商品重量:236 g 梱包サイズ:21.1 x 16.1 x 2.4 cm メーカー型番:HKWS3 価格:¥ 880

ハブリング付きスペーサー

デジキャン| ハブリング付スペーサー3mm 73-60 SD0051

出典:Amazon

3mm[73/60mm] P.C.D.:100~114.3HOLE:4H/5H対応ハブリングサイズ:外径73mm/内径60mmスペーサー厚:3mm社外ホイール用(ハブ径73mm)適合メーカー:レクサス/トヨタ/日産/スズキ 価格:¥ 4,266(2018/09/29現在)

ワイドトレッドスペーサー

デジキャン|ワイドトレッドスペーサー10mm 114-5H/P1.5 DSP-15114510

出典:Amazon
出典:Amazon

厚さ:10mm PCD/HOLE:114.3-5H ボルトピッチ:1.5 ※ボルトが突出する場合、取付面に充分な逃げがあることが条件 セット内容:スペーサー本体×2個 / ナット8個 10個 12個 / ナット締結用薄口ソケット(PCD139.7/4WD用は付属しません。) 価格:¥ 13,824(2018/09/29現在)

スペーサーまとめ

このようにスペーサーにも厚みのあるものや、ハブリングがついたもの等様々なものがあり、それぞれつけ方や使い方も異なりますが、正しい方法で扱えばリスクなく愛車にスペーサーを取り付けることができるので是非試してみましょう!